会社の選び方は注意すべき点が多い!優先順位を軸に順序よく決めよう

会社の選び方とひと言で言っても、誰でも同じようにマニュアル化されているわけでもなければ、システム化されているわけでもありません。これはどうすることもできないことですし、容易なことではありません。

しかし、その人の状況下においてはある程度の選び方は似通ってくるのかなと考えます。ただし、その場合でも共通してくることというのは、慎重さということです。

慎重さを失ってしまうと、この先何年も何十年も働くこととなる仕事場になるわけですから、後悔してしまうことで、その転職が失敗してしまうということになってしまいます。

そうならないためにも、大まかなところはどなたにも共通することになりますので、まずは、失敗しない転職における会社の選び方を考えていきましょう。

まずは自分が何をしたいのかを明確にさせる

まずはここからが全ての始まりです。転職をするということは、今の会社に対して何かしらの不満を絶対に持っているから転職したいという気持ちになっているはずです。

であれば、まずはその不満に思っていることが解決できる会社を選ばなければ、転職しても同じことになってしまう可能性が高くなってしまうことは間違いありません。

そして、それに伴って、どんな職種の仕事をしたいのかや、どんな会社で働きたいのかなど詳細なところが徐々に明確になってくるはずです。

この明確になってくる内容ができるだけ多くて、かつ自分の言葉で表現できるかがポイントです。

なぜ自分の言葉でなければいけないかというと、ただ羅列するだけとか、書き留めただけとなれば、芯が一本しっかりとしたものが通らないからです。これは、後から本当に困ることになってしまいます。

転職でいろんな情報を目にしていくと、自分の思いがブレてきてしまいます。ブレるという言い方もありますが、むしろ自分の思いがわからなくなってしまって、間違った選択をしてしまう可能性があるということです。

ここを気をつけなければいけないです。例えば、なかなか休みが取れないところに在籍していて、しっかり休みが取れるところで働きたいとします。ですから、最優先事項は休みが取れなければいけないわけです。

しかし、それを気にして探してはいるけれど、いろんな会社を見ていたらわけわからなくなってきてしまって、いつのまにか、給料の方に気が回ってしまうようになり、そっちを優先して決めていたなどです。

そういったことで、結局給料は上がったかもしれないけど、休みは今までと一緒もしくは今までより少なくなってしまったなんてことにもなり兼ねません。

これでは、最大の目的を達成できませんので、転職後、後悔して、やっぱり失敗してしまったなんてことになってしまいます。これなら、大変な思いをしてまで転職する必要なかったと思うはずです。

そういったことにならないためにも、なぜそもそも自分は転職すると決めたのかということをできるだけ細かく明確に自分の言葉で表現しなければいけないということなのです。

何がしたいかが決まれば、会社を選ぶにあたり優先順位を決める

出来るだけ自分の言葉で明確な転職先のビジョンが見えてきたことと思いますので、次は、優先順位を決めていきましょう。

優先順位というのは、どういうことかと言いますと、転職するにあたっては、これだけは絶対に譲れない項目というものがあるはずです。その項目は必ずしもひとつとは限りません。

直接転職するぞと決意をしたのはひとつかもしれませんが、そのあと転職するならこういったことも解消したいとか、こういうことをしてみたいなどいろんな想いが出てくることでしょう。

それが出てくることは決して不健全ではなく、むしろ今後の自分を見直した結果で前向きなものであるならば、いいことなのではないでしょうか。

最優先にすべきは何かを明確にする

最優先にすべきことは、先ほども述べましたが、今いる会社を辞めようと決めた直接原因である内容であると考えましょう。そうでなければ、会社をわざわざ変える必要はないのですから。

また、その内容は抽象的なアバウトなものではなく、詳細にわたって明確な文言にすべきです。まず、辞める理由をできるだけ細かく示してみましょう。

例えば、「休みが少ない」から辞めたいということが直接原因であれば、ただ休みが少ないでは抽象的すぎてどのくらいの休みの日数ならいいのかがよくわかりません。

ですから、「今まではよくて週に一回、場合によっては月に2、3回しか休めなかったこの生活から抜け出したい」ぐらいの言葉が出てこないといけません。

もっと細かくてもいいです。上記に加えて、「有給休暇なんて名目ばかりでまず取得ができなかったので、連休とかまともに取れなかった」という休みということに徹底的にこだわるのも全然ありです。

ここまで明確になってくると、こういう理由で退社を決意したんだから、転職先はこうでないところを選びたいというのがある程度明確になってきます。

例えば、今の例の場合、「次の会社では週休2日は絶対に取得できる会社」で、「欲を言えば、有給休暇が年次で取得できるせめて半分は取れるような会社」というのが自分自身の中で決められた明確な基準です。

ここではふたつ出てきましたので、どちらも叶えられれば一番いいのですが、そうはいかないこともあるかもしれませんので、その場合は、どちらが最優先にすべきかを考えればいいのです。

そうすることで、ここだけは絶対に譲れないということがより明確に自分の言葉で表現できました。あと、この転職先の優先事項が誰のためであるかということも大きな軸になり得ます。

お子さんがいらっしゃるお父さんは、今まで休みも少なくて、なかなか家族サービスをしてあげられなかったことがあるかもしれません。子どものため、奥さんのためということを考えられる方もいらっしゃるでしょう。

それはもう子供のためにもなんとか休みの取りやすい会社を選ぶのは当然のことと言ってもいいわけですから、それは意思を貫くためのとても後ろ盾になることではないでしょうか。より鮮明に目標になるはずです。

この転職を機にもう一度見直しておきたいことも洗い出す

何度も述べていますが、転職を決意するには、どうしても納得できない事柄がひとつ以上は必ずあったということです。ですから、その最たるものを払拭できる新たな会社を探すことが転職の最大の目的であります。

しかし、何かの節かもしれませんし、実はいろんなことを考えていたというようなこともひとつ以上あったんじゃないかなと思いませんか?ない方もいるかもしれませんが、ある方も相当数はいらっしゃることでしょう。

もし、そういったことがあるという方は、全て洗いざらい書き出してみましょう。そうすることでいろんなことが見えてきます。思っているだけでは実はあやふやになってしまって、目の前に霧がかかってしまい、ぼやぁっとしてしまいます。

やはり書き出してみることが大切です。それは、ただ書き出して参考にするためだけではありません。

それは何かと言いますと、この書き出したことというのが、本当に会社の問題だったのか、ただの愚痴なのか、自分に問題があることなのかどうかなどいろんな面から自分を再度見つめなおす機会にもなると思います。

こういうことを書き出して、見つめなおすと、転職先希望の会社に対しての面接で退社理由などを質問された時などにきっと役立つことになります。

こういうところは自分ではいけないところだなとかこういう機会に見つけられると意外と自分の成長につながるのかもしれません。いや自己成長に確実につながります。

そして、自分のわがままや、これは自分に問題があったことについては、自分が改善していくしかありませんので、改善するしかありません。

しかし、それ以外については、今後同じ気持ちにならない、同じ思いにならないためにも再度書き出して、まとめあげて、それらに対して、順番をつけて行きましょう。

そうすると、自身でどういった会社を選べばいいのかということが見えやすくなるのではないでしょうか。最優先事項よりは優先度は当然下がることにはなりますが、選ぶ際に気にするようにはなるでしょうから、参考には確実になります。

そうすることで、会社を選ぶ際に相当影響することになることは間違いありません。そして、最優先事項と同じように、こうしたいということに変換してまとめておきましょう。

会社を選ぶにあたってのポイント

さて、こういった会社に入りたいという項目が目に見える形で表れてきました。そうなればいよいよ会社を選んでいくことになります。ただ、ここで安易にことを進めてしまうと、また転職した後も同じことを繰り返してしまいます。

そうならないためにも慎重に慎重に進めていくことが必要です。では、会社を選ぶにあたってのポイントを上げていきましょう。

どんな業界でどんな職種をしたいのかを決める

今までやってきた業界で再びやっていくのか、この転職を機に全く別の業界に行くのかはもちろん大切です。例えば、なかなか休みが取れないといわれる業界は別の会社に転職したとしても同じことになる可能性があります。

そうなれば、転職した意味がなくなりますので、避けるようになってしまうかもしれません。ただ、それは仕方ないことですから割り切るしかありません。別業界で何か今までの経験が役立つものがあるのならそれを探せばいいのです。

また、職種も大切です。同じ業界でも別の職種に行くことができれば、休みが取得しやすくなる可能性があれば、候補のひとつにあがることは十分あります。

その可能性があるのであれば、候補に挙げることはいいかと感じます。しかし、あまり期待値を上げすぎるのもいけませんので、あくまで慎重にしていきましょう。

この転職はこの先の人生を左右するくらいの気持ちを持って考えなければいけません。また、働く地域についても考えておかなければいけません。

最優先事項をクリアできる会社をまず調べ上げる

何度もしつこいですが、転職する目的はあくまでも辞めたいと思ったことがクリアになることができる会社でなければ何の意味もありません。それがクリアしなければ、ただの一時的な感情的なものとなってしまいます。

ですから、最優先事項がクリアになる会社を探さなければいけません。ここでは、行きたい企業に対して順位をつけるというよりも、フラットな目であくまでも最優先事項をクリアできるということだけに絞って選びましょう。

数は概ね15社ぐらいでしょうか。まずは、このくらいピックアップするというくらいの比較的軽めの気持ちで選べばいいです。大企業から中小企業までここでは一切お構いなしでいいでしょう。

最優先事項以外の事柄を踏まえて絞り込む

とりあえず、最優先事項はクリアできる会社しか選んでいないわけですから、会社の求人内容に虚偽がなければ、失敗はしないということにはできるでしょう。

それでも、より良かったと思える転職をするためにも、他にも挙げた事柄を踏まえたうえで10社程度に絞り込みをかけていきましょう。ここでも、会社の規模とかはあまり気にしないようにしていった方が良いかと思います。

しかし、ここではただ絞り込むという訳ではなく、ある程度の順位付けはしておかなければいけないかもしれません。

というのは、転職するに当たってはただ会社を選ぶだけではありませんから、実際に活動を進めていかないと仕事をすることができません。

いよいよここまできたら、転職活動が本格的にスタートすることになります。10社ぐらいに絞ったところで、完全に順位づけをする必要はないですが、1~5番ぐらいはある程度順位づけをして、それ以外は同列ぐらいで大丈夫です。

ただ、会社の規模については、必ずしも大手企業が一番というわけではありませんし、中小企業が劣っているということは決してないということも頭には入れておく必要があります。

また、今の立場からステップアップをしたい場合は、今までに会社よりも小さめな会社に行って上の立場を狙いたいとか、さまざまな想いを含めた上で会社を選ぶということも考慮しなければいけないということもあります。

本当にさまざまなことがめまぐるしくなってきますので、余計に最優先事項を明確にしておくことがいかに重要なのかが生きてくるのです。

何が何でも大手が良いというわけではない

大手の企業と言えば、安定しているとかネームバリューである意味自慢できるとかいろいろといいところもあるでしょう。しかし、転職はそれだけのためにする訳でもないことは当然あるのではないでしょうか。

大手に入社できれば、システムもある程度構築されていて、安定感は中小からしてみれば群を抜いています。休みも長期連休も普通に取れるようになっていたり、羨ましいということもあるでしょう。

しかし、逆にシステムが出来上がっているために、自分の提案や想いもなかなか伝わりにくいという面もあることはあるかもしれません。こういったところをよく考える必要はあります。

一方中小企業は、これから成長しようとしていく過程において人材の募集をかけるわけですから、ある程度のリスク(給料)を追ったとしてもいい人材が欲しいわけですから、ある程度のポストと給料を目指すのであればチャンスは大きいです。

ただ、成長過程の中にあれば、どうしても仕事の負荷はかかってしまいます。ということは、休みは普通に取れたとしても、残業がとてつもなく多くなってしまったり、休みすら取れないなどということも起こってしまうことは覚悟が必要です。

それだけ責任も大きくなるわけですから、そういったところはやりがいはあるでしょうが、体力的には今まで以上の大変さになることも覚悟が必要です。

会社選びに失敗しないために

いろいろと述べてきましたが、どんな事情があれど、今の会社に見切りをつけたということで転職を決意したわけですから、その転職を失敗させるわけにはいきません。

ただ、成功というのを実感するのはもしかすると転職先に入社してしばらく経たないとわからないかもしれません。それでも、まずは自身のこれだけは絶対に譲れないというところだけは貫き通すことが必要です。

ここが崩れてしまうと、転職を決意したあの時の気持ちが無駄になってしまうことになります。それだけは絶対に避けてほしいですし、その悔しさや、嫌な気持ちを忘れることなく転職活動に臨んでいくべきでもあります。

ですから、しっかりと行きたい会社はどういうところかというのを明確にしながら、調べられる情報をとにかく調べつくして後悔のない転職活動をしていただきたいです。

そうすることで、まずは失敗しない転職の第一歩は踏むことができることになるでしょう。そのためにも会社を選ぶ際には、ここで述べてきたことを是非参考にしていただきたいです。