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【飲食業界】現状・課題・ニュース・市場規模・売上高ランキング・就職(転職)するときの注意点

飲食業界(外食産業)の現状、課題、ニュース、市場規模や売上ランキングから経営が順調で集客方法に優れており利益を上げている、高年収の望めるホワイト企業を目指しましょう。飲食業界(外食産業)に、転職、就職するときの注意点や志望動機のポイントもご紹介します。

飲食業界の現状、課題、ニュース

ファーストフード、牛丼チェーン店、居酒屋は売上プラスに

売上が低迷していた飲食業界、経営が困難となり閉店に追い込まれる個人店舗が多い中、着実に店舗数を増やし、利益を上げている企業もあります。

日本フードサービス協会の調査によれば、ファーストフード店のマクドナルドは2017年5月付けで営業成績がプラス10.1%、牛丼チェーン店や居酒屋部門も好調です。

 

ファミレス、ディナーレストランは未だ伸び悩み

ファーストフード、牛丼チェーン店や居酒屋部門が順調に利益を上げているものの、ファミレス、ディナーレストラン部門はまだまだ伸び悩んでいると考えられます。

例えば焼き肉はGWのファミリー層やSNSクーポンが功を奏し客数がプラスとなりましたが、それ以外はなかなか厳しい状況です。プレミアムフライデーが開始されたものの、居酒屋やディナーレストランも予想より利益を上げられていません。

 

中小M&Aの促進

M&Aとは2つ以上の会社が1つになることで合併、またはA社がB社を買収するという企業の合併買収のことです。

例えばダスキンはマレーシアやカンボジアで「ビッグアップル」というドーナツショップを展開しているBAWH(ビッグアップルワールドワイドホールディングス)を子会社化し、現地展開のミスタードーナツへ経営ノウハウを融合させました。

このように中小M&Aを促進させることで、日本企業は海外企業の良いところを吸収し、現地の購買や物流効率を活性化できるでしょう。

 

従業員の離職率低下

飲食業界はブラックだと言われている原因は、従業員の離職率の上昇によるワンオペレーションにあります。低い賃金、店舗責任者不在によるアルバイトのクレーム対応、少ない従業員数で店舗を任せた結果などから、更に離職率が上がってしまったのでしょう。

末端への負担が深刻化したことにより尋常ではない残業時間の末に従業員の自殺といった最悪の事態も起きてしまい、ますます飲食業界=ブラックというイメージがついてしまいました。

飲食業界を盛り上げ利益を上げるには、従業員の離職率を低下させることが課題となります。そのためにはまず一般社員や店舗アルバイトの年収引き上げや待遇改善が重要でしょう。

 

IT化による飲食業界の巻き返し

これからの飲食業界にはモバイルPOSによる注文・レジ業務による省スペース化と教育コストの削減、ドタキャン防止により確実に利益を得られる事前確認のメール連絡や、リアルタイムで空席を確認できるシステム導入による集客方法といったIT化が必須です。

 

プレミアムフライデーの開始

政府が毎週月末金曜日の就業時間を午後15時に早める、プレミアムフライデー案を打ち出しました。この消費喚起策により利益を上げている企業や商店街はあるものの、まだ参加数が少ないせいか、そこまでではありません。今後の動向が気になるところでしょう。

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外食産業(飲食業界)の市場規模

日本フードサービス協会の平成29年7月度発表分によれば、外食産業の平成28年の市場規模は25 兆4,169 億円、ほぼ前年並みの数字となります。

この数字は大手飲食チェーンの売上が好調だったこと、訪日外国人や法人交際費の増加によるもので、前年比0.1%増加という結果となりました。

 

 

飲食業界の売上ランキング(平成27~28年)

1位 (株)ゼンショーHD 売上高5,257億円

初代ゼンショーより積極的なM&Aを実地しており、牛丼とカレーを提供する人気外食チェーン店すき家、ファミリーレストランのココスジャパン、丼物とうどんのなか卵など、街中の至るところにゼンショーHDの有する店舗が存在します。

 

2位 (株)すかいらーく 売上高3,511億円

ガストやバーミヤン、ジョナサンといった人気ファミリーレストランチェーン店を経営する企業です。2000年頃から他レストラン・フード企業とのM&A実施によりスケールメリットの経営戦略を行った実績があります。

 

3位 コロワイド 売上高2,341億円

炉端焼き居酒屋の手作り居酒屋甘太郎から始まったコロワイドは、2000年代より経営不振となった外食企業を事業感受するという手法のM&Aにより、現在まで事業範囲を拡大しました。主な展開事業はやきとりセンター、パスタ&ピザのラパウザなどがあります。

 

 

飲食業界のホワイト企業

総合評価1位 スターバックスコーヒージャパン(株)

待遇への評価はやや低いものの、法令順守意識や社員の相互尊重、風通しの良さは高く、月間残業時間は30.2H、有給休暇消化率も49.7%とホワイト企業といっても良い結果を出しています。

 

総合評価2位 (株)グローバルダイニング

人事評価の適正感と20代成長環境、社員の相互尊重への評価が高い反面、法令順守意識や待遇面の満足度はそこそこといった様子です。月間残業時間は62.4H、有給休暇消化率32.4%ですが、まだホワイトの部類だと考えられます。

 

総合評価3位 (株)鳥貴族

法令順守意識は高めの数値を出しており、社員の士気や風通しの良さ、社員の相互尊重への評価も高めです。月間残業時間は41.8H、有給休暇消化率26.4%といった面も比較的ホワイトであるといえるでしょう。

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飲食業界に転職、就職するときの注意点

ブラック企業に気をつける

飲食業界といえばブラック企業が多いことでも有名、そこかしこにあるブラック企業にうっかり転職、就職してしまわないように十分注意しておきましょう。

ブラックかそうではないかを見分ける方法として、転職、就職予定の企業が経営する実店舗の従業員が忙しい時間帯にも関わらずワンオペではないか、または企業本社や支社ビルが、夜遅くまで灯りをつけていないか(残業していないか)である程度判断できます。

圧迫面接をされる、職歴がないのに実店舗店長に据え置こうとする、その場で採用が決まるなども、人手不足によりいち早く確保したいというブラック企業の特徴です。

 

社員による口コミを参考にする

企業に在職中または在職していた社員の口コミを参考にすることで、社風が自分に合うか、待遇面はどうかを判断しましょう。例えば「フードサービス、飲食業界総合評価ランキング」などから調べることも可能です。

 

年収が低いことを考慮しておく

飲食業界は総じて年収が低い傾向があります。売上高ランキングで1位となった(株)ゼンショーHDでも平均年収500万代です。転職したばかり、または就職したばかりの新入社員はそれより更に低いと考えていいでしょう。

 

飲食業界の志望動機のポイント

店舗へ食事に行った際の感想を交えること

面接を受ける企業の経営する飲食店へ実際に食事へ行ったこと、その時感じたことを交えながら、入社した際にはその体験をどう役立てたいか伝えましょう。

具体的な感想を伝えることで熱意が、体験を役立てたい気持ちを伝えることで学ぶ意欲がしっかりと伝えられるでしょう。

 

どうしてこの企業を選び将来どうなりたいか伝えること

なぜ面接を受ける企業を選んだのか、同業他社とはどんな違いがあったのかを伝えましょう。そして入社したならばどんな仕事をしたいのか、どんな夢を持っているのかを熱く語ります。

例えば「自分ならこんな集客方法で客数を増やす」とアイデアを語ってみるのもおすすめです。利益をどう上げるかなども自分なりに考えて話してみましょう。

 

飲食業界と共にどのように成長していきたいか

まだまだ低迷期にある飲食業界と共に自分はどう成長していきたいか、どのような集客方法や経営戦略で利益を上げる計画があるのかを伝えましょう。ここでポイントなのが、面接を受ける企業の社風に合った方法を交えた肯定的な意見を話すということです。

面接官は応募者がどの程度、企業の情報をもっているか、事前準備はどの程度しているのかを知りたがっています。企業のことを勉強してきたと伝えられるように、企業の経営する店舗についても意見を述べてみましょう。