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不器用な人におすすめの仕事。不器用だからこそ成功したエピソード
日本人は器用な人種だ、などといわれることが多いようですが、誰がそんなこと調べたんでしょうか?器用さというのは、手先の器用さや性格面での器用さがあります。仕事のできるできないはどちらも影響を与えますね。
とすると、不器用な人は仕事ができないということになってしまいます。実際、いろいろな意味での不器用さがたたって転職しなければならなかった、なんていう話は珍しくありません。
不器用な人間が生き抜くすべを一緒に考えましょう。
▼目次
不器用さは武器になる!不器用だからこそ成功できる仕事とは
筆者はとても不器用です。仮に「全日本不器用選手権」なんていう大会があったら上位進出できる自信があるレベルです。でも、不器用さは生まれながらの抜き差しならない「強烈な個性」と考えられるように今はなりました。
冒頭でも触れたように、不器用さには手先の問題と性格の問題がありますね。そのふたつの面から、「不器用っていいじゃない?」と思われるエピソードを(筆者のものも含め)いくつか紹介します。
物づくりに関わる仕事
一見矛盾しているように感じますが、職人やクリエイター、料理人といった何かを作る仕事は不器用な人には向いているといえるようです。
上述した通り、物づくりというのは「神は細部に宿る」と言われているように、いかに細かい部分にまで手を抜かずに丁寧に仕事をするか、という部分が要求されますので、不器用な人の性格や特性とは相性が良いと言えるのではないでしょうか。
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在宅でできる仕事
不器用な人はあまり人と関わらず自分一人で黙々とやれる仕事が向いているので、在宅ワークと相性が良いといえるでしょう。
オフィスで仕事に集中している際、不意に話しかけられたりした時に思わず仏頂面をしてしまうかもしれませんが、それだと相手の心象も悪く、もしかしたら評価が下がる事に繋がってしまうかもしれません。
その点在宅ワークだと連絡がチャットで済むことも多く、あまり気を遣う必要はないでしょう。
マネージメントが必要ない仕事
もし仮に不器用な人が部下を持ってしまうとコミュニケーションにかなり苦労することでしょう。
不器用な部下である内は上司が使いこなせるかどうかという話になりますが、不器用な上司になってしまうと、自分が部下を使いこなせるかどうかが査定基準になってしまうため、あまり有利とはいえません。
出世するにしても、できれば自分独自で黙々と仕事ができるようなポジションを狙うのが良いのではないかと思います。
むしろ手先が不器用だからこそ料理人として成功した!という話
筆者は山歩きが好きで、たまに山菜などをつまんでは料理をして食べるところまでが趣味になっています。自宅からすぐの山なのですが、まさかこんなところに・・・と思われる立地にレストランがあります。
山歩きの帰りにコーヒーをいただいたりたまに休憩がてら軽食を摂ったりするのですっかり顔なじみなのですが、そこのシェフのお話。
洋風のレストランなのでどうかな、と思いながら、その日よく採れたゼンマイをお裾分けしたことがありました。ゼンマイには巻いている部分に食べられない綿があって、下処理としてこれを取り除く必要があります。
シェフに綿の取り方を見せると、「へー、ずいぶん手先が器用なんですねぇ」と、満面の笑みでほめてくれました。顔なじみになるくらい足しげく通う理由は、山に近いからという以上にお料理がおいしいから。
酒飲みの筆者は基本的に甘いものを食べないのですが、そのお店でサービスとして出してくれる自家製ケーキは素晴らしくおいしく、コーヒーと合い、大して好きでもなかったコーヒーの味を覚えたのはシェフのおかげでした。
まあ一般的には、不器用な人がそんな上手にケーキをつくってコーヒーを淹れ、ステキなお料理をつくることなんて無理でしょう。「だって、シェフだって手先は器用なんでしょ?こんなにおいしい料理つくるんだから」
の反応も当然ですよね?しかしシェフは苦笑いしながらいいました。私、手先はほんとうに不器用なんですよ、と。手先はとにかく不器用だけれど、この仕事が好きだからなんとか人並みになれるように努力はした・・・
と、いくつもの不器用なエピソード(専門的なお話なので割愛します)を交え、そんな話をしてくれました。ご自身のことだったので極力感傷に浸らず淡々とお話されていましたが、おそらく相当の努力をされたんだと思います。
というのも、あとになって偶然見たテレビの旅番組の紹介(!)で知ったのですが、そのシェフ、実は本場フランスで長きにわたりパン職人として修行&ご活躍されてきたんだとか。
なるほどねー・・・とすべてを悟りました。どうりで自家製ケーキがそこらへんで拝める味ではなかったわけです。そりゃぁうまいわけですね。で、ここでポイントになるのは、
- 不器用であることの自覚があった
- 自分が好きでやりたい仕事(目標)があった
- 好きだからこそ努力を惜しまなかった
という、不器用克服のための3つの条件があったことです。手先の器用さというのは、どちらかといえば「個性」のような気がします。生まれつき何かがニガテであっても、成長とともにそれが得意になることはよくあります。
個性は個性ですから、不器用な手先が器用になることは未来永劫不可能なんだと思います。でも、シェフのお話からもわかるように、何か1つのことを極める上では、器用か不器用かは関係ない可能性のほうが高そうです。
だから、今は不器用/ニガテであってもこの先ずっとその仕事で成功できないというものでは必ずしもないということだけはいえそうですよね。ただし、成功するためには、
- その仕事が好きであること
- 努力できること(ハートが強いこと、努力できる環境に恵まれることなど)
という2つの条件が最低限必要かな、と思います。不器用で仕事がうまくいっていないけれど、もともとこの仕事は好きではなかった・・・という人だと、もしかしたら転職したほうがよいのかもしれません。
もともと好きではない仕事に対し、不器用を克服する明確な目的が見いだせるなら別ですが。しかし見いだせたとしても、結果好きな仕事に転職するよりも遠回りになってしまう気がしないでもありません。
逆に、手先が不器用だからしたい仕事(好きな仕事)ができないということもないのかな、という気がしますね。今の仕事がイヤで好きな仕事に転職したいけれど手先が不器用だからなぁ・・・
と考えている人でも、不器用を克服できるだけの努力をする!という決意のもとに、そういう前向きな転職は大いに「アリ」なのではないでしょうか。
意外な形で不器用克服!?わたしの不器用克服エピソード
筆者も基本的には何をやっても不器用です。そのおかげで、やってみたい!というあんなことこんなことそんなことの大半をあきらめなければなりませんでした。
たとえば料理。別にシェフを目指したわけではありませんが、小さいころ母親を手伝って卵を割ることができず(割ると爆発します)、母親から「手伝い禁止令」が出され、以来やってみたい!の想いを封印してきました。
ところが、大人になったある日テレビを見ていたら、「卵は両手で割るもんじゃない、片手で割るもんだよ」と、出演者が言い放ったのです(タモリさんだったかなぁ)。これだ!と思った反面不器用だから・・・
の思いも去来しましたが、試しにやってみたんです。すると、なんと!
片手で割ったら軽々割れるではありませんか、難攻不落の卵が!おもしろくなってたくさん割りましたよ。でもこれ、両手でやってもやっぱりダメなんですねぇ、今だに。
両手では不器用には違いないけれど、片手だけなら不器用ではない!ということもあるんですねー。まあ片手で割りすぎた卵については家人にこっぴどく叱られましたが。
でもこういう視点は、意外と仕事にも応用できることなのかな、とも思うんですよ。
堂々と不器用に話そう!不器用な人間性は面接で嫌われるとは限らない
器用か不器用かは、手先以外にも評価の対象となる項目があります。人間性(性格)です。「器用な人間」という表現があるかどうかはわかりませんが、洗練された受け答えができる人はこれに似た評価が与えられます。
逆に、「不器用な人間」という表現は確かにありますね。どう評価されるかはわかりませんが、ビジネスを考える上で良い印象を与えない反面、実直な人間性が垣間見えることもあります。
面接の印象操作は不可能ですよね?もちろん社会人(にこれからなる人)としての常識をわきまえなければなりませんが、それは印象操作云々ではなく、面接を受ける上での基本中の基本です。
面接官の中には、人間的に洗練された面接者の印象を好む人もいます。しかし逆に、洗練されている必要はないと考える人だっています。面接官がどう思うかは、思う人の自由であり、面接を受ける者には無関係の事象です。
だったら、面接のもうひとつの基本である「正直であること」は最優先すべきです。面接や履歴書の書き方では「正直であること」が大前提です。不器用なら不器用のまま面接を受ければよいのです。
まあ履歴書にまでわざわざ「私は不器用です」なんて書く必要はさすがにありませんが。面接を実施する最大の目的の1つは、面接を受ける者の人間性や本音を知るところにあります。
豊かな個性は大いに面接で評価されます。評価というのは必ずしも「高評価」とは限りません。しかし「低評価」とも限らないのです。不器用な人間性だって個性です。正直に出して正しい評価をもらうべきです。
ある程度器用な人であれば、さらなる器用さを演じることができるかもしれませんが(まあ相手はプロなのでそれも危険?)、不器用な人がそんなことをしたら一発でアウト!ですよね。
面接と履歴書のデータは正直にいきましょう。ただ、転職希望者の面接の場合、不器用であることが大きく評価に影響することもあります。特に営業職の場合、不器用な人間性が嫌われることもあります。
しかし営業職として不器用ながら確たる実績を引っ提げての転職面接だったとすると、逆に高評価を得られる場合もあります。個性というのはその人に特有の性質です。
不器用さという個性によって営業実績を上げてきたのであれば、不器用という人間性の問題を指摘する以上に、営業としての天賦(てんぷ=生まれながら)の才をアピールすることができるからです。
いずれにしても、面接官がどう考えるかは、その面接官の裁量次第であることは間違いありません。重要なことは、どんな職種であっても、面接では不器用さがマイナスになるとは限らないということです。
不器用だからといってマイナス思考にならないことが大切
人の不器用さは、デメリットになることはあってもメリットとなることは一般的にはありません。しかし仕事というのはひとつの側面だけが評価されるわけではありません。
不器用な人のほうが「即戦力」として器用な人よりも劣ることは確かです。しかし将来性はどちらに分があるとはいえません。そこを見抜くのが、面接官をはじめとする「採用のプロ」です。
自分が不器用であるという自覚があれば、そして自身がたずさわる仕事が好きであれば、そのデメリットを克服しようと努力するのは不器用な人のほうです。不器用な人だからこそ努力を惜しまないという見方もできます。
それならば、不器用を自覚しているからといってそこに負い目を感じる必要はありません。これは新卒であれ転職希望者であれ、まったく同じです。立場や職種は異なっても、前向きさが大切であることは誰にとっても同じなのです。
手先が器用だという自覚のある人、自分では不器用だと思っているけど実は意外に器用だという人は、その才能を活かした職業を選んでみてはいかがでしょう。こちらの記事も参考にどうぞ。
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