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内定ブルーの原因と対策。どうしようもない不安感から抜け出すには
就活・転職活動をすすめて内定をもらい、良かったとほっとしたのもつかの間、「本当にこの会社でいいのだろうか」と漠然とした不安に悩まされてしまう人がいるようです。
この内定後の憂うつな気分を「内定ブルー」といいます。
マリッジブルーやマタニティブルーはよく使われる言葉ですが、内定ブルーについてまだ知らない人も多いかもしれません。
自分から志望して就職・転職活動を頑張ったはずなのに、いざ内定をもらってしまうと後悔や憂うつの気持ちがあふれ、落ち込んでしまう内定ブルー。
今回の記事では、内定ブルーの原因や解消する方法についてまとめました。
▼目次
憂うつな気分で内定を辞退!?急増している内定ブルーとは
内定ブルーは、企業から内定をもらった後に、自分の選択が正しいのかどうか悩んでしまう現象を指します。
気分が落ち込んだり、憂うつな気持ちがずっと続くなど、せっかく内定をもらったのに、心のもやもやがいつまでも晴れません。
内定ブルーの主な症状は、気分が落ち込むだけでなく、
- 不眠が続く
- 強い不安感に襲われる
- 自然と涙が出てくる
など、身体や心にさまざまな影響を及ぼします。
深刻な内定ブルーが続いてしまうと、思考力がにぶり、せっかくもらった内定を辞退してしまう人も。
なぜこのような内定ブルーを引き起こしてしまうのでしょうか。
誰にでも起こり得る内定ブルー。その原因で多い5つの要素
内定ブルーは心配性な性格の人だけが悩まされる現象ではありません。
就職・転職活動をしている人は誰でも起こり得ることなのです。
内定ブルーに陥ってしまう主な原因についてまとめました。
内定企業のリサーチ不足が不安な気持ちを引き起こす
就活生の平均エントリー数は約30社だといわれています。
現在の就活では、ボタン一つで簡単にエントリーできてしまうので、「とりあえず受けてみよう」という軽い気持ちでエントリーする人も多いようです。
もちろん、いろいろな企業にエントリーすることで可能性も広がるのですが、その分一社一社への認識が甘くなってしまうというデメリットがあります。
最近は景気も向上し、スムーズに内定が決まることも多くなってきたため、就職サイトがオープンしてから内定を得るまでの時期が短縮されています。
エントリーする企業をひとつずつ研究する時間がなく、とりあえずで受けた企業から内定をもらうこともあります。
内定先の企業に対して十分なリサーチをしていない不安から、内定ブルーに陥ってしまう人も多いようです。
また、同時に複数の企業にエントリーしていると、内定をもらった時点でまだ選考途中の企業が存在します。
すでに内定をもらった会社と選考途中の会社、どちらを選ぶべきなのかわからず悩んでしまうことも。
すべての選考結果が発表されてから内定先を決定できればベストですが、この企業の内定を決める期限までにあの企業の結果が出ないなど、うまく日程があわないことも多いようです。
内定先が志望企業ではなかった。いつまでも後悔を引きずらないで!
就職・転職活動をしている人は誰でも望んでいることですが、もっとも入社したい企業や職種から内定をもらいたいものですよね。
しかし、実際にはうまくいくとは限りません。
志望していた企業以外からの内定を受けたとき、「本当は入社したい企業ではないのに」という気持ちが抑えきれなくなり、気持ちが落ち込んでしまうことがあります。
第一志望の業界や企業に対して未練がある人は、内定ブルーに陥りやすいのです。
景気が良くなってきた近年でも、入りたい会社へスムーズに内定が決まる人はめずらしいかもしれません。
なりたい職業や入社したい企業と、あなた本来がもつ能力や求められるスキルは異なることがあります。
給与や待遇など、希望する条件すべてにマッチする完璧な企業はそうないものです。
志望していた企業とは別の企業からの内定に気持ちが落ち込んでしまったら、内定先の良いところを書き出すなど、ポジティブな気持ちをもつように努力してみましょう。
文字におこして客観的にみることで、ごちゃごちゃしていた頭のなかがまとまるかもしれません。
どうしても納得のいかないときは、就職・転職活動をそのまま続けてもよいと思います。
自分が納得できる結果になるまで続けることで、結果がどうであれ、すっきりした達成感を得ることができるでしょう。
インターネットに注意!ネガティブな情報から憂うつになることも
たとえ内定をもらった企業が志望していた会社だったとしても、
- 本当にこの会社でよかったのか
- 同期が少ない
- 勤務地が地元ではない
- 能力と仕事内容があわないかもしれない
など、その企業がもっているネガティブな要素ばかりが目について、憂うつな気分になってしまうことがあります。
内定をもらったあとに会社の評判をリサーチしたり、インターネットの掲示板でマイナスな情報を見てしまったことから、内定先の企業に強い不安感を抱いてしまうのです。
近年では、景気の回復から企業の採用意欲も拡大し、内定率もあがっています。
早めに内定が決まり、内定から入社するまでの期間があいてしまうと、さまざまな情報を目にする機会も多くなり、本当にこの会社でいいのだろうかと内定ブルーになることが多いようです。
企業のリサーチは大切ですが、インターネットの情報をすべて信じ込む必要はありません。
オワハラからの内定ブルー。じっくり考えて決めよう
みなさんはオワハラという言葉をご存知ですか。
これは「就活終われハラスメント」を略した造語です。
近年問題視されているこのオワハラとは、内定と引き換えに企業側が他社への就職・転職活動を終わらせるように圧力をかける行為を指します。
せっかく内定を出した優秀な人材に辞退されることを避けたい企業側の気持ちもまったくわからないことはありませんが、このような圧力はあってはならないことです。
オワハラへの恐怖心から内定を早く決めすぎてしまい、「本当にこの企業でよかったのだろうか」と内定ブルーに陥ってしまうことがあります。
オワハラではなくても、内定をもらってからその企業へ入社するかどうかを決めるまでの期限が短い場合、焦って答えを出してしまったことが後悔につながることもあります。
環境が変化することへの不安が内定ブルーを引き起こすことも
新しい会社で働くという環境の変化への不安から、内定ブルーに陥ってしまう人も多いようです。
企業によっては内定後に勤務地が決まる場合もあります。
自宅から近い勤務地なら問題ありませんが、全国転勤もある内定先の場合、まったく知らない土地で暮らさなければならないことも。
社会人として新しい職場環境のなかで働きながら、見知らぬ土地で本当にやっていけるのだろうかと不安になってしまうのも無理のないことです。
また、勤務地によっては通勤時間がラッシュとかぶってしまうこともあります。
今まで通勤ラッシュとは無縁の生活をしていた人にとって、都内の主要沿線で毎朝経験しなければならないラッシュは未知の世界です。
満員で乗れなかったり、電車が遅れることを考えると、憂うつになってしまいますよね。
環境の変化にストレスを感じやすい人は、通勤ラッシュに重ならない就業時間で働くことができる企業を選んだり、慣れ親しんだ地元での就職を視野に入れてみましょう。
全国転勤が決まっても、「いろいろな場所へ旅行できるいい機会だ」と考えるなど、変わっていく環境に順応でポジティブな気持ちをもつことが、内定ブルーを防ぐコツです。
特に、会社で働きながら転職活動をしている人は、現在の会社を辞めてしまうことへの不安や懸念もあると思います。
これまで築き上げてきた人間関係やスキルを失うことを考えると、新しい未来への一歩としての転職のはずが、憂うつな気分へと変わってしまうこともあるかもしれません。
小さな不安が大きな不安になると、身体や精神面に影響を及ぼしてしまうこともあります。
そんな気持ちを抱え込んだまま内定を辞退してしまうのではなく、人生は一度しかないのだからさまざまなことに挑戦してみる良いチャンスだと考えて、前向きに転職活動を進めていきましょう。
ブルーな気持ちを吹っ飛ばす!内定ブルーに陥らないための対策
新しい世界へ飛び出していくことは、誰だって怖いものです。
一人で考え込んでいると、「不安になっているのは自分だけ?」と焦ってしまうかもしれませんが、
- 希望する業界・職種が定まっていない人
- 「働く」ことについて深く考えたことがない人
- 行きたい企業が一社しかない人
- 就職・転職活動を終わらせるために妥協した人
など、内定ブルーは誰にでも起こり得る現象です。
特に、就活・転職活動をするときに、会社を選ぶ条件や自分のやりたいことなど、軸がしっかりと定まっていない人が内定ブルーに陥りやすいようです。
あなたが会社に対して求めているものは何ですか?
頭のなかだけで考えるのではなく、ノートに書きだしたり、誰かに聞いてもらうなど、客観的な判断ができるようにまとめてみてください。
就職・転職活動をはじめる前に、まず自分としっかり向き合い、絶対に譲れない条件や自分にとってのやりがいは何かなど、自己分析を十分に行うことが大切です。
また、その企業について何も知らないまま就職・転職活動を続けても、モチベーションが保てません。内定先に対する理解不足は、内定ブルーの原因にもなります。
自己分析と同様に、企業研究についてもしっかり行いましょう。
企業によっては、悩める内定者たちの不安を少しでも軽くするために、
- グループワーク
- 先輩との面談
- 施設見学
- 懇親会
などの形式で、悩み相談を受けてくれるところもあります。
内定先へ自分の不安を相談することに抵抗感をもつ人も多いかもしれませんが、実際に働いている社員の方たちと顔を合わせることで、その会社の本当の姿がみえてくるものです。
仕事をしている様子を実際にみることで、自分がそこで働く姿をリアルに想像したり、将来の様子がみえてきて不安が解消されるかもしれません。
一人でいつまでも悩んでいても、答えはなかなか出ないものです。
特にはじめての就職活動の場合、長期的な視点で自分が社会人として頑張る姿を想像することは困難です。まずは信頼できる大人に相談してみましょう。
身近な誰かに不安な気持ちを話してみることで、心が軽くなり、自分を客観的にみることができます。
不安でどうしようもないからと、一度断ってしまった内定先にもう一度入社することはできません。
冷静な判断ができるようになるためにも、まずは周りの人に相談してみましょう。
特に自分より長く生きている人、家族や先輩など、年長者はみんな同じ悩みを抱えながら社会へと進出していきました。
まずは「10年、20年後の自分はどうありたいのか」「どんな生き方をしたいか」について真剣に考えてみましょう。
不安な気持ちを少しでも和らげる考え方を
内定先の企業に入社することは、長い人生の通過点であると思えば、ブルーな気持ちが少しはおさまるかもしれません。
どうしてもブルーな気分がぬぐえないときは、旅行や短期留学、サークル活動など、仕事をもつとなかなかできないことにチャレンジしみてください。
不安を無くすことはできないかもしれませんが、新しいことに一生懸命取り組んで視野を広げることは、きっとあなたの不安を吹き飛ばしてくれるでしょう。
不安は「うつ症状」のひとつかもしれません。就活者の7人は1人がなっているといわれる「就活うつ」についてもチェックしてみてください。
就活や転職活動をしている過程で起こる「就活うつ」とは
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