【例文あり】志望動機が思いつかない時の4つのポイント

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就職活動と転職活動において、書類審査や面接をはじめとする各種選考において最もベースとなる内容が志望動機です。

なぜ他の企業ではなく、特定の企業に入りたいと考えるようになったのかが問われているのです。業界内の会社ならばどこでもいい、というわけではないからです。

とはいっても、面接の場所で必ずといっていいほど問われる「第1志望ですか?」という質問では、たとえ嘘であっても回答は「第1志望です」という回答しかないように、ある程度、志望理由は装飾する必要があります。

ここでは志望動機が思いつかなくて悩んでいる方々のために、志望動機を書くときに気をつけるポイント、志望動機から採用担当者は何を見抜こうとしているのか、そして最終的にどのように作成すればよいのかをご紹介します。

志望動機を書く際のスタンスとは

はじめに志望動機を書く際の、基本的なスタンスについて確認しておきましょう。

まず、志望動機に自分が本当に思っていたり感じていたりすることを記載できることは稀です。理系の学生は自分が学習してきた能力を活用する職業に就くことが多いので、その意味では本音で記載することができますが、特に文系学生は装飾する必要があります。

なぜなら、志望動機を書こうとしている企業が本当に第1希望である可能性は極めて少ないからです。

本当に第1志望であればよいのですが、現代では数十社単位で選考を受けることも珍しくないために、必ず第1志望ではない企業の志望動機を書く必要があります。

しかし、日本は必ず「本音と建前」が必要とされる文化があります。志望動機とはこの「建前」の部分に該当します。

例え本音で無くても、自分が応募した企業に相応しい人材であることをアピールできなければ内定を勝ち取ることはできないのです。

一方でたとえ本音でなくても採用担当者が自分の企業に応募してくれた応募者として、理由が相応しければ内定を勝ち取ることができる、とも言えます。

内定をたくさん獲得した学生と、「無い内定」とも呼ばれる内定をまったくとれない学生との違いは主にここに集約されます。企業が求めている人材像を正確に把握できていればいるほど、内定を得ることはより簡単になっていくのです。

この点は新卒として取り組む就活でも、転職活動で取り組む場合でも基本的にはほぼ同じです。特に就活として取り組む場合は、採用の基準がポテンシャル採用になるためにこれを満たしていることになり、結果的に内定を獲得しやすくなります。

志望動機から採用担当者は何を見ているのか

では、志望動機から採用担当者は何を見ようとしているのかを考えてみましょう。

採用担当者は、応募者を選考して適材適所に配置することが仕事です。自分の企業で長く働いてもらい、企業として利益をだしてもらうためにもできるだけ適性の高い場所で働いてもらいたいと考えています。

そうすることによって、結果的に採用担当者本人の人事評価にも繋がるために、この点は間違いありません。

応募者の志望動機から判断したいことは、主に以下のようなポイントにまとめられます。

  • 応募者が備えている能力
  • 応募者が備えている意欲
  • どのような人物なのか
  • 企業の社風に合うかどうか

では、これらについてもう少し詳細に確認していきましょう

応募者が備えている能力とは

初めに確認される点は、応募者が備えている能力です。端的に言えばこの応募者は企業のために何ができるのか、どのような能力が我が社の仕事に役に立つだろうか、という点です。

特に転職時においては、この点は極めて厳しく確認されます。なぜなら、企業として中途採用を募集するということは、特定の能力を備えた人物が何らかの理由で欠けてしまった、或いは不足してしまいその補充を求めているからです。

一方で新卒の学生が備えている能力は理系の学生を除いてそこまで厳しく見られているわけではありません。一部外資系の企業では、応募条件にTOEIC800点以上といった条件を設けている場合がありますが、それほど多くはありません。

ですが、こうした新卒の学生が記載する志望動機からも能力を備えているかどうかを見分けられるポイントがあります。それはわかりやすい文章が書けるか、そしてビジネスマナーとしての体裁がきちんと整っているかです。

わかりやすい文章とは、結論を先に述べ後から結論を補足する内容の文章を書くようにすることです。ビジネスのシーンでは、毎日多くの文章を読む事になります。そのため、わかりやすさが最も重要視されるためです。

ビジネスマナーとしての体制とは、挨拶や敬語の使い方などもそうですがビジネスメールでよく用いられる決まった形の体裁を知っているか、というポイントになります。

こうしたポイントは、企業に入社してから本格的に体感で学習することも多いですが、基本的には入社前に備えておくべき知識とマナーになります。こうした点を知っていることが、志望動機の書き方に良い影響を与えることになります。

応募者が備えている意欲とは

次に確認される点は、応募者が備えている意欲やモチベーションです。とある特定の企業のどの程度入りたいと思っているか、という点であると考えるとわかりやすいです。

志望動機を作成する上で、一番理由を作成することが困難なポイントです。

なぜなら、上述のように大抵の場合は第1志望ではないのに第1志望であるかのように装って、作成する必要があるためです。採用担当者がなぜ自分の企業を志望したのか、という理由を明確に述べなければならないためです。

この点は、応募者も採用担当者も大抵の場合は第1志望でないことはお互いにわかっています。つまりどの程度納得できる「建前」を作成できたかどうかが問われています。

この部分を作成する際のポイントは、自分の備えている能力や性格とその企業が大切にしていると思われるポイントをマッチさせて書くことです。

当然マッチするポイントを把握するためには自己分析と業界研究、あるいは企業研究が必須になります。これらが大切だとよく言われる理由は、志望動機を作成するために必要不可欠な要素であるためです。

こうした点を踏まえて書くことによって、意欲面を評価され書類審査や面接を通過しやすくなります。特に新卒の学生にとっては、この意欲面が全体の評価の半分以上を占めることも珍しくありません。

意欲が無いと判断された人物は、すぐに落とされてしまうのでこの点は特に気をつけて記載することを心がけましょう。

どのような人物なのか

次に確認される点は、応募者がどのような性格を備えた人物なのかという点です。能力面と併せて評価されることが多く、性格面を見られていると考えるとわかりやすいです。

自己分析などを通じて自分がどのような性格なのか、そして周りからはどのような性格を備えていると見られるのかを把握していることがポイントです。

その上で、企業が募集している仕事の内容に合っていることが求められます。

例えば、性格的に押しが弱く口下手な人が営業の仕事に向いているでしょうか。明るく人と接することは好きだけれど細かい作業が苦手、という人が経理などの数字を扱う仕事に向いているでしょうか。

こういった点を例として考えればわかりやすいでしょう。

内定を獲得したいならば、例え実際にはそれほど話をすることが得意でなくても、得意であるかのように書かなければなりません。苦手な人材をわざわざ採用する必要はないからです。この部分も「建前」の部分に該当します。

もちろん、本当に苦手な場合にはそもそもその募集に応募すべきではありません。適性がない中で働き続けるのは非常に大変だからです。

このような意味で、性格的に自分が企業が募集している仕事に合うかどうかをきちんと見極めた上で応募して、記載することが必要です。そうでないと、記載する内容に整合性が無くなってしまうからです。当然そのような応募者はすぐに落とされてしまいます。

自分の性格的に、応募した仕事が本当にあっているのかどうかを確認して記載することが一番大切なポイントです。

企業の社風に合うかどうか

最後に確認されるポイントは、採用担当者の企業の社風に合うかどうかというポイントです。

これはいくら能力的にも優秀で意欲が高くても、企業で今現在働いている人たちと性格的にあまりにも乖離していると、うまく馴染めないと判断されてしまうためです。

企業で採用を考える時には、能力面もさることながら協調性が重視されます。特に日本の企業においては、和を尊ぶ文化が強くあるためにこれを乱す人物は例え優秀でも入ってきてほしくないという面があります。

採用担当者はこの辺りを一定程度考慮しながら採用活動を行っています。では、こうした点を把握するためにはどうすればいいのでしょうか。

この点は採用担当者自身を観察する、あるいは可能であれば新卒の場合はOGOB訪問、転職の場合は現場社員と実際に会ってみることが判断基準になります。

現在の時点で企業で働いている人も、かつて何らかの形で選考試験を受けて合格した人たちです。つまり、社風には合致している人たちです。

このような現場社員を観察することによって、どのような能力や性格を備えた人たちが働いているのかを確認することができます。

同じ業界の企業であっても、働いている人によって企業の雰囲気は全く違うのでその点が自分に合致するような応募書類を作成して、面接に臨めるように記載することが大切です。

【例文】4点をまとめ、最終的にどのように作成すればよいか

では、実際にどのように志望動機を作成すればよいのでしょうか。まず、先に述べたこれらの点を踏まえる必要があります。

  • 応募者が備えている能力
  • 応募者が備えている意欲
  • どのような人物なのか
  • 企業の社風に合うかどうか

これらを踏まえながら1つずつ箇条書き、もしくは短い文章で要素を作成してみることから志望動機の作成は始まります。文系学生が営業職に応募する場合の作成過程をみてみましょう。(以下の例は架空の内容になります。実例ではありません。)

応募者が備えている能力
ビジネスマナーや、敬語の使い方、目上の人との接し方、人の話を聞いて課題を見つけて、解決に導くこと。
応募者が備えている意欲
この企業では、綺麗な水を世界中に売っている。近年では、まだまだ水が不足しがちなアフリカ地域にも販売を始めたらしい。自分の望むキャリアとしてそうした海外勤務をしたい面もあるが、こうした企業を通じた活動によって人々の役に立つような仕事がしたい。
どのような人物なのか
常に話をすることが好きな性格、またついつい他人が困っていると相談に乗ってあげたくなる。
企業の社風に合うかどうか
正確にはわからない。しかし、営業職として人と話すことが好きで、その中から課題を解決していくという仕事のスタイルは、自分の性格的にも会っていると思う。

このような点を踏まえた例文が以下のようになります。

————-
「私が貴社を志望する理由は、グローバルな視点で世界の問題の1つである水不足を解決するために全力で取り組んでいる貴社で働きたいと感じたからです。

貴社は、最近のニュースで新しくアフリカの地域にも水の販路を広げ、ますますグローバルに活躍していると聞き、私もその一員として世界を舞台に仕事をしたいと思いました。

仕事を通じて自分を成長させ、将来は世界中を飛び回りながら営業職としてさらに水の販路を広げて、貴社の利益に繋げながらも地域の人々に感謝されるような仕事をして行きたいと思います。」
————-

そしてこのような文章を作成した後に、自分が作成した文章に対して採用担当者が読んだらどのような疑問を抱くかを、最低3つか4つは考える必要があります。これは、自分で考えても他人にアイディアを出してもらっても構いません。

想像する際のポイントは、採用担当者が面接で質問するならどのような質問だろう、と考えることです。

上記の例でいえば

  • 我が社がアフリカ以外にどのような場所で営業しているか知っていますか?
  • 水の販売をする際に、どのようにすれば売り上げが上がると思いますか?
  • 地域の人々に感謝される仕事は、何も我が社でなくても良いのではないですか?

このような点になります。これらを踏まえて、内容をできるだけ充実させていくことが大切です。

志望理由は「建前」の世界です

多くの方々が、志望理由を作成する際に苦労していますがあくまで志望理由は「建前」です。本音で書いて良いところもありますが、多くはこうした「建前」をどれだけ丁寧に作成できたかによって決まります。

職種に対してはできるだけ本音で語るほうが良い場合が多いです。自分が望んでいないのに営業の仕事に回されたり、技術を備えていないのに技術職に回されてしまった場合には、そもそも仕事に取り組めなくなってしまう可能性もあるためです。

ですが志望理由に対しては大抵の場合本音で語ることはできません。本当に第1志望である場合は数少ない例外ですが、そもそもそんなケースは稀です。そして極端な話、自分を雇ってくれるなら別に貴社でなくても構わない、ということになってしまうためです。

本音を語ってしまうと給料や労働条件が良い、自分の今の居住地域から近いなどという極めてありふれた理由になってしまうことがほとんどです。

もちろん、それ自体は仕事のモチベーションを上げる上で悪いことではないのですが、日本の文化的な理由上これらを応募書類に記載したり、面接で述べたりことはできません。

また、実際に仕事をする際には支障のない範囲での嘘を用いる必要性もあります。取引先にリップサービスをしたり、相手を持ち上げて自社を有利に導くといった戦略的な要素も出てきます。

採用時にこういった内容はもちろん公言はされませんし、そもそもできませんが状況に応じて自分を演出できるかどうかを、こうした志望動機の記載内容から採用担当者は判断しようとしているのです。

転職の際には、こうした点を社会経験から既に学習しているためにそれほど苦にはならないのですが、学生生活を長く送ってきた大学生では抵抗を持ってしまう学生も一定数いるようです。

そんな学生には、大人になるということの意味をもう一度考えてみることをお勧めします。綺麗事だけでは済まされない、そして社会では相手と競争することによって企業が生き残っていく必要があるという点です。

最初はショックかもしれませんが、徐々にこのような考え方に慣れていく必要があります。そして、慣れた頃にはじめて採用担当者が求めている内容を体感で感じることができます。

志望理由ひとつ書くだけも、こうしたさまざまな点に配慮しなければなりません。ポイントを押さえて、記載することを心がけましょう。

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