公務員の仕事はつまらないのか?市役所勤務した体験談

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公務員は安定していて、人気のある職種ですが、ルーティンワークやクレーム対応ばかりで、公務員の仕事はつまらない、これはよく聞く話であると思います。

今回の記事では、市役所に勤務していた実際の体験談をもとに、公務員の仕事のやりがいや本当につまらないのかということについて、書いていきたいと思います。

地元市役所にUターン就職…しかし公務員がつまらないと感じた3点

私は東京の大学を卒業後、地元に戻り、市役所で公務員として働くことになりました。私は市の文化振興課に配属されました。

そこでの私の仕事内容は芸術や音楽、文化に関係するイベントの開催の手伝いや、それらを行う団体が市に補助金を申請する際に、補助金制度の説明等でした。

事務仕事も多かったですが、私のいた課の職員のなかでは、私は比較的外に出ることの多い仕事をしていたと思います。

外の人と接する機会も多い業務ではありましたが、つまらないと思うことももちろんありました。私が公務員をやっていて、つまらないと感じた3点についてお話ししましょう。

単純作業が多く、細かい規定が多過ぎる

まず、「単純作業を延々と続ける」という点です。これはいつもではありませんが、たまに任されると、その作業だけで2、3日は潰れてしまうことも多々あります。

私は20代前半でその仕事に就いた頃、コンサートのパンフレットに広告チラシを挟むという単純作業を任されたのですが、枚数が多過ぎる上に手伝いがおらず、一人で黙々とほぼその仕事だけを3日間やり続けました。

何も考えず無心にそれだけをやるというのはなかなか退屈なものでした。

そのような単純作業は1年間のうち何度もあり、退屈なだけではなく、それだけをやっている間は他の事務仕事が滞っているため、作業の後日は残業ばかりすることになり、骨の折れる仕事でした。

また、私は仕事でイベントのパンフレットやチラシのデザインを作成することもありましたが、デザインは市のイメージを考慮しあまり派手にならないよう、独創的過ぎるものは作らないように言われていました。

そのため、もっとアピールしたいようなイベントのチラシでも、規定通りに作っているとなんだか地味になってしまい、自分の思い通りに作ることが出来ないのがつまらなかったです。

もし規定に沿っていない場合は何度でも差し戻されて作り直すのですが、一度差し戻されると、修正後に再度それを作成する許可をもらうために課内で回覧させてから最後に上司に届くため、とにかく作成許可を取るのに時間がかかり、待ちくたびれてしまいます。

イベント会場の警備では何時間も待たされる

私の業務の一つだったイベント開催の手伝いの一つとして、イベント会場の警備がありました。その警備中はイベント自体を見ることは出来ず、その上、屋外の警備だったら炎天下でも極寒でもひたすら待ち続けなければならず、つまらないだけでなく肉体的に厳しい仕事でした。

また、展示会の会場での警備では、作品を観覧客が触らないように見張るのですが、客の少ない日には特に退屈で、椅子に座って見張っていると眠りそうになることはよくありました。

仕事を完璧に覚える前に部署異動がある

私の職場では平均して2、3年毎に職員は所属部署を変更され、新しい部署へと移ります。私もはじめに所属した部署に2年いた後、次の部署へ異動することになりました。

私は2年目にしてようやくその部署の全体像が見えるようになり、そこの職員達とも仲良くなり始めた頃だったのに、すぐに別の部署に移ることになり、これまで覚えてきた仕事があっけなく終わってしまってもったいないと思いました。

また、次の仕事に移っても、新しい仕事を一から覚え直さなければならないし、その新しい仕事を覚えても2、3年で部署異動があり、覚えた意味が無くなってしまうような気がして、新しい仕事をするのもつまらなく感じることがありました。

すぐに今の仕事が終わるかと思うと、仕事へのモチベーションを保つのが難しかったです。

ルーティンワークがつまらない?向き不向きがある

公務員の仕事では退屈に思うことは多々ありました。しかし、新しい人との出会いもあり、市民の役に立てていると感じられる仕事もあったので、適度に楽しみも感じながら働くことが出来ていました。

しかし、公務員は本当に市民のために働きたいという思いを持った人には良い環境であると思いますが、安定しているという理由だけでなった人には苦痛を感じることも多いかもしれません。

公務員の仕事はルーティンワークが多く、刺激的な仕事が少ないというのは、間違いないと思います。

安定しているということは良いことですが、すでに出来上がった組織でルーティンワークを黙々とこなすということになりがちです。

公務員で仕事がつまらないと感じている人は、民間企業に目を向け、ルーティンワークが少ない、また専門的なスキルがつく仕事に転職をすることを考えても良いかもしれません。

とはいえ安定した環境を何のビジョンもなしに捨ててしまうのは、非常にもったいないため、いきなり辞めてしまうのではなく、まずは求人を見てみることをおすすめします。

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