グループディスカッションのコツ。絶対に意識すべき2つのポイント

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グループディスカッション、面接採用試験で取り入れられる方法です。グループでの会議が必要な部署やプレゼンテーションが盛んに行われる場で、どのような結論にするかコミュニケーション力が問われます。

それによって、理論や結論をどのように出していくかの答えではなく、状況判断が必要になってきます。面接の質問とは違うスタイルなので、慣れていないと戸惑う人も多いでしょう。

日本人の性質と特性に向いてない?グループディスカッションとは

「グループディスカッション」とは、日本語表現辞典によると、複数名からなる集団でひとつの議題について討議することを指す語とあります。

集団面接では、協調性や積極性を見る方法として行われる場合を指します。

日本人の性質としては、奥ゆかしさや言わなくても伝わる習慣があります。それだけ周りの環境や場の空気を読み取る能力が高いとも言えます。

しかし、色んな立場や価値観が違う人の中で仕事をする時には、コミュニケーション力が必要です。

自分の考えをしっかり話したり、聞いてまとめることがとても大切です。文化や風習から、意見をいうことを良くないことと認識してしまうと良いアイデアも考えも最大の良さも発揮されません。

グループディスカッションは「肯定」と「ロジカル」で突破できる

社内会議であっても立場の異なる人の中でディスカッションを行い、面接では初対面の人とグループになりディスカッションする光景を面接官が見ている場面となります。緊張してもテーマについて焦らず集中しましょう。

議題は、企業の職種によってある程度想定されるテーマを予測しておくと良いでしょう。

ポイントは、自分だったらどう思うかを意見として発言すると良いです。間違いや正しいといったことではなく、どの方向に結論付けていくかの過程が大切なのです。

面接官は、ディスカッションで率先力やリーダータイプなのか、周りの意見を取り入れながら話すことが出来るのか、難しい場面で投げ出さずまとめていく聴く力があるのかなど職種や求める人材の適性を見ていくことになります。

人の意見を否定しない。認めつつも代替案を示す

グループディスカッションで絶対にやってはいけないことがあります。それは他人の意見を頭ごなしに、否定することです。

グループディスカッションでは、初対面の4人から8人で与えられた1つの課題に対して、議論を交わすことになります。そのため、当然頭が切れるような人もいれば、的ハズレなことを言う人もいます。

もし、日常生活の中で自分の友達が的外れなことを言った場合、「何馬鹿なことを言ってるんだ」と否定することも多いでしょう。しかし、グループディスカッションではこの「否定」という行為は厳禁です。

なぜなら、グループディスカッションでは協調性を見られているからです。

そのため、自分の意見を言うときは、「おっしゃることは確かに分かるのですが、○○という見方もできないでしょうか?」というような言い方を意識しましょう。

これなら、例えグループの中に的外れな意見を言う人がいても、相手を否定せずに、議論の方向性を修正することができます。

根拠のない発言をしない

グループディスカッションでは、情報の書かれた資料が数枚与えれて、その情報に基づいて議論を進める形式であることが多いです。

この資料には、様々な情報が書かれていますが、必ず議論を進めるうえで、根拠となるようなヒントが書かれています。そのヒントに基づいて自分の意見を話すようにしましょう。

グループディスカッションでは、論理的に筋道を立てて話すことができるかということが、評価項目になっていることが多いです。そのため、きちんと根拠に基づいて意見を述べるようにしましょう。

グループディスカッションに慣れる方法

ちょっとした考え方を日常に取り入れることで、思うようにディスカッションが出来るようになります。

ディスカッションする感覚で硬くなりすぎずに、フランクにあるテーマについて家族間や友達と集まった時に話してみると面白いですよ。テーマは、今話題のものや、みんなに共通している簡単なところから選びましょう。

人数は、3名以上で多くても5名程の少人数でやってみると良いでしょう。顔見知りであれば、緊張せずに自分の思っていることを話すことが出来たり、他の人の話も関心を持って聞くことが出来ます。

日常的にディベートを取り入れる

「ディベート」とは、広義では、ある公的な主題について異なる立場に分かれ議論することを指します。ディスカッションとは意味が異なるのですが、広義の意味で区別なく使われることもあります。

ディスカッションと大きく違うところは、異なる意見や立場に置いて討論されることです。このディベートに慣れると自分の意見を言うことに抵抗がなくなったり、相手の意見に反応する対応力やコミュニケーション力アップに繋がります。

このディベートは、教育現場の授業で取り入れられることもあります。ディベートがどんなものなのかは国会中継を見ると分かりやすいです。テーマは身近なものから話し合いたいものを選び、人数は5人以上で賛成・反対メンバーに分けます。

ポイントは、自分の意見と違う立場になることです。根拠や理由を探してみることで違った視点に立つことが出来るようになります。これは、仕事上違った意見を出されても、別意見をどうまとめるかの能力が身に付きます。

日常の会議やミーティング、社員教育の研修でも実践することで身に付きます。意見が言えないと思っている人でも違う立場で話し合うことを繰り返し行っていると、ディスカッションの練習にもなりコミュニケーション力も養われます。

ディスカッションが身に付くと活躍の幅が広がる

グループディスカッションに受かりやすい人物像を簡潔に述べると、「柔らかい言葉で、論理的な意見をきちんと話すことができる人」だと思います。

日頃から討論することに慣れておけば、色んな分野や場面で活躍出来ます。企業内外、国内外に限らず共通して使えるコミュニケーション力の一つだからです。

お互いの価値観を知り、その上でテーマに沿って結論に導くことは、お互いに満足のいく点を見つけることにも繋がります。自分の意見だけでなく相手の意見も理解できることは、より信頼関係を築く上で必要な技術です。

苦手と思っているディスカッションを日頃から取り入れていくことで、面接のためのディスカッションではなくなります。

日常的な習慣が身に付けば、面接は特別な日であってもいつもの自分で行けばよいと自信に繋がります。簡単なテーマで始めましょう。

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