笑いのコミュニケーション術で面接突破!笑伝塾 殿村塾長インタビュー

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この記事の専門家

殿村 政明塾長

笑伝塾

面接は採用選考の可否に大きく影響するものであり、限られた時間で最高のパフォーマンスを演出しなければなりません。

面接官に好印象を与えるには、第一印象が重要。「コミュニケーション能力を発揮すること」が必要だといわれています。

…こういった情報は、皆さんも耳にタコができるほどお聞きになっていて、面接対策に励んでいることと思いますが、コミュニケーション能力に自信がなく、面接に大きな不安を抱えている方はけっこう多いようです。

しかし、生まれつきの性格に関係なく、どんな人でも円滑なコミュニケーションによって面接を突破することができるんです。

それにはどのようなテクニックを身につければよいのでしょうか?今回は、株式会社ヒューマンコメディックス代表取締役であり、笑伝塾の塾長、殿村政明さんにお話をうかがいました。

笑伝塾 殿村塾長インタビュー

殿村塾長は過去の営業時代、笑いを交えたトーク術でトップを独走!その後に数社起業し、経営する傍らで10年かけて「笑い」と「コミュニケーション」のメカニズムを研究され、一般人が習得できる教育プログラムの体系化に成功されています。

コミュニケーションスキルアップを目的とする法人向け研修会社、株式会社ヒューマンコメディックスの代表取締役であり、個人参加型コミュニケーショントレーニング塾「笑伝塾」の塾長を務められている、殿村政明さんに「コミュニケーション能力」について語っていただきました。

初対面の人と一瞬で仲良くなれる「ツカミ」の技術とは

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笑伝塾で学べることのひとつとしてサイトでご紹介されています、”相手と一瞬で仲良くなれる「ツカミ」”。

初対面の場では非常に有効であるため、是非ともそのコミュニケーション術を教えていただきたいです。

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まず最初に、笑わせるセンスが無くても、笑いのあるコミュニケーションは意識と努力で出来るということを言っておきます。

みなさん笑うこと好きでしょ?遠慮の無い、笑いのあるコミュニケーションがとれた日は、1日気持ちがいいですよね?

なんで気持ちがいいかというと、笑った瞬間、心がふわっと開いてリラックスするからです。

リラックスして喋った会話は、ストレス発散にもなるし、色々な情報が素直に入ってきて、ビジネスの雑談でも、とても楽しく効率的です。

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たしかに!お話し中はもちろん、終わったその後も1日爽やかな気持ちになります。

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ですよね!そのために、まず僕はオープンハートになることを勧めています。自分が必要以上にガードを上げて、壁を作っていたら、”あ、この人、距離感ある人だな”と感じて、相手もガードを上げます。

簡単に言うと警戒心が出ます。

そういう中で笑いのコミュニケーションはなかなか生まれません。かといって、相手が崩すのを待っていては、いつ距離が縮まるか分かりません。

ですので、相手が崩すのを待つのではなく、自分からオープンハートでガードを下ろしていきましょう。相手に変な気を遣わせない、それが大人の上質な気配りです。

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社会人として、”人任せ”で相手が崩してくれるのを待つのではダメということですね。

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そういうことです。例えば自己紹介の場面で、ツカミを入れてみてください。

「初めまして、ジョニー・デップです。」
「初めまして、シャーリーズ・セロンです。」

日本人を使うより、ハリウッドスターの方がかけ離れていて笑いは起こりやすいです。

似てる、似てないはどうでもいいのです。いかに自分とかけ離れた人を言うか、そこでギャップが起き、笑いが起こるのです。

最初に空気が和めば、だいぶ自分の固さも抜け、喋りやすくなります。

顔の濃い人だったら、「本日はよろしくお願いします、ニコラス・ケイジです。」でもいいし、あと、「初めまして、さようなら」とか。

笑いは裏切りで起こることが多いので、こういうのもいいと思います。

自分の中で”自己紹介とはこうあるべき”という思い込みが固い雰囲気を導いてしまう場合が多いので、そもそも相手が吸収しやすい状態を作るのが自己紹介の場では重要です。

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あと自分のキャッチフレーズを作るのも自己PRで覚えてもらいやすくなると思いますよ。

ちょっとオシャレな人だったら、「ちょっとおしゃれなチンパンジー、高橋です」とか。逆にいかつめの人が、「小道に咲いたタンポポこと、山口です」と可愛い事を言うのもギャップで、ウケます。

威圧感が無くなりますよね?

よく「でも、ツカミ入れた後、どうするんですか?」という人がいますが、最初に「あ、この人柔らかそうな、楽しそうな人」だと思われれば、それでオッケーです。

なんせ固い雰囲気の中で始めるの嫌じゃないですか?

こっちが恥ずかしいと思えば、相手にも恥ずかしさが伝染するので、ド頭でツカミを入れて、自分も相手も喋りやすい雰囲気を作ってみてください。

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面接の場では「初めまして、シャーリーズ・セロンです。」は結構勇気がいりますが(笑)自己紹介のタイミングでまず雰囲気を柔らかくする、ということの大切さがわかりました!

面接で使える「リアクションテクニック」はありますか

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殿村代表の”コミュニケーションにおいて、リアクションは「あなたの話、聞いていますよ」というシグナル”という言葉がありますが、これも大人の上質な気配りですね。

面接という場でも、面接官や人事担当者の話に耳を100%傾けリアクションをすることは”しなければならないこと”です。

そこで、面接という場で面接官や人事担当者に好印象を持たせられる、「リアクションテクニック」のようなものはあるでしょうか。

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まず良いリアクションをとろうと思ったら人の話を映像化することが大事です。

例えば、以前笑伝塾の塾生数名と塾の終わりに呑みに行ったんですが・・・

冬だったので僕が「俺以外の家族が全員、インフルエンザになってしまってな~」と言ったところ、

塾生(Aさん)は「ああ~、今インフル流行ってますもんね」と答えました。

もう一人の塾生(Bさん)は、

Bさん「え!奥さんも子供も全員?え、それは大変ですね!家のこと全部自分でやらないといけないじゃないですか!」

殿村「そうやねん!どこに何があるか全然分からへんから、めっちゃ困ってんねん!柚子胡椒が冷蔵庫のどこにあるか分からへんから」

Bさん「ああ~、柚子胡椒のビン小さいしね!」

殿村「そうやねん!必死のパッチで15分ぐらい探した」

Bさん「ハハハ!(笑)」

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この2人の会話の違いを感じました?

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Bさんの方が圧倒的に会話が盛り上がってますね。

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そうでしょ!ここでポイントとなる言葉は、Bさんの「え、それは大変ですね!家のこと全部自分でやらないといけないじゃないですか!」というところです。

奥さんも子供もインフルエンザ ということは・・・
高熱で家族全員ダウンしている。 ということは・・・・
家のことは全部自分でしなくてはいけなくなる。

といった想像で、相手の立場になって連想してきた言葉なのです。

リアクションといっても、ただ単に聞いたふりのリアクションは薄いコメントになります。相手の話をきっちり想像して映像化して聞くと、自然な間合いも出来るし、的を得たリアクションと返しが出来るようになります。

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相手の話を想像して映像化、なるほど!みなさん意識していないとなかなかできないことではないでしょうか。今日からすぐに実践できる、聞き手としてのコミュニケーション術のひとつですね。

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あと、リアクションはオーバー気味に出してください(表情・場面に合った声のトーン)。

自分では100%のリアクションをしているつもりでも、50%くらいダウンしているものです。

リアクションの薄い人って「そこまでしなくてもいい」と思っています。しかし、相手からすればリアクションがないと壁に喋っているようなものです。

その逆でリアクションをしっかり大きく感情付きで入れてあげると100人中100人の人が「喋りやすい」と言います。

それはリアクション(反応)の正体が「”あなたの話を聞いてますよ”というシグナル」だからです。ノーシグナルで受け取れるのは、超能力者ぐらいです。

是非、その辺の本質をお忘れなく。

リアクションは人を思いやるマナーといってもいいでしょう。「リアクションは親切、ノーリアクションは不親切」です。

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「リアクションは親切、ノーリアクションは不親切」…心にささります!面接の場で緊張していても、この本質は忘れてはいけませんね!

圧迫面接にも通用するような「笑いのテクニック」

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和ませられる雰囲気ではない、雑談の隙をあたえない…そんな面接風景は未だに有り得ます。そんな圧迫面接の場では、殿村代表であればどのように面接官との距離を縮めようとされますか。

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面接や会議、打合せなど、堅苦しい雰囲気だと感じる時、いわゆるその場が重い空気になってる場合、僕はまず空気を変える事を意識します。

例えば、ビジネスシーンでは金銭的にシビアなシーンが出てきます。

最近私は、金融機関、特に銀行から研修の依頼を受けることが多いのですが、ある行員(男性)からこんな話を聞きました。

お客様に「あと金利0.1%下がらない?」と言われた彼は、引きつった顔で声のトーンも低く「厳しいですね。上司とも相談させていただかないと」と返したらしいのです。

その結果、お客様も行員も黙り込んでしまって、変なムードになって困ったようです。

その話を聞いて私は言いました。「そりゃ、そうやろうな、陰を陰で返しているからな」と。

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するとその行員は「え、でも、私共にとっては、いい話ではないので、空気を察して、そういう雰囲気で返したんです。」

「じゃあ、私が行員役で2パターンやるので、どっちがいい感じか判断してみて」と伝え、 彼には「金利0.1%下げて欲しい」と言うお客さん役をやってもらいました。

<パターン1>

お客様「金利0.1%下げてもらえませんか?」
行員「(無表情で声のトーンを下げ)いや、厳しいですね。上の者と相談しないと」

<パターン2>

お客様「金利0.1%下げてもらえませんか?」
行員「(笑顔で声のトーン上げながら)いやぁ~厳しいですね~、ハハハ(笑)そこつきますか~!」

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「どうですか?」と彼に尋ねると、「明るく返されると無理なんだなと言うのがかえってよく分かるし、嫌な断られ方をした気がしません。雰囲気も良くなるので、そのあとの話がしやすいです」と言いました。

人は空気を読んで、陰を陰で返してしまいがちですが、それは場の雰囲気を悪くし、結果的に空気を読んでいないということです。

コミュニケーション上手な人や、トップ営業マンといわれる人は、陰(暗い話題やマイナスの情報)を“ポジティブ変換”し、陽で返すことを心掛けています。

分かりやすく言うと、暗い話に暗いリアクションを取れば、更に暗くなるということです。

つまり、陰を陽で返すということは、空気を読む以上に“悪い空気を良い空気に変える”という大技なのです。

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シーンにもよりますが、自分にできるかどうかちょっと不安です…

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そう、実際に行動に移してもらうと分かりますが、それなりに勇気がいります。

相手をしらけさせたり、怒らせてしまうのではないかという不安がつきまとうからです。陰を陰で返すほうが、はるかに楽ということです。

陰を陽で返すには、相手の立場になって考え、自分の保身は捨て去らなくてはいけません。しかし、陰を陽で返せる人が、相手にとても魅力的に映ることは間違いありません。

笑伝塾、また体験セミナーの参加者はどのような方が多いですか

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参加者の年齢層や職種はかなり幅が広いです。

傾向としては

  • 男性7割
  • 女性3割

年齢層は20代~40代のビジネスマンが多いです。

参加されている方の悩みや目的は、例えば以下のようなものがあります。

・20代 男性 銀行員

お客様との雑談が苦手です。いつも天気の話とか、当たり障りのない話ばかりになってしまい、何度も会っているのに初対面かのようです。上司から「お前は本当固いな~」と言われてて、最近後輩にまで言われるので、いよいよまずいなと自覚し、参加することを決めました。

・30代 男性 営業

営業成績はそこそこ良いのですが、もっと笑いの力でお客さんの心を掴みたいと思って参加しました。

・40代 男性 講師

仕事の話や真面目な話ならいくらでも出来るんですが、真面目な話だけだと寝る人が続出します。偶然、笑いがとれた時は受講生の集中力が増すので、狙って笑わせていきたいが、どうすれば笑いが起きるかよく分からない。

・30代 男性 会社経営者

初対面の人や目上の人と会う時はいつも「礼儀正しくしなきゃ」「愛想よくしなきゃ」「失礼のないようにしなきゃ」とはがり考えて、外向きの顔を作っている自分に疲れる。人と会うのが面倒くさくなる。

・30代 女性 受付

相手が喋りやすい雰囲気の人だと、自分も話せるのですが、怖そうだったり、高圧的な感じの人だと、委縮して喋れなくなってしまいます。

・30代 男性 SE

婚活パーティーに参加しても”自分の話はつまらないだろうな”と思うと女性に話しかけられない。結局、端っこで一人でポツンとしているだけで、ほとんど誰とも喋っていないのに、ヘトヘトに疲れて帰る感じです。

・40代 男性 教師

飲み会が嫌いです。趣味も特に無いので、プライベートの話題になると全く喋れません。いつも「いいですね~。」ぐらいの、差し障りのない相槌ばかりうっていて、つまらない空気が流れます。

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みなさんの悩みや目的、職種も様々ですが、共通しているのは「相手に一歩入り込む」のに苦手意識を持っているという事です。

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みなさん、コミュニケーションが長けている人を見て、「あの人はそういう性格だから、コミュニケーションが上手くとれるんだな~」と言われます。

ですが、私自身も含めて、コミュニケーションが得意な人はそもそもいません!

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えっ!?

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なぜ言い切れるかというと、コミュニケーションが上達した何万人もの人を見てきて思うのは、コミュニケーションは”人との接し方を心得ているか、心得ていないかだけ”だからです。

初対面の人と会った時は元気よく挨拶したり、大きめのリアクションを取る。そうやって雰囲気が良くなり、相手も心を開いてくれます。

コミュニケーションが苦手なんです!と言う人に限って、表情が暗くて、ボソボソ喋りだったり、しっかり挨拶が出来ていないなど、「喋りやすい雰囲気作り」が出来てません。「この人、何か喋りにくいな」と思われたり、相手に気を遣わせている時点で礼儀を欠いているのです。

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”自分はコミュニケーションが苦手”と自覚した時点で、多くの方は相手への接し方をかえりみることをやめてしまっているということですね。

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その通り!コミュニケーションは「礼儀正しく、くずす場面で、くずせる人が好感度NO1」これが人の心を掴める人だという事です。

そこに笑いがあれば、最高じゃないですか!

コミュニケーションを円滑にする為に出来る事は山ほどありますので、一つずつ、実践してもらえれば自ずと「笑いのあるコミュニケーション」が身につくはずです。

笑伝塾ではこの「マインド」と「テクニック」の両面から笑いのスキルを伝授しています。

コミュニケーション能力や笑いのセンスに自信がない人でも、本当に上達できますか

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「マインド」と「テクニック」の両面から笑伝塾で伝授していただける笑いのスキルですが、世に言う”コミュ障”だと自覚している人でも自信が持てるようになりますか。

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はい。先程も伝えましたが、笑わせるセンスが無くても、笑いのあるコミュニケーションは意識と努力で出来ます。

実際に具体例として、通塾中の受講生の話をしますね。

簡単に紹介すると鈴木さん(仮名)は36才・男性で会社員です。

元々かなりの人見知りで、私が何かを話しかけても完全にノーリアクション・・・まともに人の目も見れない感じでした。36年間生きてきて、自分から喋りかけたことがほとんど無かったそうです。会社でも、雑談することはありませんでした。

しかし36歳になり、仕事上でも問題が出てきたそうです。それがキッカケで笑伝塾に来ました。

鈴木さんはマンツーマンコースで月1回通塾しているのですが、しばらくして、3、4か月に1回行くショップの店員さんに、初めて自分からツッコミを入れられたと実践報告がありました。

彼が店内に入って、服を見ていると店員さんが話しかけてきた時の会話です。

店員さん「雨降ってきたみたいですねー」
鈴木さん「そうなんですよねー!急に降ってきて・・」
店員さん「傘ないですよね。傘なくて大丈夫ですか?」
鈴木さん「え!もしかして、傘あるんですか?」
店員さん「すみません、お渡しできるようなものはないんですー」
鈴木さん「ないんか~い!(笑) あると思うじゃないですか!」
店員さん「クスクス(笑)すみません、お渡しできるような言い方しちゃって!」

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鈴木さんは店員とお客という親しくない関係性でも、思ったこと・感じたことを言葉にして伝えることで、コミュニケーションが成立する事に感動したそうです。

この報告を受けた際に彼はこんな事を話してくれました。

「以前より、人に対して、ずっと素直に自分の気持ちを表現できるようになったと思います。前だったら言えなかったような質問・疑問を聞いたり、お願いをしたり、思ったことを自然体で言えるようになってきました。

”こんなことを言ったら恥ずかしいな”とか、”失礼だよな”と思って言わなかったことなど。

考えてみると、自分が思ったことや感情は格好つけて隠すようにしてきたので、自分の中で大きな変化を感じます。こうやって自分をさらけ出すことの先に、自分のキャラが生まれるんだなと思いました。」

これをきっかけに鈴木さんは、コミュニケーションを自分から積極的に仕掛けていくようになりました。

毎日できる、笑いのスキルをあげる方法はありますか

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コミュニケーション能力に自信がない人も、別に自信がないわけではないという人も、もっとコミュニケーションと笑いのスキルをあげるためにできる、毎日できるトレーニングのようなものはありますか。

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もちろんです。人を笑わそうと思ったら、まず相手に受け入れてもらわなければいけません。

初対面は特にそうです。ですので、笑いの技術を上げるには、まず笑いの雰囲気(空気)作りを理解する必要があります。

例えば、コミュニケーションのスタートって挨拶ですよね?

まず相手に、ウェルカム姿勢を表現するというのが重要です。簡単に言うと、”あなたに会えて嬉しい”という事をどう表現するか、です。

「こんにちは・・」と下向き加減で人見知り風に言えば、ちょっと距離感のある挨拶ですし、相手の顔を見て「こんにちは~!」と声のトーンを上げ、フレンドリーな感じで言えば、ウェルカムな感じがします。

僕は、これを10秒でツカむ挨拶と呼んでいます。

ただ挨拶するのではなく、表情・感情・声のトーンを豊かに入れるだけで「とても話しやすい人だな~」と脳裏に焼き付きます。

表情を出そうと思ったら、最初に声を出して笑っておくぐらいの感じで「こんにちは~!」と言うと、情緒が出やすくなります。

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そしてもう一つ、心の中で「はい、どうも~!」と芸人さんが舞台に出てくる感じで自分のテンションをアシストしてみてください。心の中で「はい、どうも~!パチパチパチ・・・」て感じです。

表情が出にくい人や、声のトーンが低い人はぜひやってみてください。オープンハートになるキッカケが出来ます。

挨拶は10秒ほどですが、人間関係における強力なツカミになるということをお忘れなく。

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10秒でツカむ挨拶、面接の場でも絶対に活かせますね。入室前に心の中で「コント、面接!はい、どうも~!パチパチパチ・・・」と考えると自信と勢いがつきそうです!

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他にもオススメのトレーニングですが、スマホで自分の動画を撮影することです。

10秒でツカむ挨拶でもいいですし、自己紹介でもいいです。毎日出勤前に30秒程撮影して、見てください。必ずメタ認知のズレが出ます。

メタ認知とは自分の事を客観的に見る力です。自分では「かなり感情込めて表情を出している」つもりでも、ほとんどの人は、自分が思っているほど出せていません。

要するに自分が思っているよりも、相手に伝わっていない、相手に冷たい印象を与えているという事が多いのです。それでは笑いのあるコミュニケーションは生まれません。

撮影した動画を見ながら、自分のメタ認知能力を鍛えてください。1年経てば、雰囲気はまるで別人の様にいい顔になってますよ。

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あ!経験あります!面接の練習に動画を撮影して見返したときに、「自分はこんなに暗い&かたい人に見えるの!?」とショックを受けたんです。そこから舞台女優さんを意識してみたりと、対策につながったんですよね。

まだまだ自分の立ち振る舞いには自信がないので、今日から毎日やってみます!

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あと、テレビにツッコミを入れるトレーニングも是非やってみてください。自分が素直に感じた事をテレビに向かって、コメントしたり、ツッコミを入れていくだけです。

受講生から「雑談が途切れる」「何て言葉を返せばいいか分からない」という悩みを聞く事がよくあります。

そもそも雑談というのはアドリブ前提です。その場、その場で感じた事を言えないようでは、会話が途切れるの当たり前です。言葉をよく考えて、選んでいる暇はありません。そのためには普段から感じたことを言葉にする意識と努力が必要です。

笑いのあるコミュニケーションを取るためには、芸人さんもこうやって、日々練習しています。毎日トレーニングだと思って磨いてください。

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まさに元芸人さんだからこそのノウハウですね。ツッコミ、これから毎日意識して入れていきます。

たくさんのすぐに&毎日実践できる「笑いのスキルをあげる方法」、伝授してくださりありがとうございます!

殿村代表にとって笑いとコミュニケーション能力とは

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この間、嫁さんとランチ食べに中華料理屋へ行ったんですよ。

そしたら円卓がえらい大きいんで、僕らも固い感じに座ってたんです。緊張した感じで。

そしたら25歳ぐらいの男の子が来て、お冷置きながら「お客様、あのー、北川景子さんってご存知ですか?」って来たんですよ。唐突ですよ?

「え?何? タレントの?」
「そうです」
「どうしたの?」と言ったら

「お客様の席に先ほど15分前、北川景子さん座られてたんですよ。暖かいと思うんで頬ずりでもしてみてください」と言ってきたんです。

その瞬間、リラックス、パーン!としまして。焼きそば食べたらスグに帰ろうかと思ってたんですけど急にいい心地になって。で、嫁さんに「ビールもう一本飲んでいく?」と言って追加注文をその子にしたんですね。

ただね、トイレに行こうと思ったら、その子ね、違う席でも同じこと言ってたんですよ。「北川景子さんご存知ですか?」って。

ネタやったんかい!1日何回、北川景子来るねん!

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まさかの展開!

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それからお店に何回か行って、その男の子と喋るようになったんです。なぜそんな事をやっているかと聞くと

「うちの店はBGMも流れてないし、円卓が大きいでしょ。5、6名で座るなら別にいいんですけど、2名で座ると緊張してピキーンって、なってる事が多いんです。だからお客さんがリラックス出来る、何かツカミみたいなのないかなーと思ってやってるんですよ~。」

それ聞いた時「すごいな!」と思って。

彼はただのアルバイトです。仕事は注文を取ったり、ビールなどを運ぶ事です。店長から「お客さんとこ行ってツカミ入れて来い」とは言われてません。

雰囲気が悪いから、雰囲気を良くしてあげようっていう気配り、凄くないですか?

一瞬で彼のファンになりました。彼がやっている気配りって、子供には真似の出来ない、「大人の上質な気配り」です。

一瞬、入り込みすぎている感じがしますけど、彼の行くテーブルはみんなリラックスして、笑いが起きてますから。

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笑いのない“つまんない人生”を、笑いのある“楽しい人生”に変えるには、1日1分、笑いのあるコミュニケーションを仕掛ける事です。

誰だって初めて話す人には腰が引けます。でも中華料理屋の彼のように、相手の懐に入ろうとする勇気を持ってほしいと思います。

私が伝えたいのは“人見知りは性格ではない”。人と上手くコミュニケーションを取れない言い訳材料として、自分を甘やかしているだけです。

そんな事をしていればコミュニケーション筋力は弱体化する一方です。喋りやすい人と喋ってばっかりいないで、まだよく知らない人とたくさん喋っていってください。

おのずと人間力もつきますし、人間関係の幅も当然広がっているのが、想像できると思います。

性格や環境のせいにするのではなく、“笑いのあるコミュニケーションには勇気と愛情が不可欠だ“と意識して行動していけば、みなさんの周りに少しずつファンが増えてくる。

そんなもんなんじゃないかと思うんです。

そんなことを、これからも伝えていくつもりです。

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相手の懐に入ろうとする勇気、笑いのあるコミュニケーションを仕掛ける、すべては接する相手のことを想っての愛情であり、大人の上質な気配りなわけですね。

そして”人見知りだから”と待ちの姿勢だけでは礼儀を欠いているということも、意識しなければいけないことがよくわかりました。

コミュニケーションへの考え方がガラリとかわった、そして楽しいお話に口角が上がりっぱなしな充実した時間でした。本日は本当にありがとうございました!

【アンケート】面接におけるコミュニケーションの重要性

公開されているデータを参照することで、実際にコミュニケーション能力の有無が面接にどれくらい影響しているのか再認識してみたいと思います。

選考時にコミュニケーション能力の有無を重視する企業の割合は

企業の採用担当者を対象におこなったアンケートの結果を見ると、面接で応募者の第一印象に大きくかかわるのは、コミュニケーション能力「態度・仕草」「話し方」「表情」など)ということがうかがえます。


(参照:楽天リサーチ「応募者の第一印象」で重視する要素とは? 中途採用業務にかかわった経験のある300人が対象)

続けて、選考時に求職者のどのような能力が重視されるのか、いくつかのアンケート結果を参照していきたいと思います。

新卒者、中途採用者ともに、面接では「コミュニケーション能力」が特に重視されていました。


(参照:日本経済団体連合会「2018 年度 新卒採用に関するアンケート調査結果」)


(参照:「ミドルの面接で面接官が見ているポイント」について 2018年版)

新卒者を対象としたアンケートでは「コミュニケーション能力」との回答が企業の約8割にものぼり、だんとつ第1位の状態が約15年も続いています。

また、マイナビのアンケート結果では、専門知識や自頭の良さよりも「明るさ」「笑顔」「人当たりの良さ」「誠実さ」「言葉遣い・態度」などコミュニケーションに関する要素を重視していることがうかがえます。

そのほか、ギャツビーが企業向けにおこなった「採用面接で学生の態度においてどこを重要視するか?」というアンケートでは、まず挨拶が最重視されていることがわかりました。

  1. 挨拶をする
  2. 言葉遣い
  3. 相手と目を合わせる


(参照:株式会社マンダム「面接中の就活生の態度に関する調査」)

言葉を使ったコミュニケーションはもちろん、「視線を合わせて話す」「目をそらさずに聞く」また「姿勢」「笑顔」などの振る舞いも、コミュニケーション能力として重視されていることがわかりました。

面接でコミュニケーション能力が発揮できていない人に対しては、

  • ビジネスに必要な最低限のコミュニケーション能力は身につけてほしい
  • 目が合わないと挙動不審に感じる
  • ボソボソ話していると、自信、やる気がなさそうに見える
  • 誠意や熱意がなさそう
  • メンタルが弱そう

といったマイナス評価の意見も聞かれました。

面接で特にコミュニケーション面に不安感を持つ人の割合は

コミュニケーション能力の低さは、採用選考の可否にも反映しているようです。

進路情報研究センターが公開している「進路情報研究センター報告書Vol.1」によると、平成25年に199大学の就職状況実態調査をおこなったところ、6割が「職が決まらない学生には、話すことが苦手な人が多い」と指摘していました。


(参照:進路情報研究センター「大学生の就職状況実態調査」 就職が決まらない学生の特徴について特に当てはまると思う項目)

…コミュニケーションが苦手と自覚している方には少々耳の痛い話が続いてしまいましたね。しかしご安心ください。

実際に「コミュニケーション能力に自信あり。面接なんて怖くない。」という人はそれほど多くはないものです。

同調査によると、キャリアセンターに寄せられる相談では、1番目の「エントリーシートの書き方がよくわからない」に続き「面接が苦手」が多く、就活に関するさまざまな不安のなかでも、群を抜いて面接へ不安を感じている学生が多くなっていました。

社会生活では、誰もが「コミュニケ―ションが苦手」「コミュニケーションが憂うつ」という感情を少なからず経験するものです。コミュニケーションの不安に関しては、このようなアンケートも公開されています。

JTBコミュニケーションデザインがおこなった「コミュニケーション総合調査」では、現代の複雑化したコミュニケーションについて、幅広い世代がどのように受け止めているのか調査し「憂うつなコミュニケーション」「コミュニケーションへの苦手意識」などのテーマに関する回答を公開しています。

同調査によると、回答者全体の58%がコミュニケーションに苦⼿意識を持っていました。

また、コミュニケーションの得意(苦手)な場面に関する設問では「複数の人の前で発表する」「初めて会う人と話す」「自分の意見を口に伝える」などが上位に挙がっていました。面接が苦手な人が多い根拠にもつながると感じます。


(参照:コミュニケーション総合調査<第3報> 「コミュニケーションへの苦⼿意識」コミュニケーションの得意度)

同調査によると、コミュニケーションが憂うつと感じる相手では上司、取引先・顧客が圧倒的に多く、その理由に「気を使う」「緊張する」「なにを話していいかわからない」が挙がっていました。

一方、コミュニケーションが楽しいと感じる相手は家族や友人、同僚などであり「気を使わなくていい」「本音が言える」などの理由が多くなっていました。

同調査の結果からは、コミュニケーションに対する意識について、以下の傾向が見受けられました。

  • 特定の場面や相手に対してコミュニケーションに不安を持つ人が多い
  • 相手に気を使うことが、コミュニケーションの苦手意識につながっている

「相手に嫌われたくない」という気づかいが、コミュニケーションの邪魔をしているのでしょうか。だとすれば、その気づかいが「コミュニケーションを避ける」という形でなく、相手への思いやりとして言動に出せるとよいですね。

株式会社ヒューマン コメディックス「笑伝塾」の活動内容をご紹介

最後に、インタビューにご協力いただいた殿村代表が塾長をつとめる株式会社ヒューマン コメディックス「笑伝塾」をご紹介いたします。

株式会社ヒューマン コメディックスは、コミュニケーションスキルアップを目的とする研修会社です。法人向けの研修事業や講演、個人向けのセミナーなどをおこなっています。

殿村代表が開校した「笑伝塾」は「笑いを取り入れたコミュニケーション」が身につく塾形式の個人向け講座。誰でも笑いのスキルが身につけられると好評で、10年間で10万人が受講する人気の高いカリキュラムとなっています。

殿村代表は、吉本興業のお笑い芸人からトップ営業マンを経て起業した異色の経歴の持ち主です。

「話が面白い人 オモロない人(王様文庫)」
「笑いの凄ワザ(大和出版)」
「10人中10人に好かれようとする人は嫌われる 人との距離が一瞬で縮まる45のメッセージ(大和出版)」

…などの笑いを科学した著書を多数出版しているほか、テレビ番組や新聞など数々のメディアでも紹介され注目を浴びています。

殿村政明氏のプロフィール

小学生の頃から人を笑わせることを愛し続け、19歳で大御所のオール阪神巨人に弟子入り、吉本興業の所属タレントとして活躍した後、相方さんの都合でコンビは解散に。その後、ハウスメーカーに就職して3カ月間でトップの営業マンに上り詰めた殿村代表は、営業で培った笑いのコミュニケーションスキルを人のために役立てるため、10年の年月をかけて「笑い」のメカニズムを科学した教育プログラムを開発。

2007年には株式会社ヒューマンコメディックスを設立、2009年に笑伝塾を開講し、全国に笑いのコミュニケーションを広めるため活動を展開しています。

笑伝塾とは

笑伝塾は、殿村代表が一般の方を対象に、ビジネスで笑いを取り入れるテクニックをわかりやすくレクチャーする実践型の教育プログラムです。

法人としての受講のみならず、プライベートで潤滑なコミュニケーションをとりたい方、人気者になりたい方、そして求職者の面接対策…と、幅広く利用されています。

笑いは「センス」「スキル」の2つの要素で構成され、努力してスキルを身につけることで、円滑なコミュニケーションが取れるようになっていきます。

スキル分布表 笑伝塾より引用

笑いを科学して開発されたプログラムには、笑いのスキルやネタの作り方などがふんだんに盛り込まれ、一般の方でも笑いの取り方を習得することができます。

具体的には、初対面の人の心を瞬時に開く「ツカミ」や、その場の空気ほぐす「ボケ」、話題が続く「ネタ」の集めた方や作り方…などなど、第一線の芸人が舞台裏で特訓しているテクニックをレクチャーしてくれます。

<個人向けのセミナー>

笑伝塾では、鎌倉会場、横浜会場、渋谷会場の3か所にて、1回2時間の体験セミナーを開催しています。個人で気軽にお申込みできる、実践型のセミナーです。それぞれ受講日が異なりますので、詳しくはサイトでご確認ください。

また、全講座のスケジュールを9時間に凝縮したセミナー「スペシャル笑伝塾」を受講すると、笑いの12のスキルをたった1日で身につけることができます。笑伝塾の鎌倉本部会場で開催しています。スケジュールはサイトでご確認ください。

<法人向けのセミナー>

株式会社ヒューマン コメディックスは、法人向けの笑いのコミュニケーション研修をおこなっています。

すでに、全国の大手企業、自治体、教育機関など560団体がセミナーを導入しています。(2019年現在)

笑いの取り方を身につけることでコミュニ―ションが円滑にとれるようになると…

  • 初対面の人とも緊張せずに会話できる
  • 人前で堂々と話せるようになる
  • 人脈が広がる
  • ストレスを感じにくくなる

など、たくさんの相乗効果が期待できるようになります。

受講者の方からは次のようなご感想も聞かれます。

  • コミュニケーションで苦手な部分が克服できた
  • 会話が途切れなくなった
  • 世代が違う人にも話しかけやすくなった
  • 笑い=関西のイメージがあったが、関係なく誰でも笑いが取れると実感できた
  • 笑いはプラス以外のなにものでもない
  • (ご感想はサイトより拝借)

コミュニケーションにコンプレックスがあって面接が不安な方にはぜひオススメしたいセミナーです。

大人の上質な気配り「笑いのスキル」で面接シーンでも好印象に

「芸人さんが使うテクニックで笑いを取るなんて、自分にはハードルが高い」と感じる方がいるかもしれませんよね。

笑伝塾は、どっかんどっかん爆笑が取れる面白い人になる、というより、相手の気持ちを汲んで感じの良い雰囲気が作れる人を目指すセミナーと考えていただけるとよいのではないでしょうか。

笑いについては、科学的、医学的にも、さまざまな効用が実証されています。ぜひ、大人の上質な気配りと「笑い」で、仕事にもプライベートにもハッピーの相乗効果をもたらしましょう。

この記事の専門家

殿村 政明塾長

笑伝塾

兵庫県明石市出身。19歳でオール阪神巨人に弟子入り後、吉本総合芸能学院 NSC11期生に入学、吉本興業の所属タレントに。コンビ解散後、ハウスメーカーの営業マンになり、笑いを交えたトークを武器に全社で営業トップに上り詰める。その後数社起業し経営をする傍ら、10年かけて「笑い」と「コミュニケーション」のメカニズムを研究。「笑伝塾」の参加者は毎年1万人を超え、現在も日本全国に「笑いのコミュニケーション」を広めるべく活動中。

(本記事の情報は2019年10月時点のものです)

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