今回はコミットメントのビジネス上での意味と使われ方、例文について解説していきます。コミットメントはビジネス上で使われるときと、経済学や心理学で使用されるときでは、意味が異なってくるため、そちらの解説もしていきます。
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コミットメントのビジネス上での意味と例文
『コミットメント』は『コミットする』などのようにビジネス用語で用いられます。『コミットする』は『commitment』から派生した言葉です。
commitmentの意味は約束・公約・責任・義務ですが英単語本来のニュアンスを覚えたからといって『コミットする』を完全に理解したとは言えることは出来ないのです。ここからは例文を踏まえてビジネスの場における『コミットする』のニュアンスを解説していきます。
例文1
『お前はもう職場に入って2年目なんだ、そろそろ新人社員とは違いコミットするべきだ』
こん場合における『コミットする』の意味は目標を達成するために自分が持ちうる限りの死力を尽くす・組織の一員として責任感を抱く等の意味が含まれています。
例文2
『お前は自分にコミットできていないから毎回仕事で失敗をするんだ』
この場合におけるコミットとは必ずやるという強い意志を持つ・自分に妥協を許すことなく当然のように人並み以上の努力を行うというニュアンスがあります。また前向きな行動を促すような心持ちを与える意味合いもあります。
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コミットメント(自己投入)の心理学での意味と使い方
コミットメントはビジネスの場では必ずやり遂げるといった強い気持ちを自らの行動に植え付ける意志・あるいは自分の努力を促すといったポジティブなニュアンスになっています。
では同じ言葉である『コミットメント』は自己投入における心理学の分野ではどのような表現になるのでしょうか?
心理分野におけるコミットメントはアイデンティティの確立、つまり自己形成において必要なアプローチ要因の1つになっています。心理学分野におけるコミットメントのニュアンスとしては社会的役割の獲得や人生の目標の達成のために行う実際的な行動・努力のことで『自己投入・自己参画』と訳されます。
自己同一性を確保するためには自分が何者であるかということを追求し、何をしたいのか探索するクライシス(危機感)を体験することが必要です。
そのため心理学では『具体的な目標や職業を定め、それに向かって努力するコミットメント』を積極的に行うべきだと心理学の分野では言われています。要するに『自分が自分であることを確立するには目標を立て様々な経験を通じて行動していくコミットメント』が必要ということです。
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コミットメントの経済学での意味と使い方
ここまではビジネス、そして心理学の分野での『コミットする』『コミットメント』のニュアンスを調べ双方ともに前向きな意味そして社会の中で非常に重要な要因を持つ言葉になっています。それでは経済学の業界では『コミットメント』の言葉のニュアンスはビジネス分野、心理分野とどう異なっているのかを紹介していきます。
経済学における『コミットメント』の意味は日常でよく見られるゲーム理論的戦略に基づいた意味合いが強いです。
commitment本来の意味の中に約束や公約などがあるように経済学の場でのコミットメントは自らが将来起こす行動を表明することによってその行動を確実にとることを約束するということになります。つまり自分の行動を表明し敢えて縛ることによって相手の行動に影響を与えようとする行為のことです。
例えば不動産を仲介し、たまたま気になる物件を見つけたとします。この時我々の思考としては『他にも条件に適合する物件でもっといいものがあるかもしれない』と考えるのが当然です。
しかし相手の不動産会社に『明日にはこの物件は買い手がついてしまうかもしれない』と言われた場合、我々の思考はある方向へと誘導されます。
それは『今ここで契約をしなかったらみすみす条件にあう物件を他の人に買われてしまうかもしれない』といった考えです。例のような不動産会社がとった行動はまさしくコミットメントであり、このように現代の経済では、コミットメントによりいかにして相手の行動を変更させるかということが大きな鍵となってきます。
今日から甘いものを我慢する、もし我慢できなかったら今月の給料はいらない!といった場合もコミットメントです。
まとめると経済の面でのコミットメントは、自分の行動を用いて相手の行動に少なからずの影響を与えることであり、現代経済の渦巻く中で生活する我々にとっても、相手がコミットしていると敏感に気づく力を積極的に養っていくことで、物事を柔軟に違う視点から捉えることが出来るようになると判断する事ができます。
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