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満年齢とは。数え年との違いを知って履歴書に正しく年齢を記入しよう
履歴書を書いているとき「満年齢」という言葉を目にしたことはありませんか?
満年齢は、いわゆる私たちが使っている実際の年齢となにか違いがあるのでしょうか。
満年齢の意味を正しく理解することで、履歴書作成をスムーズに行いましょう。
満年齢の正しい意味
「あなたは何歳ですか?」とたずねられたとき、たぶんあなたは自分の把握している年齢を答えると思います。
それこそが満年齢です。
満年齢という言葉にするとむずかしく感じてしまいますが、満年齢と私たちが普段使っている年齢の概念にちがいはありません。
満年齢はあなたが生まれた年を0歳として数えます。生まれて1年たつごとに、1歳ずつ年齢を重ねていくという仕組みです。
例えばあなたの誕生日が9月15日の場合、9月15日を1日目として365日目に年齢があがります。つまりあなたが満年齢をむかえるのは9月14日ということです。
普段の生活の中で自分の満年齢について考えることはあまりないのですが、これを機会に理解を深めておきましょう。
遅生まれや早生まれも満年齢が関係している
「遅生まれ」または「早生まれ」という言葉。この表現も、実は満年齢が関係しているのです。
学校教育法という法律の第十七条に、「保護者は、子の満六歳に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから、満十二歳に達した日の属する学年の終わりまで、これを小学校又は特別支援学校の小学部に就学させる義務を負う」という決まりごとがあります。
これは簡単にあらわすなら、子どもは満6歳から小学校に通わなければなりませんよという法律です。
一般的な考え方なら、4月1日に生まれた人は、次の年の4月1日に1つ歳をとります。
しかしこの法律では、生まれた日(4月1日)を1日目とするので、その前日である3月31日が満年齢となるのです。
この考え方に従えば、4月1日生まれの人は3月31日に6歳となるので、1つ上の学年として学校に通うことになります。
1月1日~4月1日に生まれた人は、4月2日から12月31日に生まれた人に対して学年が1つ上になるので早生まれとよばれ、遅く入学する子を遅生まれと表現します。
少しややこしいですが、早生まれはその年の生まれのなかで一足早く進学すると覚えてください。
満〇〇歳ってどういう意味?履歴書の書き方
履歴書にはあなたの出身地、大学名などのほかに、基本的な情報として年齢についても記入する必要があります。
履歴書のなかに満〇〇歳という欄を見たことがありませんか?
自分の年齢はもちろん知っていますが、私は満〇〇何歳ですと表現することはあまりないので戸惑ってしまいますよね。
この部分を間違ってしまうと、卒業や入学に関する計算が合わないので、採用担当者にミスをしやすい人と思われてしまうかもしれません。
履歴書のセットのなかに年齢早見表が入っていることもありますし、インターネットで検索してもすぐに見つかります。思い込まずに、必ず確認してから記入してください。
自分が満何歳なのか間違いのないように記入することは当たり前ですが、それ以外のめずらしいケースについてご紹介します。
私は何歳?履歴書を提出する当日が誕生日だった場合
とてもまれなケースですが、面接の当日が誕生日だった場合、履歴書には前の年齢と今の年齢、どちらを記入すればよいのでしょうか。
手渡しの場合は、履歴書を作成している前の年齢ではなく、誕生日がきたあとの年齢を記入した方がよいでしょう。あくまで提出する日付とあわせて満年齢を考えてください。
採用担当者は、きちんと履歴書に目を通してくれています。
年齢について深く考えずに思い込みで書いてしまいがちですが、やはり自分の年齢さえも間違えてしまうと採用担当者からの印象も悪くなります。
細かい点まで気を配ることこそが、スムーズな内定につながるのです。
パソコンで作成する履歴書はExcelを活用しよう
ひと昔前まで、「履歴書は必ず手書きで!」といわれる時代がありました。
しかし今では、読みやすさなどからパソコンで作成してもOKな企業が増えているようです。
一般的に、履歴書をパソコンで作成するときはExcel(エクセル)とよばれる表計算ソフトを使います。
手書きの履歴書では、大学に入学したのは西暦何年かなどを計算するとき年齢早見表を使うことが多いのですが、Excelはもっと簡単に間違いなく履歴書をつくることができます。
Excelで生年月日から満年齢を計算するときはDATEDIF関数を使う方法が有名です。
セルに「=datedif(あなたの生年月日,today,”y”)」と関数を入力すれば、いつファイルを開いてもExcelがあなたの満年齢を自動的に計算・更新してくれます。
この計算表を使うことで、入力間違いを防ぐことができるだけでなく、履歴書作成の効率もあがります。
手書きで履歴書を記入するときも、この方法で作成したExcel表を確認しながら書けば間違いにくくなるので、ぜひ試してみてください。
メリットが沢山!パソコンでの履歴書作りまとめもチェックしてみてください。
満年齢と数え年の違い
神社や米寿などのお祝いの席でもよく聞く「数え年」。満年齢と数え年のちがいは何でしょうか。
産まれた年を0歳とする満年齢とはちがい、数え年は生まれた年を1歳と数えます。
満年齢では誕生日を迎えるごとに年をとりますが、数え年では新年を迎えるたびに年齢が増えていくので、満年齢とはそもそもの計算方法がちがいます。
私たちが普段に使う現在の年齢=満年齢に対して、数え年は元旦ごとに増えていくと覚えてください。
数え年の概念は少々むずかしいのですが、例えば4月5日に生まれた人は4月5日の時点でもう1歳です。そして次の年の1月1日に2歳になります。
数え年で自分が何歳なのか知りたいときは、元旦から誕生日までは満年齢+2歳、誕生日当日から12月31日までは満年齢+1歳と覚えておきましょう。
履歴書や自分の年齢を数えるときは満年齢ですが、厄払いや長寿のお祝いは数え年を基準に行います。
満年齢を正しく理解して就職活動に備えよう
履歴書に書く生年月日や氏名などの基本情報は、最初にチェックされるポイントです。
その基本的な自分の情報である年齢さえも間違って書いてしまうと、担当者からの印象がマイナスになってしまうかもしれません。
また、履歴書では名称を略すことがNGとされています。
生年月日の表記で「平成」を「H」、「昭和」を「S」と略して書くのではなく、正確に記入しましょう。資格名も同じで、英検と書くのではなく、実用英語技能検定と記入してください。
丁寧に一つずつ書くことで、担当者の印象も良くなります。
和暦と西暦はどちらでもよいのですが、和暦で書き始めたならすべて和暦にするなど、どちらかに統一するように気をつけてください。
読みにくい履歴書はそれだけであなたの好感度を下げてしまうかもしれません。読まれることを意識して、誤字脱字のないよう丁寧に仕上げましょう。
満年齢や数え年についてあいまいに覚えていると、いざというときに困ってしまいます。
正しい意味を知っておくことで、今後の人生に役立てましょう。
履歴書を作成する時の注意点については、こちらの記事も参考になります。
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