転職を迷うあなたへ。するかしないかの迷いを捨てる決定打

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今の仕事、職場が嫌だ…。そう思ったとき、転職という言葉が魔法の言葉になっている時があります。

転職すれば何もかもリセットされると思っていたら、その答えは間違いなくNOです。言いきることができます。

転職をそんな安易にしてしまっていいのかどうなのか、と迷うみなさんに、本当に転職すべきか踏みとどまる方がいいのかの基準なども含めてお話ししたいことがあります。

あなたはなぜ、転職を迷うのでしょうか?

転職をしようかどうしようか悩んでいる人は、なぜ悩んでしまうのでしょうか?そこにはいろんな思いが複雑に絡まってわからなくなってしまっていることがいわゆる「悩んでる」というようになるのです。

転職をしようかどうしようかを考えている方はとても多いのではないでしょうか?仕事をしていれば、当然いつもいいことばかりではありません。多分、嫌だったり、辛いことの方が多いものです。

そんなことになってしまえば、モチベーションは低下して覇気もなくなってしまうでしょう。そうなると、今いる会社から逃げてしまいたくなる弱い心が出て来てしまうものです。

これは決して批判的ではなく、誰でもその可能性は持っています。逃げてしまいたいとか別の何かに方向転換をしたいという人がいわゆる転職をしようとかしたいとか考えるということです。

悩んでしまうのはある意味仕方ないことなんですが、そこに行き着くまでの経緯みたいなことが自分なりに整理できるだけでも大きいと思うんです。

いくつかの要素をここではあげていきますので、思い当たる節がありましたら今までのことを思い出してみましょう。そして、自身を見直してみるのもいいと思います。

この項では、問題提起だけをして、次項で転職するべきかどうかについて触れていきます。

気持ちが萎えてしまうようなことを言われてしまった

例えば、セクハラやパワハラで言われる筋合いのないことや傷ついてしまうことをいろいろ言われたのであれば、もうそれは論外ですので、行くとこ行って訴えるべきです。

そこまではいかないけど、仕事で大きなミスをしてとても怒られてしまったとか怒られないまではいかなくても迷惑をかけてしまい、落ち込んでしまうということなどです。

実際、怒られたりするのは嬉しい人なんていないでしょうし、ミスして落ち込まない人もそれはそれでまた問題かもしれません。ただ、その時の怒られ方によってはいろんなことを考えてしまいます。

でも、そこからが大事です。自分のプライドがそれでも勝ってしまい、自分を守ろうとしてしまうか、その逆の対応をするのか、ここが転職をするかしないかの悩みどころの一つです。

毎日の労働時間が長いなど仕事がキツい

通常の勤務時間は1日8時間が一般的です。しかし、1日1時間以上拘束され勤務している人も実は多くいらっしゃいます。労働契約上の問題がありますので、なんでも8時間とは言いません。

しかし、初めからかなり無理のある労働時間なのかもしれなかったり、公休が週休2日のはずが1日しか取れないとか、残業だけでなく早出までさせられるなど労働上の問題はたくさんです。

それがどこまで許されるかというのは、それぞれの判断に委ねられるところもありますし、そう行った社員に対してのフォローがどこまで行き届いているかにもよってくると考えられます。

今のままでも成長が見込めない

一生懸命日々の業務を行っていたとしても、直接それが成果に繋がらないとか、仕事のレベルが一向に上がっていかないとか、結果として入社して何年経ってもあまり成長実感がない場合です。

ステップアップしていくためには、下積み時代が本当に大切であることは間違いではありません。人の上に立つには、下についてくれている部下の苦しみを理解していなければいけません。

「なんでこんなことをいつまでしなければいけないんだ」ととかく思いがちではあるのですが、それは本当はとても大切なんだということに心から気づくのはかなり後になってからです。

何をもって成長したかというのは会議資料をコピーしかできなったけど、それを担当者に間違えなく配ることができてもできることが増えたのであればそれだって成長です。

必ずしも、役職がつくとか、偉くなることだけが成長ではありません。役職がついても人間性に難ありならば、本当の成長ではありません。

企業の将来性に不安がある

たしかに、ここ数年赤字決算で銀行からの融資も受けられないとか、返済が滞るようになってしまうなど、財務的に危ないというのもあります。

会社のお金が絡んでくると、デリケートな問題でもありますので、誰でも知り得ない情報かもしれませんが、そういった話が一度流れ始めてしまえば、もうパニックになる会社だってあります。

一方で、大手の企業などで、ある程度の安定した業界シェアも獲得できて、企業としても安泰、システムも十分構築できているということも時には将来性の不安になり兼ねません。

なぜなら、企業としてもそこまでの上昇を望む空気感ではなく、システム構築もほぼ完成の中で、何がこれからできるのだろうか、役に立てるのだろうかと考えた場合、どうでしょう。

会社がすぐ潰れるということではないですが、会社として特に大きな進歩もなければ、チャンスも格段と減ってしまう、これでは若い芽を潰してしまうことにもなってしまいます。

人間関係

どこでもあり得るのが人間関係です。仕事は楽しいけど、上司とうまくいかないとか、先輩が御局様みたいな人がいて困ることが多いとか、挙げたらきりがありません。

たしかにいろんな人がいます。場合によってはパワハラ、セクハラになってしまうというようなこともないわけではありませんので、最新の注意は絶対に必要ですし、職場内イジメも問題です。

とはいえ、じゃあ我慢してゴマスリすればいいのかと言えばそれは違いますし、正しくはありません。かといって、全てを我慢して受け入れるのかといえばそうでも決してありません。

給与・賞与が安い

これについても、何をもって高いのか安いのかはその人の基準で決まってしまうので、一概に決めつけることはできません。

ただ、厚生労働省が発表するような平均年収などの指標を見た上で、明らかに低いのであれば安いでしょう。しかし、職務内容や労働条件でも異なってきますので、判断は容易ではないです。

ただし、平均収入よりも低いということが明らかであるならば、いろんなことを考えなければいけないかもしれません。

ただし、正当な評価をされていて、一般的には平均より低い場合でも、社内ではそこまで低いわけではないということもあります。

また、業界的に見た場合でも、そうでもないということは十分考えられますので、一概に低いというのがどこまでを指すというのは難しいかもしれません。

結局転職を悩むとしても、基準はそれぞれ

今、いくつか例をあげさせたいただきましたが、全てに共通して言えることは、基準というのはその人の物の考え方や今までの環境によって変わってくるということです。

必ずこれというものはないということです。最近クローズアップされています職場内イジメについては、その人がいじめられていると感じてしまえば、イジメやパワハラになってしまいます。

給料が同業他社と比較しても高い企業で働いていた場合にその人が、同業他社とは比較せず全国平均で比較したら低いとなれば低いと判断してしまうということもあるかもしれません。

その人の価値観で見方は異なりますので、それは全て正しいとはいえない分、全否定することもできません。そのため、皆さんは悩んでしまうのでしょう。

ですから、悩む時には、その比較対象だけで判断していいものなのか、別の見方をしなければいけないのではないかなどを冷静に観察してみる必要があります。

また、嫌な思いをしてしまい、感情的になってしまうということもあるかもしれません。そういう場合も、一度立ち止まって、本当にこれでいいのかということをもう一度考えることも必要です。

転職をすべき人、そうでない人

では、悩んでいる人は転職をすべきかそうでないのかを見ていきましょう。そして、何を考え、何をするといいのかまで見て欲しいです。

気持ちが萎えてしまうようなことを言われてしまった

この場合は、明らかなセクハラなどのコンプライアンスに反する場合は転職も考えるべきかもしれないですが、まずは会社の内部通報制度を利用すべきです。

別にハラスメントをされた方は一切悪くないですから、本来辞める必要はありません。

しかし、こういった側面もあるということを押さえて欲しいのですが、大概ハラスメントをする方はされる側の人より立場は明らかに上の場合です。

そのため、管理職になっていることが多いです。確かにハラスメントは絶対にダメです。しかし、会社側としてはいくらハラスメントをしたとしても管理職を失うのは痛いとも思っています。

ここのところが非常に難しいです。普通に考えればハラスメントをした者が一番悪いわけで、その管理者を解雇か、人事異動で降格、減給などの処理をするのが当然です。

しかし、残念ながら、そういうことは実際は行われないことが多いのです。なんでか握りつぶされてしまうのです。内部通報制度を使っても、誰かが情報を流してしまうのです。

私自身も内部通報制度を使って不正告発をしましたが、上司に「お前が言ったんだろう」と言われ、怒鳴られ恫喝された経験があります。

否定はしましたが、それ以来そういったことは信用できなくなりました。あくまで私の場合なので、他の会社はそうでないところがほとんどだと信じたいですが・・・。

そうなると、結果として告発した方が辞めなきゃいけないという矛盾が発生します。何が正しいのか分かりませんが、どうしようもなければ転職する選択をするのが賢明でしょう。

ただ、何度も言いますが、本来は辞める必要はありませんし、むしろ辞めるべきは加害者です。それでも、精神的苦痛があるのであれば、新天地で頑張るというのも一つの選択肢であると思います。

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毎日の労働時間が長いなど仕事がキツい

残業や早出、休みが少ないなど会社によってはいろんな状況があるのではないでしょうか?確かに、こういったことがあれば、体力的に厳しいということもあると思います。精神的にもきついと思うこともあるはずです。

しかし、全く残業がない、早出がない、休みは絶対取れるというような全てが満たされている企業は一体どのくらい日本の企業であるのでしょうか?多分ほぼ0に近いのではと考えます。

だからと言って、残業が無いとかそういうことは、いいことですし、その理想を追求することは否定することはないですし、そうなっていくことが一番です。しかし、どこまでが許容範囲なのかということになれば人それぞれです。

その時の状況で、どうしても残業しなければいけないとか、休日出勤しなければいけないとかあると思います。それを何が何でも許せないという人もいらっしゃるでしょうし、仕方ないよなと思われる人もいらっしゃるでしょう。

こういったことは、どちらが正しいということはありません。どちらの方も、考えがあるはずですので、否定もできません。ただ、会社側としてはどうしても協力的にしてくれる人を優遇してしまいがちです。

これは会社としても人としての心情としても、協力的な人に対しては良くしてあげたいと思うのも十分理解できます。比較をすれば、非協力的な方にはあまり不遇とは言わないにしても、優遇はされないことは間違いありません。

それを非協力的な人がどのように思うのかがポイントです。それが無理(残業することが嫌)であれば、転職を選ぶしかないでしょうし、非協力的であることが当たり前ということであれば、それを貫き通せばいいでしょう。

ただ、何が何でも協力しないというのもどうかというのもあるでしょうし、あまりに無理することもそれは良くないことであることももちろんです。仕事は一人ではできません。チームプレーです。それはいつの時代もそうです。

そういうところも理解はしなければどこで働いても同じことになってしまうことでしょう。ですから、どういう行動が仕事をしていく上でいいのかというのを考えながら転職した方が良いのかなどを考えていくといいでしょう。

必ずしも、長い時間働くことが仕事の生産性向上につながるわけではありません。

今のままでも成長が見込めない

成長が見込めないというのは、自分でどう捉えるのかで決まるかもしれません。いつも同じ仕事ばかりで変化もなければ、飽きてしまうこともあるでしょう。しかし、これはもしかしてあえて苦境に立たせているかもしれないです。

期待の裏返しかもしれません。かわいい子には旅をさせろという言葉もあります。確かにそういったことを伝えていない上司も問題かもしれません。今の時代はそういうことがなかなか理解してもらえないかもしれません。

ですから、こういったことが理解できなければ転職を考えるのはいいでしょう。また、かなりの長期間同じことの繰り返しでもう無理かなと見切りをつけた時にはそうするのもいいかもしれません。

しかし、本当に何も愛情を感じることがあるのであれば、もう一度考え直すのもいいと思いますし、もし可能であれば、その上司の方と腹を割って話してみるのもいいでしょう。意外なことが見えてくるかもしれません。

企業の将来性に不安がある

明らかに会社自体の存続が厳しくなってくるのであれば、倒産してからではいけませんから、転職を考えるのはむしろ賢明です。

聞くことになるその情報の真意がどうなのかで判断されればいいかと思います。ここは、判断に困る場面もあるでしょうが、ここはいかに冷静になれるかがポイントです。

人間関係

人間関係は、仕事をしていく中ではどうしても大切なことです。先ほども触れましたが、仕事は一人では絶対にできませんし、そこには仲間である同僚との信頼関係が必要不可欠です。

そういうことで言っても、人間関係がいかに大切かということは分かってもらえるでしょうが、仕事をしていると失敗してしまうこともあります。それを修復できることもできないことも確かにあります。

どうしても、修復できずに引きづってしまうのであれば、転職を考えるのもひとつです。今回の失敗を糧にしてと考えることは全然ありです。

給与・賞与が安い

これも、比較する対象が同業なのか、全国平均なのかなどいろんな見方をするかで違っていますので、どのように比較するかはよく考慮したうえで転職に値するべきかを考えていきましょう。

また、入社前にリアルな企業の内部情報の口コミが分かるキャリコネなど、年収がチェックできるサイトや年収診断ができる転職エージェントもあります。そういった第三者的な物を利用するのもいいのではないでしょうか?

転職した方が得だと判断できたら、これは転職すべきということでしょうね。

転職のメリットデメリット

転職をする上では必ずメリットとデメリットが交差します。それはしっかり理解したうえで転職するという決意をしなければいけません。

転職のメリット

メリットとして最初に考えることは、新しい会社に飛び込むということで気持ちも新たにテンションも上がってきて、リセットできるということではないでしょうか。これは大きいです。

また、給料も上がる可能性もあります。ただ、これについては、年齢が比較的若い人に当てはまりやすいです。

30代後半から40代の転職の場合は、ヘッドハンティングなどで引き抜きというようなことでもなければ、給料が下がることもありますので、必ず上がるというわけではないということは理解しておかないといけません。

転職のデメリット

必ずしも、自身の問題であった転職を決意する原因が解決するとは限らないということです。場合によっては、転職前よりも環境が悪くなってしまうことになるかもしれません。

そこは、覚悟しておかなければいけないですし、転職して新天地だということで、過度な期待することも実際は避けておいた方が良いかもしれません。

また、前職で積み上げてきたであろう信頼も全くリセットされてしまうので、人間関係も一から作り上げなければいけないということも大切です。年下だけど、先輩であったり上司であったりするかもしれません。

正直、それだけでもストレスになるかもしれません。また、そんなストレスで場合によっては、別の問題が発生することもありますので、かなりの心の準備は必要です。

迷いを捨てるには

迷いを捨てる前には、転職をすると決めるのであれば、それが感情的なものでないということであることが絶対必要です。

悔しさや腹立たしさから始まるというのは仕方ないですが、やはり、いかにそれを冷静に分析できるかが大事なんです。そこに自分を見つめなおして反省すべきところは反省して切り替えることも時には必要です。

そういう状況になって、やはり転職した方が良いというようになってくれば、腹をくくるしかありません。最後に、今の自分と転職後の自分の姿がしっかり見えていれば、自ずと迷いは消えてきます。

迷いがなくなった時は本当に生まれ変わった自分が誕生します。そして転職に成功してひと肌剥けた新たなあなたに出会えるでしょう。

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