アパレル業界を辞めたい理由。華やかに見えてハードな仕事内容

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「趣味や好きなものを仕事にしたい」と若ければ若いほど、考えてしまうもの。このような観点から、アパレル業界も非常に人気が高い業界であります。

しかし、好きであればあるほど現実に直面した際、「こんなはずじゃなかった」と後悔することが多いです。今回は、後悔しないように、現在、後悔してしまっている場合は今後どうするか、考えて生きたいと思います。

好きだから、という譲れない想いが邪魔をする!?

好きなものと向かい合う時程、自分なりの価値観や美的感覚を大切にしている人は多いと思います。

アパレルを例に挙げると、おしゃれの系統(よく雑誌などで○○系と表現されるもの)、色彩感覚、サイズ感などで、「自分はコレ!」と言ったものを持っている人が多いと思います。

しかし、仕事は仕事、一般的に支持を得られるもの、はっきり言ってしまえば売れるものを作り、売らなければなりません。例え、それが自分の価値観と大きくかけ離れたものだとしても・・・。

アパレルにのめりこんでしまった人ほど、この点が苦痛になってしまいます。

こんなにキツイ!アパレルの仕事内容

アパレル業界に入った際、まずは現場を経験することが多いです。つまり、実店舗で店員を行うと言うことです。

そして、これは基本的に立仕事です。みなさんも服屋さんで座って接客をしている店員さんを見たことはないと思います。

立仕事は体力的にかなりの負担になります。1日8時間労働だとして、終業の頃には足がぱんぱんにはってしまいます。

ただ立ち続けるだけでなく、商品の補充などもあります。大量の服が入っている大きなダンボールを棚から下ろし売り場へ持っていくのですが、服ってまとまった量になると非常に重いです。

実際、筆者の周りのアパレル業界の知人は、腰をいため湿布が手放せない状態になっています。

体力面のみならず、精神面での負担も大きいのがアパレルの仕事です。その最大の理由は「ノルマ」。

定まられた金額・量を売るようにとの上からの圧力はかなりのもの。ノルマを達成できなかったものなら、朝礼・終礼でのさらし上げ、上司との面談、始末書・・・とさらに厳しい展開が待ち受けています。

よく「服屋で店員がしつこく話しかけてきてうるさい」という話を耳にしますが、このような事情があり彼らも必死なのです。

※ノルマの定義とは?ノルマがある職業の特徴とはの記事もご覧ください。

また、時代背景が関係して、店員も商品を売るのが大変になってきているようですね。
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服が売れなくなってきているアパレル業界の事情

アパレルはブラックなの!?

アパレル業界はブラックな業界だという噂も、ネット上を中心にちらほら聞かれます。「ブラック」の定義は人それぞれなので明言は控えますが、確かに大変な労働環境ではあります。

アパレル業界の求人の募集条件に記載の基本的な労働時間は8時間となっています。しかしこれは、現場である店舗で接客をしている時間のみの時間であることが多いです。

例えば開店前の準備や、閉店後の後片付け、経理などの事務作業は含まれていないことが大変多いのです。

そして、これらの時間を合わせると残業時間はかなりのものになります。1日5時間の月100時間だってありえない話ではありません。そして、残業代が出てくれればいいのですが、見切り残業制を採っている企業も多いのがこの業界の特徴です。

「時給換算したら悲しいことに・・・」という話は非常によく聞きます。

それだけでなく、年末年始などの繁栄期には人員不足で休日出勤を求められることも多いです。

振り替えでお休みが取れればいいのですが、それすらままならないほどの人材不足に苦しんでいる企業も少なくありません。現場はアルバイトが大半を占めており不安定な状態で回しているので、不足分は正社員がカバーするしかないのです。

このような現場での経験の後に、本社へ異動になるケースが多いのですが、ポストが空かないと異動も難しいです。加えて、現場の人員不足も慢性的でなかなか異動もできず、現場で果てしなく疲弊してしまうのです。

アパレルから転職するときのポイント

さて、ここまでアパレル業界の悪しき点を挙げてきましたが、すでに在職していて転職を試みようとしている方も多いと思います。ここでは、アパレル業界にいた方が転職の際に武器にできる点をお話しします。

接客経験は何よりの強み!

まず何よりの武器になるのは、接客経験です。営業職やカスタマーサポートなどの職種において、アパレルで培った接客スキルは非常に重宝されるものです。

接客時に苦労したこと、それを乗り越えるために行った工夫、接客の際に大事にしていることなどをアピールポイントにできる職種にチャレンジしていくといいかもしれません。

また、アパレルの業界では営業のみならず経理などの裏方もこなしていた方が多いと思います。表も裏も観ながら働く際に培える、全体を観る力をアピールしていくのも良いでしょう。

転職先はアパレルと何らかの接点があると強い

業界としてはアパレル業界と何らかの接点があるとなお良いです。

例えば、店舗デザインを行っているインテリアなどの会社、ショッピングバッグのメーカー、ボタンやファスナーなど衣服に関する小物的な材料を扱うメーカーなどです。

このような業界は、現場の声を欲しがっている場合が多く、実際に現場を経験した方々が求められる傾向にあります。

平日の転職活動がしやすい

アパレル業界は不定休と言うことで、平日の転職活動がしやすく、転職先が不定休でもカレンダー通りの企業でも、スケジュールの調整がしやすいのも転職活動の大きなメリットになります。

カレンダー通りの企業で勤務している方々が非常に苦労することのひとつが、面談などのスケジュール調整です。

この悩みが最初の段階でクリアされていることは、ある意味で競争相手より一歩リードできていると言っても過言ではないでしょう。

華やかだけど、やっぱりハードなアパレル業界

好きなものを仕事にしたいという想いと、その後に直面する現実。華やかに見えるアパレル業界と、外からは想像できないハードな仕事内容に、後悔する人も少なくはありません。

今からこの業界を目指そうと考えている人は、現実を知り「それでも進むのか」もう一度熟考してみてください。

そして、アパレル業界からの転職を考えている方、ハードな職場で培った経験は決して無駄にはなりません!その経験を思う存分アピールできれば、転職活動もぐっとやりやすくなるでしょう!

転職エージェントを選ぶなら、アパレル業界向けの転職エージェントを利用するとよいですよ。

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