【居酒屋業界】現状・課題・ニュース・動向・今後・売上高ランキング・就職(転職)するときの注意点

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居酒屋業界の現状、課題、ニュース、動向、今後や売上高ランキングから、ワタミ、チムニー、モンテローザなど、どの居酒屋企業に転職、就職するか、居酒屋業界に転職、就職するときの注意点などを考えましょう。

副業で始める方が増加している独立開業経営、フランチャイズについてもご紹介します。

居酒屋業界の現状、課題、ニュース

居酒屋業界の景気

日本フードサービス協会による外食産業の市場動向調査では、居酒屋部門は店舗数が減少しているものの客数、売上が回復しつつあるという結果になりました。

国内経済が回復に向かっている現状、居酒屋業界の景気もこれから徐々に上がっていくでしょう。

居酒屋業界による非居酒屋事業へシフト

国税庁の酒類販売数量推移によれば、酒類売上高が平成13年頃から減少していることがわかります。年齢別飲酒習慣率でも50代は40%を超える結果に対し、20代は4.7%です。

若年層がアルコール離れ、居酒屋離れにあることから居酒屋業界はファミレスへのアルコール類提供などを進め、非居酒屋事業へとシフトしています。今後もファミ飲み(ファミレス飲み)、家飲み層が増えていくことが予想されます。

長時間労働などブラックな環境の改善

ワタミ入社2ヶ月の女性社員が、居酒屋実店舗勤務による月100時間を超える過労が原因として、自ら命を絶ったニュースを覚えている人は多いでしょう。

居酒屋業界がブラックと囁かれる原因は、体力も精神力も削り取る過剰な長時間労働にあります。

人員確保と労働環境の改善を進めなければ、居酒屋=ブラックな仕事という悪評を拭えないでしょう。今後はどのように人員確保や改善を行うかが課題となります。

モンテローザの大量閉店

白木屋、魚民、笑笑といった誰もが一度は入ったことがある居酒屋業界の雄、モンテローザは2005年時点で25業態1300店舗を達成しました。

出店コストを抑えるために二等立地に店舗を出す経営で、ワタミやコロワイドに並ぶ居酒屋御三家といわれるまでになったのです。

しかし2016年頃から急激に閉店店舗が増えており、これらの理由は「人員不足による環境改善策」だと語られています。経営コスト削減のために十種競技日本選手権5連覇もしたモンテローザ陸上部を廃部という決断も取られました。

居酒屋業界の動向、今後

市場規模が大きいが年収は低い傾向

居酒屋業界市場規模は7,700億円、しかし平均年収は445万円と、規模に比べて年収が低い傾向にあります。大手企業でも500万を超えない年収であることが多く、今後も年収に関しては横ばいの状態が続くと予想されるでしょう。

独立開業、フランチャイズ店の相次ぐ閉店

居酒屋業界大手のワタミによる独立開業支援制度など、居酒屋企業が「居酒屋を経営したい」という人に向けたサポートをしています。それにより一国一城の主になろうと、多くの人が独立開業やフランチャイズによる居酒屋経営に挑みました。

独立開業やフランチャイズにより居酒屋店舗数は倍増したものの、2年で過半数が経営コストなどの問題により閉店するといった状態です。

非居酒屋事業の発展

以前よりもファミレスでお酒を飲むことに抵抗のある人が減ったこと、そして家飲みが増えたことで、今後の居酒屋業界は非居酒屋事業が発展していくと予想されます。様々な企業による多彩な非居酒屋事業が増加するでしょう。

マーケティングと新たな業態開発が必要

モンテローザの人員不足解決のための大量店舗閉店や、若年層のアルコール離れから、今後は細かなマーケティングと新たな業態開発が居酒屋業界にとって欠かせない戦略になると予想されます。

例えばフランチャイズ事業にこだわることで事業発展させたチムニーの例があります。

チムニーは元々、総合スーパーのイオンがフランチャイズ展開を目的として創立したのです。年間70店舗を新規出店しているチムニーは、店舗ごとにメニューに違いを出しています。

独立開業やフランチャイズも開業資金や経営コストなどの問題をクリアすれば、チムニーのように成功を収め、居酒屋業界の市場規模拡大に繋がる事業になるでしょう。

居酒屋業界の売上高ランキング(平成27~28年)

1位 コロワイド 売上高2,341億円

約2800店舗の飲食店を展開するコロワイドは、牛角などのレインズインターナショナル、かっぱ寿司のカッパ・クリエイトなどを始め、大胆なM&Aで確実に市場規模を拡大しつつあります。今後も更なる事業拡大が期待できる企業です。

2位 ワタミ 売上1,282高億円

駅前には必ずといっていい程ある居食屋和民を始め、数多くの飲食店を事業展開している大手企業です。

従業員の勤務時間超過などでブラック企業と批判されることが多いものの、これからも更に店舗数を増やし、売上を向上させると予想されます。

3位 大庄 売上高707億円

居酒屋事業の元祖といわれている大庄は、店舗で調理を行うために調理技術が高いこと、その調理技術を身につけられる機会があることが魅力の企業です。

また、居酒屋業界内でも正社員雇用が多く、コロワイドやワタミと比べると売上高は落ちるものの、株価は安定傾向にあるといえます。

居酒屋業界に転職、就職するときの注意点

転職、就職しやすいが店長も店舗の戦力とされる

万年人手不足の居酒屋業界は、学歴や経歴をそこまで重視せずに求人を募っています。そのことからも転職、就職しやすい業界といえますが、一方で転職、就職後に店長となった場合、店長も店舗の戦力に数えられるのです。

正社員はバイト・パート以上に長時間労働を課せられやすいことから、体力や精神面に自信のない方だと、転職、就職を後悔することが多いでしょう。

離職率が高く、人員確保が難しい

居酒屋企業が悩んでいる問題が人員不足、飲食業界は離職率がトップクラスであり、それだけ人員確保が難しいのです。

居酒屋店舗を任され経営面を考えたとき、直面する問題が人員不足でしょう。そこをどう切り抜けるか策を練っておかなければ、居酒屋業界への転職、就職後に自分への負担が増えると予想されます。

年収は低い傾向にある

市場規模に比べて平均年収が約450万と低い傾向にある居酒屋業界、転職、就職すると激務に比べ低い年収に悩むこともあるでしょう。

なるべく高い年収の企業に転職、就職できるように、居酒屋業界の企業別年収を見比べて転職、就職活動を行うことをおすすめします。

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