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美容師を辞めたい8つの理由。みんなが悩む美容師あるある
美容師の仕事というのは、憧れる人が多い職業でもあります。お客さんの側から見るといつもきれいに髪の毛をカットやセットしてくれてすごい!となるんですよね。
でも、実際に美容師になってみると「思っていたのと違う…」「美容師の仕事を辞めたい」と感じてしまう人が多い職業でもあります。
実は離職率が高い職業だったりもします。→離職率が高い職業と共通する特徴
苦労して実現できた仕事なのにどうして美容師を辞めたいとまで思ってしまうのか、その理由や美容師を辞めることでのメリット・デメリットについても考えていきましょう。
▼目次
美容師にはスタイリストとアシスタントがいて仕事内容も異なる
美容師には、実際にお客さんの髪の毛をカットしたりするスタイリストと、その仕事のサポートをするアシスタントがあって、仕事内容も異なります。
スタイリストの仕事を簡単にまとめるとこのようになります。
- お客さんのカウンセリング
- カット
- カラーリング
- パーマ
- スタイリング(セット)
- アシスタントへの教育
基本的にお客さんの対応を全般的にすることになります。人によって髪の毛のタイプや好きな傾向は大きく異なるので、綿密なカウンセリングが必要になるでしょう。
さらにそれだけでなく、新人美容師やアシスタントの教育も同時にしていかないといけないということで…やはりスタイリストの人の仕事は相当忙しいと言えますね。
続いて、アシスタント(見習い・新人の美容師)の仕事内容はどうなっているのでしょうか。
- スタイリストのヘルプに入る(シャンプーなど)
- 店舗内を掃除する(営業時間内も)
- 材料の買い出しなど(雑務)
- 電話などの対応(予約の管理も)
アシスタントは、スタイリストの仕事をサポートしたり他の雑務や掃除をしたりすることがほとんどです。
特にシャンプーをする時にスタイリストからアシスタントの人に変わる、という美容院は意外と多いのではないでしょうか。
美容師になりたての時などは、まずはシャンプーの技術から学んでいくんですよ。
このシャンプーを「お客さんが気持ちいいと感じるレベルまで持っていく」ためには、かなりの期間がかかると考えられます。
スタイリスト・アシスタントどちらの美容師をしていてもかなり忙しく働いていることが分かりますね。
さらに接客をすることが基本になりますから、人間関係からは逃れられない…という印象がかなり強いです。
美容師を辞めたいと思う理由
では、どうして美容師を辞めたいと考えてしまう人がいるのでしょうか。実際に、10年美容師を続けられる人は全体の10%しかいないとされているんですよ。
これには、どんな理由が隠されているのでしょうか。
給料が低いのに拘束時間が長い
美容師の平均的な年収は300万円くらいということで、実際にもらえる給料自体は少ないということができるでしょう。
美容室が営業している時間に美容師も働くことになるのですが、その前後1時間も清掃や準備、さらにミーティングなども行うことになるのです。
さらに美容師というのは、技術を向上させるための講習を営業時間の後に行っていたりもするので、どうしてもかなりの時間拘束されることになりますね。
接客に疲れてしまった
美容師というのは、新人の場合もベテランの方も同じように言えることがあります。それは、やっぱり美容師に接客は欠かせないということでしょう。
お客さんには常に気を使って接客をしなければいけませんし、さらに上司や経営者にも気を配っておく必要があるのです。
こんな過酷な仕事環境の中で、終わることのない接客の波に疲れてしまう人もやはり居るんですね。
身体の疲れが蓄積されすぎている
美容師の仕事はお客さんの髪の毛を綺麗にしていくことがメインになるので、基本的に立ち仕事になります。
長時間立っていることで身体に悪影響が出てしまい、それで足や腰に負担が掛かってしまうことも多いんですね。
さらに深刻な腰痛に悩まされている場合には、美容師を辞めることを本気で考えている人もいるくらいなのです。
やはり毎日のことですから、どうしても疲れが蓄積しやすくなってしまうんですね。これはもはや職業病とも言えるものでしょう。
働いている店舗の条件が悪すぎる
さらに、それぞれの店舗によって雇用条件というものは違ってきます。
上の項目でも述べたようにもともと美容師の給料自体があまり高いものでもないのですが、それにプラスして下記のようなことがないでしょうか。
- スタイリストの歩合がはっきりしていない
- 有給休暇が取れない
- どう計算しても時給に換算すると安すぎる
- 雇用契約書を発行してくれない
もし、これらの項目に当てはまっているなら…その美容室は悪質な店舗かもしれません。
歩合などはやはり明確にしておいてもらわなければ困りますよね。さらに基本的に美容室で働いているスタッフには、給料や休暇について詳しく記載されている書類を準備する必要があるんです。
しかしこれが発行されなかったり、されたとしても実際には違っていた…などの事案が起こることも実際にあります。これらのトラブルは意外とあるんですね。
客の取り合いになっている
美容室にもよりますが、固定給ではなくて指名してもらった数や売り上げが給料に関係してくることもあります。
そのような店舗の場合、新規のお客さんを美容師の間で取り合ったりすることになるんですね。
その中でもいつもたくさんメニューを注文してくれる高単価のお客さんと、カットしかしないお客さんがいたりします。それによってそれぞれの給料に差が出てくる…ということもあるんです。
人間関係の悩みがある
実は、美容師が辞めてしまう理由として最も多いと言われているのがこの人間関係での悩みなのです。
美容室では色々な立場の人が働いています。上の項目で紹介したスタイリストやアシスタントの他にも、受付を専門とするレセプション、そしてお店のオーナーがいます。
昔はかなり上下関係が厳しかったのも事実ですが、最近はだいぶゆるやかになってきているんですね。
それでもアシスタントからすると「先輩から嫌がらせされている」と感じることもあります。
さらに上下関係だけでなく、立場としては同じ位置になる同僚との関係も築いていかなければなりません。仕事へのこだわりが不仲のきっかけになることもあるんですよ。
そしてやはり、どうしても女性が多い職場ですから、陰口が多くなる傾向があることも気を付けなければならないでしょう。
手がどうしても荒れてしまう(治らない)
美容師の仕事をしていく上で、とにかく手が荒れやすくなるんですよね。パーマ剤やカラーリング剤などもそうですが、一番手荒れするのはシャンプーでしょう。
1日に何度もお客さんの髪の毛をシャンプーすることになりますから、指の皮脂を必要以上に落としてしまうことになるわけです。
ハンドクリームなどで保湿しても、何度もシャンプーをしていては全く間に合わない…と悩んでいる人はとても多いですし、それが原因で美容師の仕事を諦める人もいます。
美容室によってはシャンプーをする時に手袋をする、いわゆる「手袋シャンプー」をする所もありますが、手袋を使うことで使わない場合よりも洗いづらくなったり、耳に水が入りやすくなったり、これはこれで問題になることもあるんですよね。
カラーリング剤のアレルギーを発症する美容師も多く、これも職業病のひとつといえそうです。
美容師を辞めることでのメリットとデメリット
たくさんの悩みがつきものになる美容師ですが、実際に美容師の仕事を辞めることでのメリットやデメリットにはどのようか物があるでしょうか。
メリット
まずはメリットから考えていきましょう。
- 給料が高いところに転職できるかもしれない(これは転職活動次第です)
- 今悩んでいる人間関係から解放される
- 休みの日も出たりしなくて良くなる
- 美容師を辞めてもまた戻ることはできる
今の職場で人間関係が悪かったり、給料が安すぎることで悩んでいるのなら、転職をすることでそれらの問題点は改善される可能性が高いです。
さらに美容師を辞めたとしても免許がなくなるわけではないので、また始めたいと思った時に美容師に復帰できるというメリットもあるでしょう。
デメリット
それでは次に、美容師を辞めることによって発生するデメリットについても考えていきましょう。
- これまで働いてきたことでの昇格などがリセットされる
- 将来出戻りして同じ美容室に帰れるかは分からない
- 職種が変わる場合には、全てを1からまた学んでいくことになる
基本的に、今の美容室が嫌で辞めたいと考えている場合にはデメリットはあまりないと言えるでしょう。
他の職種に転職する場合には1からすべてを学んでいくことになりますし、他の美容室に変えるなら美容師としてのスキルは既にありますから、それなりの待遇を受けることができるかもしれません。
美容師を辞めたあとに転職することが多い職種とは
それでは、「今よりも条件良い他の美容室に移る」以外で転職することが多い職種とは何でしょうか。女性と男性に分かれて見てみましょう。
女性の場合
女性だと、美容師から転職することが多いのはこちらの職種になります。
- ネイル
- ブライダル関連
- エステ
- まつ毛エクステなど
美容師をやっていた経験を生かして接客が伴う職種につくことが多いようです。やはり美容関連が好きなんだろうな、という印象がありますね。
男性の場合
男性になるとどのような職種が人気なのでしょうか。
- 現場系(環境をガラリと変えられる)
- アパレル(お洒落という面で共通している)
- 不動産(営業が慣れているため)
- サラリーマン(安定しやすい)
- 育毛関係(毛髪に関する仕事という面では同じ)
男性の場合、意外と美容師とは全くジャンルが異なる職種に転職することが多い傾向にあるんですね。
美容師で培った営業力を使った職種もあれば、さらに安定を求めてサラリーマンになったりするというのも納得できます。
美容師を辞めたい場合には原因がある~しっかりと考えて行動に移そう
美容師の仕事というのは、時間の拘束が長い割には給料が少ないというのが業界の中であります。
一見華やかに見える美容師ですが、実際の業務ではかなり過酷な状況で仕事をしていることが分かりました。
美容師を辞めたいと考えているならば、今の美容室を辞める場合のメリットやデメリット、さらに次の転職先までしっかり考えてから行動に移すようにしましょう。
転職を機に新しいことにチャレンジしたい人は、公共職業訓練を受講するのもおすすめ。エステ、ネイリスト、プログラミング、などの資格やスキルが習得できますよ。
詳しくは公共職業訓練を賢く利用して、仕事を探しながら資格をとるで説明しています。
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