TOEIC800点を目指す。就職・転職で相当優位!?なその理由

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英語力を証明する試験の中でも、ビジネスのシーンで最も使われている試験がTOEICです。

この試験でどれだけの点数が取れたかによって、かなり客観性の高い評価を得ることができるので、ビジネスマンのみならず就職活動中の学生や留学などの際にも幅広く使われています。

そこで、今回はTOEICの中でも最も難易度が高い800点クラスを習得するために必要なことと、その恩恵についてまとめてみました。

TOEICとはどのような試験なのか

TOEICとは、英語を母国語としない人向けにビジネスのシーンでどの程度英語を使うことができるかを、リスニングとライティングによって客観的に評価するために行われる試験です。

内容はリスニングセクション100問約45分の試験と、リーディングセクション100問75分の試験の合計200問約2時間で行われる試験です。

テストそれ自体は英語のみで行われるために、和文英訳や英文和訳といった二つ以上の言語を用いて回答することを求められる問題は一切ありません。

試験の大まかな内容は以下のようになっています。問題文は全て一度しか流れません。

リスニング

  • Part 1 写真問題:4つ流れる説明文の中から、最も的確に写真を描写している物を選ぶ。
  • Part 2 応答問題:1つの文章に対する応答として、最も適切な物を選ぶ。
  • Part3 会話問題:1セットの会話を聞いて、その内容に関する3つの質問に答える。
  • Part4 説明文問題:スピーチなどのアナウンスを聞いて、その内容に関する3つの質問に答える。

ライティング

  • Part5 短文穴埋め問題:文章の中に入る単語を、4つの選択肢の中から選ぶ。俗に言う「文法問題」
  • Part6 長文穴埋め問題:長文の流れを読み解いて、文章の中に入る単語を選ぶ。
  • Part7 読解問題:文章を読んで、問われた設問に答える。

以上のようなテストになっています。

TOEICが世界的な資格試験である理由

では次に、TOEICがなぜ世界的に用いられる資格試験となっているのかを見てみましょう。

みなさんも一度は英検(実用英語技能検定)を受けたことがあるのではないでしょうか。しかし、これは世界的にTOEICと比べれば認知度が低いと言えます。

なぜならば、TOEICはリスニングもリーディングも極めて実用性を追い求めているために、実際の現場で使う英語をもとにしているからです。

そして、この考え方は実際の試験形式にも表れています。

リスニングで言えば、全ての文章が1度しか流れないという点が徹底されています。また、会話やスピーチの話を聞いて、おおまかに話者が何を述べようとしているのかを把握できているかを試される設問となっています。

リーディングでは特にこの傾向が高く、問題の大多数を占めるのは読解問題です。より長い文章を読んで、大まかに意味が捉えられるかどうかを問われているのです。

文法問題の比重が高く、時間をかけて長文を読解させて回答させる英検との大きな違いはここにあります。

実際のビジネスの現場においては、素早く読んで大まかに内容を把握して問題を解くことが求められます。この傾向を強く反映しているのがTOEICなのです。

TOEIC800点は全体の1割前後!転職や就職に有利な理由とは

それではここで、TOEIC800点とは一般的にどのようなレベルになるのかをみてみましょう。

簡単に述べますと海外赴任をラクにこなすことができ、企業の国際部門などに配置され英語を使って、比較的複雑なディスカッションやスピーチなどができるレベルになります。

字幕なしで英語の映画を楽しむ事ができ、TOEIC800点を習得する過程で海外の友達がいたり、最低でも半年から1年程度の留学経験を備えていることも珍しくありません。

またスコア別の割合をみてみると、800点を習得している人は全体の1割前後しかいないため、相当優位な立場にいることがわかります。

このため、新卒の学生が持っている場合には外資系企業を視野に入れることが可能になり、転職活動においても英語を活用する部門へアプローチをかければ、大きなアドバンテージとなります。

一方で、TOEICの800点はあくまでリスニングとリーディングによってその人の実力を判定する試験です。実際に英語を使って会話する時に必要な、スピーキングの能力は測定されないために、高いスコアでも話すことができないという人もいます。

しかし、そうした人たちでも耳は確実に優れているので、相手が何を話してどのような情報を欲しがっているかを、かなり詳細に理解できるために簡単に会話を成立させることができます。

TOEIC800点をとるために必要な勉強や経験

このように多くの魅力的な点がある800点ですが、上位1割しか習得できないということからもわかるとおり、習得するためにはそれなりの勉強とテクニックが必要になってきます。

特にTOEICを初めて受ける受験者の多くが口にすることは、「時間が圧倒的に足りず、リスニングの場合は途中で追いつかなくなり、リーディングは最後の問題文までたどりつけない」ということです。

英検や大学受験などの日本式の英語の試験では、時間が足りなくなるということはあまりありません。じっくり読んで考えて回答することが、試験の趣旨として設定されているためです。

一方TOEICは実際の生活やビジネスシーンに即した内容が試験で問われます。相手と会話している時に、何十秒も相手が待ってくれることは通常考えられません。そのため、ほぼ即答する勢いで問題を回答することが求められます。

テクニックの1つとして、リスニングの問題は回答したら振り返らず数秒でいいので、次の問題を大意を掴む事が大切です。選択肢の英文を読む事によって、どのような話が流れるかがある程度予測可能になるためです。

まったく予測ができない状態のまま英文を聞くことと、ある程度予測ができた状態で英文を聞く、ということには大きな差が生まれることは想像に難くありません。

リーディングにおいても、長文読解はいわゆる「斜め読み」ができるように意図的に訓練することです。

通常私たちは、日本語の新聞を読むときに一文字一文字全てを目で追って、読んでいるわけではありません。大雑把に読みながらも、どのようなことを言いたいのかをある程度推測で読み、確認したいことがあった時に初めて詳細に読みはじめます。

この手法を英語でも行うことが大切です。また、最初の文法問題はリスニングの最初の問題などと同じように数秒から10秒程度でスムーズに回答していくことが求められます。

こうしたテクニックを使うことによって、一般的に50点程度は英語そのものの力が変わっていなくても上げることができると言われています。

その上で、単語力やリスニング力、速読の力を身につけていきましょう。

英語力をつけて、自分に有利になるように

TOEIC800点を取ることによって、多くの場面で有利に働きます。特に英語を満足に扱うことができる、ということの確かな証明となります。

そのため、国際色豊かな外資系企業や企業の国際系部門で働く場合には必須の資格であるとも言えます。

学ぶ過程で、実際に海外の文化に触れることによってより自然な英語の耳を養うことも必要になってきますが、それを楽しむ事ができるようにもなります。

英語を使えることは、巷でもかなり有利であることが叫ばれる時代になってきましたが、それでもまだまだ日本人にとっては馴染みの薄いことでもあります。

就職を成功させ、転職を有利に運ぶためにもTOEICの資格を取って英語が使えることを証明しておくと、後々役立つことでしょう。

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