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パーソルキャリア、旧インテリジェンスの採用情報。選考フローと対策
インテリジェンスは、2017年7月からパーソルキャリア株式会社と社名変更しました。もともとインテリジェンスは、転職支援事業や、人材紹介、求人情報などのトータル人材サービスを展開してきました。
そこに人材派遣がメインのテンプスタッフを運営するテンプホールディングス株式会社の子会社となって、テンプホールディングスはパーソナルホールディングスを名を変えて今に至ります。
ここでは、そんな紆余曲折を経てここまで来たパーソルキャリアの採用について詳しく述べていき、ぜひ採用の2文字を勝ち取るべく努力していきましょう。
▼目次
パーソルキャリアの企業としての特徴
パーソルキャリアには、5つの領域に分かれて事業を展開しています。
有期雇用領域
いわゆるパート・アルバイト情報サービスです。コンテンツとしては、「an」や「LINEバイト」が該当します。
正社員領域
新卒や転職時の求人情報サイトの提供や、人材紹介・採用支援サービス、転職フェアの開催、グローバル人材の創出、バイリンガルのハイクラス人材紹介などを担当しています。有名なコンテンツとしては、「doda」がこれに該当します。
エグゼクティブ領域
経営幹部経験者などのエグゼクティブ層や顧問としての就業先紹介などを担当しています。コンテンツは「エグゼクティブエージェント」「i-commonサービス」になります。
ビジネスインキュベーション領域
ITエンジニア向けイベントの情報サービス提供、社員からの紹介による人材採用活動支援、パート・アルバイト採用支援システムなどを扱います。コンテンツは、「TECH PLAY」「HITO-Manager」などです。
公共事業領域
官公庁や自治体受託型の中小企業支援事業(離職防止など)、就労支援事業(求職活動中の方への支援)、地方創生・復興支援事業(東京一極集中緩和、震災地域に対しての雇用促進)など。
普段から耳にするのは、anやdodaぐらいではないかと思いますが、実際にはさまざまな方に向けた人材サービスの提供を行っています。
パーソルキャリアが求める人物像とは?
パーソルキャリアが求めている人物像は以下の通りです。
- 現状に満足することなく、新しいことにチャレンジし、目標に対して最後までやり遂げるエネルギーに満ち溢れている方
- 世の中に対して新しい価値を生み出し、ビジネスを一緒に創っていきたい方
まとめると、「向上心を常に持っていて、チャレンジ精神に満ち溢れ、諦めることなく、粘り強い心を持って物事を進められる人で、今に固執することなく、新しい価値を創り上げる意欲のある方」ということでしょうか。
面白いことに、パーソルキャリアで選考時においては、志望動機は必要としていません。もちろん学部や学科も一切問いません。
では、何が必要かというと、「人材のプロフェッショナルとして、一人ひとりの意思や今までのキャリアを大切にしている」ことだというのです。
漠然とただ、これがしたいというのだけでは物事は進みにくいのではないでしょうか?それだけではなく、
- 根本のところにある価値観の部分「WHY→なぜそれをやりたいと考えているのか?」
- 目的を達成するための「HOW→どうすればそれができるようになるのか?」
ということが必要となってきます。このような視点を持って、圧倒的なスピードでパーソルキャリアは成長をしています。
また、求めている人物像をまさに体現できるために、
- なりたい自分になるためのプランを立てる「キャリアチャレンジ」
- 実現したいビジネスプランを支援してくれる「0→1(ゼロトゥーワン)」
をはじめとして目標達成をするための常にチャレンジできる環境が整っています。求める人物像はこれだと言うのはどこでもできることです。
会社の理念に共感を持つことができるというのはもちろん大切なことではあると思いますが、それと同時に、新しい価値観も創造していかなければいけないという一面もあります。
なかなかそれを受け入れられない昔の体質が残りがちになるのが正直企業であるということもできます。それを今までの企業風土だ文化だと言う人は実際多いですし、その方がむしろ多いかもしれません。
しかし、それを体現できる環境があるということを常に目に見える状態で会社として掲げていてくれているというのは、モチベーションの維持向上には大変いい効果を上げているはずです。
過去の採用試験の内容を見てみよう
まず、応募から内定までのプロセスをご紹介していきます。
- 採用ホームページよりエントリー
- 会社説明会兼1次選考
- 面接(複数回)
このパターンはあくまで一例で、変更になる場合もあります。
ホームページからのエントリーについて
応募から選考時にかけて、企業に対して何か提出しなければいけない書類などは一切ありません。全てエントリー時に聞かれる内容のみが全てです。ですから、学校名や学部などは一切関係ないということです。
しかし、基本的には個人情報を聞かれるだけのエントリーはよくありますが、パーソルキャリアはそれだけではありません。
先程の求める人物像のところで少し触れましたが、自身のキャリアを聞いてきます。ただ、そう行った大きなキャリアがないからというだけで採用に大きく影響するというわけではないです。
しかし、これについては学生に有利な売り手市場になっているということが背景にあって、なんとか内定辞退を減少させる取り組みの一つになっているのではないかと考えられます。
学生にとって優位ということは、裏を返せば、企業側には不利であるということです。現実問題として、2018年新卒入社の場合で、2017年10月1日現在で企業側が内定辞退されたのは、64.6%という数字が出ています。
内定を出しても半数以上は辞退されているということ。ましてこの数字が出ているということは、大企業や大手企業は自体は少ないけど、中小になってくるに従って内定辞退が相当増えているということです。
パーソルキャリアも大手企業ではあれど、同業他社にはライバル会社も多く、この流れに決して恩恵を受けてばかりしているわけではありません。
そういったことから、通常に選考基準とは少々異なったユニークな先行も取りれなければいけなくなっているのも事実あるということになるのでしょう。
筆記試験について
パーソルキャリアでは、筆記試験については、テストセンター形式を採用しています。テストセンターとは、テストセンターと呼ばれる専用の会場に自身が行って試験を受けるというものです。
そして、そのテストセンター内のパソコンを使って受験をするということになります。そのため、ペーパーレス試験ということです。
筆記試験の内容は、性格診断と、基礎能力検査と大きく分けて2つなのですが、基礎能力検査には、言語と非言語にまた分けることができます。
パーソルキャリアの場合は、ベネッセホールディングスとパーソルキャリアの合弁会社である株式会社ベネッセi-キャリアのWEBテストGPS-Businessを導入しています。
こういった試験は、企業で筆記で行うというのが通例でしたが、今では全てシステムを使うようになってきていますね。
こういった試験対策はいろいろありますが、いろいろ手広く参考書を使うよりは、ある程度絞り込んだ形で、集中した状態での勉強や対策をされる方が結果は出やすいと考えます。
では、WEBテストについてもう少し深掘りをしていきましょう。
WEBテストの概要
ベネッセ製のものに対して、リクルート製のSPI試験というのがありますが、SPIは性格診断と基礎能力検査がほぼ同等の1:1で見られる傾向があります。
しかし、WEBテストは、性格診断と基礎能力検査に思考力検査が入っていて、その割合は1:1:2程度ではと言われています。
もちろん性格や基礎学力も必要ではありますが、ポイントは入社してからその先の仕事振りの方が大切で、思考力は50%を占めています。そして残りを性格と学力で分け合っています。
思考力は、問題解決の経験で育まれる能力、知識のある無しでは、正答率が変わることのない問題が出されています。そのため対策もしにくいと制作側は言っています。
「対策が打てない独自の問題」で「思考力」と「パーソナリティ」を測定するというコンセプトがこのGPS-Businessです。
そのため、入社してからどういった仕事が合うのかということなどにも入り込むことが可能です。
それでは、ここからGPS-Business試験の内容について見ていただきましょう。
思考力(能力)
45分間で情報を抽出して吟味する批判的思考力、情報を関連づけるまたは類推する創造的思考力、他者との共通点や違いを理解する協働的思考力の3点を見られます。
例えば、批判的思考力の例題をあげてみると
「次の主張の背景にある考え(表には出ていないが主張を支えている考え)として最も適当なものをA~Eのうちから選びなさい」
主張1)商品をより多く販売するには、お客様に買いたいと持ってもらうことが大切である
A 売り手と買い手の思いを合致させることが商品の品質よりも優先する
B 商品をより多く販売するためには謙虚な態度こそ欠かせない
C 商品の購入を決定するのはお客様である
D 自分の熱意は必ずお客様に伝わるものである
E 商品が売れるかどうかは自分の気持ち次第である
というような問題です。この場合ですと、回答はCになるでしょう。商品購入の最終権限はお店に従業員ではなく、お客様ですからCの商品購入を決めるのはお客様というようになります。
こう言ったことが仕事で必要な思考力というようになるわけですので、それをこのテストから企業は読み解いていくということになります。
実際は入社してしばらく経過した社員にも同じテストを行なっているところもあるというぐらい注目をされているテストです。
制作側は対策はできない問題を出していると言っていますが、対策の参考書もあるようですので、一度ご覧になってはいかがでしょうか。
基礎能力検査について
基礎能力検査は、言語と非言語の試験と2つにわかれていて、25分間で解いていきます。内容的には、言語は語句や文の関係理解や推論など、非言語は文章題や表やグラフの読み取りなどの出題です。
今、こういった試験の対策問題集や参考書は世に非常に多くのものが出回っていますので、みなさんにあうものをみつけていただき、得点アップの一助にしてもらえればと思います。
パーソナリティ検査について
性格診断というような言い方をしないので、何故だろうと見てみると、探ろうとする要素が、
- レジリエンス(不利な状況に置かれたときに自身のライフスタイルに適応できる能力)
- リーダーシップ(指導する立場になったときの資質や能力、力量など)
- コラボレーション(協働性、協力性など)
というところに絞っています。しかも試験時間も10分しかありません。しかし、たった10分間で見られていることは実に多様でもあります。
- 情緒の安定性
- 立ち直りの早さ
- 状況に応じ冷静に対応する力
- 自ら先頭に立って進める力
などいろんなことを見てきます。偽りづらい「パーソナリティ測定」と言っているだけあって相当苦労するかもしれませんね。
エントリーシートについて
質問内容は、さまざまですが、比較的オーソドックスなものが多いように感じます。
- 志望理由
- あなたのの強み
- 自己PR
- 人生の中で最もポジティブな出来事、最もネガティブの出来事それぞれ教えてください
最後の設問は独自性があるかもしれませんが、その他はいたってシンプルです。あとは決められた文字数でいかにまとめ上げることができるか、どれだけ相手に刺さるものを伝えることができるかが勝負です。
面接試験について
面接は、一次面接から始まって、最終面接まで計3~4回行われています。人によって異なるのかなどは個々人によってのことなのでなんとも言えませんが、多くても4回というところでしょうか。
それぞれの面接の概要について触れていきましょう。
1次面接→雰囲気は柔らかいながらも自己アピールをしっかりと
1次面接は、企業側1名に対して学生2名の方式です。面接官も明るく和やかな雰囲気で進めてくれるので、話しやすい雰囲気を作ってはくれます。
しかし、こういった場だからこそ、気を抜かず自己紹介や自己PRをしっかりしなければいけないということも言えます。時間によっては、逆質問をさせてもらえるということもあるようです。
結果の通知は概ね2~3日以内にメールで届きます。
2次面接→1対1での緊張感も
2次面接は、いよいよ1対1での個人面接となってきます。時間は1時間程度です。内容的には、今までの人生でどんなことがあったかを説明していき、要所要所で深掘りの質問が繰り返されていきます。
なぜそうなったか?、その時の周りの環境はどうだったのか?などかなり細かいところをついてきて緊張感は相当だといえます。
しかし、ここでも、逆質問の時間があって、その時は比較的穏やかな雰囲気になるようです。ここの結果も2~3日以内にメールで通知されることになっています。
3次面接→部長クラスの面接ですが…
3次面接は部長クラス1名との個人面接です。時間は1時間前後というところでしょうか。複数の方が場が和んでいるとかフランクだなどの感想が多く聞こえてきます。
内容的には、自己紹介や自己PR、学生時代に頑張ったことや、将来やりたいこと、今の就職活動の問題点は何か、就職活動が終わったら何をしたいか、親友は何人いるかなど実に多岐に渡ります。
もちろん、なぜパーソルキャリアなのかや仕事に関わることも場が和んでいる中であってもちゃんと盛り込まれていますので、気はもちろん抜けません。
質問される時間は全体の半分で、残りは、逆質問やパーソルキャリアの業界内における立ち位置、その他雑談もあるような面接となっています。
また、選考結果については人によって異なっていて、面接後その場で伝えられた人もいますし、翌日には電話でという場合もあったりとかなり幅やパターンがあるようです。
面接場所も東京だったり大阪だったりというのもありますので、そうなれば面接官も違いますから、そういったパーソナリティというところや、企業内での立場も関係するかもしれません。
最終面接→ここまで来たら全てを出し切ろう!
最終面接は、役員クラスによる個人面接です。通常の役員面接でよく聞かれるような厳かな雰囲気というか大きな緊張感はそこまで感じさせないというもののようです。
パーソルキャリアの懐の深さを感じるところは、どうしても日程調整がつかない人に対して、本来であれば実際に会って話をしたいところでありますが、Skype面接を最終面接で行うということもしています。
なかなか聞くことのない珍しさすら感じますが、企業側にはいろんな思惑を感じます。普通なら、せっかく最終面接まで来たんだから是が非でも時間を開けて日程調整をするはずです。
しかし、それをあえてせず、Skypeで面接をするという「それでもあなたと話がしたい」という企業側に姿勢はうかがえる一幕ではないでしょうか。
結果は人それぞれのようですが、概ね1週間前後というところのようです。
パーソルキャリアの採用に向けた近年の動きや近年の現状
大学や専門学校の入試などでよく見かける一芸入試の就職バージョンと捉えればいいのでしょうか。
今までのキャリアにおいてやってきたことでパーソルキャリアが求めている内容に合致している人を探しています。
何かにおいてトップを極めたとか、学生ではなかなか経験できないことをしてきたというような人を全てにおいて優先的にしているとは言わないでしょうが、企業として求めていることは確かでしょう。
そうでなければ、そういった人を聞き出すような質問をしてくることはしないでしょうから。しかし、他社で行なっているようなそれを完全に前面に出して別枠でというようにはしていません。
ちなみに聞かれる内容は、こんな経験がありますかという質問で聞いてきます。以下にあるような内容に該当するということであれば、パーソルキャリアを受けるにあたっては一つの武器になるかもしれません。
- 諸藩(スポーツ、学術、音楽等その他文化的活動全般)の分野で特筆すべき成果を上げ、全国、アジア、世界で表彰された経験がある
- 諸藩の分野でプロ契約をした経験や、日本代表に選出された経験がある
- 起業経験がある
- 企業で新規事業立ち上げに携わった経験がある
- ビジネスコンテストに出場して優勝した経験がある
- 企業での就業型インターンシップで6ヶ月以上の勤務経験がある
- フリーランスで事業を行って複数名から対価を受け取った経験がある
- アルバイト活動で特筆すべき成果を上げ、勤務店舗単位以上(全国、地域、複数店舗など)で表彰された、または前例のない昇格をした、または100人以上の配下アルバイト社員の指導・管理を担当した経験がある
- 営業、または、訪問販売、またはアウトバウンドでのコールセンターの就業経験が6ヶ月以上ある
- 学生時代留学等で通算1年間以上海外に移住し、就学または就労で生活を営んだ経験がある
内容的には、結構ハードルは高めのものが多いとは思います。しかし、大学の学部などによっては、海外留学の可能性もありますし、アルバイト経験はどなたにもあるでしょう。
そういった今までの経験があるのであれば、決定的な優位に立つということは言い切れないとは思いますが、明らかに面接官からしてみれば、興味を持つことは間違いないでしょう。
パーソルキャリアへのチャレンジのポイントは堅実性か
今まで見ていただきましたがいかがだったでしょうか?パーソルキャリアは、さまざまな紆余曲折を経てここまできました。そういったことも踏まえると、良くも悪くも大きな冒険はしていないという印象です。
ただ、これは決して悪い意味で言っているのではなく、確実に上り詰めていくぞという堅実性が出ているのかなということです。
それは、筆記試験でも表れています。性格診断や基礎学力を見ることの多い試験が多い中、トータル的にはそういったことも必要だけれども、思考力を重視しているところは企業を支えていく上で重要です。
面接では、そつないことを聞いているような印象を持つ方も多いでしょうが、重々しい雰囲気を醸し出すことが多い面接も比較的場をなごました中での実施が目立ちます。
しかし、裏を返せば気が緩みやすい雰囲気で和ませているからこそ、見られたくない素を見られていると認識しておかないと絶対に足下をすくわれてしまう結果になると見えます。
重々しい雰囲気の方が緊張感の中でできるので、気の緩みも起こりにくいというのはあるかもしれませんが、どう捉えるかは皆さん次第です。ただ、足元を救われないようにだけはすべきです。
何か突拍子も無いことを仕掛けてくる方が対策は立てやすいものですが、特におおきな特徴も見受けられないというのも逆に怖いです。
しかし、企業には先ほども触れましたが、必ず求める人物像というのを持っています。そうであるならば、そこに適応したことを訴えていくことが一番必要では無いかと考えます。
パーソルキャリアという会社は、人材サービスの企業です。数多くの企業から人材を獲得できるようにアドバイスをしたり情報提供をしてwin-winの関係を作るのが大きな仕事です。
そういったことをメインで行なっている企業なんですから、いわば業界のプロ中のプロが全ての選考において目を輝かせているということなんです。
場を和ませるのが上手いのは、そういうことを仕事にしているからその企業が見本を見せることができなければ、業界としても恥ずかしいことです。
だからこそ、何か目立つことがなくても、多くをつけることができるプロ中のプロの集団に挑むという気持ちでいかなければいけない企業の一つではないでしょうか。
こちらの記事も参考にどうぞ。
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