不動産業界を知る。転職を成功させる志望動機の作り方&有利な資格

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不動産業界というと、いろいろな難しい専門知識や法律の知識が必要になる印象がありますよね。ところが未経験ながらも不動産業界への転職を目指す人は決して少なくありません。

不動産業界は人の夢をかなえる業界でもありますから、確かに魅力とやりがいはあるでしょう。しかし転職者として成功するためには、やりがいや仕事内容とは関係なく、志望動機、資格の有無がモノを言います。

未経験者が不動産業界に転職するためには必須である知識として、現状と転職成功のポイントを開設します。不動産会社の仕事内容が気になる、目指す人は必見です。

不動産業界の国内市場規模と今後の動向

市場規模は12兆3,387億円、平均年収648万円です。過去の市場規模と比べると順調に拡大しつつはあるものの、東京五輪前後にどう変わるかが見ものでしょう。

東京五輪に向けて日本国内の不動産事業が活性化していますが、その反面2020年以降の不動産暴落について懸念する声も上がっています。

現在不動産価格が高騰し、都市部の地価は上がっています。

しかし地方はといえば低下、投資をしているのもオリンピック需要を狙う海外投資家ばかりの状況。売却差益(キャピタルゲイン)狙いの投機で、オリンピック前に不動産バブルが弾ける恐れがあります。

また、不動産業界最大手の三井不動産が海外事業への強化を打ち出しており、平成30年の海外利益の目標を、現状の利益の倍以上の300億に設定しました。欧米や中国、アジアを中心としてオフィスや賃貸住宅、分譲マンションや商業施設展開を計画しています。

そして三菱地所はイギリス、アメリカ、ベトナムを中心に、東急不動産はインドネシア、アメリカ、中国、野村不動産は中国やベトナムを中心として開発を推し進める方針です。

今後も不動産業界では2020年の東京五輪を目途に再開発ラッシュ、海外進出が続くことでしょう。

未経験者から不動産業界を目指す、志望動機の作り方とOK例文、NG例文

未経験者が異種業界への転職を志すとき、その業界のことをよく研究し、自分なりの勉強をしてその成果を履歴書や面接など何らかの形で人事担当者に伝える必要があります。

基本的にそうした努力は業界ごとの研究であり、勉強でもあるわけですが、業界を問わず重要なのが「志望動機(やる気)」をいかに伝えるかです。そして勉強法として有効なのは、その業界で役立つ資格を取得することです。

もちろん志望動機と資格だけがすべてではありませんが、未経験者の場合、経験者以上に問われる部分ではあります。

不動産業界にチャレンジする未経験者が志望動機で表現すべきこととは

転職にしろ新卒にしろ、履歴書に志望動機を書きます。面接でも志望動機について問われることが多いですね。志望動機はそのことばのとおり、「志望のきっかけ」のことです。

では、何を志望する動機かというと、これは当然「業界」であり、「応募した企業」でなければなりません。当たり前のことですが、まずはここが基本になります。履歴書でも面接でも共通の認識になります。

不動産業界の場合、何が不動産業界への転職を決意させたのか、そしてなぜ数ある不動産関連会社からその会社を選択したのか、この2点を人事担当者にわかりやすく説明するのが、「志望動機」の目的です。

加えて業界未経験者が転職を目指す場合、未経験なのにその業界に興味を持ったきっかけは何かを説明すべきです。特に不動産業界の場合、法律など高度な知識が必要なのでなおさらですね。

それゆえ不動産業界の場合、志望動機も綿密に計画して突っ込みどころがないように作成しなければなりません。未経験者の転職の場合、その業界の志望動機を書いたり答えたりしたことがないと思います。

不動産業界に転職するときの志望動機の作り方

そこで、どんな感じで志望動機を作成していけばよいか、その指針を簡単に説明しましょう。以下をご覧ください。

不動産業界に転職する際の志望動機作成法!
  1. 業界研究・・・業界の仕事内容を研究し、把握する
  2. 自己分析・・・自身がその業界に身を置く上でのメリット・デメリットを導き出す
  3. 企業研究・・・その企業の仕事内容を研究し、把握する
  4. 能力検証・・・自分がその会社に転職することによって会社にもたらすことができるメリットは何か
  5. 利害一致の検証・・・その企業に転職することで自分と会社にもたらされるリット、デメリットが一致しているか

特に業界未経験者からすると、かなり難しく感じられることと思います。しかし基本的に、転職希望者と会社側とのベクトルに「相思相愛」のバランスが保たれない限り、転職はうまくいきません。

不動産業界に転職するときの志望動機のOK例文、NG例文

難しく感じてしまって志望動機の作成が進まないとなるとそれもまずいので、上記を踏まえた志望動機の例文を紹介します。ぜひ参考にしていただきたいと思います。

例文1(都市開発会社への転職)
○○駅周辺の都市開発により多大な経済効果を生んだ御社の実績に魅力を感じたのが動機です。○○のセミナーに参加し、駅近隣地域住民が長年停滞する地域経済への危機感を募らせていた時代のことを知りました。

しかし私の知る駅周辺地域は活気にあふれ、地域住民のみならず、多くの人が集う場所として再生されました。その最大の要因が御社のディベロッパーとしての手腕であることを知り、御社に興味を持ちました。

私自身はまったくの未経験者ですが、日本のどこかで同じような都市開発が行われたとき、私の力が少しでも注がれることを夢見て、御社を志望しました。

例文2(不動産販売会社への転職)
以前私の親戚が家を建てたときの喜びを目の当たりにしたときに、家を建てたり家を売ったりする仕事に興味を持ちました。貴社が住宅販売に特化して力を注いでいることを知り、志望しました。

実は、私の親戚が建てた家も貴社でお世話になったもので、そのときから、人が喜ぶ顔を見られる仕事はなんて素敵なのだろうと思っており、未経験ながらこの機会に貴社の門をたたくことを決心しました。

親戚も、「素人がわからない部分のどんなところでも、こちらが納得するまで親切丁寧に教えてくれた」と申しており、貴社スタッフの方々に常々感謝していました。

貴社スタッフの方々の誠意を感じた、お前もああいう仕事ができる人間になれということをかつていわれたことがあったので、それならば貴社でと思い、志望を決意するに至りました。

今度は私がお客様に喜びを提供する側に立てることを望んでいます。

例文3(不動産賃貸仲介業者への転職)
ネットで御社の物件情報を目にしたのが御社に興味を持ったきっかけです。非常に多くの情報がネット上に掲載されていたので、いろいろ調べるきっかけになりました。

私も独り暮らしをしていたことがあります。そのときやはりネット経由で物件情報を入手しました。当時も御社の物件情報を拝見しましたが、現在は情報の質、量とも当時と比べ物にならないくらい進化していると感じました。

以前IT関連業界に籍を置いていた私としては、顧客としてだけではなく、情報提供者としても非常に興味深く感じられました。自分の経験と御社の情報発信の傾向がマッチするかなと思い、志望しました。

これに対し、志望動機としてはあまり好ましくない例文も紹介します。慎重を要する不動産業界への転職だけに、あえて「NGバージョン」も紹介しておきますね。あわせて参考にしてみてください。

好ましくない志望動機の例文
私が一人暮らしをしていたときの物件は、御社の紹介でした。非常に便利な物件で、治安も安全、交通の便も良く、とても快適な生活を送ることができました。

私も物件を紹介するなどして人の役に立ちたいという思いで、御社を志望しました。

この例文のどこが良くないかわかりますか?文章が短すぎるとか、日本語の表現に問題があるとか、そういったこじつけ的な欠陥ではありません。致命的な欠陥を指摘してみてください・・・いかがですか?

これ、偶然紹介を受けた物件が良かったというだけのことで、志望動機というよりは「口コミ」のような内容になってしまっていますね。つまりその企業を選択する具体的な根拠がないのが問題なのです。

OKの「親戚の家」の例文にあったように、偶然の要素が動機になること自体は問題ではありません。その偶然がきっかけとなって興味を持つのは自然なことですよね?

問題は、そこから「転職という決意」に至ったプロセスがないことのほうです。これが上記例文の致命的な欠陥です。この手の欠陥がみられる志望動機は非常に多いです。気を付けたいところですね・・・

未経験の人からするとなかなか難しいかもしれませんが、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

不動産業界への転職が有利になる資格

志望動機は、正直どんな業界であっても採否を決する重要な評価の要素となりますね。これについては新卒にしろ転職にしろ、就職を経験している人であれば理解されていると思います。

もうひとつ、評価の要素となる対象があります。「資格」です。資格があればなんでもよいというものでもありませんが、競争率が高い業界だと、有資格者が優遇される可能性は高まります。

不動産業界に関係する資格も、実は転職者にとって優位に働くものがあるんです。あまり知られていないかもしれませんが、不動産業界は有資格者が強い業界としては比較的有名なんです。

何しろ法律を扱う業界だけに、専門的知識が求められる「専門職」に近いイメージが不動産業界の仕事内容にはあります。それだけに、資格を持っている人にはそれだけ信頼と期待を寄せやすい業界であるともいえるのです。

おそらく「宅建」は業界内外で最もよく知られる資格の1つですね。これも不動産関連の資格です。宅建は、正しくは「宅地建物取引士」と呼びます。まあ宅建と略される時点で、この資格の知名度の」高さがわかるというものですね。

しかし不動産業界で通用する資格は宅建以外にもいくつかあります。ここでは宅建を含む不動産業界にかかわる資格について、簡単にまとめてみたいと思います。資格がない人はダメというわけではありませんが、あれば有利です。

不動産業界への転職を志す人は、ぜひご一考いただきたいと思います。中でも代表的な「4つ」の公的資格を紹介します。

資格の名称 資格の概要 どんな資格?
宅地建物取引士(宅建) 不動産取引における実務処理能力が高いことを証明する国家資格 土地・建物に関する基本的な知識に加え、関係法令、税、売買契約書締結前の重要事項説明の手法などの知識・ノウハウを得る
マンション管理士 マンション管理のスペシャリストであることを証明する国家資格 マンション管理にまつわるトラブル解決やアドバイザーとしての役割を担うだけの知識・ノウハウを得る。マンションの修繕計画・修繕工事およびプランニングなどの手法が身に着く。

マンション管理士は、マンションに住まう住人に快適な生活を提供する重要な役割がある。

管理業務主任者 マンション設備、契約関連の管理スペシャリストであることを証明する国家資格 特に

  • 管理委託契約に関する重要事項の説明
  • 重要事項説明書・管理委託契約書への記名・捺印
  • 管理事務報告

に精通したスペシャリストとしての役割を担うためには必須ともいえる資格

賃貸不動産経営管理士 マンション・アパートをはじめとする賃貸物件の経営管理を行う知識・ノウハウがあることを証明する公的資格(将来的に国家資格に昇格) 住民に提供する賃貸サービスの質、住民の安全に対するニーズにこたえて安心・安全・信頼を住民に提供するための知識・ノウハウを得る

(参考:不動産業界への就職に有利な資格は?使える資格を紹介-通勤講座 より)

不動産関連の資格としては、これら4つの資格がメジャーです。難易度も比較的高い資格として知られます。それだけに、特に不動産業界未経験者にとっては決して簡単ではない資格といえます。

しかしだからこそ、志望動機といったはっきりしたことばにあらわれない転職者としての意識の高さ、やる気の大きさなどを間接的に示すことができるとはいえるでしょう。

未経験者は志望動機と資格に着目!業界を研究して不動産業界への転職を!

人に夢を与える仕事というと、スポーツ選手や芸能人が思い浮かびますが、不動産業界も人に夢を与えることができる仕事内容であることが多いですね。

やはり自分の家、家族が住まう場所を手に入れるためには、一生をかける必要がありますから。そうした顧客一人ひとりの夢をかなえる意味合いが、不動産業界の仕事には含まれます。

それだけに、業界未経験の人にはハードルが高く感じられる業界であるともいえますが、そのハードルを下げるためには志望動機で自分の意識の高さを示すことが大切です。

ことば以外でも意識の高さを伝えることは可能で、それが今回お話した4つに代表される「資格」でした。転職を勝ち取ることが厳しい業界だからこそ、やや難しい資格にもチャレンジしていただきたいものです。

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