社員旅行に行きたくない!みんなの嫌な理由&うまい断り方

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会社の同僚や上司、部下のプライベートな一面を除いてみたいと思った事はありませんか?仕事を抜きにした普段の姿、スーツや制服ではない私服、普段接する姿と異なる一面を見るだけでその人の印象が変わります。

意外な一面を見る事で、会社では敬遠しがちだった人に対しての誤解が解けたり、逆に素敵だと思っていた方に対して嫌な一面に気付いてしまう事もあるでしょう。

無礼講だと言われてもあくまで会社の行事ですから楽しみばかりではない事は重々承知のはずですが、一体なぜ社員旅行はここまで嫌われてしまったのでしょうか?

なんで開催するの?社員旅行の目的

第一の目的は社員同士の親睦を深める為です。会社は仕事をする場なので、社員同士は会社での姿しか社員の事を知りません。

会社とは違う新鮮な環境で、普段味わう事のない体験をしたり食事をしたりする事で、普段関わる事のない社員同士が交流でき、社内の輪が広がります。

その他、参加することによってプラスになる事は多々あるので、いくつかご紹介します。

上層部の方と話が出来る

普段、書類上でしか関わらない上司がいます。代表取締役を始め常務取締役、統括本部長、その他事業部長・・・

今後の昇進を狙う方であれば、ここまで間近で自分を印象付けられる機会はありません。イベント毎に目立つ事が出来ればたとえ名前を憶えられていなくても、「あの時のあいつか!」と思い出して頂ける事でしょう。

旅行中に良い印象を与えられれば新しい企画の時や新規立ち上げ等、やる気がある目を引く存在が必要な際に重宝されます。

業務のモチベーションが上がる

これは会社が選ぶ旅行先や内容にもよりますが、普段行けないような場所や自分だけではなかなか経験出来ないような体験が出来れば「この会社で働けて幸せだ!」と感じられます。

会社の悪いところはスラスラ言えるのに、良いところには言葉を詰まらせる社会人は少なくありません。

少し予算は掛かるかも知れませんが、素敵な非日常を味わう事で普段の業務に対しモチベーションはかなり上がります。

退職を考えていた人すらも考え直し、また頑張ろうと思えるスパイスになるかも??

幹事役のスキルアップ

イベントは全員で楽しむものですが、企画をする人・運営する人がいて初めて成立します。幹事役が部署ごとにローテーションで回る会社もあれば、毎年その年の新入社員が企画するという会社もあります。

これは上司・同僚を含む社員全員に対する、リーダーシップを持つ立場を経験させる目的があります。

面倒な役回りだと思うのか、成長出来る良い機会だと捉えるかは本人次第ですが、会社としてはやはり良い機会として与えていると考えて担当者に任せています。

中には上層部が目をかけている人に任せている場合もあるので、任された際は決して嫌がらず全力で取り組みましょう。

社員旅行のここがイヤ!

社会人経験が長い方は参加することに対してそこまで嫌悪感は無いようですが、
30歳以下の社員からは嫌がられる傾向にあります。

そこには若い方の仕事に関する価値観が大いに絡んでいます。

評価より休みが欲しい

以前は給与条件をもとに就職・転職活動をしていた人はほとんどでしたが、今は年間休日数や残業の有無を重視している人が非常に多い傾向にあります。

社員旅行は休日を利用して催される事がほとんどですし、仮にその社員旅行に参加しなかった場合はもちろん会社は稼働していない為、旅行期間中はお休みになります。

確かに不参加は悪い印象を与えますが、社員旅行への参加・不参加を社員の評価に加える事は出来ない為、若年層はお休みを優先しがちです。

旅行とは言っても結局は仕事

無礼講だからと言っても目の前にいる上司に手酌させるわけにはいきませんし、お酒で羽目を外す事も出来ません。せっかくの旅行であれば家族や友人と楽しみたいという人も多くいます。

結局は社員の集まりなので、共通の話題と言えばどうしても仕事の話になってしまいます。また、その旅行直前でミスをしてしまったとすればその旅行は地獄そのものでしょう。

仕事を忘れて楽しむはずの旅行メンバーが仕事仲間であれば、実際には「仕事を忘れる」なんて事は出来ませんよね。

半強制的な余興

宴会の席では余興はつきものです。広い宴会場でひたすら食事をするだけでは場が持ちませんし、会話が無くお葬式のような状態のエリアが出来てしまいます。

余興に使用する小道具への予想外の出費や、幹事や上司の指名により急遽余興をする事もあるでしょう。

一生懸命考えたり練習してきた余興であったとしても、想像していたよりも場の空気に合わずしらけさせてしまったり、ヤジが飛んできたりする事もあります。

人生経験が長い方であればうまく対応出来る方も多いと思いますが、若い方は昔に比べこのような機会に触れることはあまりない為免疫が無いのですぐに傷ついてしまいます。

中には精神的苦痛を訴えてくる強者もいますので、幹事側もデリケートな対応が必要になります。

同室の社員に気を遣う

大抵の会社の社員旅行は2名から6名程度の相部屋で準備されます。要するに、旅行中、気が抜ける時間はないのです。

お風呂にゆっくり浸かりたいと思っても、温泉であれば他の社員と顔を合わせますし、ホテル等大浴場の無い宿泊施設であればゆっくりする時間はありません。

スマートフォンや携帯電話・髭剃りの充電、ドライヤー等のコンセントが必要な場合も長時間の使用は気が引けますよね。寝る場所もくじ引きにしたり、金庫の鍵の管理する担当決めも必要です。

旅行費の一部・もしくは全部が自己負担

旅行費の全てが福利厚生で賄える会社もありますが、宿泊施設内での費用のみ会社負担で、その他で立ち寄る施設の入場料や食事代は自己負担になるケースもあります。

会社によってはボーナスで全て支払いをしてしまう為、企画も含め全て社員の意思に任せられているところもあります。

そうなると給与の低い社員や事務員さんにはかなりの負担になります。上司が若干多めに支払う場合もあるようですが、そうなると「上司の奢り」となるので参加しても心から楽しめません。

福利厚生とは?と問いたくなりますが、実際にこのような会社は存在します。今のあなたの会社はもしかすると非常に恵まれているかも知れません。

どうせ行くなら…社員旅行を楽しむ方法

参加したくない・面倒だと感じていても、行くと決めたらせめて楽しめないと損です。せっかく休み返上で参加するイベントなので、気持ちを切り替えて楽しい事に目を向けましょう。

幹事もしくは幹事の補佐を務める

幹事のメリットは行き場所や宿泊施設、企画を自分が好きなように決められることです。苦手な人と部屋を離すことも出来ますし、行きたい場所を旅行中に盛り込む事も出来ます。

そこまでの企画力が無い人でも、補佐を申し出て断られることはまず無いでしょう。宴会の司会進行役としてでも、幹事と少しでも絡められれば自ら余興をしなくて済みます。

嫌な事をしたくなければ、やらせる側に回るのが一番の解決策です。

見どころを事前に確認しておく

旅行は苦痛かも知れませんが、景色や食べる物はどんな相手であっても期待を裏切る事はありません。事前に配布される資料に目を通し、その場その場でのポイントを把握しておきましょう。

社員旅行は団体行動ではありますが、必ず自由行動は設けられます。事前に調べた情報をもとに自分がそこで押さえておきたいポイントをしっかりと押さえましょう。

社員との団体行動を苦痛に感じていると、一人になれる時間が少しでもあると非常にリラックス出来ますし、ストレスが一気に発散出来ます。

そういった時間が少しでもあると、不思議と「来てよかった」という思い出に繋がります。これほどまでに緩急が短時間で味わえる行事もなかなか無いでしょう。

何が何でも社員旅行に行きたくない時の対処法

やっぱり何度考え直しても嫌なものは嫌なものです。いくら努力したところで苦手は克服できない人はいます。

そんな人は無理して参加する必要はありません。しかし、何の理由もなく「不参加で」とは言いにくいものです。自己負担がある旅行であれば断りやすいですが、全額会社負担であれば尚の事ですね。

何が何でも行きたくない方への対処法をいくつかご紹介します。

仮病を使う

何も、自分が病気になったと伝えなくても構いません。親・子供等、身近な存在であれば誰でも大丈夫です。自身であれば、「昨日までピンピンしていたくせに・・」等、陰で言われかねませんからね。

親や子供、ご主人の急な体調不良は自身の自己管理の責任も問われませんし、そもそも参加が強制では無い為、診断書を提出する義務もありません。

幹事の方は以前から準備しており当日も忙しい中、突発で変更対応をさせている為、旅行終わりの休み明けに謝罪を入れておきましょう。

以前から入っていた予定があると伝える

大半の会社の社員旅行は土日・祝日を利用して催されます。もちろん結婚式や法事もわざわざ平日に入れる人はいません。土日に組まれやすいと架空の予定を入れてしまいましょう。

しかし、場所や内容によっては途中での合流を求められる事がある為、架空の予定の場所は社員旅行の目的地から少し離した方が良いでしょう。

行けない理由については出来る限り細かくない様を伝えましょう。全て嘘かも知れませんがバレない程度にあまり作りこみ過ぎず、信じ込ませられるような内容を作りましょう。

あまりに設定を細かくしたり、重大化させてしまうと普段の行動までも制限してしまい、後々自分の首を絞める事になります。旅行期間中だけ逃れられたら良いだけなので、作り込み過ぎないよう注意しましょう。

転職を検討する

どんな会社でも不思議なもので、会社の規模に関係なく社員旅行を始め社内イベントに対し非常に強制力のある会社はあります。

いくら休みの日だからと言っても毎回不参加にするわけにはいきませんし、言い訳を準備していても2回3回と続けば「なぜいつも旅行にかぶるの?」と疑われてしまいます。

社内イベントに強制力がある会社であれば最悪の場合、結婚式であれば招待状・病気であれば診断書等、証拠の提出を求められる事があります。

そんな会社はあなたが働き続けるにはあまりに窮屈です。社長が変わらない限り、社風が変わる事はまずありません。そうなった場合は、早めに転職をした方が身のためです。

こんな事で?と思われるかも知れませんが、社内イベントを大事にする会社ではイベントに参加しない社員が昇進する可能性は低いのです。

また、働き続ける中でイベントや社員旅行の話になるとそこに加わる事が出来ない為、普段から肩身が狭い思いを強いられます。長い目で見ると、その場しのぎの嘘よりも転職が最善の策というケースも少なくありません。

社内イベントがイヤ!という人はけっこういる

社員旅行がある会社に勤めている方は無い会社を羨ましく思い、社員旅行が無い会社に勤めている方はある会社に憧れます。

旅行先が近場なのか県外の離れた場所なのか、はたまた海外旅行なのか。

会社の数だけ社員旅行を始め、社内イベントの色があり福利厚生の考え方があります。また働く人の考え方もそれぞれです。

若年層の社員が参加したくないという意見が多いのは確かですが、立場上参加せざるを得ない・行きたくないと言えない上層部の方もいる事は忘れてはいけません。

実は、部下以上に気を抜けないのは上司たちなのです。下手な事を言うと無礼講でもセクハラ・パワハラは付きまといますし、上層部の噂は噂で済むことはありません。

部下が面倒だと感じている裏で、実は上司も発言や行動に注意を払っているのです。尚更「そんなイベント、無くせばいいのに!」と思うかもしれませんが、やはり社長には誰も何も言えないのです。

皆が同じ気持ちだと思うと、嫌悪感ばかりで参加している社員の方も少し気が楽になるのではないでしょうか?社員旅行がイヤでたまらない方が少しでも楽になりますように。

こちらの記事も参考にしてみてください。
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