P&Gインターンの特徴&選考フロー。WEBテストや面接対策も

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P&Gは、米国に本社をかまえ世界各国に事業展開している日用品メーカー。洗剤や化粧品などの身近な製品が広く親しまれています。

収益性に優れ、外資系企業の中でもフレキシブルで働きやすいP&Gは、学生からの人気が非常に高い企業です。それだけにインターン参加や本選考はかなり狭き門となっています。

当記事ではP&Gのインターンの特徴、内容、選考対策についてまとめました。P&Gに興味のある人はチェックしてみてください。

P&Gインターンシップの特徴・エントリーの流れ

世界的なグローバル企業でもあるP&Gは、インターンシップも国内だけでなく、世界規模で行っているところが大きな特徴です。

インターンの応募者数、定員、選考の倍率は公開されていませんが、人気の高い企業だけに、20倍以上の高倍率になっていることが予想されています。

インターン選考は高倍率な上に、参加に際してもかなりレベルの高い基準が設けられているため、そう簡単に参加できるものではありません。

しかし確実に対策をして選考に挑めば通過できる可能性がアップするので、インターンに関する情報をしっかり把握して対策に備えましょう。

2018年に予定されているのは次の3つのインターンです。

  • CEO Challenge(内定直結、マーケティング・ファイナンス・セールス)
  • INNOVATION SUMMIT(研究開発・生産統括・情報戦略部門)
  • STRATEGIC SELLING CHALLENGE(営業統括部門)

インターンで業務体験できる職種

P&Gはさまざまな部門によって構成されています。(応募のかかる職種は年度によって異なります。)

P&Gの職種
  • MKT(マーケティング)
  • F&A(経営管理)
  • SALES(営業統括)
  • PS(生産統括)
  • R&D(研究開発)
  • CMK(消費者・市場戦略本部)
  • HR(人事)
  • IT(情報戦略本部)
  • COMMUNICATIONS(広報・渉外)

2018年は、これらの職種のうち、MKT(マーケティング)、F&A(経営管理)、SALES(営業統括)PS(生産統括)、R&D(研究開発)、IT(情報戦略本部)を対象としたインターンを実施しています。

1日で効率良くP&Gの業務が体験できる1dayインターンから、内定に直結したインターンまで、それぞれ特徴は異なります。

それぞれのインターンの特徴をチェックして、希望する職種や就活のスケジュールにあったインターンに参加しましょう。

応募資格

2018年のインターンは、次の条件をすべて満たす人が応募できます。

  • 2019年4月~2020年3月の間に、大学・大学院(修士・博士課程)を卒業する予定
  • 昨年度の選考に参加していない人(オンラインテストを受験していない人)

エントリーの流れ

P&Gのウェブサイトにあるインターンのページからエントリーできます。

それぞれのインターン、選考テスト(オンラインテスト)は日程がかぶらないようにスケジュールが組んであり、複数のインターンに応募することも可能です。

各インターン、年度によって、エントリーの日程、選考フローは異なります。事前に応募要項をよく確認しましょう。

交通費・報酬・参加費

交通費・宿泊費は負担してもらえます。

参加費・報酬は原則としてありませんが、インターンのプレゼンテーションで優勝したチームは、P&Gの製品1年分など賞品がもらえるようです。

参加時の服装

フレキシブルな外資系企業なので、日本企業のインターンほどフォーマルさにこだわらなくても問題ないかもしれません。しかし、あくまでビジネスシーンにふさわしい服装を選ぶ必要があります。スーツを着ていくのが無難でしょう。

CEO Challengeの特徴、選考フロー

CEO Challengeは、イベント名に「CEO」とつくように、P&G Asia CEOが率いる経営陣にプレゼンテーションを行うというもので、内定に直結した、非常に重要度の高いインターンとなっています。

対象となる職種は、MKT(マーケティング)、F&A(計駅管理)、SALES(営業統括)部門の希望者です。

日程、期間

2018年は9月に3日間のインターン(Japan Stage)を予定しています。

「Japan Stage」のプレゼンテーションで優秀な成績をおさめた人は、日本代表として「Asia Final Stage」に出場します。

実施場所

Japan Stageは神戸本社、Asia Final Stageはシンガポールオフィスで行われます。

インターンの内容

参加者はP&Gの課題に取り組み、グループディスカッションを行います。実際のビジネスケースを対象に、データや消費者の声などを読み解きながら、ワークを進めていきます。

さらに、インターンで日本代表として選ばれたメンバーは、シンガポールオフィスで行われる3日間のディスカッションに参加し、中国、シンガポール、インドネシアなど各国の代表とプレゼンテーションを行います。

選考フロー

2018年「CEO Challenge」の選考フローは以下のとおりです。

  1. エントリー(6月締切)
  2. 1次選考(オンラインテスト、筆記試験)
  3. 2次選考(グループディスカッション)
  4. 面接

選考は8月中に3回行われます。オンラインテストと筆記試験は1回しか受験できません。

1回目・2回目の選考でグループディスカッションが不合格だった人は、3回目の選考でグループディスカッションを受けるチャンスが得られます。

MKT、F&A、SALESの内定を見通したインターンなので、それ以外の職種への採用を希望する人はほかのインターンを受けることをおすすめします。

Innovation Summitの特徴、選考フロー

Innovation Summitは、3つの理系職種・PS(生産統括)、R&D(研究開発)、IT(情報戦略本部)のいずれかが就業体験できるインターンです。インターンの参加者は優先的に採用の対象となる可能性があります。

日程、期間

PS部門、R&D部門、IT部門ともに、8月以降に約3週間のサマージョブを予定しています。

実施場所

神戸本社、東京オフィスなどで実施されます。PS部門は明石・滋賀・高崎工場など。

インターンの内容

応募者はケーススタディに挑戦し、R&D、PS、ITから最も合う職種を選択します。次に、選抜されたメンバーとその職種のジョブに挑戦します。

参加者は与えられた課題の回答を出すため、時に社員からアドバイスをもらいながら、筋道を起てて問題を解決していきます。

選考フロー

2018年「Innovation Summit」の選考フローは以下のとおりです。

  1. エントリー(6月締切)
  2. オンラインテスト
  3. 筆記試験
  4. 理系職種説明会&ケーススタディ
  5. 面接(R&D、PS、ITから1職種を選択)

Strategic Selling Challengeの特徴、選考フロー

「Strategic Selling Challenge」は、1日間でP&GのSALES(営業統括)部門の特徴と業務内容が学べるインターンです。

「CEO challenge」と異なり、インターンの参加が内定に直結するものではありませんが、忙しい人でもスケジュールの合間を見て気軽に参加できるところが魅力といえます。

日程、期間

8月下旬と9月中旬に1dayインターンが1回ずつ行われる予定です。

実施場所

東京と神戸で行われます。

インターンの内容

企業説明やP&G独自のトレーニングを受けた後、グループワークで販売戦略策定の立案・発表を行います。

選考フロー

2018年「Strategic Selling Challenge」の選考フローは以下のとおりです。

  1. エントリー(8月締切)
  2. オンラインテスト
  3. 筆記試験

P&Gインターン選考の選考対策と注意点

P&Gは、インターンと本選考で同基準の筆記試験・オンラインテストを行っています。

注意したいのは、P&Gの筆記試験・オンラインテストが不合格になると、その時点で本選考に挑戦できなくなってしまう点です。

オンラインテストが受けられるのは1回のみで、オンラインテストが不合格だった人は、インターン選考に再チャレンジすることもできなくなります。

P&Gのインターンは内定が有利にはたらくので大変魅力的ですが、オンラインテストで合格できなければ、そこでP&Gの就活は終わってしまいます。

ですからP&Gへの就職を狙っているならば、選考対策をしっかり行って確実にインターン選考を突破するか、インターン選考に自信のない場合はインターン参加を見送って本選考にかけることをおすすめします。

オンラインテスト(WEBテスト)

P&Gのオンラインテスト(WEBテスト)では、自宅で受ける形式で、企業オリジナルの問題が出題されています。

内容は、図形認識問題、英語、性格適性検査などです。

オリジナルテストなので対策をとることは難しいのですが、図形は職業適性検査のひとつ「CAB」に法則が似ているとされるので、CAB対策をして問題の形式に慣れておくと良いでしょう。

英語は、TOEICに似た形式で行われます。TOEICは700点以上あることがのぞましいです。

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性格適性検査では、協調性やリーダーシップが問われるようなので、アピールできる回答を意識する良いでしょう。

筆記試験

オンラインテストを通過した人は、専用会場で筆記試験を受けます。

科目は、国語、数学、図形、英語などで、やはりオンラインテスト同様に図形はCABに法則が似ているといわれます。参考書の問題をひととおり解いておきましょう。

英語もオンラインテスト同様にTOEICに似た形式で行われます。英語に自信のない人は、リスニングや文法を重点的に勉強しておきましょう。

グループディスカッション

「CEO Challenge」の一次選考を通過すると、次に二次選考のグループディスカッションを受けることになっています。

参加者は、数人ずつグループに分けられ、それぞれのグループにメンター(指導者)がつきます。

そして渡された資料に目を通してから、販売戦略の策定などのテーマについてディスカッションし、まとめた意見を発表します。終了後には、メンターからのフィードバックがあります。

資料のデータが多いので、その中から根拠のある数字を導き出すこと、自分の意見はしっかり主張することが大切です。

また、参加者は優秀で積極的に意見を出してくる人が多いのですが、どうしても意見が分かれがちです。

その中で周りを見て意見をまとめたり、冷静に答えを導きだしたりと、他人と役回りを差別化して作業が進められる人も、高く評価される傾向にあります。

対策として、事前に就職サイトのコンテンツを利用し、グループディスカッションの練習をしておくのもおすすめです。するどい質問の来ることがあるので、企業研究をして、あらゆる質問に答えらえるようにしておきましょう。

面接

「CEO Challenge」の二次選考では、グループディスカッションの後に合格者が発表され、合格者はそのまま面接会場へと向かうことになっています。

面接は社員2~3人に学生1人の個人面接で、比較的なごやかな雰囲気で行われるようです。

過去の面接では、「自分の長所と短所」「リーダーシップを発揮した経験」「リーダーシップを発揮したことで他人をまきこんだ経験」などが質問されています。

リーダーシップに関するエピソードは深堀りされるので、自分の意見をしっかりまとめてわかりやすく説明することを心がけましょう。最初に結論、続いて根拠を論理的に説明するとうまくまとめられます。

落とすための面接という感じではなく、内容自体はそれほど難しくはありません。積極性やコミュニケーション能力の感じられる振る舞いを心がけると良いでしょう。

P&Gインターンシップの感想

選考の倍率も高く、また一度オンラインテストに落ちてしまうと二度とチャレンジできないところが、なんといってもシビアです。ただし、選考に通過してインターンに参加できれば、非常に充実した体験ができます。

社員は積極的で人当たりの良い人が多いです。ワーク中は時に厳しく時にやさしくアドバイスをしてくれて、頼りになる印象があります。

そして、参加者の面々は、世界180カ国に展開する外資系企業を志望するだけあって、言うまでもなく優秀な学生ばかりです。また、積極的でモチベーションの高い人が多いようですね。

P&Gがグローバルな企業ということで、帰国子女が有利な印象を持つ人もいるかもしれませんが、実際に帰国子女の採用はそれほど多くありません。

もちろん英語力は必要なので、渡航の有無にかかわらず英語に強い人ならば、十分に採用は狙えます。

とにかくリーダーシップが重要視されるので、リーダーシップがアピールできるような経験はどんどんしておくことをおすすめします。

P&Gインターンシップは内定に有利になる?

P&Gのインターンは、他の企業と同様に、あくまで職業体験の場を提供するスタンスで行われています。

ただし内定直結型のインターンを開催しているように、インターンの目的は職業体験にとどまっていません。本気で採用を狙っている人は、ぜひインターンの参加をおすすめします。

ちなみに、インターンに参加すれば必ずしもことで内定が必ずしも有利になるとは限りません。インターンの参加中は、少なからず言動がチェックされているので、社員に好印象を与えるよう意識して過ごしましょう。

P&Gインターンは外資系大企業を狙う人におすすめ

P&Gのインターンシップは、かなり厳しい条件をクリアした人だけが参加できる、トップレベルのイベントです。

P&Gのインターンを経験すれば、P&Gの内定が有利になるだけでなく、ほかの外資系大企業を併願する場合にも高い評価が得られるはずです。興味のある人はぜひ挑戦してみてください。

インターンの内容・選考フローは年度によって変化しているので、詳しくはP&Gのウェブサイトでインターンの応募要項にて最新情報をご覧ください。

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