退職時の菓子折りマナー。ハズレのないお菓子の種類や渡すタイミング

退職時、「お世話になりました」の意味を込めて職場で菓子折りを配るシーンを見たことがある方も多いかと思います。

いざ自分が退職するとき、どのようなものを持っていけばいいのか迷ってしまいますよね。

直前になって、「何も用意してない!」と焦らないように、事前の準備が必要です。

今回の記事では、退職時に菓子折りを渡すタイミングや、どのような点に気をつければよいのかについてまとめました。

退職時の菓子折りはマナーのひとつ

職場で、退職時にお菓子を配っている人を見たことがあるかと思います。

いざ自分が退職するとなると、どのタイミングでどのようなお菓子を配るのかわからないですよね。

退職の理由は人それぞれですが、長く勤めていた会社を辞めることは人生の節目のひとつでもあります。

もちろん、絶対に必要!と強制されるものではありませんが、菓子折りを渡すことで「今までありがとうございました」という気持ちがより伝わりやすくなるのではないでしょうか。

会社によっては、退職時に菓子折りを持ってくるのは当然という風潮もあるかもしれません。

円満な退職のためにも、ちょっとしたお菓子を持参することで、最後に好印象を残すことができます。

退職時に菓子折りを渡すときの注意点などについてご説明します。

お菓子は詰め合わせタイプがベスト

退職時にはどのようなお菓子を配ることが一般的なのでしょうか。

その会社の規模や部署の人数にもよりますが、退職時に渡す菓子折りは詰め合わせがベストです。

種類については、これといって決まっているものはないので、自分がおいしいと思ったお菓子や、みんなが好きそうなものを選べば大ハズレすることはありません。

お菓子の好みは、職場の人数や性別、年齢によって異なります。

一人ひとりに合わせてギフトを選んでいると、退職という自分もバタバタしている時期に大きな負担となってしまいます。

詰め合わせであれば、それぞれ好きなものを選んでもらえるので、ちょうどよいのです。

基本的に、一つずつ包装されているお菓子を選びましょう。

切り分ける手間などを考えて、羊羹やカステラは避けた方が無難ですが、少人数の職場や時間の余裕がある時期にはよろこばれることもあります。

菓子折りは個包装のものだと、手間がかからないだけでなく、仕事の合間に食べることもできてよろこばれます。

賞味期限に注意!

また、持っていく菓子折りの賞味期限には十分注意してください。

賞味期限がその日で切れてしまうようなお菓子だと、あなたが菓子折りを持っていく日にお休みだった人は口にすることができません。

賞味期限が3日ほどのお菓子でも、受け取った相手がすぐに食べなければならず、休暇中の人や出張中の人までお菓子がいきわたらないことがあります。

すべての人に配慮する意味も込めて、日持ちするものを選びましょう。

菓子折りのおすすめは、クッキーや焼き菓子の詰め合わせのような万人受けするものがベターです。

年配者の多い職場では、煎餅やおかきなどもよろこばれると思います。

値段の相場は1000~4000円くらいのもの

感謝の気持ちをあらわすものなので、あまり高価なものを持っていくと、かえって気をつかわせてしまうこともあります。注意してください。

その職場にいた年数にもよりますが、1000~4000円くらいのものでよいのではないでしょうか。

のしの必要はなし

より丁寧にするために、お歳暮のようなのしをつける人もいますが、基本的に退職時の菓子折りにのしは必要ありません。

あまりかしこまりすぎても、周りが気をつかってしまうので、どうしてもつけたいという人は表書きに「御礼」とだけ書いて持っていきましょう。

あくまでもお世話になったお礼としての品物なので、高価すぎるものやかしこまったものは避けてください。

一人一人に配る必要はある?

少人数の場合や自分の部署だけだったら一人一人に配っても良いですが、それ以外で中人数もしくは大人数の会社だと一人一人に配るのは、とても大変なので責任者の方や直属の上司に渡すのが良いです。

その方や上司から、あとでみんなに配って頂けるので安心して渡せます。

菓子折りを渡すタイミングはいつ?

退職時の菓子折りは、基本的に最後の出社日に配りましょう。

忙しい日中や業務中は避けて、就業後や休憩中など、迷惑にならないタイミングがベストです。

退職のあいさつをする時間が設けられているときは、あいさつのあとに配ることでスムーズに渡すことができます。

菓子折りを上司に渡して、上司からみんなに配られるということもありますが、基本的には自分で配ることが多いようです。

大人数の会社では、責任者や直属の上司に渡して配ってもらう場合が多く、少人数の場合や自分の部署だけなら、直接の手渡しでもかまいません。

私の前職は、部署としては総務だったのですが、そのなかでも4人という小さなチームに属していたので、部署には詰め合わせの菓子折りを、チーム一人ひとりにはお菓子とリップをプレゼントしました。

大人数のチームであれば、そのチームだけに菓子折りを配ってもかまいません。状況に応じたケースバイケースの対応が必要です。

個人的にかかわりの深い同僚やお世話になった上司には、お菓子と一緒にちょっとしたギフトを渡すとよろこばれます。

普段はあまり話すことのない人でも、「お世話になりました。ありがとうございます」と一言添えながら配りましょう。

また、その日に不在だった人には「〇月〇日に退職することになりました。大変お世話になりました」というメッセージと名前を添えて、その人のデスクにおいておきましょう。

少しの気遣いで、あなたの印象がぐっとアップします。

「立つ鳥跡を濁さず」の気持ちを大切に

これまで退職時の菓子折りについて、選び方や渡すタイミングなどの基本をご説明しましたが、職場の年齢層やあなたが何年勤めていたかによって、退職時のマナーはさまざまに異なります。

退職する機会はそう何度もあるわけではないので、いざ自分が退職するとなると焦ってしまうかもしれません。

退職する人がどのようなあいさつをしたり、退職経験のある人に話を聞くことで、自分が退職するときのイメージをかためておきましょう。

また、自分が派遣社員であったり、短期の契約社員であった場合や、あまり良い思い出のなかった職場もあると思います。

正直にいえばあまりお世話になっていない職場に、菓子折りを渡すなんてもったいないなと思ってしまうこともあるかもしれません。

しかし「立つ鳥跡を濁さず」という言葉にもあるように、その人の印象は去り際に決まります。

この先の人生で絶対に関わらない相手であるかどうか、断定することはできません。

たとえ「よくない職場だったな」「あまり好きではない人たちだったな」という思いが強かったとしても、菓子折りをひとつ持っていくことで自分の社会人としての体裁を保てると前向きに考えてみてください。

もちろん、長く勤めた思い出のある職場では、菓子折りと一緒に今までの感謝の気持ちもきちんと伝えましょう。

あなたが一生懸命選んだものは、きっと職場のみなさんにもよろこんでもらえると思います。

菓子折りを配るタイミングやどのようなものを用意するのかなど、実際に自分が退職するときになってから焦らないように、知識を深めておきましょう。