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薬剤師がドラッグストアへ転職するポイントや志望動機の書き方、メリット・デメリット

薬剤師がドラッグストアに転職するメリット・デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

今回は薬剤師がドラッグストアに転職する時のポイントや志望動機の書き方、転職先としておすすめのドラッグストア求人について見てみましょう。

薬剤師がドラッグストアに転職するメリット

OTC薬を患者に提案できる

薬剤師がドラッグストアに転職するメリットの一つに、自らの判断でお客さんに医薬品の提案ができるという点があります。

受け付けた処方箋通りにミスなく調剤するという性質の調剤業務とはまた違う、OTCのカウンセリング販売業務をすることができます。実際に、調剤のような受身の業務内容に現界を感じ、自ら働きかけて医薬品の提案ができるドラッグストアのOTC販売への転職を考える薬剤師は多くいます。

知ってのとおり、多くのドラッグストアには登録販売者がおり、登録販売者は第2類医薬品と第3類医薬品の販売をすることができます。しかし、第1類医薬品や要指導医薬品を販売できるのは薬剤師のみです。

薬剤師としての知識を生かしながら、患者に自ら提案をしたいという人にとっては、ドラッグストアはオススメの職場と言えるでしょう。

 

平均年収が高い

ドラッグストアは、他の薬剤師の職種に比べて年収が高い傾向にあります。

1年目から年収レンジは他職種とは違い、初任給から病院や調剤薬局の薬剤師と比べ100〜200万円以上もの年収をもらえます。

その後の昇級制度もしっかりあり、大手ドラッグストアで正社員として働いた場合、2〜3年目で店長、5〜7年目でブロック長へと役職が上がるのが一般的です。

年収はそれに伴い、働いていくうちに650〜800万円程度までは望めるでしょう。

参考記事:薬剤師の年収相場(勤務先別)と、年収を上げるための3つの方法

 

薬剤師がドラッグストアに転職するデメリット

勤務時間が夜遅くなることがある

ドラッグストアの勤務時間は、病院や調剤薬局と比べ、基本的に遅くなることが多いです。21時や22時まで開けている店舗も多いため、勤務時間もそれに伴い遅くなってきます。

また基本的に勤務はシフト制になっていて、遅番と早番があります。日によって朝が早かったり夜が遅かったりするため、体力的には辛い職場であると言えるでしょう。

しかしドラッグストアの中にも、あくまで調剤薬剤師としての採用となり、調剤室が閉まれば業務が終わるような企業もあります。

各ドラッグストア企業がどのような勤務シフトを組んでいるかなどは、求人票上には明記されない場合が多いため、事前に転職アドバイザーに確認しておきましょう。

参考記事:薬剤師の勤務時間、残業の少ない職場に転職するためのポイント

 

品出しやレジ打ちなどの業務がある

ドラッグストアでは、少なからず品出しやレジ打ちなどの業務が発生してきます。

OTC薬剤師として勤務する際には、それらの業務はMUSTであり、医薬品以外の日用品の品出しやレジ打ちもすることになります。

一方調剤薬剤師として勤務する場合は、基本的には調剤室での調剤業務がメインとなります。お客さんが混んできた時間のみ、他のスタッフ同様、品出しやレジ打ちを手伝うという企業も多いです。

各ドラッグストアの品出しやレジ打ち業務の、日常業務の中での割合なども求人票には載っていないため、転職アドバイザーに事前に確認してもらいましょう。

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薬剤師がドラッグストアへの転職を成功させるためのポイント

ドラッグストアでやりたいことを伝える

ドラッグストアで勤めたことがない薬剤師がドラッグストアへの転職を考えている場合、なぜドラッグストア業界に興味を持ったのかは、必ずと言っていいほど聞かれる質問でしょう。

その質問に対し「今までOTC販売を経験したことがないから興味がある」と面接時に答える薬剤師も多くいますが、「なぜOTC販売なのか」「ドラッグストアで何を実現させたいのか」をより具体的に答えられるようにすると良いでしょう。

具体的な志望動機に関しては、後ほど記述していきます。

 

夜勤や他店舗のヘルプなどにも対応できることを伝える

ドラッグストア薬剤師として勤務するにあたり、どうしてもついて回るのが体力的な問題です。

特に夜遅くまでの勤務や他店舗へのヘルプなどは、対応できる薬剤師の方が採用されやすいことは容易に想像できるでしょう。

もちろんそのような勤務はないに越したことがないかもしれませんが、夜勤務は給与が上がったり、他店舗ヘルプすれば出世もしやすかったりするのも事実です。

選考時には、仕事とプライベートのバランスも考えつつも、このような業務にも柔軟に対応できることをお伝えしましょう。

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薬剤師がドラッグストアに転職するときの志望動機の書き方のポイント

OTC業務に興味がある場合

もしOTCカウンセリング販売に興味がありドラッグストアへの転職を考えている場合、志望動機の一例として以下のようにすると良いでしょう。

「国として医療費削減の方向へ進んでる昨今、予防の観点で患者を支えることが今後薬剤師に求められていくと思い、患者やその予備軍の方にも頼りにされる薬剤師になりたいと考えたから」

このように述べることで、一医療従事者として今後の国の方針も把握しているというアピールにもなりますし、今後より多くの人の役に立ちたいという気持ちが伝わる良い志望動機になっています。

 

調剤業務に興味がある場合

ドラッグストアの調剤業務に興味がありドラッグストアへの転職を考えている場合、志望動機の一例として以下のようにすると良いでしょう。

「調剤薬局ではどうしても隣接クリニックの処方箋を持ってくる患者が多くなりますが、ドラッグストアでは地元のかかりつけ機能として、薬目的というより薬剤師目的で来店される方が多いと考えます。私は地元の住民のかかりつけ薬剤師として地域に貢献したいと考え、ドラッグストア業界を志望しますし、そのためには日々惜しまず勉強していきます。」

ドラッグストアは面で処方箋を受けていることが多いため、薬剤師の知識量や接客態度によって患者数が変わってくることに着目し、その中でも”選ばれる薬剤師”になるために頑張っていきたいというような、非常に前向きで好印象な内容となっています。

参考記事:薬剤師の志望動機の例文と書き方のポイント。転職のプロが語る!

 

薬剤師の転職先としておすすめのドラッグストア

ウエルシア薬局株式会社

現在、売上額全国トップかつ出店ペースも加速中で最も勢いがあるのが、ウエルシア薬局です。

もともとアメリカ型のドラッグストアを目指して日本で発足した企業で、企業が目指す薬剤師としてのあるべき姿が、そもそも他のドラッグストアとは異なっています。

薬剤師には、在宅医療で地元の住民に貢献したり、OTCコーナーに来たお客さんに積極的な声かけをして悩み相談に乗るというような外交的な姿勢が求められます。

またアメリカの薬剤師は地位や年収がかなり高いため、それを目指すウエルシア薬局も、日本のドラッグストアの中では薬剤師の年収をより高く提示しているという事実があります。

今一番勢いのあるドラッグストアで、最高の待遇を受けながら、外交的に働きかける薬剤師になりたい方にはぴったりの企業です。

 

マツモトキヨシホールディングス

日本のドラッグストアとして1番ネームバリューがあるのが、マツモトキヨシです。2016年まではずっとドラッグストア業界の売上トップを走っており、歴史も長い会社です。

現在は、従来のOTCカウンセリングに加えて調剤併設の店舗も増やしてきており、利益拡大と1位奪還を狙っています。

マツモトキヨシの特徴としては、将来のキャリアパスがかなり豊富であることが挙げられます。

例えば商品開発部では、MK CUSTOMERという独自のブランドを立ち上げ、プライベート商品を開発しています。また海外事業部では、タイや中国を中心としたアジア圏内の店舗の管理や、新たな海外の店舗の出店計画を立てるような業務も発生してきます。

通常の薬剤師ではなかなか経験できないような、サラリーマンのような職種へのキャリアパスがあるのが、マツモトキヨシホールディングスの強みと言えるでしょう。

 

まとめ

今回の記事では、薬剤師がドラッグストアへ転職を考えるときに考慮するべきことや、参考になる情報を記載してきました。

ドラッグストアは基本的にシフト勤務になっており、事前にどのようなシフトを組んでいるのか、把握しておくことが入社後のミスマッチを減らす上でも必要です。

薬剤師転職サイト・求人サイトランキングを参考にしながら、薬剤師専門の転職サイトをうまく活用していくことで、転職活動を効率よく進めることができたり、入社前に職場の実情を教えてもらったりすることができるなど、様々なメリットがあります。

是非うまく活用して、満足のいく転職にしていくことをおすすめします。