現職を辞めてから転職する良い点&悪い点。勢いで辞める前に見て!

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転職先は決まっていないけれど、今すぐ仕事を辞めたい!転職を考えている人の中には、そんな風にとにかく転職したいという気持ちでいっぱいになっている人も多いのではないでしょうか。

しかし、先のことを考えずに退職してしまうのは危険。働きながら転職活動をする場合と辞めてから転職をする場合のメリット・デメリットを事前に調べ、自分に合ったやり方で転職活動を進めていくことが大切です。

働きながらと辞めてから、どちらが一般的か

転職サイトのアンケートによると、働きながら転職活動をする人と辞めてから転職活動をする人の割合は半々。働きながら転職活動をして成功だったと答える人が93%を超える一方で、辞めてから転職活動をして成功だったと答える人は73%にとどまっています。

このことから、転職活動の経験者は、辞めてから転職活動をするのがベターだと考えている場合が多いということがわかります。

しかし、働きながら転職活動をするのか辞めてから転職活動をするのかは、現在の職場での状況や経済状況により異なってきます。

働きながら転職活動をする場合

まずは、働きながら転職活動をする場合のメリットとデメリットについてみていきましょう。

メリット

最も大きなメリットとして挙げられるのが、お金の心配をしなくても良いという点です。安定した生活を送りながら転職活動をできるので精神的な焦りも少なく、余裕を持って、また時間をかけて転職活動に取り組むことができます。

もう一つのメリットは、転職活動をいつでも辞められるという点。転職活動を進めるなかで、希望条件に一致する仕事がない、なかなか内定が取れないといった壁にぶつかることも懸念されます。

そんなとき、働きながらであればいつでも現職に戻ることが可能。「やっぱり今の仕事が向いているのかも」と心変わりしたときにも、何事もなかったかのように働き続けることが可能です。

デメリット

時間がないというのが、働きながら転職活動をするデメリットです。働きながらの場合、通常の勤務に加え、自己分析、書類作成、面接などの様々な作業をしなければなりません。

毎日定時で退勤できる仕事であれば問題ないかもしれませんが、現在の仕事に残業が多く疲弊している上に転職活動が加われば、さらに疲労を重ねることになります。

ブラック企業からの脱却のために転職を志していた場合、転職活動によって心身に影響が出る可能性もあります。

また、時間がない中で転職活動に取り組むことで転職活動が長期化し、焦る気持ちから入社企業に妥協をしてしまうかもしれません。より良い職場を探すために転職活動をしていたはずなのに、妥協で転職先を決めてしまったら本末転倒です。

辞めてから転職活動をする場合

つぎに、辞めてから転職活動をする場合のメリットとデメリットです。

メリット

辞めてから転職活動をする場合、転職活動に費やす時間はたっぷりあります。自己分析や履歴書作成などに時間を割くことができるため、希望条件に合う企業を丁寧に探すことができます。

また時間の融通が効くのも、辞めてから転職活動をするメリットのひとつ。面接は平日の昼間に行われることが多いため、辞めてからであれば企業が提示する日時に合わせて出向くことができます。

働きながらの転職活動の場合スケジュールの調整に時間がかかり内定獲得まで時間がかかることも多くありますが、辞めてからの場合はスピード感のある内定獲得が可能です。

デメリット

最大のデメリットは、経済的に不安定になること。当然のことですが、仕事をやめれば収入がなくなってしまいます。経済的に不安定なまま先の見えない転職活動を続けるのは不安、という人のほうが多いのではないでしょうか。

就職活動開始直後は問題ないかもしれませんが、転職活動が長引くにつれて焦る気持ちは大きくなっていくもの。お金がないことが原因で焦る気持ちが生まれ妥協して転職先を決めてしまったら、せっかく転職する意味も半減してしまいます。

辞めてから転職活動する場合に注意したいこと

辞めてから転職活動をする場合のほうがデメリットは多く見えるのではないでしょうか。しかし、事前準備をしておけば大丈夫。以下のポイントを押さえながら、退職前に準備を進めておきましょう。

貯金をしておく

経済的な不安を抱えないために重要なのは、収入がなくても生活できるだけの貯金をしておくこと。一般的に転職活動には3ヶ月~6ヶ月かかると言われています。給料の半年分の貯金があると安心です。

数ヶ月分しか貯金がないという場合には、事前に支出を予測して無駄遣いを減らすことも大切です。我慢しなければならない部分も当然でてきますが、より良い未来のためと思い、支出を減らすことを心がけましょう。

辞める前に自分の棚卸しをしておく

「自己分析」と聞くと時間のかかる作業に思えますが、そんなことはありません。隙間時間を見つけて自分の好きなこと、嫌いなこと、希望職種、希望条件、現職で磨いたスキルなど、自分について考えてみてください。

この場合の自分の棚卸しは、手帳に書き留めておく程度で構いません。自己分析のアイデアを書き残しておくだけで、退職後の職務経歴書作成や面接対策が格段に楽になりますよ。

エージェントなどを利用して効率よく

辞めてからの転職は妥協せず、かつスピード感を持って行いたいですよね。そんなときは、転職エージェントの利用がおすすめです。

エージェントに登録しておけば時間をかけて自分で探さなくても、希望条件に合った求人をたくさん紹介してくれます。また、エージェントによっては履歴書・職務経歴書の添削、模擬面接を行ってくれる場合もあります。

手探りの転職活動ではなく、やり方を知り尽くしたプロと力を合わせることでより効率的な転職活動が期待できます。

勢いで退職してしまう前に

現在の職場で心身の健康に影響をきたしている場合は、すぐに仕事を辞めることも大切です。しかし、今の職場でももう少し頑張れそうな場合や、転職への決意が曖昧なまま、勢いで退職してしまうことにはリスクも伴います。

今回挙げたメリット・デメリットを踏まえ、自分の状況を鑑みながらベストな方法を探しましょう。そして、妥協入社にならないためには事前の準備が欠かせません。

貯金などの経済的な準備はもちろんのこと、転職したい理由や希望条件など、準備を整えた上で転職活動に臨みましょう。

退職後に転職先がなかなか見つからず、ブランク(空白期間)が想定外に長くなってしまうこともあります。ブランクが長いと、経済的に困るほか、採用も不利になってしまうので注意しましょう。

面接でブランクが長くなってしまった理由を追及されないよう、上手な言い訳も考えておきたいですね。こちらの記事もご覧ください。
無職からの転職で採用率をあげる方法&無職期間の言い訳例

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