履歴書の得意科目欄を有効活用!自由欄だからこそ押しの一手になる

履歴書で得意科目を書く場合、あなたはいつも同じ科目を記入しますか?それとも分からないことは未記入のまま他のことを書いていますか?

履歴書は自分を表現するものです。面識がない人がどんな人なのかを表す大切なものです。

記入欄では、相手企業へのアピールになるだけでなく、どの分野が得意そうなのか検討する資料となります。

面接に辿り着くまでのきっかけ作りとして、その中にある得意科目欄の記入の仕方や探し方をご紹介します。

履歴書の得意科目欄とは。得意=好き、自由に書いてOK!

履歴書用紙には、個人情報を含めて学歴・職歴、免許資格、志望動機・特技・好きな科目欄、本人希望記入欄があります。

得意科目は、志望動機欄に記入することになります。

他項目は下線があるのに対して、ここは空白欄です。逆に考えると、自由に書くことが出来るということです。

得意科目欄と直接書いてありませんが、好きな学科と同じ意味になります。

科目の意味

「科目」とは、広辞苑によるとある事柄をいくつかに区分した部分とあり、大学の教科過程または、高校の教科を構成する単位とあります。

ここでの科目は、義務教育での一般的な科目に加えて、進学する方向によって細かで専門性のある科目も含めます。

教科と科目は区別なく使われる場合がありますが、科目を出す前に得意な教科と言い換えると分かりやすいでしょう。

履歴書に書く得意科目の選び方

実際に、得意科目を選出法を順番にご紹介します。

学生の頃、好きだった科目

学生の頃に好きな科目を思い出してみましょう。そして、その先に「なぜ、好きなのか」それを考えると自分の得意なことに繋がります。大学や専門機関では、より詳細に分けられた科目があります。大分類と小分類を確認しておきましょう。

学生の頃、成績が良かった科目

1番、成績が良かった科目は何でしょうか。ポイントは2つあります。1つ目は、自分で努力して成績を上げた科目です。2つ目は、得に凄く頑張ったということもなく、いつも成績が良かった科目です。

前方は、努力で成績を上げているので好きな科目とは限らず、やっていくうちに得意になったものです。逆に後方は、無理なく理解が出来て成績が良かった分野となり、それは元々もった素質からくるものが多いのです。どちらも強みの科目となります。

元々好きな科目で、社会人になって伸びた分野

これは、元々好きだった科目に加えて、社会人となり色々な経験を踏まえて得意となった繋がりある科目のことです。社会人となり、働きながら特殊な技術を身に付ける為に学校に通って学んでいる場合も含みます。

苦手や嫌いな科目以外

苦手・嫌いな科目以外を考えると幅が広がり、得意科目を探しやすくなります。面識のない採用担当者が、写真付き履歴書を初めて見る時には、その1枚を見て面接に繋がるかを判断されることになります。

面談時に繋げることを採用通過過程とすると、この欄に曖昧なことは書かない方が良いのです。得意が出てこない場合は、不得意を考えるとはっきりしてきます。

履歴書に書く、得意科目の例文

得意科目の欄には、その科目を通じて何を学んだのか、気をつけたことなどがにじみ出る文章を書かなければいけません。

なぜその科目が好きなのかや、成績の良し悪しはあまり関係ありません。履歴書の限られたスペースの中で書かなければいけないのは、自分の思考のクセや特性、強みに関連したものだけであるということを意識しましょう。

また、その科目や分野を学ぶ中でコンクールや大会の受賞経験がある場合はそれを書くのもひとつです。ただ、単なる自慢話にならないよう、あくまでも受賞したという結果を記す程度にしましょう。重要なのは、その成功を成し遂げることができた経緯であるということです。

体育

私の得意科目は体育です。体育会系のサークルに所属していた私は、これまでの経験を生かし後輩の指導にあたってひとりひとりに最適な練習メニューを提案しました。

後輩の練習の結果を逐一把握し、成果があがっていない場合には原因を分析しながら新たなメニューを提案しました。能力向上には効率の良い練習を行うことに加え、メンタル面のケアも重要であるということを学ぶことができました。

英語

私の得意科目は英語です。私は英語の学習にあたっては量と質の両立が重要だと考えました。

そこで、行き帰りの通勤電車で比較的平易な英文のリスニングを毎日欠かさず行うとともに、授業後のプライベート時間を利用し、難易度の高い英文のリスニングを行い全文を書き起こしました。

その結果、聞き取りの苦手だった単語や表現を把握しリスニング力を向上させることができました。

プログラミング

私の得意分野はプログラミングです。プログラミングにおいては、分析力や集中力を養うことができました。プログラムを作成し、動作確認を行った際に正常に動作しない場合は原因を分析しなくてはなりません。

私は闇雲にプログラムを見直すのではなく、エラーから考えられる原因を予めリストアップし、それらを確認していくことで効率の良いバグ修復を行いました。この経験から分析力とミスを見つけ出す集中力を養いました。

歴史

私の得意科目は歴史です。私は、単なる暗記に終止することなく体系的な理解を心がけました。具体的には、問題演習の中で判明した自分の弱点や知らなかった知識を自作の年表の中に書き込みました。

この作業によってひとつひとつの出来事を断片的に理解するのではなく、前後の出来事との連関の中で理解することができたため、応用度の高い問題に対しても対応することができ、成績向上に成功しました。

美術

私の得意科目は美術です。私は、美術を学ぶ中で表現方法についての知識を身に付けることに取り組みました。美術史や技法を体系的に理解する努力によって、作品を制作する前から構図やテーマを明確にすることができ、その結果、○○を受賞することができました。

また、同級生からも「作品のテーマが今まで以上に伝わりやすくなった」と評価してもらったこともあります。

理系科目

私の得意科目は○○(化学、生物、物理、地学など)です。私は学習の中で問題演習を多く行うことで、自ら知識を正しくアウトプットする経験を積むことができました。

この経験は体系的な理解に役立ちました。また、さらに理解を深めるためインターネットなどで実験や研究の映像を視聴し、具体的なイメージを掴むことに努めました。その結果、原理の部分から深くこの学問を学ぶことができました。

得意科目欄、書き方のポイント

実際には、どういう書き方をすればまとまりよく見えるのでしょう。

空白欄の配分を考える

空白欄には、得意科目だけでなく志望動機を含みます。その点を踏まえて、枠の3分の1程度、2行程度に収めるとよいでしょう。また得意科目は、一番上の欄に持ってくるとスッキリします。

書き方のコツ

文章として「です・ます」調を使って表現する場合と、箇条書きをしてまとめる場合があります。どちらも希望する企業の性質によって使い分けしましょう。特殊分野の企業に提出する場合は、より専門性をもった科目を記入すると自己アピールに繋がります。

志望会社、志望動機の関連付け

得意科目が分かったら、志望する会社の職種や仕事内容と類似する点、又はその科目が広範囲で活躍できそうな共通点を見つけます。その上で、役に立ちそうな科目は何なのか、考えてみると書き出す得意科目が絞られてきます。

志望と得意科目が繋がる文章は、見ている側にも分かりやすい為、更なる理解力が深まります。

得意科目、分野が思いつかないときの対処法

しかし、得意科目と言っても思いつかないときもあるかもしれません。このような時に有効なのが、自己分析をしっかり行うことです。

万全の自己分析によって、自分のアピールポイントがはっきりしていれば、逆算的にその強みを説明するためのエピソードが思いつくはずです。自己分析の結果から、各科目の勉強の中でその強みを活かした経験が思い浮かべば、その科目を得意科目として書いてしまっても良いのです。

例えば、自分のアピールしたい強みが計画性であるとしましょう。この場合、勉強の中で計画的に何かを成し遂げた経験を思い出すように努めれば良いのです。

数学の問題を解く際に、どのようなアプローチでその問題の解答を作成するかを意識していたのであれば、その経験を自分の計画性を象徴するエピソードとして文章にするのです。

得意科目で履歴書を磨こう

得意科目欄には、しっかりとしたことが書ける裏には自分のことを知る時間が必要です。採用担当や面接官は、サイズが決まっている履歴書の空白欄に記入する文章1つから、その人の背景を読み取っています。

探し方や書き方のコツを押さえて記入することで、より自分を知ってもらうきっかけを与えてみませんか。工夫は、自由自在です。履歴書を書く機会があれば、想いを形にしてみてみましょう。