退職代行サービスってどう?みんなの依頼理由&利用してよかったこと

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退職代行サービスのことがすごく気になっている人は、仕事に何らかの問題やストレスを抱えている人です。すんなりと退職できそうもない職場なら、だれかが代わってくれたらどんなに楽だろうと考えてしまいますね。

今は「こんなサービス、あり?」と思っていても、いつ「退職代行サービスしか選択肢がない」という状況になるか、だれでも可能性はゼロではありません。

退職代行サービスについての賛否は分かれるところですが、その内容を詳しく知った上で判断しましょう。

必要を感じない人でも、情報のひとつとして心の片隅にちょっとだけ備えておけばいいのです。

会社に行かなくても、連絡しなくても辞められる?退職代行サービスとは

退職代行サービスとは、退職にかかるほとんどの連絡・手続き・交渉を、辞める本人に代わって動いてくれるサービスのことです。

退職をしたいという会社への申し出から、無事に手続きが終了するまで、本人がやるべきことを代わりにやってくれます。会社に行かなくてもスムーズに退職できるのです。

退職代行サービスは2017年頃から始まった新しいサービスです。2018年にはたくさんのメディアで紹介され、SNSでも情報が拡散されたので、気になっている人も多いのではないでしょうか。

退職の代行サービスを利用したみんなの理由

本来ならば自分がしなければならない「退職の申し出」を、他の人に任せる理由とは何でしょうか。主なものを挙げてみました。

退職したいと言っても引き止められる

一度は自分で退職を申し出たが、下記のように上司(会社)に受理してもらえなかった。その後も変化はなく、このままでは退職できなくなってしまうと考え、代行サービスに頼ったという人が多いですね。

  • 退職届を保留にされる
  • 後任者がいないと言われる
  • 困るからと泣きつかれる
  • 良い条件を提示される
  • その場では受理したが、手続きをすすめてくれない

上司が怖い

日頃からパワハラ傾向がある上司は、部下が退職を申し出ても穏やかに受けとめてくれそうもなく、さらにパワーアップして普段以上に怒るだろうと予想されます。

  • 怒鳴る、罵倒する
  • 脅してくる
  • 嫌がらせをする
  • 一方的にまくしたてる
  • 退職を取り消すよう迫られた
  • 「甘い」とバカにする

部下が退職する原因も「上司のパワハラ」であることも多く、ストレスも限界になっています。会社に行くことも億劫になり、中には体調を崩している人もいます。

すんなり辞めさせてくれる上司ではないので、退職を申し出るのがゆううつになり、その負担の大きさから逃げたくなります。

退職したいと言いづらいタイミング

パワハラ上司ではなくても、下記のように退職するタイミングが良くないと、自分でも「辞めたい」という気持ちと「今辞めるとまずい」という気持ちが葛藤します。

  • 入社して間もない(6か月以下)
  • 人手不足なので辞めたいと言い出しづらい
  • 繁忙期なので引き止められそう

この場合、退職するという意志が固まっていても、言い出しづらいのは変わりません。たとえ良くないタイミングでも、「会社側の反応を見ずに退職したい」と思う人が退職代行サービスを利用します。

仕事がたまって追いつめられている

職場の雰囲気が悪くないのに、退職代行サービスを利用する人がいます。その理由のひとつに「仕事がたまり過ぎている」という事情があります。

日々の業務をこなしきれず、それを上司や同僚に隠しているというケースはありがちな問題です。

仕事がたまりにたまって、期限も近づき、上司にも言えず、会社から逃げてしまいたいという衝動にかられます。気持ちが限界まで追いつめられているので、退職代行サービスに助けを求めます。

誰が何をしてくれる?料金の目安は?退職代行サービスの内容

退職代行サービスという名前は聞いたことがあるけれど、何を代行してくれるのか、お金はたくさんかかるのか、内容がよくわからない。そんな人に、退職代行サービスの詳細をお伝えします。

どんな人が代行業務を行うのか

退職代行サービスを行うのは、主に「弁護士」や「行政書士」などの有資格者です。

退職を会社が認めなかった場合や、損害賠償の話が出た時など、法的な問題にうまく対処します。

ただ、資格のない人が退職代行業務を行っている会社も多いのが現状です。ホームページを見ても、どんなスタッフがいるのか全くわからない会社もあるので、業者をしっかりと見極めることが利用のポイントです。

どんな業務を代行してくれるのか

退社代行サービスが行うのは、主に下記の業務です。会社が退職を認めてくれれば、後はスムーズに手続きが進行します。

  • 退職の意思を会社に伝える
  • 退職願や保険証について会社と調整する
  • 退職証明書等の送付を会社に依頼する
  • 離職票等の送付を会社に依頼する

基本的な業務以外にも、「家族への連絡はしないでほしい」と会社に伝えることなど、本人の希望に沿って業務を行います。

退職代行サービス利用の流れ

退職代行サービスを利用する時は、次のような流れで進めていきます。

  1. 相談
  2. 見積もり
  3. 正式依頼
  4. 前払い
  5. 退職のうちあわせ
  6. 退職代行
  7. 無事に退職

退職代行サービスの特徴は「料金前払い」であること。支払いが完了してから、退職代行業務が始まります。

退職代行サービスの利用料金

退職代行サービスを利用するには、どれくらいのお金が必要でしょうか。主な業者6社をピックアップして、わかりやすく表にまとめてみました。

業者 料金 支払い方法
A社 50,000円 前払い、銀行振込
B社 29,800円 クレジットカード
C社 65,000円 銀行振込
D社 60,000円 前払い
E社 40,000円 前払い、銀行振込
F社 29,800円 前払い、銀行振込

退職代行サービスの料金の相場は、約30,000円から65,000円まで幅があります。退職代行業務の担当者が「弁護士」の場合は、他社よりも料金が高くなります。

退職代行サービスを依頼するメリット。みんなの良かった点

退職代行サービスを利用した人は、下記のようなメリットを感じています。代行してもらったことに満足している人も多くいます。

退職のトラブルを回避できる

退職に関連するトラブルがあった場合、自分ではうまく対処できず会社の言いなりになってしまうこともあるので、代行サービスの利用によってそれを避けることができます。

自分が直接やりとりをしなくて済むのが、退職代行サービスの大きなメリットですね。

会いたくない人と顔を合わせなくて済む

そもそも退職の原因が「上司」だった場合、もう顔も見たくないほど嫌気がさしているはず。

退職代行サービスを利用することで、「上司と話さなければ」という重いプレッシャーから逃れられるので、無理をして会社に行かなくてもいいのがメリットです。

ストレスから解放され気持ちが楽になる

仕事や人間関係のストレスで退職を決めたものの、引き止めや叱責されることも予想できるので、どうすればいいのか迷い続けてしまいますね。

退職代行サービスを利用することで悩みは解消。会社に行かなくてもいいので、気持ちを楽にして退職できます。

退職代行サービス会社を訪問しなくても利用できる

退職代行サービスはスマホひとつあれば、簡単に会社を辞められます。

連絡はメールやLINEを利用するので、担当者と直接話すことを避けられることも大きなメリット。気軽に利用できるので人気があります。

転職の準備に集中できる

スムーズに退職することができないと、転職の準備や求職活動にも影響が出ます。

特に、再就職先が決まっていても引き止めをする上司がいるケースでは、会社ときっぱり縁を切りたいと思う人が退職代行サービスを利用します。いい意味でドライに退職できます。

退職代行サービスの気になる点とデメリット

退職代行サービスは近年始まった今までにないサービス。まだまだ情報は乏しく、利用経験者も少ないのが現状です。

よくわからないだけに、注意点やデメリットもありますね。

退職代行サービスのここが気になる

サービスの利用を検討するにあたって「気になること」を挙げてみました。

  • 面倒な交渉もしてくれるのか
  • 損害賠償請求をされたら対応できるか
  • 担当者のプロフィールがわからない
  • すべての業者が資格をもっているわけではない
  • 料金が高い

気になることとは、注意しなければいけないことでもあります。スマホでお手軽に利用できるだけに、慎重に検討することが必要ですね。

退職代行サービスのデメリット

賛否が分かれる「退職代行」というサービス。実は、デメリットがたくさんあります。

  • 仕事の引き継ぎができない
  • 上司や同僚との信頼関係が崩れる
  • 上司や同僚に迷惑をかける
  • 無責任だと思われる
  • 二度と会社には戻れない
  • お世話になった人にきちんとお礼を言えない
  • 求職活動にも影響がある

退職代行サービスを利用するということは、前触れもなく一方的に辞めてしまうということ。本人にはさまざまな事情がありますが、会社は「唐突な退職」に衝撃が走ります。

上司や先輩に課題意識を与えることも

人間的に問題のあるパワハラ上司だったり、退職願いを受理してくれない会社なら、退職代行サービスがあると本当に助かりますが、特に大きな問題のない職場では上司や同僚を悩ませてしまうこともあり得ます。

本人に対して配慮していたはずなのに、なぜこんな辞め方をするのか、最初は検討もつきません。少しずつ本人が抱えていた問題がわかってくると、責任感のある上司なら自分を責めるようになります。

退職代行サービスを使って辞めた社員は「悪い前例」になり、今後の課題として上司が努力していくことになるでしょう。

退職代行サービスは今後スタンダードになっていくのか

新入社員に限らず「退職がスムーズにいかなかった経験」をもつ人なら、退職代行サービスを利用する人の気持ちが少し理解できるのではないでしょうか。

退職を代行してもらうことに抵抗のない世代が増えていくと、今よりもっと「当たり前の辞め方」になっていくのかもしれません。

サービス利用者の中には、「退職代行サービスがなければ自分はどうなっていたか」と振り返る人もいます。

仕事が思うように進まず行きづまり、悩みをだれにも打ち明けられず苦しんでいる人にとって、退職代行サービスは救いになるのです。

ただ、退職代行サービスが増えていくにつれて、さらなる問題やトラブルが生まれることも予想されますね。

会社では「人事のあり方」や「社員のマネージメント」が見直され、社員の退職代行への対策を立てるようになるでしょう。

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