警察官の平均年収は低い?年齢別・階級別・学齢別の年収

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警察官の平均年収が一般企業と比べて低いのか、学歴別(高卒、大卒、キャリア)、階級別(巡査、巡査部長、警部、警視総監)、年齢別(20代、30代、40代)などについて紹介していきます。

地域の人々の生活を守る警察官。とても社会的意義のある職業です。それだけにどのような年収形態になっているのか、気になるところですね。

警察官の学歴別の平均年収

警察官になるためには、まず警察官採用試験に合格しなければなりません。

公務員試験のため難易度は低くなく、一般教養を一通り身につける必要がある試験です。その後警察学校に入学。様々な訓練を通して警察官としての基礎を身につけます。

半年~10か月ほどの、学校での厳しい訓練を経てなることができる警察官。年収はどれくらいで、生活水準は一般企業と比べるとどうなのでしょうか?

大卒高卒の年収差

各都道府県の警察官採用試験では、大卒高卒でそれぞれ別の枠で募集が行われています。

採用試験に合格すると、大卒者も高卒者も一律で「巡査」という同じ階級になります。しかし、階級が同じであっても、初任給は高卒の方が3万円から5万円ほど安くなっています。

その後は勤続年数や階級に応じて給料がアップしていくことになります。階級を上げるには、学歴に関係なく昇進試験にパスすることが必要。

大卒高卒の年収差ですが、公表されている確実なデータはありません。しかし、階級で年収が決まる制度のため、学歴はあまり関係ないと言われています。

学歴に関わらず試験を受けるチャンスは平等にあるからです。実績と経験がものを言う世界なので、同じ年の警察官を比べると、高卒の方が勤務年数が長い分年収が高くなることもありえます。自分の努力次第と言えるでしょう。

国家公務員(キャリア)の場合

地方公務員としての警察官ではなく、国家公務員として警察庁に入庁して業務を行いたい場合には、大学卒業が絶対条件となります。俗に言う「キャリア組」です。

大学卒業後、採用されて警察学校に入学するところまでは地方公務員の警察官と同様です。

しかし最初の階級が「巡査部長」になるため、出世のスピードはかなり速くなります。

国家公務員のため、他の省庁と同様に国家一般職と国家総合職での採用があり、これによって年収は大きく変わります。

  • 国家一般職の場合、30代で700万~800万円
  • 国家総合職の場合、30代で800万~900万円

程度の年収になります。

警察官の年齢別の平均年収

20代の場合

20代の場合、初年度は300万円台で年収が高いとは言えませんが、2年目に400万円台まで大きく上がります。

平均すると20代で350万円~450万円ほどの年収になります。

30代の場合

30代になると、試験の難易度が上がってくるため給料が頭打ちになる場合も多いです。

順調に出世したと仮定すると、500万円~650万円ほどの年収になります。

40代の場合

40代以降の出世はかなり厳しくなってきます。30代の頃とほとんど変わらないという人も多数いるのが現実です。

順調に出世すれば、650万円~800万円程度の年収は見込めます。

各年代を通して日本の平均年収を上回っています。福利厚生もしっかりしているのが警察官の特徴なので、高い生活水準を維持することができます。

警察官の階級別の平均年収

巡査の場合

年収300万円~420万円(月給20万円~25万円)

巡査部長の場合

年収600万円~750万円(月給35万円~45万円)

警部の場合

年収800万円~1000万円(月給55万円~65万円)

警視総監(警察のトップ)の場合

年収1800万円~2000万円以上(月給100万円~)

警察官の年収、給料は一般企業に比べて低いと言われているのは本当?

ここまで見てきた通り、警察官は安定して年収が上がっていきます。

試験があり自分の努力次第な面も大きいですが、一般企業に勤める社会人と比べて安いとは言えません。各年代において日本の平均年収を上回っているので、高い生活水準を維持できると言えるでしょう。

一般企業に勤めるとどうしても業績は景気に左右されます。しかし警察官の仕事は無くなることがありませんし、懲戒などにならなければ給料カットになることもありません。

この安定性も警察官として働く大きな魅力と言えるでしょう。

ただ一方で、不規則な生活で勤務時間も長いです。そのため、時給換算すると給料があまり高くないとも考えられます。

警察官としての人生が仕事中心になることは避けられないでしょう。24時間体制で勤務する組織ですので、自分の人生を社会の安全を守るために捧げられるか、しっかり考えることが大切です。

「給料が高くて安定しているから」という理由だけで就職することは難しい、その点を踏まえた上で、ぜひ市民から信頼される警察官の道に進んでください!

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