上司が嫌い。どうしても無理で辞めたいと思ったときのセオリー

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あなたは嫌いなタイプの上司に仕えたことがありますか?なければラッキーですが上司は部下を選べても、部下は上司を選べません。

いつ嫌いなタイプの上司と一緒に働くことになるか分かりません。「上司が嫌いで嫌になる、あー辞めたい。」その時どのような対応をしたら良いのでしょうか?

また、上司の暴言や理不尽な行為・要求などがあるとストレスになり人格が損なわれて「うつ病」を発症することにつながります。緊急対応が必要です。

これらの問題にどのように取り組んだら良いのか取りあげてみます。

2社のアンケート調査から分かる嫌いな上司のタイプ

最大手の転職エージェントが、2017年度上半期に転職活動をした約4万人に対して実施した転職理由のアンケート調査では、「他にやりたい仕事がある」「会社の将来性への不安」「給与に不満」がベストスリーになっています。

これに対して「上司が嫌い」等の人間関係に悩んで転職した人は14位で低位に留まっています。

しかし、厚生労働省が実施した「平成25年若年者雇用実態調査」では、初めて勤務した会社の離職率は男女ともに「1年から2年未満」が最も多く、男性21.4%、女性21.1%です。

そして離職理由に「人間関係が良くなかった」をあげた人が全体で19.6%、女性に限ると22.8%にのぼり、離職理由の第3位にランクインしています。

また、若い人ほど人間関係で転職を決心する傾向が強いことがうかがえます。若ければ上司が嫌いなことを理由に転職しても数回程度なら経験を積む意味で有益なことが多いですが、転職先の会社は即戦力を求めています。

技術や資格を持っていないと年齢が上がるにつれて転職の困難度が増加します。給与や福利厚生が不満、あるいは仕事が自分に向いていない、キャリアアップを図りたいなどの理由があれば別ですが、人間関係に起因する転職は慎重にすべきです。

配属先の上司に嫌悪感を持っただけで転職をすると「こんなことなら前の会社の方が良かった」と思う場面が出ることも予想されます。

転職行動に移る前に、嫌いと言われる上司のタイプについて見てみましょう。

「上司が嫌い」な理由のアンケート調査結果

大手の転職エージェントが2011年にエンジニア300人(25~39歳)に対して実施したアンケートの中で「嫌いな上司」のトップ10は次のような結果が示されています(複数回答)。

  • 1責任から逃れようとする
  • 2口ばかりで行動を起こさない
  • 3理不尽なことで叱る
  • 4こちらの話を聞かない 自分勝手
  • 5うそをつく
  • 6部下の手柄を横取りしようとする
  • 7マネジメント力がない
  • 8上司の顔色やご機嫌ばかりを窺って仕事をする
  • 9部下を信用していない
  • 10叱らない、ほめない、部下に無関心でコミュニケーションを取らない

この傾向を確認のため調べたところ、ランキング調査会社が2017年5月に全国の約13000人を対象に実施したアンケート結果は次のようでした。順位に多少の変動はありますが同じような結果が示されています(複数回答)。

  • 1責任逃れをしようとする
  • 2自分勝手
  • 3理不尽なことで叱ってくる
  • 3口ばかり・自ら行動を起こさない(3と同率)
  • 5上司の機嫌を取ったり、顔色を窺っている
  • 6部下の話を聞かない
  • 7マネジメント力がない
  • 8部下を信用しない
  • 9うそをつく
  • 10部下に無関心

アンケート調査結果から判断できること

両方の調査結果を比較すると、「責任逃れ」「口ばかりで行動を起こさない」「自分勝手」「理不尽なことで叱る」が上位4位以内に入っています。

調査時点やサンプル数が違っても嫌いな上司の主要タイプは変わらないと判断できます。

あなたが自分の上司を嫌いだと思っていたら、どのタイプに該当するでしょうか?

部下と上司との関係を見直し、関係改善に取り組んだ後で結論を出そう

上記の調査結果は、会社員であれば自分が被害にあったことがなくても納得できるものと思います。このような態度・振る舞いがなぜ出るのか原因を考えてみます。

○○長と肩書を授かった人は、その瞬間から喜びと同時に部下を持つことへの責任を感じます。 日本の会社組織は大部分がピラミッド型の支配構造を持っており、「長」の権限は大きいからです。

「長」になると部下との間は支配・被支配の関係になり、部下を統率しながら自分の手柄になる成績をあげ、さらに上のランクに上がろうとするのが一般的です。

このために「ミスは許されない」「出世に響く」と考え、ミスが出た場合に本来は「長」である自分が責任を取るべきなのに部下に押し付けるなど「責任回避」の行動に出る上司が多くいます。

この傾向は、会社組織に留まらず役所などの行政機関や国会議員の間でも散見されます。残念ですが現実問題として受け止め、対策を立てる必要があります。

上司の態度が好ましくなかったら、部下から積極的にアプローチする

あるアンケート調査では、約3割の人が自分の上司を好ましく思っていないという結果が示されています。

会社組織を設立する時は定款というものを作成しますが、定款には必ず会社の事業目的を掲げます。

その事業目的に沿って全社員が一丸となって活動し、円滑なマネジメントをすれば、社会に貢献できるとともに最終的に自社利益として還元されます。

あなたもその歯車の1つとして活動しています。その時の経済状況もありますが、全ての歯車がかみ合って順調に動くことで目的が達成できます。

上司の行動が職場の士気を削ぐなどすれば歯車が停滞しますので、目的の達成が困難になり、最悪の場合は倒産することもあり得ます。

歯車の停滞を防ぐために、部下は上司に上司らしい行動を促すアプローチをすることが求められます。換言すれば、部下が上司を教育するシナリオを作って演出することで上司を変えるのです。

難しく考える必要はありません。「おはようございます」の朝の挨拶から始まり、「○○長、今日はしゃれたネクタイをしていますね」など気楽に声掛けして常日頃からコミュニケーションをスムーズにできる雰囲気を職場で作るよう心がけます。

お互いに軽い冗談が言えるようになれたら大成功です。

初めのうちは戸惑うかもしれませんが、継続するにつれて上司も変化します。○○長と呼ばれると自分は一国一城の主だと思い込み威張ったりしますが、本心は部下とは立場の異なる孤独な人なのです。

部下からのアプローチでその殻から解放してやることができます。

上司が部下を無視するから部下も上司を無視して仕返しする行動をとると職場の雰囲気が悪くなりお互いにストレスが溜まります。

上司の歯車が欠けたり潤滑油が足りなくて正常な回転をしない時は、部下がその修復を試みることで正常に戻すことも可能です。

上司の本来の役割を自覚させる部下からのアプローチが大切です。

「責任逃れ」を止めさせる方法

責任逃れを止めさせるには、十分なコミュニケーションが取れるようになった段階で、 自分が抱えている全ての案件について、計画・進行状況・今後の展開など詳細を報告し確認を取ることです。

「お前に任せる」と言われたら「このような方向でよろしいですか?ご意見はありますか?」あるいはある案件の方向性について「俺はそうは思わない」などと言われたら「どのような考えをお持ちですか?」など質問して確認するようにします。

確認することで、逃げ道を塞ぐことができます。

その上で、 業務日記などを作成してやり取りを記録しておきます。1冊のノートに時系列で記録するようにします。

責任の所在を問われた時に強力な証拠になります。

転職行動に踏み出す場合は周到な準備をする

上司と上手くやっていけないと思い転職を決心した時は、 現在の自分の状況を点検して、転職を成功させるために周到な準備をする必要があります。

転職活動中の生活資金、キャリアアップを目指すなら資格取得などの研修費など十分チェックした上で行動に移すようにします。  

雇用保険(失業中の基本手当)について確認する

真っ先に確認が必要なのは、転職活動中の生活資金の確保です。相当の蓄えがあれば、雇用保険の基本手当を貰わずに、転職エージェントを通じて転職活動をする手もあります。

失業期間中の生活費を確保しなければならない場合、会社都合の退職であれば雇用保険に加入していて退職した時に法定の受給資格を満たしていれば、それほど苦労せずに基本手当を貰えるのが一般的です。

手当額や支給期間は人によって異なりますので、ハローワークの審査を待つことになります。

自己都合による退職は3ヵ月の支給停止期間があります。ハローワークに登録してから3ヵ月は収入がないことを覚悟する必要があります。

就業能力のランクを上げる制度の利用を検討してみる

会社を退職して新たな資格・技術を得て再就職したい時は雇用保険の被保険者であれば、厚生労働大臣の指定する教育訓練を受講・終了した時に本人が支払った教育訓練経費の一定割合額の支給を受けることができる制度があります。

情報処理・簿記検定・訪問介護員・社労士資格などの取得を目指す講座が指定されていますので、この制度を利用して就業能力のランクアップを図るのも1つの方法です。

しかも、年齢45歳未満などの一定条件を満たせば、訓練期間中に失業状態にあれば、教育訓練支援給付金が支給されます。失業手当をもらいながら就業能力の向上が図れます。

嫌いな上司が原因のストレスで倒れそうな時は緊急対応が必要

ストレスは不幸があったり子育てに疲れたり等々、いろいろなことが原因になって溜まります。ストレスを与える何らかの刺激をストレッサーと言います。

人間関係が悪いと上司がストレッサーになりやすく、 会社生活中ストレスを受け続けますので緊急に対応しないと「うつ病」になる可能性が高くなります。

うつ病になると回復に時間がかかるとともに復帰するのも大変です。次のことを知っておいて、ストレスで倒れることがないようにしてください。

パワハラにあった時

パワハラは上司の立場で権限を利用して陰湿ないじめをしたり理不尽なことを要求するなど部下の人格を損なうような行為を言います。

判断基準が難しいですが、一般的には業務命令の形で行われ「その必要があったか」「命令そのものが適正か」「不利益を与えた程度」などが判断基準に使われています。

しかし、 個々のケースについて判断されますので、パワハラと感じた時はとにかく証拠集めをすることです。

上司とのやり取りの録音、上司から脅しを受けたメール・手紙や範囲を逸脱した業務命令書などの保存は証拠として有効です。一番リアルなのは、上司から受けた行為や言動を時系列で日記に書いておくことです。証拠力が高く役に立ちます。

長時間労働を強いられ体調が悪化し始めた時

長時間労働は肉体的にも精神的には大きなダメージになります。責任を持たされたりすると頑張ってしまい、自分を追い込んで倒れてしまったり自殺にまで結び付くことがあります。

食欲がなくなったり気力がわかなくなり始めたら、とにかく精神科または神経内科で診断を受け、診断書を提出して会社を休んでください。

遅くなればなるほど回復が遅れます。

知らずにブラック企業に就職してしまったら、分かった時点で退職するようにしてください。脅されるかもしれませんが、企業側が労働基準法の違反をしていますので、訴訟などに進展しても負けることはありません。

ホワイト企業の場合でも労使間協定で長時間労働を認めていることがあります。確認することをお勧めします。

いずれの場合でも、体調が悪化し始めた段階で仕事を断つことがポイントです。

民事関係や労働争議は、当事者が証拠を提出する必要がありますので、毎日の労働時間を克明にノートに記録しておいてください。

公的な相談機関を利用する

パワハラや長時間労働問題については、会社が所在する地域の総合労働相談コーナーが対応してくれます。その地域の労働局もしくは労働基準監督署に設置されています。電話でも相談できます。

詳しくは厚生労働省の政策、「総合労働相談コーナーのご案内」をご覧ください。

嫌な上司を変える努力をすることがあなたのためにもなります

1~2年では無理ですが、3年以上同じ職場にいるとベテランの域に入ります。嫌な上司タイプとして社内で認識されている人が上司として自分の職場に配属されても、ある程度ものが言える立場にあります。

他方で上司は部下の情報を仕入れて誰をキーパーソンにするか考えているのが通常です。

3年以上いるとそのセクションの大部分の仕事は把握できますので、その立場を利用して積極的にキーパーソンになるように努めてください。

上司と会話を重ねることで気心が分かり、その情報を基に同僚と話し合えば、嫌な上司の改善策が見つかると思います。

部下からのアプローチが成功すれば良い経験として将来あなたが昇進した時に、好きな上司として慕われるに違いありません。

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