決意表明の意味、類語について説明した後に、昇進する際、中途入社する際、新入社員の場合、営業職など、それぞれのケースでの決意表明のポイントや例文を記載していきたいと思います。

決意表明の意味と類語

主に昇進や新卒入社、中途入社に伴い行います。

似た言葉として、「所信表明」がありますが、きちんと違いがあります。簡単に言うと、「決意表明」は、おめでたい立場の人が書くことが多いです。

一方、「所信表明」は、公式の場で用いられることが多く、聴衆に関心がある内容です。総理大臣などの公人が公式の場で述べていることは所信表明です。しっかりとした違いがあるので、使い分ける必要があります。

決意表明のスピーチ、挨拶のポイント

昇進する際

周りの皆さんへの感謝を述べる

昇進するということは、もちろん自分の力を認められたということで間違いではないです。しかし、昇進するということは求められる役割として、部下を統率することがあります。

これからは部下が増えるということです。これらを考えると、感謝を述べ、周りからの評判を上げておくことも有効だと思いませんか？

自分の実力より少し高い目標を掲げる

昇進したことに満足することなく、次の目標を目指していることをアピールすることが大事です。ここで大事なのが、欲張り過ぎて大きすぎる目標を掲げてしまうことです。

現状を考慮しつつ、少し高めの目標くらいが丁度いいです。

新卒入社する際

簡潔に自己紹介する

相手に自分の情報を開示することで相手に受け入れられやすくなるので、自己紹介をするようにしましょう。しかし、あくまでも簡潔にすることを心掛けてください。

経営理念に触れる

会社の経営理念に触れることで、会社の一員として相手に自分の存在を示すことに繋がります。当たり前ですが、経営理念を間違えないように事前に確認をしておきましょう。

中途入社する際

前職のことを述べる

中途入社の方は、周りから「あの人はいったいどんな人で、何をしてきた人なのか？」といった疑問を持たれています。そこの問題を解消するために、前職を述べることで少しは自分を理解してくれます。

趣味などのプライベート情報を述べる

中途入社となると周りの社員との年齢が上だったり、下だったりすることが普通にあります。そうなると少し声をかけづらいことがあります。趣味などで親睦が深まることも多々あるので、そのためにも趣味などを伝えることは効果的です。

営業職の場合

昨年の反省を踏まえての目標を述べる

営業職の場合は、貢献度が数字に見えるのでしっかりと反省を踏まえての今年の目標を述べることが大事となります。

決意表明の例文

新入社員の場合

本日は、私たち新入社員のために、このような盛大な入社式を催していただき、誠にありがとうございます。新入社員を代表いたしまして、心より御礼申し上げます。

加えまして、○○○株式会社の一員に迎えていただき、誠にありがとうございます。

私は、○○○○(名前)と申します。○○出身の○○大学卒業です。

早く一人前の社会人になることができるように、日々邁進していきます。

先輩方には入社前から社員教育をしていただき、先輩方々の仕事に対する心構えを学ぶことができました。それらを胸に仕事に精進していきたいと思います。

まだまだ未熟なため、ご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、皆様にはご指導、ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

本日は、本当にありがとうございました。

中途で入社した場合

おはようございます。本日付けで入社いたしました○○○○(名前)と申します。この度ご縁がありまして御社で働かせていただくことになりました。

これまでは製造業でとして働いていました。趣味はスポーツ観戦で、特にサッカーは日本代表戦を観戦に行きます。

同じ趣味の方がいらっしゃいましたら、是非お声をかけてください。一日でも早く仕事に慣れ、会社の戦力としてお役にたてるように努力してまいります。ご指導の程、よろしくお願いいたします。

営業職の場合

昨年も無事、会社の成績が一昨年に続き右肩上がりの成長をすることができました。この結果に満足することなく、周りへの感謝の気持ちを忘れずに、細かいところに目を配り、当たり前のことを当たり前にできるように毎日を大切にしていきたいと思います。

今年は前年比110％以上を目指し、さらに会社が成長できるように精進していきたいと思います。

いかがでしたか。いろいろな用語を覚え、ビジネスマナーがあると思われる社会人を目指しましょう。

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