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女性が輝く不動産業界。Tender Living株式会社 中村マリア代表インタビュー

この記事の専門家
中村 マリア代表取締役
Tender Living株式会社
不動産女子というワードが世間にじわじわ浸透しているように、近年は不動産業界で活躍する女性が増えてきています。
ただ、不動産業界は男社会というイメージが長らく定着しているせいか「本当に、女性も不動産業界で働いていけるの?」と戸惑いを感じる人は少なくないようです。
今回は、社長業のかたわらで「女性が不動産業界で輝きながら働く」ことの支援業務をされている「Tender Living株式会社」代表取締役 中村マリア様にお話を伺いました。
不動産業界で躍進し続ける中村マリア代表にインタビュー
不動産会社Tender Living株式会社のコンセプトは「女性スタッフによる不動産サポート」。
女性ならではの気配りと感性を活かして、”女性だからこそ”不動産業界を盛り上げられる、そんな中村代表の思いを伺いました。
女性が不動産業界で輝ける、エージェントという雇用形態


- 正社員
- エージェント
- パート
- 業務委託
- 自宅勤務
と、多様な雇用形態を導入しており、雇用形態の違いで、業務内容も変わって参ります。
その雇用形態別での職種は以下の通りでございます。
- 正社員→営業、営業アシスタント
- エージェント→営業
- パート→営業アシスタント
- 業務委託→経理、総務、庶務
- 自宅勤務→自宅にて物件情報の入力や広告文章の作成など
恐らくその中でもエージェントが、他業界や他社では珍しい雇用形態かと思います。
職種としては、営業職で、完全歩合制、但し、ノルマはナシ。出社義務はありませんので、会社には、契約書類の押印や来客対応などの際に事務所を利用したい時に出社する形になっています。
月に2度、面談を兼ねた営業ミーティングを行っていますので、この2日間と、必要があれば、電話やメールにて営業活動の進捗状況を共有してもらっています。
顧客については、自己開拓と、会社からも送客を行っています。
このエージェント制度により、女性特有のライフスタイルである結婚、出産、育児、介護、などと両立をしながら、不動産の営業職として社会の最前線で永続的に働き続けることが可能となります。
また、定年もございませんので、身体の許す限り生涯現役であることができます。
男性社会とイメージされる不動産業で、女性が働くことの魅力とは


余談ですが、先日聞いた話で、とある中堅の不動産会社での暗黙の社内ルールでは、男性営業マンの妻は専業主婦でなくてはいけないそうです。
明治大正昭和の時代かと時代錯誤しますが、それ程、不動産営業という仕事は日々の業務が大変なので、奥さんはそれを支える為、外で働いている場合じゃないのかもしれません(苦笑)この会社の女性営業ウーマンの場合は、どうなってしまうのでしょうかね(苦笑)


また、特に賃貸業界は、モラルの資質が低いところがあります。その為、電話応対ひとつとっても、当たり前のことを普通にするだけで、きちんとしていると信頼を得るのが早い気がします。
そこで、親切丁寧、スピーディーな応対を心掛けることで、同業他社と比べて早い段階で差をつけることができるので、これはビジネスチャンスだと思います。
更に、私の持論ですが、「5人に1人は不動産関連について困りごとがある」と考えています。
一番多いのは、賃貸物件を探されている、というニーズですが、賃貸の更新の際に、賃料の値上げを通知され困っている、直接本人のことではなくても、実家をリフォームするかどうか両親が悩んでいる、祖母の所有しているアパートの空室に困っている、等々、あげたら切りがない程に、身近に不動産のお困りごとを抱えていらっしゃる方々がいますので、それをひとつひとつ解決するお手伝いをすることで、自然と仕事→報酬という連鎖がおきてきます。
不動産業に求められる能力、向いている人とは


これにより、不動産業界、特に不動産仲介を生業としている者は、自然淘汰されつつあります。といいますのも、不動産会社に足を運ばなくても物件を選ぶことができ、誰から借りても買っても変わらない、という状況にあるからです。
その為、誰よりも早く、ユーザーのニーズウォンツを察知し、的確な提案を瞬時にすることが求められますので、フットワークの軽さなどのスピード感と、ユーザーとの信頼関係を築く為にもコミュニケーション能力が必要だと考えます。

では、向いている性格というものはありますか。

不動産業を目指す女性へメッセージ


女性が少ない業界だからこそ、マイノリティである女性同士で結束力も高まりますし、無限のビジネスチャンスが広がっています。男勝りの業界で、美しい笑顔で颯爽に仕事をすることは、とても快感ですよ!(笑)
不動産業界で女性が働くということの展望


アメリカの不動産業界は女性中心で、平均年齢も50代と高めだそうです。日本でも将来、「不動産業界が男性中心の業界だったなんて…今は逆転したね!」といわれる日が来るまで、この業界で邁進して参りたいと思います!

同じ女性として、かっこいい!もっと自分も活躍したい!と思えるインタビューでした。中村代表、大変ありがとうございました。
データで探る、不動産業界の世間のイメージとは
不動産は、男性のほうが多い業界です。不動産業界で働く女性の比率は、全産業の平均をやや下回っています。
(参照:一般財団法人 土地総合研究所「不動産業における女性の就業状況について」産業別にみた女性就業者数比率の推移)
しかし、不動産業界で働く女性の割合はゆるやかながら上昇しているのです。不動産業界の大卒就職者数は、以前は男性が6割を占めていましたが、男女差は徐々に小さくなってきています。
(参照:公益財団法人不動産流通推進センター「2018不動産業統計集 3月期改訂」不動産業の就職者の男女内訳余念制大学卒業者)
グラフを見ると、平成29年には男女の比率が半々に近づいているイメージも受けますね。
なぜ、不動産業界の就業者は女性より男性のほうが多かったのか、不動産業界の人気、イメージに関するアンケートを参照しながら、その理由を探ってみたいと思います。
不動産業界は就職・転職先として人気の低い業界?
まず、就職・転職先として見た不動産業の人気度について、就活生、転職希望者を対象としたアンケート結果をチェックしてみました。
株式会社学情が就活生を対象におこなったアンケートによると、現時点での志望業界については「不動産・住宅」との回答が11位におさまっています。
(参照:「あさがくナビ2018」就職活動開始前意識調査レポート 2017年1月版)
不動産は、メーカー、銀行、マスコミのような花形ではないものの、極端に人気のない業界ではないようです。
また、転職サイト「type」がおこなった会員向けアンケートでは「不動産業界への転職に興味があるか」という問いに対し「興味がある」と答えた業界未経験者は3割程度いました。
全体の中で不動産業に強い興味を持っている人はわずか5%しかおらず、全体の半数近くは不動産にまったく興味を持っていませんでした。
(参照:type会員向けアンケート結果 2009年実施)
転職先として見た場合には、興味を持つ人とまったく志望しない人にはっきり分かれる印象を受けます。
不動産業界で働くのは大変?
上述のtypeがおこなったアンケートでは、回答者から「不動産への転職に興味がある(ない)」と答えた理由も集計しています。
(参照:type会員向けアンケート結果 2009年実施)
転職に興味がある理由で最も多かったのは「高収入が期待できる」でした。一方、転職に興味がない理由として、ノルマや残業など仕事内容や業界に対する不安が多く挙がっていました。
不動産業に対し「夢を売る仕事」「やりがいがある」という肯定的な考え方もある一方で「求人情報に書いてあるような生やさしい仕事とは思えない」「ブラックなイメージ」さらには「ほかに就職先が見つからなかった場合の最終手段」といったマイナスコメントも見られました。
不動産業は決して不人気業界というわけではないようですが、不動産業に興味が持てない人は業界にネガティブなイメージを強く抱いている印象を受けます。
不動産業界で働くことについて世間はどのようなイメージを持っているのか、別のアンケート結果も参照してみました。
メディア・ハウジング研究所が消費者を対象に実施したアンケート調査の「不動産業界で働きたいか」という設問に対しては、22人中19人が「いいえ」と回答し、その理由を次のように述べていました。
- ノルマがありそう
- 勤務時間が長そう
- 土日は休めそうにないイメージがある
- 実力主義っぽいので、ついていけなさそう
- 気疲れが大きそう
- トラブルが多そう
ほか
一方「はい」と回答した人は、その理由を「モデルルームを見てきれいな家を売る仕事に憧れた。」「事務なら残業がないので。」としていました。
同アンケートでは「子どもに不動産業界で働いてほしいか」との設問も出題していますが、22人中19人が「いいえ」と回答していました。
「働いてほしくない」と感じた理由としては「子どもが業界に興味を持っていないから」だけでなく「大変そう」「業界のイメージが良くない」といった親御さんの主観的な意見も多く見られました。
同アンケートは、続いて「不動産業界は女性が働きやすいか」という設問も出題しています。この問いについては22人中14人が「いいえ」と回答し、次の理由を添えていました。
- 男性の職場というイメージが強い
- 閉鎖的なイメージがある
- 女性が働く環境にふさわしいか疑問を感じる
- 勤務時間が不規則で、家庭や育児との両立が難しそう
- 営業は男性社員、受付は女性社員、というイメージがある
一方「はい」と回答した人からは「女性でも資格があれば」「福利厚生が整っていれば」「職場による」との意見が挙がっていました。
不動産業界はイメージが悪い?
不動産業で働いた経験のない人は、顧客の立場、あるいは見聞きした情報から不動産業界のイメージを決めているものと思われます。そこで、世間の人が持つ不動産業界の一般的なイメージがどのようなものかチェックしてみました。
リビン・テクノロジーズ株式会社が「不動産事業者のイメージ」についておこなったアンケートによるとマイナスイメージとして「口が達者」「しつこい・強引」「怖い」が多く挙がっていました。
(参照:リビン・テクノロジーズ株式会社「不動産事業者のイメージ」アンケートの対象者「リビンマッチ」を利用した20歳以上の男女全国200人)
女性の回答では「女性が少ない」「怖い」もやや目立っています。
女性から見た不動産業界のイメージについては、上述のメディア・ハウジング研究所がおこなったアンケートの結果を参照しても、特にマイナスコメントが多い印象を受けました。以下がその一部です。
- お店は女性が入りにくい
- 「不動産屋=こわいおじさん」というイメージが染みついている
- お店は窓ガラスにチラシがたくさん貼ってあって閉鎖的なイメージ
- 大手の不動屋会社は、担当者によって当たりはずれがありそう
- 軽い、適当な対応をするイメージ
- 女性客を軽視する傾向がありそう
女性には不動産事業者に苦手意識を持っている人が多い印象を持ちます。
不動産業にホスピタリティを求める声も
今回、不動産業に関するさまざまなデータを参照してみて、不動産業の仕事に魅力を感じる人は少なくないものの、就職・転職を志望しない人には不動産業界へ強いマイナスイメージを持っている人が多い印象を受けました。
不動産業界の仕事は「きつい」というイメージが強く、「女性は働きにくい業界なのでは」というコメントも多く見られました。このことが「不動産業界=男社会」というイメージにつながっているようにも感じます。
さらに、不動産業界の仕事は大変だと感じる理由には「不動産業界のイメージの悪さ」も影響していると感じました。
ただ、仕事や事業者に関するプラス評価も決して少なくはありませんでした。このことから「一部の不動産事業者の良くない対応」が業界全体のイメージダウンを引き起こしているようにも見えました。
女性は利用しやすい不動産屋さんを求めていることからも、従来の「営業マンがガツガツ」したイメージではない、ホスピタリティや安心感のある不動産屋さん、営業担当者さんが必要ではないか、と感じました。
Tender Living株式会社 サービス内容の紹介
最後に、今回のインタビューにご協力いただいた中村マリア代表が運営しているTender Living株式会社をご紹介いたします。
Tender Living株式会社は、東京都世田谷区にある、女性スタッフだけで経営している不動産会社。女性向けの物件を中心に、ファミリーや単身男性など幅広い層に向けた東京のお部屋探しをサポートしています。
「幸せになれるお部屋探し」をモットーに、女性目線ならではのきめ細かいサービスで、東京で始まる新生活を全面サポートしてくれます。
中村マリア代表のプロフィール
中村代表は、大手企業の受付業務として社会人のスタートを切るも「会社のコア事業に携わる仕事がしたい」と考え、不動産業界へ転職。東京、名古屋でキャリアを積み、2011年にTender Living株式会社を設立します。
社長業を営むかたわら、一般社団法人 RE AGENT(リ・エージェント)の理事をつとめ、不動産情報プラットフォーム「美人エステート」を通して、全国の女性不動産経営者の育成にも力を注いでいます。
バラエティ番組「有吉ゼミ」で芸能人のおうち探しをするコーナーにご出演、また新聞等でもたびたび紹介されるなど、メディアでもそのご活躍が注目されています。
Tender Living株式会社が提供しているサービス
Tender Living株式会社は、都内を対象に賃貸物件の紹介事業をおこなっているほか、お部屋探しから入居までに必要なサービス、賃貸物件を所有するオーナーのサポートをおこなっています。
- 賃貸物件の紹介
- 都内にある優良物件を厳選して紹介しています。
女性の一人暮らし、新婚さん、育児中のファミリー、そして単身男性と幅広い層におすすめの、おしゃれで明るい雰囲気の物件がそろっています。
「デザイナーズハウス」「ヨーロッパ調の建築物」「ペット飼育相談可」など、女性が「あったら嬉しい!」と思う条件を取り入れた物件も紹介されていて、見ているだけでも本当にワクワクします。
おすすめ物件については、中村代表のブログやSNSでも、たくさんの写真と詳しい情報を添えて紹介してあります。更新情報をぜひチェックしてみてくださいね。
- テンダーサービス
- テンダーサービスは、入居者の方が新生活をスタートするのに便利なオプションのサービスです。
Tender Livingは、お部屋探しをされるお客様を対象に、送迎サービスや内覧代行サービスをおこなっています。地方にお住まいの方には嬉しいサービスですね。
内覧代行サービスでは、お部屋の様子はもちろん、室内外、周辺環境の様子も写真や動画で報告してくれるので、自分の目でじっくり内覧できない方も安心です。
入居の際は、Tender Livingが提携している引越業者を紹介してもらうことも可能です。
また、カーテンの手配は意外に難しいものですが、お部屋にカーテンは欠かせません。
「オリジナルオーダーカーテンサービス」を利用すると、入居時に合わせてカーテンが納品でき、とても便利です。カーテンの種類は豊富でわかりやすい価格設定になっているところも魅力です。
忙しい方は、入居後に「ルームクリーニングサービス」を利用されるのもおすすめです。プロが替わって気になる汚れを清掃してくれます。
- オーナー向けのサービス
- 賃貸物件を所有しているオーナーを対象に、賃貸物件の管理、入居者募集のサポート、リフォーム・リノベーションの提案などをおこなっています。
美人エステートの運営
また、中村代表は「RE AGENT」の活動の一環として、全国の女性経営者が集まるコミュニティ「美人エステート」を運営し、住まいを探す人に、女性ならではの気配りと感性を活かした質の高い情報を提供しています。
同時に、メンバーの交流会やスキルアップを図るための勉強会、セミナーなどをおこない、女性が働きやすいカタチ「不動産エージェント」の提案・育成にも挑戦しています。
不動産業は女性にもオススメのお仕事
女性は結婚、出産、育児といったライフイベントが待ち構えていることから、多忙な不動産業は向いていないと言われてきました。
しかし、見方を変えれば、不動産業こそ女性にピッタリな仕事、女性の力が必要な仕事ともいえそうです。
今回インタビューに協力してくださった中村マリア代表は、ガツガツ働くのではなく、ポリシーである「不動産業は人なり、美しく働く」を実践されているところが大変印象的でした。
東京でお部屋探しをしたい女性、またお仕事に興味のある不動産女子の方は、ぜひTender Livingのサイトや中村代表のSNSをチェックしてみてください。

中村 マリア代表取締役
Tender Living株式会社
(本記事の情報は2019年10月時点のものです)
