もしも細かい作業をすることが苦にならず、むしろ好きであるというならばー。あなたは器用な人なのかもしれません。

「自分は器用なタイプだと思う」と自覚している場合でも、そうではないとしても、器用な人というのは仕事の面でもとても役立つことがあるんですよ。

器用な人にはどんな仕事が向いているのかー。さらに、手先が器用になるために日頃から取り組めることについてもご紹介します。

自分のモチベーションによっても、器用さはこの先変化していくかもしれませんよ。

手先が器用だと仕事の幅が広がりやすくなる

やはり、この社会にいる誰しもが器用であるわけではないですよね。どうしても細かい作業は苦手だという人もおられることでしょう。

実はこれは自分の気持ちの持ちようだったり、練習次第で変わっていくこともあるのですが(これについては後半で説明します)…

現時点で自分は器用であると感じていたり、人に「器用だね」と言われたことがある人ならば、ぜひその器用さを仕事に活かしてほしいと思うのです。

器用でないと務まらない仕事はたくさんありますし、向き不向きもあるでしょう。だけど確実にいえることは、器用だというだけで第一関門は突破できているということです。

それだけたくさんの選択肢が広がっているということで、ぜひ器用だからこそできる仕事を視野に入れていきましょう。

手先が器用な人にオススメな仕事

では、手先が器用な人にはどんな仕事が向いているのでしょうか。基本的に、新しく物を作り出したりする細かい仕事が向いている傾向にあります。

それらの仕事を一部ご紹介していきますね。

デザインやパタンナー、縫製などの仕事

アパレル系の職種というのは、基本的に、脳も使うものですが、手先の器用さというのもとても重要になってきます。

特に、デザインやパタンナー、それに縫製など、細かい作業が必要とされる仕事は、手先が器用な人にはぴったりな仕事だといえるでしょう。

最近では、縫製はミシンを使ったものが多いですが、ミシンを使ったものといっても、カーブや細かい個所を縫うときというのは、非常に神経を使いますし、手先が器用でないと滑らかな曲線を描くことができないことなど、問題が起こってきます。

ところが、手先が器用な人がやれば、そういったこともすらすらとできるのです。

機械の修理をする仕事

機械の修理は、とても細かい作業になります。車の整備や時計の修理などは細かいパーツを外したり組み立てたりする必要がありますよね。

少しでもずれてしまったりすると正常に動かなくなってしまうので、とても細かい作業が求められるんです。

ですから、手先が器用な人にこそ向いている仕事だといえるでしょう。

パン屋・ケーキ屋(パティシエ、パティシエール)

パンやケーキを作るためにはもちろんかなりの体力が必要になりますよね。だけど、それだけではありません。

料理に比べてかなり細かく材料を計る必要があるでしょう。パンもケーキも、どちらの場合も繊細な作業を必要とするものなのです。

特にケーキの飾り付けに関しては仕上げの段階で細かいデコレーションを施すことになりますからね。

この最後の仕上げの段階で失敗することなく器用にこなせる腕があるなら、ケーキ職人として重宝されることでしょう。

調理のお仕事は、海外で修行する、また海外でお店を出す、そういった道もあります。たとえばハワイが好きな人は、ハワイのカフェで働くという夢も…？

ハワイに住んで働くという生き方

ネイリスト・ネイルアーティスト

ネイリストやネイルアーティストの仕事はとても細かく、自分のセンスが評価される仕事になります。

爪というとても小さな面積に装飾を施していくわけですから、とても細かい作業だといえますね。

ネイルを塗るまでの下準備を怠るとネイル自体が長持ちしませんし、そのあたりも丁寧さに加えて器用さが求められることになるでしょう。

一連の作業にはその人のセンスの良さと、それをどこまで表現できるのか…ということも問われます。さらにネイリストの場合にはネイルを施すスピードも伴わないといけません。

やはり器用でないとネイリストの仕事はできませんし、綺麗に完成できたらお客さんに喜んでもらえる、とてもやりがいのある仕事だといえるのではないでしょうか。

医者

医者になるためには、とにかくまず先に頭脳が必要不可欠になります。しかし、それだけではなく、手術などもこなせる器用さがなくては医者にはなれないでしょう。

手術には顕微鏡を用いることもありますし、血管1本でも間違えてはいけない手術だってありますからね。かなりの度胸も必要とする職業だといえるのではないでしょうか。

そしてもし手術で小さなミスをしてしまえば、患者さんの命を危険にさらしてしまうことにもなりかねないので、とにかく器用な人でないと医者は務まらないでしょう。

美容師・理容師

お客さんの髪をカットしたり、カラーリング・パーマをしたりする作業はやはりとても細かい作業になります。

さらに理容師なら髭剃りも行いますから、手元が狂うことは許されない緊張感を持った作業を行うことになるんですね。

美容師の場合はとにかくトレンドを追い求めますから、常に新しいスタイルを求めて指先もそれに追い付いていかなければいけないでしょう。

もちろんお洒落のセンスも必要ですし、カットとパーマをするならそのどちらも上手くないとお客さんは満足しないでしょう。

美容師も理容師も、かなり器用な人でないと続かない仕事だといえますね。

手先が器用になるために趣味として取り入れたいこと

「自分は細かい作業をするのは苦手だから…」と考えている方がおられるかもしれませんが、実は日頃からトレーニングをすることで器用になることもできるんですよ。

ただトレーニングとして機械的に取り入れるのではなく、趣味として楽しみながらするのがポイントといえるでしょう。

ピアノなどの楽器を弾く

ピアノを弾くのには、指先をかなり使います。指先を動かすのにも楽譜を読むのにも頭を使いますから、考えながら指先を動かす…ということで良いトレーニングになるんですよ。

普段はなかなか動かさない左手も使うことになりますからね。まずは簡単な曲から練習してみてはどうでしょう。

DIYを楽しむ

最近ちまたでとても流行っているDIYですが、楽しい趣味のようなイメージで楽しんでみてはいかがでしょうか。

自分の作りたい物をしっかりとイメージして、完成に向けて細かい作業をいくつもこなしていく。

DIYには計算と、「これをしたらこうなる」という想像する力が必要になります。

最初は難しいかもしれませんが、少しずつ完成に近づいていくことで作業自体がとても楽しくなっていくことでしょう。

全体的にとても細かい作業ですし、それに加えて刃物や危険な器具なども使用するので、怪我にはしっかりと注意してくださいね。

ミシンなどで小物を作る

ミシンや手縫いで布小物を作ってみるのはどうでしょうか。自分のお気に入りの布を使った小物が完成すると、なんともいえない喜びがあるものです。

生地を測ってカットしたり、針やミシンを使った細かい作業をしていくのでかなり器用になれそうですよね。

パソコンのタイピングを練習する

パソコンのタイピングも、普段あまり使っていない指を使うことになるのでいいでしょう。

最初は時間がかかりますが、慣れてくると画面を見なくてもタイピングをすることができるようになりますよ。

そうなったときの達成感は大きいですし、何より今後の仕事にもかなり生かせそうですよね。

折り紙を楽しむ

今はユーチューブなどでも折り紙の動画がたくさんアップされています。

子ども向けの簡単なものでも、やってみると意外に難しく、完成したときにはかなりの爽快感があるものですよ。

折り紙を折っていく行程もなかなか理解するのに頭を使いますから、脳のトレーニングにもなるでしょう。

折り紙を、家族のコミュニケーションとして楽しんでみるのも楽しいかもしれませんね。

左手を使うようにしてみる

これは趣味とはちょっと違いますが…意識して左手(利き腕でない方の腕のことですね)を使うことで、器用にもなりますし右脳のトレーニングにもなるんですよ。

右脳が活性化すれば、いつもは気づかない日常の中での閃きに気づけたりするといいますが…本当でしょうか。とても興味深いですよね。

手先が器用な人はその才能を最大限に転職にも利用しよう

手先が器用な人もそうでない人も、日頃からできるトレーニングもしておくことは大事です。そうしておくことでいざというときにも役立ってくれるでしょう。

今は毎日楽しんで仕事ができているとしても、いつ何時生活パターンが変わることがあるかもしれません。

もしいきなり転職をすることになった場合でも、器用な人ならそれを自信材料にすることができますよね。

さらに面接のPR文では、地道に取り組むことができることをしっかりアピールできるのではないでしょうか。

このように、自分にとっての得意分野を増やしておくことは新しく何かを始めるときにとても役立ってくれるんですよ。

手先が器用だからできること、器用になるためにできることもある

手先が器用な人なら、それを生かした仕事を視野に入れてみるのもいいでしょう。器用な人だからこそできる仕事というのはたくさんあります。

さらに、今は器用ではない人でも普段から趣味として細かい作業をする習慣を付けることで、器用になることができるかもしれません。

器用になればできることが増えるので生活自体も楽しくなりますし、色々挑戦してみてはいかがでしょうか。

手先が器用な方は、ものづくりの仕事もおすすめです。こちらの記事もさんこうにどうぞ。

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