ベンチャーに就職するメリット・デメリット。福利厚生や将来が不安?

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就職活動においてさまざまな企業を知ることになりますが、企業の種類にはさまざまなものがあります。例として大企業や中小企業、零細企業といった分類があります。

就職活動用の各種サイトには、近年の学生のさまざまな要望に応えることができるように多くの企業の情報を載せています。学生はこれらを見て、自分にあう企業を選択して選考を受けていきます。

では、大手や中小企業といった代表的かつ一般的な区分ではなくベンチャー企業の場合はどうでしょうか。

ベンチャー企業はさまざまな点で、一般的に世の中に存在する企業とは異なる点を備えています。そのため、就職したいと考えた場合にはさまざまな注意点が存在します。

この記事ではベンチャー企業に就職をしたいと思った人向けに、そのメリットとデメリットを基本としてどのような点に気をつけて就職していけばいいのかをまとめました。

ベンチャー企業の特徴とは

はじめに、ベンチャー企業とはどのような意味で用いられるのかを確認しておきましょう。

実はベンチャー企業という定義は法律上では存在しません。そのため一般的にこのような特徴を備えている企業はベンチャー企業と呼ばれる、という程度に過ぎないのです。

一言で述べれば、従来の運営や経営方針や技術とは一味違った路線から営業利益を狙う企業活動をする企業であると言えます。

このためリクナビやマイナビなどで見られる大手企業や中小企業とは、全く性質の異なった経営戦略と採用をすることがよく見受けられます。この点をどれだけ把握しているかによって、採用されるか否かが決まってくるとも考えられます。

では、ベンチャー企業と呼ばれる企業の具体的な特徴について把握していきましょう。

ベンチャー企業で勤務したいと考えているならば、どのような特徴を持っていることが多いのかを把握することによって、自分の志望動機や自己PRに反映させることができるからです。

具体的には次のような特徴があります。

  • 起業してからの期間が3年以内
  • 比較的ハイリスクな経営方針であること
  • 事業の内容が革新的で新しいこと
  • 成長志向が極めて強いこと

では、それぞれの特徴について見ていきましょう。

起業してからの期間が3年以内

初めに紹介する特徴は、起業してからの期間が3年以内というものです。端的に考えるならば、起業してからそれほど時間が経過していないことを表しています。

そのために社員が社長1人であったり、全体で5人もいないような小集団であることが少なくありません。この点も企業の名前がまだ世の中に広まっていないために、人数を集めることができないことから容易に説明ができます。

このため全体的に社員の人数が少なく意思疎通が容易であるために、行動力を持っておりフットワークが極めて軽いことも、これに付随する特徴として挙げられます。

企業で働く人数が増えれば増えるほど意思決定には時間がかかるようになります。人数が増えればより民主的に決定する必要があり、独断で決定すると社員からの反発心を買う可能性も否定できないためです。

しかし一方で、上記のような意思決定の速さやフットワークの軽さは失われてしまいます。このあたりのバランスを取れるかどうかが、大切なポイントになっているとも考えることができます。

比較的ハイリスクな経営方針であること

次に紹介する特徴は比較的ハイリスクな経営方針であることです。これは、事業を拡大していく上ではリスクを取らないと発展していかないことは、厳然たる事実でもあるためです。

一般的な中小企業との大きな違いはここにあります。ベンチャー企業の場合には倒産することも承知の上でいわゆる「攻めの経営」と言われる積極的な攻勢にでることが多くあります。

もちろんそれに付随するリスクがあることは確かですが、うまくことが運んだ場合には予想以上の利益を獲得することも可能になるためです。

一方で中小企業の場合には、やっとここまで成長してきたという自負を追っている面もあります。従業員数がそれなりに増えてきて彼らの生活を守らなければならない、という責任感も付随していきます。

そのため発展してきた企業であればあるほど、徐々にハイリスクな行動をしなくなるようになります。堅実な経営方針になることは決して悪いことではありませんが、革新さからは遠ざかることになります。

事業の内容が革新的で新しいこと

次に紹介する特徴は事業の内容が革新的で新しいことです。ベンチャー企業を代表する特徴といっても過言ではありません。

ベンチャー企業は、資本力をはじめとする競争力を独創性や革新性で補っており、一発逆転を狙う感覚である事業であることが多くあります。企業の黎明期にあたる時期には、公に認知されていないビジネスを展開していることもあります。

こうした強い独自性や独創性を背景に、精力的に活動を展開している企業がベンチャー企業であるとも考えられます。

成長志向が極めて強いこと

次に紹介する特徴は成長志向が極めて強いことです。上記で紹介した企業の黎明期におけるアイディアが形となって、成長の軌道に乗り始めた時に真価を発揮することがベンチャー企業の大きな特徴であるとも言えます。

多くの場合、独創的なアイディアで事業を展開することを夢見ているケースが多いために、初めは誰からも相手にされないことが多いです。そのため、事業が暗礁にのりあげることは決して珍しいことではありません。

こうしたベンチャー企業のうち、3年後まで事業を継続出来ている可能性は1%にも満たないのです。そのため、並みはずれた意思の力と成長志向が無ければ生き残ることすら難しいというほうが現実的です。

このため、ベンチャー企業には自然と成長志向の高い企業になっていきます。また、ベンチャー企業の社長自身もあえてリスクをとって事業を展開しているために、成長志向が極めて強いこともまた大きな特徴の1つになります。

新卒の学生がベンチャー企業に就職するメリットとは

それでは、こうした成長意識の極めて高いベンチャー企業に新卒の学生が就職する場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。

それは一般企業とベンチャー企業との性質的な違いに由来するものが多くあります。人によって感覚は異なりますが、以下がベンチャー企業で勤務するメリットになります。

  • 新卒でも能力を評価される
  • 一般企業では体験できない経験ができる
  • 意識の高い人たちと共に働くことができる
  • 自分の意見を反映してもらいやすい

ではそれぞれのメリットについて確認していきましょう。

新卒でも能力を評価される

最初に紹介するメリットは新卒でも能力を評価されるという点です。これは、特に大企業に就職した新卒の学生と比べると、その差が一目了然になります。

大企業の場合には教育体制や指導体制、昇進するためのルートや経験年数が極めて細かく設定されています。そのため、基本的にこの定められたルートの中で成果を上げていくことが求められます。

教育過程中の成績で配属される店や場所が決まり、与えられた環境で結果を出していき昇進していくというスタイルが一般的になります。どれだけ優秀な人であっても経験年数などの形で昇進には一定の制限がかかっていることが多いです。

この点ベンチャー企業の場合には、入社してからいきなり仕事を任せられるという点があります。勤務している人数自体も大企業や中小企業に比べて極めて少ないために、新卒で入社した人にも仕事が回ってきやすい環境になっています。

そのためいわゆる裁量権が大手に入社した新卒の学生と比べて大きいという点が挙げられます。これが結果的に能力を評価されるチャンスがその分多くなることに繋がります。

そして自分の力で仕事をやり遂げることができれば、その分評価をもらうことができ給料などのに反映されることもあります。ベンチャー企業の最も大きいメリットであるとも言えます。

一般企業では体験できない経験ができる

次に紹介するメリットは、一般企業では体験できない経験ができるというものです。これは上述も若干被りますが、一言で述べるならば年齢不相応の経験を積む事ができる、という点です。

大手企業がレールの上で結果を出すことを求められると考えるならば、ベンチャー企業はレールを自分で作って結果を出すことを求められると考えられます。そのために、自分自身もアイディアをもって主体的に取り組む事が求められます。

この過程で社長に代表される意思決定権を持つ人との距離が明確に近いことが特徴です。そのため、新卒の学生であっても入社直後から仕事を任され、責任と達成感を味わうことができます。

仕事自体は創意工夫と忍耐力の双方を求められ、形に残すことは簡単なことではありません。その意味では最終的には努力と熱意が求められるという点はありますが、そうした体験を経験できること自体がメリットであるとも言えます。

同年代と比べて圧倒的に多くの社会経験を積む事が出来るのは確かです。この点はベンチャー企業にしかない大きなメリットであるとも考えれます。

意識の高い人たちと共に働くことができる

次に紹介するメリットは、意識の高い人たちと共に働くことができるというものです。こちらもまた、一般的な企業とベンチャー企業との間にある大きな差であるとも考えられます。

企業で働いている人はその企業を表しているともいわれます。当然ではありますが、大企業や中朝企業とベンチャー企業で働いている従業員の性格や質は、大きく異なるものになっています。

大企業や中小企業をはじめとする一般企業では、組織の一員として働くことが求められます。企業と言う集合体の一構成員にすぎないために、代わりはいくらでもいますし権限が明確に定められています。

そのかわり自分の職務内容が極めて限定されているために、責任を負う範囲も限定されていることがメリットでもあります。また、何か仕事上でミスをしたりしても一定程度までなら企業が守ってくれるという面もあります。

こうした特徴を持っている一般企業で働いている人は、まずルールを守り決められたことを決められた期限内に取り組む事が基本方針になります。創意工夫をすることはありますが、それも職掌の範囲を逸脱しない範囲に限定されます。

こうした特徴を持っている一般企業で働いている人に対して、ベンチャー企業の社員は決定的に異なります。ほぼ全ての人が自分が入社した企業において代わりの効かない存在であることが多いので、意識の高い人が多いのです。

ベンチャー企業においては少人数で事業を運営しているために、1人でも人数が欠けるとたちまち仕事が回らなくなってしまうこともあります。特定の人が所有している特定のスキルが必要とされている場合もあります。

こうした関係から、自分以外に代えがいない分意識と責任感を高く持って仕事に取り組んでいる人が極めて多いことが、ベンチャー企業の社員の特徴であるとも言えます。

新卒の学生として入社した場合には、こうした意識の高い人たちと共に働くことになります。こうした人たちから受ける影響は極めて大きいものですので、自分を成長させる環境としては最適ということになります。

自分の意見を反映してもらいやすい

次に紹介するメリットは、自分の意見を反映してもらいやすいという点です。これは裁量権以外にも自分の意見を、企業の活動に直接反映させることができる可能性があるとう

この点もまた一般企業とベンチャー企業との間に存在する大きな相違点です。それは経営陣との距離が大きく異なるためです。

大企業においてはその企業の社長と新入社員が直接話すことのできる機会はそれほど多くはありません。また存在したとしても新入社員歓迎会といった、経営とは直接関係のないところでしか話すことができません。

あくまで社長とそうした話ができる機会は、大企業の場合は入社して相当の期間が経過して相当の地位に立った時に初めてできるようになるのです。

これに対してベンチャー企業は大きく異なります。人数がそもそも10人もいないようなベンチャー企業も多くあります。そのため、毎日出勤すれば社長と顔を合わせて世間話ができるようなレベルになります。

ともすれば、そうした雑談のような時間の中でも経営やそれ以外に関しての自分の意見を述べる機会が必然的に多くなります。機会が多い分、自分の意見が何らかの形で反映される可能性は明確に高くなるのです。

こうした点でも、ベンチャー企業で働くことにはメリットがあるのです。

新卒の学生がベンチャー企業に就職するデメリットとは

それでは次に新卒の学生がベンチャー企業に就職するデメリットについて確認していきましょう。

ベンチャー企業は新卒の学生にとって上述のような得難い経験を得ることができる可能性を秘めていますが、同時に無視できないレベルのデメリットも併せ持っています。次のようなデメリットが存在します。

  • 能力不足で潰れてしまう可能性がある
  • 給料や福利厚生面が不十分である
  • 企業自体が倒産してしまう可能性もある
  • キャリアが作れない場合もある

ではそれぞれのデメリットについて確認していきましょう。

能力不足で潰れてしまう可能性がある

最初に紹介するデメリットは、能力不足で潰れてしまう可能性があるということです。これは、特に新卒の学生がベンチャー企業で勤務した際に発生しやすいデメリットでもあります。

同じベンチャー企業に勤務することを考えても、社会経験をある程度積んだ人が転職希望者としてベンチャー企業に転職し勤務する場合は、この点は発生しない可能性が高いですが、新卒の学生は特にこの点で注意が必要になります。

新卒の学生は入社する前までは大学生や専門学校の学生として生活をしていたことになります。アルバイト経験などで就業の経験が全くない人は少ないですが、それでも社会に出る経験は初めての場合が少なくありません。

仕事の能力だけでなく、社会人の一般常識なども含めて学ぶ必要のある事柄は多岐にわたります。この点を要領よく抑えて学習していくことができない場合、能力不足で自分の成長の前に自分が潰れてしまう場合があるのです。

学習能力と適応能力が高い人にとってはベンチャー企業は経験を積めるよい勤務場所でもありますが、そうでない人にとっては研修などの確立されたシステム面がないベンチャー企業では潰れてしまう可能性があります。

この点を十分に配慮した上で、就職する場合には意思を決めることが大切です。

給料や福利厚生面が不十分である

次に紹介するデメリットは、給料や福利厚生面が不十分であるという点です。これは、企業の規模や事業内容にもよりますが、概ね大企業などに比べれば低い水準で抑えられていることが一般的です。

ベンチャー企業は、大企業や中小企業が備えている資本力をはじめとする金銭的な体力を想像性や革新性、独創性で補っているという部分があります。

しかしいくら補っているとはいえ、一般企業に比べて資金力に余裕がないことは事実です。そのため自分と同年代の人たちと比べると、相対的に給料は低めになることが多いのです。

もちろん全てのベンチャー企業で勤務している人の給料が低いわけではありません。特に有用な能力を備えている人は、社長の判断で特別な給料額をもらっている場合も少なくありません。

上記のような場合もあるので、一概に全てが悪いわけではありません。よくも悪くもそのベンチャー企業次第というところがリスクでもあります。

企業自体が倒産してしまう可能性もある

次に紹介するデメリットは、企業自体が倒産してしまう可能性もあるという点です。このデメリットがベンチャー企業にとって最も大きいデメリットになります。

通常の企業で考えた場合でも、10年20年単位で見ていけばリストラされる可能性も考慮にいれる必要性があります。その意味で、真に安定していると言えるのは公務員だけです。

とはいえ、通常の企業であれば入社して数年でいきなり倒産して企業が無くなってしまうことは現実的にはあり得ません。この点で、一定程度の安定感があると言えます。

しかしベンチャー企業の場合、この安定性が一切ありません。極端な話、数カ月から半年程度で資金繰りがうまくいかなかった、などの理由で潰れることはよくある話でもあります。

もともとこうしたベンチャー企業は3年間で99%以上が倒産してしまうと言われています。それほど、事業を継続させて利益を生み出していくことは極めて難しいことなのです。

昨今の状況を鑑みると多くの学生が安定性を求めて企業選びをしている傾向があります。前はこうした状況は学生の親が望んでいる勤務先の条件でしたが、今は学生が主体的に安定した企業を望む傾向がより強まっています。

そのために企業が倒産する可能性が、他の一般企業に比べて桁違いに高いということはベンチャー企業を志望する際には覚悟して就職しなければならない、という点もあることを覚えておく必要があります。

キャリアが作れない場合もある

次に紹介するデメリットは、キャリアが作れない場合もあるということです。これは倒産する可能性が高いことに由来するもう1つの問題点でもあります。

現在では新卒として就職した先で一生を過ごすということは、以前に比べれば格段に少なくなりました。人生のどこかの段階で転職に臨むことが多くなってきているのです。

その際に重要な事項の一つとして職務経歴が挙げられます。転職の場合には未経験OKの業界以外に転職する場合には、この職務経歴が極めて重要になってきます。

この際に勤務している企業が数年などの短い期間で倒産してしまった場合、勤務した経験がキャリアとして認められず、未経験の扱いになってしまうリスクがあります。

またベンチャー企業の場合には、先述のとおり革新性や独創性を武器に事業を展開しています。そのため、次の職種に転職しようと考えた際に、類似業界や企業が見つかりにくい場合もあります。

このような点から、キャリアを作って転職に備えることまできちんと考えた際に、ベンチャー企業に新卒の段階で就職することは、比較的リスクが大きいためにこの点に注意して望む必要があります。

さまざまな点に注意して就職活動に取り組みましょう

ベンチャー企業に就職を考えた際のメリットとデメリットから、どのような点に注意すればいいのかをまとめましたが、基本的にはリスクと引き換えにリターンを狙いにいくスタイルで活動している企業であると考えれば概ね正解です。

リスクをとらなくても利益を生み出せるようになるには、時間が必要であり企業の営業活動やシステムが熟成しなければ成立しないのです。ベンチャー企業には、この時間の部分が圧倒的に不足している状態にあります。

そのため、それらを補う形での独創性や創造性を武器にして事業を展開しています。この点は確かに魅力的ですし、実際若い段階で入社すればするほど同年代の人たちには経験できない経験を積む事ができることも事実です。

一方で安定性とは無縁の存在です。実力がなければすぐにでも干されてしまう可能性も極めて高いために、自分の実力を試して社会で活躍したいと真剣に考えている人でなければそもそも務まらないのです。

ベンチャー企業に就職することは、上記以外にもさまざまなメリットとデメリットが存在します。自分の人生を悔いのないように生きるためにも、情報を収集して自分にとって納得のいく形での就職活動に取り組むようにしましょう。

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