転職では何社に応募するのがベスト?理想の計画の立て方を解説

転職をする場合、誰もが思うことと言えば、自分が行きたいと希望している企業に行けることであることは間違いありません。

もっと欲を言えば、行きたいなと思っている企業が複数あった場合、全ての企業で内定が出て、一番いい条件で入社できるところを選べる状態が最も理想的です。

しかし、現実はそのようなことになるというのはまず不可能で、希望していた企業に内定がもらえたとしても、条件が合わなかったから辞退しなければいけなかったとか、内定すらもらえないなんてことは日常茶飯事です。

それが転職活動をしている方々の持っている実感であるはずです。ただ、内定がもらえないというのには必ず理由がそこにはあります。

また、一社だけ応募して内定がもらえるということは非常に稀なことですので、複数社に応募していかなければいけないということもあります。

では、良い転職をしたなと実感できるようにするためにはどのくらい応募するのが適当なのかなどここでは検証してみたいと思います。

転職する上で何社トライするのが良いのか?

過去に転職大手サイトであるマイナビの転職希望者から行った平均応募者数を調べてみると、平均で8.4社応募していることがわかっています。

また、これを年齢層別で見て行きますと、年齢層が上がるにつれて応募者数が増えてくることもわかっています。

26〜30歳で7.1社、31〜35歳で⒏2社、36〜40歳で8.7社、41〜45歳になると二桁になってきて10.1社、46〜50歳では12.1社、50歳を超えてくると、15社程度になってきます。

ここには載せませんでしたが、25歳までの低年齢層の場合でも5〜6社程度となっていて、現実は簡単ではありません。

しかも、応募して面接に進むことができるのはおよそ30%です。応募しても半分の数も面接すら行けないというのが現実です。当然、年齢が上がればもっと不利になるかもしれません。

全てがこのデータ通りに行くというわけではありませんので、複数社応募して全ての会社に面接できたという方もいらっしゃるでしょうが、ここはあくまでも平均値として考えていただきたいです。

ただ、書類選考通過率が30%となれば、全ての人に対して、最低でも3社以上は申し込みをしておく必要はあるということです。

ちなみに、応募から内定までの選考通過率を見ると、書類選考通過が30%、一次面接通過がその中の30%、最終面接を経て内定をもらえるのが50%と言われていますが、数字で見るとこうなります。

20社応募して、書類選考に通るのが6社程度、一次面接に通るのが2〜3社、内定が出るのが1〜2社というのが平均的な数字です。

ただ、会社側から見ると少し違ってきます。会社は、今回の求人募集に関して何人の社員が欲しいかということを考えます。それが一人なのか、5人なのかでも変わってきます。

また、募集をかけても何十人もの応募が入る確証なんてありません。むしろ会社側からすれば、5人募集しようとしても、3人しか応募が入らないなんてことはよくある話です。

一件も電話すら入らないということも実はよくある話なんです。ですから、転職したい側から見た数字と採用したいという側の数字の認識は味方からそもそも違うし、一致はしないということです。

なかなか転職できないという転職希望者もいれば、人材を増やしたいと思っていても集まらないと悩んでいる会社もあるという不思議な現象もこの中には含まれています。

そういったこともあるわけですので、やはり、転職希望者としては、いろいろな情報を例えば、一つの転職サイトだけではなく、複数のサイトを利用するなどして見る必要はあるのではないでしょうか。

今までの経験値や転職先業界などの状況を踏まえた上で、最低でも5〜6社は応募して見るのが良いですし、確実に攻めて行くなら、10社程度は行くべきです。

しかし、1度に10社も応募するのは簡単ですが、書類作成などには手間暇がかかってきますので、ゆとりを持ちながら、3〜5社をひとかたまりとして考えるといいかもしれません。

トライする会社は必ずしも少なければいいというわけではない

今は、おおよその目安になり得る応募企業数をあげましたが、そうは言ってもできるだけ少ない応募で確実に内定を取り付けたいと考えるのは人間として考えるのは普通です。

「一番行きたい企業一本に絞って、そこに行く」これが100点の転職と言えルと思います。

ただ、先ほども触れましたように、最低でも3〜5社は応募するようにはしましょう。最初に応募する3〜5社は、いわゆる転職先としていきたいランキングの決して上位でなくてもいいです。

むしろ決して下位ではないけど、上位でもない中間層のところです。最悪、上位の企業に内定がもらえなかったとしても、そこで内定が出ればいいわけです。

また、最初に応募するところというのはそこそこではあるけれど、行きたいと思っているの会社なわけですから、履歴書や職務経歴書も必死に考えに考えたものを仕上げることでしょう。

このところで手を抜いてしまったら、書類選考にはまず通過することはできないはずですし、転職活動が始まったわけですから、気合いが入らないわけがありません。

しかし、ここで最悪書類選考に通らなかったとしても、そこでの失敗の原因などを突き詰めて次の上位希望のところに回すことができます。失敗を糧にするということです。

だったら、下位希望の会社にしておけばいいじゃないかと思われるでしょう。

最初に下位を攻めても、最終手段としていければいいかなぐらいの気持ちしか持っていないところにチャレンジする練習のようなことをするのはあまり向かないです。

ですから、上位でも下位でもないところで行くのがちょうどいいということになるのです。この先の転職活動の進め方を決める指針になりうると言っても過言ではない最初の活動です。

そして、第2弾として本命企業の3社程度を狙って行くという流れがいいのではないでしょうか。

トライする会社が多ければいいというわけでもない

では、逆に多ければいいというのは正しい選択なのでしょうか。答えはノーと言えます。多ければいいというわけではありません。

転職において、「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」方式は絶対にやってはいけません。理由はそれなりのものがあります。また、とにかく質より量というのもいけません。

また、先ほどのデータからもありますように、年齢層が上がれば、どうしても採用の門戸が狭くなってきてしまうのはどうしても起きてしまうことなので、数を攻めていかなければいけないのも事実です。

だからといって、何をしてもいいというわけではありません。どうすることが良い結果に結びつけられるのでしょうか。見ていただきたいです。

とにかく数を攻めたいなら計画的に!

先ほどでも触れましたが、数を責めるなら一気に行かず、転職に向けてどのように進めたいのかの計画を立てることです。そうすると、今何を一番にすべきかが見えてきます。

まずはご自身が、どんな業界に転職したいのか、どの職種を希望しているのか、その企業は経験者しか求めていないのか未経験でもいいのか、雇用条件はどういうものかなどがしっかりと描けているかです。

そして、その描かれた自分の転職希望の会社を探して、行きたいランキングを決めて、いつまでに転職するのかを決めておくだけでも全然違います。

また、転職をするには、書類作成に相当量の時間を費やすことになります。特に、履歴書は手書きの書類になりますので、誤字脱字や字の丁寧さも要求されます。

また、職務経歴書はパソコンで作成できるので、複数枚印刷かければいいかもしれませんが、企業によって微調整をかけないといけない場合もあります。

そういった作成に費やす時間もある程度は必要になるわけですので、やはり計画的な動きが必要になってきます。特に一度に複数の履歴書を書き上げるのもかなりパワーを使いますので、無理も禁物です。

スケジュールが組みにくくなってしまう

あまりに多数に応募をしてしまうと、面接やそれに関わる日程が組みにくくなってしまいます。あまり日程が先方の会社と組みにくくなってしまうと、先に会うことになった別の方を採用してしまうこともあります。

ですから、3〜4、5社ぐらいをひとグループにしてその中で動いて、そこが難しくなってくるようになってきたら、また別の3〜5社を攻めるようにした方が、本人からしても大きな負担などが少なくなるはずです。

この会社がどう進んでいるかわからなくなってしまう

先ほど述べたところにもダブってしまうところもありますが、あまり複数の会社が同時進行で動いてしまうと、進捗状況などがわからなくなってしまうこともあるかもしれません。

Aという会社で聞いたことと、Bという会社で聞いたことがごちゃごちゃになってしまってわからなくなるだけならまだしも、間違った内容を企業側に伝えることで相手の印象も悪くなることもあります。

そのため、自身で管理ができるであろうという数にできるだけ絞り込んで動くことをオススメします。しかも、わからなくならないように必ずメモにわかりやすく残すことは必須です。

今置かれている状況に合わせた計画的な活動をするべし!

今置かれている状況というのは、人によってさまざまです。転職活動をする時期が、在職中にスタートするのか、退職後にするのかでも大きく異なってきます。

また、いまの転職される方の年齢層によっても変わってくることは言えます。先ほども触れましたように、年齢が上がれば、平均の応募企業数も増えてしまうのは否めません。

若ければ、まだ募集可能な年齢なども引っかかることがあるわけでもないわけですから、応募もしやすいでしょうし、書類選考も通りやすいかもしれません。門戸も広くなるのは事実あります。

逆に、年齢が高くなってくると、特に35歳を超えてくるとガクンと門戸が狭くなってしまいます。

そのため、例えば、インターネットの求人サイトから応募をしていれば、その求人サイトで登録している情報で先方の会社側は見ることになります。

ですから、求人サイトで一次選考がされるのであれば、ある程度絞り込むことなく応募するのもありかもしれませんが、しかし、それでも一次選考が通れば、履歴書などは作成しなければいけません。

そういった手間も考慮して、あまり過度な動きをしてしまうと厳しくなってしまいますので、自身のキャパシティを超えない程度の自制をしながら行動していきましょう。

まずは自身のキャパシティを考慮した無理のない計画を立てて、じっくり腰を据えて行動することを第一にして進めて行くと光は見えてくることです。

そして、どんな条件でどんな会社に転職したいのかできるだけ詳細なものを自分の言葉で表現できるようにして行くことが大切なことでもあります。

効率的に転職活動をするカギは計画性

いろいろと述べてきましたが、結局転職をするにあたって、何社受ければいいのかというのは、計画性によって全てが決まって来るといっても過言ではありません。

今まで触れてきたことをまとめていきますと以下のようになるでしょう。

  • 自分がこの転職で何がしたい(業界や業種など)のかを自分の言葉で明確に示すこと
  • 期間はいつまでにするのかを明確にすること
  • 一社だけではなく、10社程度は行きたいと思っている企業をランキング式に明確にする
  • 職務経歴書を作成する
  • その中のちょうど4~7番目の企業に応募をする
  • 履歴書を記入する
  • 書類の送付をして種類選考に通過するかを待つ
  • その間に次の応募先であるベスト3に応募をかける
  • 通過した企業に対して面接に臨む
  • 内定がもらえたところをキープしておく
  • ベスト3の企業に対しての書類を作成して送付する
  • 通過した企業の面接対策を前回のグループで行ったことを踏まえて行う
  • 対策を十分に踏まえて、実際の面接に臨む
  • 複数の内定がもらえていれば、そこから一番条件や仕事がしたいというところに決定し、辞退するところに丁寧に断わりの連絡をする
  • どこからも内定がもらえなかった場合は、8~10番目の企業に応募をしていく
  • これでも全く内定がもらえない場合や条件が合致しない場合は、再度求人情報を探し、場合によっては人材紹介サービスなどを利用する

恐らくしなければいけないことは非常に多くあるでしょうが、この先の人生に関わることですから、このぐらいの大変さはしておいても損はありません。

是非、計画性を持って皆さんにとっていい転職になるようにお祈りしています。