ゆとり世代の仕事の特徴。当てはまる年齢と転職するときのポイント

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ゆとり世代の育成方法について、頭を抱えている指導者の方も多いのではないでしょうか。

ゆとり世代はゆとり以前とは別の教育を受けたため、価値観や考え方に差が見られるわけです。しかし、別の教育を受けたからこそ養われた、独創的で自由な考え方ができるのも事実です。

この記事では、ゆとり世代の定義・具体的な年齢層を理解することから始めます。

そして、考え方の特徴を理解した後、具体的な育成方法のポイントをご紹介いたします。後半には、ゆとり世代が転職する際に注意する、価値観の違いにも触れています。

ゆとり世代とは

ゆとり世代について明確な定義は存在しませんが、ゆとり教育を1年でも受けている世代のことを指します。

2002年に学習指導要領が改正されたことで、ゆとり教育がスタートしました。ゆとり教育の特徴としては、知識だけでなく総合的な学習を取り入れて、実際に物事を経験した上での学びを大切にするというものです。

何故ゆとり世代という言葉が広まったのか?

ゆとり教育が始まったことで、従来よりも知識量が減ったためか学力の低下が起こりました。

もちろんゆとり教育だけが原因で、学力の低下に繋がったとは言いきれません。しかし、ゆとり教育とはいえども学びたい人は従来通り勉強をするため、勉強をする人としない人の差が大きくなったことが原因であると捉えられます。

このような格差は、家庭に十分な収入があるかどうかも関係しています。収入が少ない家庭は、学習に当てる費用に余裕がなかったり、通う学校を選ぶことができなかったりするため、学びが人より少なくなってしまいます。

ゆとり教育によって、学習以外の部分に重点を置き、豊かな人間性を育成することを目指したものの、総合的な学力が低下する結果となってしまいました。その結果「ゆとり世代」と呼ばれ、マイナスに評価されることが増えてしまったのです。

ゆとり世代に当てはまる年齢層は?

2002年に改定された学習指導要領も2011年度に再度改定されて、現在は脱ゆとり教育になっています。

ゆとり教育は、2002年度から2010年度まで行われていました。生まれた年が1987年から2004年までの人々がゆとり教育を受けたということになります。

その中でも生まれ年が1987年から1995年までの人々は、特にゆとり教育を深く受けたとして「ゆとり教育を色濃く受けている」と言われることもあります。

ゆとり世代の仕事の取り組み方の主な特徴4つ

ゆとり世代は学力の問題だけでなく、仕事への取り組み方に対しても特徴がある傾向にあります。全員に当てはまるわけではありませんが、ゆとり世代の社員の仕事への取り組み方について見ていきましょう。

ストレスに打たれ弱く、すぐ嫌になってしまう

指摘されたり怒られたりすることに慣れていないため、少し注意を受けただけで仕事を投げ出してしまうことがあります。間違いについてきつく叱ってしまった時には、次の日から会社に来ないということにもなりかねません。

上司が叱ることにとどまらず、仕事のストレスを上手に解消できないことで、すぐに労働意欲がなくなってしまうことも多いのです。

仕事よりもプライベートを優先する

ストレス解消に必要なのは、プライベートの充実ではないでしょうか。ゆとり世代には「仕事の時間は定められた時間、それ以外はプライベートの時間で、仕事には縛られたくない」という認識があります。

仕事が終わらなくても時間には帰りたい、休みの日は自分の好きなようにリフレッシュしたい、と考えてしまうわけです。

仕事を一生懸命にこなすことによる達成感・成果よりも、決められた短時間で素早く物事を終えたいという気持ちが強いのも特徴です。

考えて行動することが苦手で、指示されないと動かない

仕事をする上で、自分はどのように動けば良いのかを考えるのが苦手で、分からない時には周囲にも質問せず、ジッと待っていることがあります。人に言われたらその通りこなすのですが、指示がなければ自分で考えて行動しようとしません。

また、「普通は分かるだろう」と思われる一般常識的なことも、指示がないと動かない場合があるため、手順などを事細かに与える必要が出てきます。

仕事上のコミュニケーションが苦手である

仕事上で良好な仲間関係を築いたり、会社の集まりに参加したりすることを嫌う傾向にあります。仕事の集まりであればその時間は拘束されていると捉えるため、その分給料が上がらないのか、と考える人でさえいるのです。

ゆとり世代は、近年の不景気の影響で将来に不安を抱えているのも事実です。そのため、今の会社の成長・発展よりも、将来自分がどのようにして生きていかなければならないかを重視しています。

それゆえに、どの分野でも役立つ知識を大切にしたり、自分が利益を得られるもののみ積極的に取り組んだりすることが多いのです。

ゆとり世代の社員を育てるためのポイント5つ

では実際、会社にゆとり世代の社員が入って来た場合にはどのように指導していくのが適切なのでしょうか。

個々の性格も関連してくるので難しい部分はありますが、以下の点に注意して、ゆとり世代の特徴を活かした指導法を試みると効果的でしょう。

急がないでじっくりと時間をかけて育てる

ゆとり世代は「考えて行動することが苦手」と言われますが、マニュアル通りに物事をこなすことは得意とされています。最初に仕事の手順についてじっくり時間をかけて指導することで、その通りに職務をこなすというわけです。

それは自分の考えで行動して失敗することを恐れているからなのですが、マニュアル通りに物事をこなせるようになることは、長い目で見れば大切なことでしょう。

仕事内容を伝える期間は、手取り足取り指導しなければならないため苦労するかもしれません。しかし、指導を諦めずに継続することで、仕事内容を覚えた際には仕事を手伝って貰うこともできるわけです。

見放さずに辛抱強く育てることが大切なのです。

褒め方や叱り方を工夫する

常に優しくゆとり世代を見守るのではなく、飴と鞭のように「褒める時は褒める、駄目なものは駄目」という部分は伝えてあげることが大切です。

褒める時は必ず他人と比較せずに、その人ができるようになった点を具体的に褒めてあげます。ゆとり世代は学力の点でマイナスに捉えられがちですが、独創的に自由に考えられるというアイデアの部分では優れていることが多いのです。

仕事にその能力を発揮するためにも「自分は認められている」という自覚を持たせてあげる事が大切です。どんな些細なことでも、人は褒められると嬉しいものですしね。

ゆとり世代がミスをしてしまった場合には、何がいけなかったのかを具体的に説明して、どのようにすれば良いかという改善策も明確に提起します。

一番いけないのは、駄目な部分をはっきり伝えないで、怒鳴ってゆとり世代を萎縮させてしまうことです。指摘内容が論理的で筋が通っていれば納得し、次回からは仕事マニュアルの1つとして改善しようと努めることに繋がるわけです。

じっくり話をする機会を設け主に傾聴する

ゆとり世代は、自分が思っていることを説明することが苦手な傾向にあります。実はすごく良い考え方を持っていたとしても、その考えを上手く引き出してあげないと意味がありませんよね。指導する側としても問いかけ方が大切になってきます。

ゆとり世代は言われ慣れていないため、上司から意見を言われると萎縮してしまう傾向にあります。そのため、あくまで上司としては優しく傾聴して、適切な質問を投げかけることで意見を引き出してあげるのです。

作業の片手間ではなく、忙しい中でもじっくり話せる時間を作ってあげることも、大切だと言えるでしょう。

時間的制約を意識してスケジュールを立てる

ゆとり世代は、仕事よりもプライベートを重視させたいため、時間外の拘束が多いと長続きしないことがあります。どうしても作業が終了しない場合はお願いする形にして、なるべく時間内に終わるようにスケジュールを組むと良いでしょう。

どう考えても終わらない量の仕事を与えたり、時間外労働を増やしたりしてしまうと、すぐに会社を退職するとも言いだしかねないわけです。

仕事をこなす上で不安に思う点なども、合間に傾聴しながら、お互い効率良く仕事をこなせる環境を作るのが理想的だといえます。

仕事内容や手順を分かりやすく明確に説明する

仕事の内容については「これくらい分かるだろう」ではなく、なるべく色々なパターンを丁寧に説明しておくと、作業にとりかかりやすいことが多いです。

社会の歴史年表のように、順を追ってしなければならないことをまとめておくと、理解がしやすいです。場合によってはメモをとるように促し、一度やったことは次にはできるように、と細かい目標を立てて作業を進めていくと良いでしょう。

「何が分かって何が分からないのか」をはっきりさせることも大切で、説明した後に質問できる時間を作るのも効率的ですね。

ゆとり世代が転職するときに注意したいポイント

では、ゆとり世代が、転職する際に注意しなければならないことは何でしょうか。それは前にも述べた、ゆとり世代とそれ以前の世代の価値観の違いによるものが大きいとされています。

最も大きな違いとしては、ゆとり世代が「仕事よりプライベートが大切」と考えることにあるでしょう。残業や休日出勤を嫌い、時には仕事上の歓迎会・飲み会なども拘束されていると捉えることもあります。

これが転職の際の理由にも表れてくることが多く、転職の理由として、時間的制約が少ないことを挙げる場合が多いのです。

ゆとり世代以前が、会社の経営理念のような仕事上の価値観の一致を重視するのに対して、ゆとり世代は決められた時間で成果を上げることを考えます。

しかし、これを転職の際の理由に挙げるとなれば「また時間的制約が理由で会社を辞めるかもしれない」と会社側には捉えられてしまうので、注意しなければなりません。

転職する際には、ご自身がゆとり世代の特徴で当てはまる部分があるかを確認し、ゆとり以前の世代の考え方も学ぶことで、視点を変えて考えると良いでしょう。

ゆとり世代の特徴や良さを知り、指導方法を工夫しよう!

ゆとり世代の特徴・仕事に対する考え方など、改めて振り返ると、ゆとり以前の世代とは大きく違っていることが理解できますよね。

当然、受けた教育が異なるのでこのような違いが生じてくるのは仕方ありません。しかし、双方の考え方の特徴にも目を向け、仕事においてはお互いの良さを融合できれば、より良い組織に近づくのではないでしょうか。

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