大手企業特有の6つのデメリット。好条件の裏にある労働者の悩みとは

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就職を考える際に、誰もがあこがれる大手企業。有名であるステータスだけでなく給料条件や福利厚生などの待遇もしっかりしていることから、多くの人が目指しています。

しかし、時間の流れが速くなっている現在、大手企業が必ずしも良いとは限らなくなって来ました。

「まさかあの企業が!?」と思ってしまうような、大企業の業績不良のニュースを聞くことも増えて来ました。

今回は大手企業に勤めるデメリットについて、お話していきます!

トレーニングがしっかりしている分、自立までに時間がかかる

大手企業は、中小企業に比べて人材育成にお金と時間をかける余裕があります。

オフ・ザ・ジョブトレーニング(いわゆる座学などのトレーニング)を経て、現場でのトレーニング、オン・ザ・ジョブトレーニングへ進んでいきます。

しかし、このトレーニングの過程は丁寧な反面、非常に時間がかかってしまいます。具体的に言うと「3年」での自立を目標に実施している企業が多いです。

数年間に及ぶトレーニングになるため、先が見えにくく「このままでいいのか」などといった焦りが出てくることも少なくありません。

やりたい仕事が出来ない

大手企業は総合職での採用がほとんどです。

企業の中でどの職種に配属されるかは、あなたの意思だけでは決められません。他者から見た適正や、各部署の不足人数などを考慮しながら決定が下されます。

そのため、本当は企画がやりたくても営業にまわされたり、広告関係の仕事がやりたくても営業に回されたり・・・。

特に最初は営業職から始めなければならない企業が多いです。

運がよければすぐに希望の部署に異動できることもありますが、可能性としては決して高くありません。望んだわけではなくても、数年間営業職として働かなければならないことも多いです。

異動まであとどのくらいの期間が残っているかは、自分だけでなく会社の誰も分からず、希望していない部署に配属された際は、大変な苦痛を伴うことになります。

皆さんが感じている営業職のつらいところを共有してみましょう。
営業職のつらいところ・転職したくなる理由

転勤がある

大企業は全国展開されている場合がほとんどです。そのため、異動は避けられません

もちろん、本社は東京を中心に大阪や名古屋、横浜といった大都市にあるし、支社だって大都市あればあるほど大きいことがほとんどです。

しかしその分、このような大都市での金もを希望する社員が圧倒的に多いため、倍率が非常に高くなってしまうのが現状です。

知りもしない地方への転勤が決まってホームシックになることや、家族をおいての単身赴任を迫られることも多々あります。

異動の時期が近づくとドキドキするものですね。異動したくない場合の拒否の仕方もあわせてどうぞ。

社高齢化により風通しが悪くなる職場

大企業は中小企業に比べて離職率が大分低くなっています。それに加え、高齢化社会に応えるべく再雇用制度を設けている企業が多くなっています。そして、年齢のバランスを犠牲にして新卒の採用を調整してしまう企業も出てきました。

このため、年配の社員が増えてしまい、若手は肩身が狭い思いをし続けなければならない状態になっています。

予断ですが、このような高齢化の影響から、管理職のポストが足りなくなってしまう問題を解決するために、いったい何をするのか解らない部署を設ける会社も存在します。

このような状態になると、個人レベルのデメリットだけではなく、企業活動全体にもデメリットをもたらすようになってしまいます。

社内営業が多い

社内において自分の待遇を上げるためにどうしても必要になるのが社内営業!社員数が増えれば増えるほど、必要な社内営業も増えてきます。

普段日常の上司へのゴマ擦りだけならまだしも、アフターシックスの飲み会、挙句の果てには、休日を潰してのスポーツ大会や旅行存在します

中には、自分が暇だからと言って休みの日に部下を呼び出す、時代錯誤な上司もまだまだ存在します。もはや、苦痛以外の何ものでもないですね。

同じ条件での転職が難しい

ここまでにお話したような職場環境に耐えられずに、転職を考えるようになる人も多く存在します。しかし、残念なことに転職となると、同じ条件への転職は難しくなってしまいます

そもそも、今の会社だって誰もが目指す狭き門、入社できたことが奇跡的なことかもしれません。だから、そこから別の大手企業を目指すのは倍率を考えても現実的ではありません。

そのため転職となると、中小企業も検討しなければなりません。しかし中小企業に、今いる大手企業のような給料条件・福利厚生を求めるのは無理な話です。

生活水準を落としたくないなどと考えるなら、我慢してでも今いる大手企業で働くことを迫られるでしょう。

大手病にかかっていた大学生の頃

筆者が大学生の頃の話。

時の僕は、本当に世間知らずで、大手企業=勝ち組、天国と信じてやまないような学生でした。

そのため、サークルなどの先輩の就職先の話を聞くと、大手企業に行くことになった先輩は、就職に成功したんだなと思い、中小企業に行くことになった先輩は、就活に失敗したんだなと考えていました。

また、実際に自分が就職活動をする際も、大手企業しか受けませんでした。

結局は地元の大手電力会社に就職したのですが、まずまずの一流企業から内定をもらえて良かったと思っていました。

典型的な大手病にかかっていた僕ですが、社会人になり、実際に働くようになって、ようやくはじめて大手企業=勝ち組や天国ではないということに気がつきました。

もちろん大手企業には良いところがたくさんあります。しかし、大手企業だからこそのデメリットもあるため、デメリットも充分に知った上で、企業選びをしていただければと思います。

当時の僕のように、大手企業にしか目を向けずに、働く企業を選ぶのは、もったいないことだと今になって強く思っています。

ここまで読んで下さったあなたはお分かりでしょう。大手企業で働くことのデメリットはかなり多いのです。

また、失敗だと感じてしまった際に、やり直しが効きにくいのも大手企業の特徴といえます。

誰もが憧れる大手企業、しかしこのようなデメリットから見ていくと、また違う考えを持つきっかけになるのではないでしょうか。

 

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