転職活動の体験談。都会と田舎でこんなに違う!転職活動の苦労話

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不況だと求人の数が一気に少なるので、田舎出身の人は地元だけで無く、東京・愛知・大阪・福岡など都会に行き就活・転職活動を行う事になりますよね。

私も大学時代は、リーマンショックの影響で、地元の茨城だけでは求人が少なすぎるので、茨城・東京の2つの地域で就活を行いました。

社会人になっても田舎と都会で転職活動をしたのですが、田舎と都会の就活・転職活動は全く違う物でした。

そこで、今回は「都会と田舎で就活・転職活動を行った際に感じた違い」についてご紹介していきます

都会と田舎での違い

それでは、都会と田舎での就活・転職活動の違いについてご紹介していきます。

交通の利便性は都会が優れている

まず田舎と都会では交通の利便性が全く違います。

私の場合、東京での就活において、移動面で困った事はほとんど無かったです。

電車の方も山手線の場合、数分ごとにやってくるので、乗ろうとした時間の電車に乗れなくても説明会会場・面接会場に遅れるという事は無かったですね。

電車以外にも、バスやタクシーも多く走っているので、面接会場が駅から遠くても全く心配なかったです。

逆に、茨城での就活では、交通面でかなり困りました。

茨城では電車の数も都会に比べてかなり少ないので、電車を1本乗り過ごすと、30分近く次の電車が来ないという事になってしまいます。

なので、茨城で就活をする際は遅刻をしないように、予定よりも1本早い時間帯の電車に乗って面接会場に行くようにしていました。

あと、茨城での就活では「タクシー」や「バス」が必要な場合も結構ありました。

茨城の場合、駅から遠い場所で説明会や面接を行う事がザラなので、その場合はタクシーやバスを使う事になります。

しかし、タクシー代ってかなり高いのですよね。往復で2000~4000円ほどかかってしまう事は多くあるので、それだけでかなりの出費が・・・。

なので、茨城で就活を行うと、交通費だけでかなりお金が持っていかれるのが悩みでした。

バス代も茨城の場合、東京と比べてかなり高いので、東京のバスに乗った翌日に茨城のバスに乗ると「え!こんなにするの!」となります。

さらに、面接会場が駅から遠い僻地の場合は、親に頼んで車で面接会場まで行った事もありました。

最終面接の際は、親にパートを休んでもらって面接会場まで車で乗せてってもらった事もあったので、田舎での就活の際は、親に色々と迷惑をかけてしまいました。

このように、田舎の就活だと「まず説明会や面接会場に行くのが大変」なので、面接をする前にヘトヘトになっている場合が多かったです。

説明会・面接会場までの時間潰しは都会が優勢

説明会会場や面接会場に遅れて行ってしまっては、企業側から「この人は仕事でも平気で遅刻しそうだ」と感じられ、内定をゲットしにくくなってしまいます。

なので、多くの就活生は時間に余裕をもって、説明会会場や面接会場の最寄駅に着くようにしています。

しかし、早く着きすぎると逆に説明会や面接が始まるまで、かなり暇になってしまいますよね。

なので、最寄駅に早く着いた場合は、ゆっくり休める場所へ立ち寄り、時間潰しを行う事になるのです。

では、都会と田舎では、どちらの方が、面接が始まるまでの時間潰しが優秀なのか。

都会の場合、駅の周りにはファーストフード店・デパート・家電量販店などが多くありますので、時間潰しには困らないですね。

面接会場の近くのファーストフード店に行くと、スーツを着た就活生がゴハンを食べながらエントリーシートのコピーを読みながら、面接のデモンストレーションを行っている風景が良く見受けられました。

逆に田舎の場合は、面接会場の周りが「畑」「住宅街」の場合が多いので、時間潰しには苦労します。

私は以前、茨城の小さな企業の面接を受けたのですが、面接会場は駅から車で20~30分かかるような僻地でした。

面接に遅れない為、30分前には面接会場の近くに到着をしたのですが、周りはコンビニも無く、あるとしたら住宅街くらい。

早く面接会場に入っても企業側に迷惑をかけてしまうので、私は面接時間が近づくまで、住宅街を散歩し続けました。

もしコレが都会だったらファーストフード店やデパートなどの椅子に座って、エントリーシートを見返す事が出来たので、田舎だとエントリーシートを見返す場所すら少ないのです。

就活生の数は都会が圧倒的に多い

就活をする上で就活生(ライバル)の数は重要ですよね。

就活生の数は当然、都会の方が多いです。

就活シーズンに東京の街へ行くと、スーツを着ている若者がたくさん見かけますよね。

私が大学生だった頃は、都会の就活生の数がかなり多かったため、説明会会場は大きな所で開かれる事が多かったです。

時には豪華なホテルで行う事もありましたし、時には映画館ほどの大きさの会場で行う事もありました。

都会だと求人も多いのですがライバルも多いので、就活をしていて複雑でしたね。

ただ、受けられる企業が多いだけでも「就活が出来ている!」「前へ進んでいる」というプラスな気分になれたので、精神衛生上良かったです。

逆に田舎は、都会と比べて就活生はそこまで多く無いです。その為、説明会会場も都会と比べて小さい所が多かったですね。

求人の探し方は都会の方が楽

都会と田舎では求人の探し方も違ってきます。

マイナビやリクナビには多くの求人が掲載されていますが、やはり都会の企業の求人が多い印象を受けました。

なので、都会の求人を探す際は、マイナビやリクナビのような転職サイトを使う事が多く、茨城の企業を探す際は、大学のキャリアセンター・休日にやってくる求人チラシ・地元の新聞などか求人を探す事が多かったです。

もちろん、茨城で有名な会社「山新」「カスミ」などは転職サイトなどにも載っていました。

しかし、あまり有名でない地元の企業は、マイナビやリクナビなどには載っていないので、求人チラシや地元の新聞などから探すしか無かったです。

都会の企業の方が選考数が多かった

都会の企業と田舎の企業では選考数にも違いがありました。

都会の企業の場合、面接が3次~5次まである事がザラだったのですが、田舎の場合は面接が2次~3次までの企業が多かったですね。

やはり田舎よりも都会の方が就活生の人数が多いせいか、面接の数も多くなっていくのかもしれないです。

面接官のタイプは都会の方が洗練されていた

個人的な印象なのですが、都会と田舎では面接官のタイプも違うように感じました。

都会の面接官はとにかくストイックな人が多かったです。

どの企業の面接官も「さすが都会の社会人!」という感じで、言葉遣いもとても丁寧でしたし、面接の質問も鋭いものが多かったです。

逆に田舎の面接官は「ラフ」な感じの人が多かったです。

田舎は都会ほど礼儀に関して洗練されていないので、面接官の中には「普通のそこらのおじさん」のような人がいました。

面接官の中には「へえ~。そうなんだ~」「やるじゃない~」のようなタメ口で喋ってくる人もいましたし「内定が貰えないなら貰えるまで休んじゃダメだよ」と説教をしてくる面接官もいました。

こういうラフな人が多い所は、田舎の良い所でもあり悪い所でもありますよね。

私は長年、茨城に住んでいるのですが、都会と田舎ではバスの運転手さんの態度をとっても全く違います。

都会のバスの運転手さんはお客さんがバスから降りる時に笑顔で「ありがとうございましたー!」と言います。

しかし、私の住んでいる田舎のバスの運転手さんは、お客さんがバスから降りる時、無言な事が多いです。

もちろん、中にはしっかりと「ありがとうございました」と言う運転手さんもいますが、半分以上は、だんまりの人が多いです。

なので、都会に行きバスの運転手さんが元気良く「ありがとうございました!」と言っているのを見ると「すげー!めっちゃ良いサービスしている!」と感じてしまうのです。

都会の人からしたら「いやいや、そんなの普通だから」と言われるかもしれないですが、田舎に住んでいるとその普通が普通じゃない場合があるのですよね。

迷いやすさは田舎がダントツ

私は、都会で就活をやっていて道に迷った事はほとんど無いです。

都会には目印になるお店が多くありますし、いざとなったら駅前の交番に道を聞けば良いので、説明会会場や面接会場には遅れる事はほとんど無かったです。

しかし、田舎の場合、都会ほど目印になる建物が多くないので、説明会会場や面接会場に行くのに迷ってしまう事は結構ありました。

ヒドい場合は、駅から面接会場まで徒歩30分。面接会場の周りは畑だらけでお店は一切無しという所もありました。

駅から面接会場までルートをネットで印刷したら、面接会場の周りは畑のみ。

「コレは歩いていったら迷うな」と感じ、その時は駅から出ているタクシーに乗って面接会場まで行きました。

トイレの使いやすさは田舎の方が良い

トイレの使いやすさは若干、田舎の方が優位だと感じます。

都会には確かに多くのお店がありますが、中にはコンビニなのにトイレが無かったり、お客さんが多すぎてトイレが中々使えないファーストフード店などもチラホラありました。

他にも、東京の中にはビルばかりでコンビニもほとんど無い地域もあり、その場合はトイレを探すのがかなり大変!

中々トイレが見つからない場合は、全く面接には関係ないビルへ入り、受付の方に「申し訳ございませんが、トイレだけ貸していただけませんか?」と頼む事もありました。

都会の就活でトイレに困るというのは意外とあるあるだと私は感じております。

逆に田舎の場合は、コンビニには高確率でトイレが付いていますし、ファーストフード店も満席になる事はあまり無いのでトイレを使う事も可能です。

ただ、面接会場の周りにお店があったらの話ですが・・・。

都会と田舎の就活は全く違うもの

このように、都会と田舎では「就活・転職活動の行いやすさや」「求人の数」「面接官のタイプ」など色々と違ってきます。

都会の就活にもメリット・デメリットがありますし、田舎の就活にもメリット・デメリットがありますが、交通の便や求人の数などを考慮すると、個人的には都会の方が就活はしやすいなと感じます。

確かに田舎での就活には「実家から通う事が出来る企業を受けられる」「ライバルが少なくて済む」などの良さがあります。

しかし、都会の方が移動でのストレスを感じないで済むので、面接で良いパフォーマンスをしやすくなるのはデカい!

就活のゴールは内定を貰う事なので、求人が多いという面でも、やはり都会は就活をするのにはかなりうってつけな地域ですね。

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