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離職票が届かないときの対処法。お願いの仕方で相手の対応もかわる?
“離職票という書類。これはいままで、学校を卒業して就職をして一度も転職をしたことがない方には全く見ることのないものです。
転職したい場合に、なかなか転職先が見つからないことも起きます。そんな時に生活の糧になり得るのが失業手当です。
これが、失業時に困っている人たちからすれば、本当にありがたいわけです。そして失業手当を受け取るにはどうしても離職票をハローワークに提出しなければいけません。
前職の会社から送付してもらわないといけませんが、実は届かないことが頻繁に起きています。
そこで、ここでは離職票が届かない場合、どうすれば早く送ってもらえるか対処法を説明していきます。
▼目次
そもそも離職票って何なのか?
会社を退職して、転職時になかなかすぐに転職先が見つからない時、その間の生活のつなぎを考えた場合、雇用保険の基礎手当、いわゆる「失業手当」があります。
失業手当を受け取ろうとした場合、前職の会社から離職票という書類が送られてくるのですが、それがないと失業手当が受け取れません。
離職票は正式には「雇用保険被保険者離職票」といい「雇用保険被保険者離職票-1」と「雇用保険被保険者離職票-2」の2種類によって構成されています。
在職している時に雇用保険に加入していた場合、退職することで被保険者の資格を失ってそれに伴い、失業手当を受け取るための書類になります。
この離職票がなければ、失業手当を受給するための手続き自体が進められないことになってしまいます。ですから、退職してできることなら一日も早く受け取りたい書類なのです。
しかし、これがなかなか手元には届いてくれないのです。何故なんでしょうか?それには、いろんな複雑な入りくんだそれぞれの事情が重なります。
通常、離職票は1週間程度で退職者に届く
離職票は早ければ通常1週間程度で退職者の方の手元に届くことになります。しかし、だいたいの場合、この1週間という期間では届かないというのが実態です。それには、手続きの問題があります。
そのちょっとめんどくさいというような手続きの流れを見てみましょう。
↓
ハローワークが離職票を発行して、会社に送付する
↓
会社が送付された離職票に必要事項を記入したのち退職者に送付する
↓
退職者に送付された離職票を確認し、異議や相違などがないことを確認する
↓
ハローワークに行き、離職票の内容に異議等があれば、相談する
↓
失業手当受け取りのための手続きの申し込みをする
これらを見ていただくと分かるとおり、書類のやり取りが退職した会社とハローワークとの間で書類のやり取りが郵送もしくは直接担当者がハローワークに行くことでなされます。
ということは、退職した会社側がいかに早く動くことができるかで手元に届く日数が変わってきてしまうということです。まずは、離職証明書がハローワークに行かなければ何も動かないということです。
結果として、約1週間はどうしてもかかってしまうということになってしまうのです。ただ、取りかかりが遅ければ、3週間も1カ月もかかるということは実はよくある話です。
それでは、1週間たっても届かないということが起きてしまう理由などをもう少し深掘りしていこうと思います。
離職票がなかなか届かない…考えられる理由
離職票がなかなか退職者の方の手元に届かない理由というのを見ていきます。これは、非常に厄介なことになっている場合もあって大変です。
離職証明書作成担当が忙しい
まず、退職者からしてみれば一日でも早く離職票を手元にほしいという気持ちは持っているのですが、残念ながら、担当者は離職証明書の作成だけがその人の仕事ではないということも現実としてあります。
ですから、その日に必ずやらなければいけない仕事なのかと言われても決して優先順位が高い業務にはなりにくいのです。実は、後回しにされてしまいがちです。こればかりは決して責められません。
こうなってしまう場合、退職者もなかなかまだかと思うのですが、だからと言って催促するのも難しいです。
基本自己都合で会社を退職してしまっているのですから、退職者側からもそこは覚悟の上でいなければいけないと考えます。なんでも自分が自分がでは残された仲間の社員に迷惑掛けてしまうのではないでしょうか。
ですから、ここはグッと我慢して待つしかありません。と割り切るしかありません。
半ば嫌がらせであえて送らない
これは、多くの場合とは言えませんが、少なからず起こり得るということです。「自己都合で勝手に辞めやがって」という気持ちが社内に起こってしまっているケースです。
別に好きに辞めたんだから、ほっとけばいいというのがその真意と言えます。実際退職者側も、不満が少なからずともあるから辞めていったわけですから、多少感情的になっている所もあると思います。
まして、けんか別れではないにしても、その度合いは別として会社ともめてしまった結果辞めてしまうということになると、余計にお互い感情的になってしまうかもしれません。
そのため、退職者からしてみれば一日も早く欲しいと思っている書類を「あえて送らずにおこう」となってしまうのでしょう。
残念ながら誰もが人間ですから、感情のいきものであるが故のことになってしまうかもしれません。
しかし、本来あってはならないことです。残念ながら、あまりにひどい時には退職者側としても動かざるを得なくなってきてしまいます。
このような退職トラブルを防ぐためにも、円満に退職できるよう退職準備をすることも大切です。
円満退社に向け押さえておくべきポイント
離職票がなかなか届かないときの対処法
じゃあ、何週間待っても、「みんなには確かに迷惑をかけてしまったんだから仕方ないよな」と指をくわえて待っているしかないのかと言われると、決してそうではありません。
ここまで待たされてしまえば、もう良く見てあげてとしても「忙しすぎて忘れてるんだろうな」か最悪「きっと嫌がらせだ」と思っているだけでは、あなた自身の生活に支障が出てしまってはどうしようもありません。
では、どうするのかということをいくつか挙げていきましょう。
退職が決定した時に離職票が必要であることを伝える
まず、会社はできるだけ面倒なことをしたくないので、退職後すぐ次の仕事が決まっている人に対して離職票を発行する必要はありません。なぜなら、次の就職先があれば、別に失業手当を受給する必要がないからです。
ですから、そういう人については、先ほど説明したようなことをする必要がないのです。逆に言えば、普通の会社ならば、離職票は必要かどうかを担当部署は退職者に対して聞くはずです。
しかし、全ての会社が対象者に対して、離職票の必要の有無について確認してくれるかどうかは分かりません。そうであれば、どちらかはわからないので、ご自身から会社に前もって必要であればその旨を伝えるべきです。
退職が決定した時に、直属の上司、もしくは担当部署に離職票が必要であることを事前に依頼しましょう。
これが一番、冷静でかつある程度確実性の高いな対応ではないかと考えます。簡単に言えば、先手を打っておくということです。そうしておけば、もし遅くなった時でも、督促もしやすくなります。
2週間を目安に届かなければ会社に急いでもらうようお願いする
まずは、退職後2週間が経過した場合でも離職票が届かないのであれば、その会社の人事担当者や経営者に問い合わせをしましょう。後回しにしていたり、単純に忘れてしまっていた可能性があります。
本来、雇用保険法の中では、「退職者からの希望があった場合、会社は離職票の発行手続きをしなければならない」と決められています。
だからと言って、即座に会社が手続きを怠っていたということが違法とは言いませんが、急がなければいけないことにはなっていますので、ある程度強めのお願いという形で依頼することは問題ありません。
あくまで、お願いベースにしましょう。ここで、変に感情的になってしまうと逆に手続きが滞る可能性が高くなってしまいますので、大人の対応ですることを忘れずにしましょう。
会社に連絡がしづらいという方はハローワークに相談を
本来は、こういうことはご自身の問題でありますので、基本はご自身から会社に連絡をするべきではあるとは思います。
退職前にもめてしまったり、本来あってはならないのですが、会社から嫌がらせを受けていたなどの理由で直接会社へ連絡をしたくないという場合はハローワークへ相談することをオススメします。
ハローワークの方々も、こういった案件は多くありますので、特に何か相談に来た人に対してそんなことできませんとか、毛嫌いするような扱いを受けることはまずありませんので、そこまで重くなることもないでしょう。
ちゃんとした事情をハローワーク側に説明をすることで対応はしてくれます。
それでも、会社が送ってくれないのであれば再度ハローワークに相談を
ご自身で会社に送ってもらうようにお願いしても、一度はハローワークに相談してみたけれども、それ以来音沙汰なしということもあり得ます。
それでも離職票がどうしても届かないということであれば、「会社に離職票の発行を依頼したにもかかわらず送ってもらえない」旨を再度ハローワークに相談しましょう。
ハローワーク側ももう少し強めに督促をしてくれます。ここまですれば、この日からおおよそ1週間で届くことになるはずです。これでもダメなら、何度でもハローワークに行くしかありません。
ここまで引っ張られてしまえば、もう会社の嫌がらせであることは、残念ですが、ほぼ確定です。もう利用できるものを利用しつ続けるしかありません。
ハローワークから督促をしてもらう場合、本当にしていてくれているかなど、現状の進み具合などもハローワークではしっかり確認をしてもらえます。そのため、ここまでくれば会社側も発行せざるを得ないとなるはずです。
ただし、先程も少し触れましたが、円満退社でなかったとか、会社自体がいわゆるブラック企業という場合は、全く進めてくれないこともありますのである程度は覚悟もしておかなければいけないです。
離職票がなくなってしまった時もハローワークに相談を
もし、離職票をなくしてしまったという場合、ハローワーク側は会社が離職票を発行に向けての書類を会社が提出しているということが確認できれば、再発行は可能です。
ご自身の住所ではなく、会社の管轄の住所管轄をしているハローワークで申請をすることで早く発行をしてもらえます(最速で当日もらえることもあります)。
離職票は会社の辞め方ひとつでいくらでも遅れてしまうことがある
退職されてしまう会社の方からしてみれば、たかが離職票という紙切れぐらいしか思っていないかもしれません。しかし、退職者からしてみれば、命をつなぐ大切な書類であると言うこともできます。
この双方の意識の大きなギャップがこういった結果になってしまうと考えることができるでしょう。
会社もそういった立場にならなければ分からないかもしれませんが、退職するのは個人の自由ということになってしまえばそのとても大きな双方の溝が埋まることは無いのかもしれません。
もちろん、法律上でも速やかに発行させなければいけないものですので、理想は一日でも早く退職者の手元に届けてあげるのが最後の会社からの思いやりとうのは当たり前のこととも言えます。
ただ、現実の担当者の仕事は離職票を発行するだけがその人の仕事ではない訳ですから、そんな簡単にもらえるものではないということも退職者側としてはある程度理解しておく必要があると思います。
しかし、会社ともめてしまったり、いわゆる円満退社ができなかった場合は、まず離職票は発行してもらえないと割り切っておくしかないぐらいでいいのではないでしょうか。
そこで早く送ってもらえれば、最後はちゃんとしてくれたんだと感謝しつつ、ラッキーだったなぐらいで思えばいいでしょう。
そして、2週間ぐらいしても送られてこないというのであれば、やっぱりなくらいで考えるようにして、それこそ速やかにハローワークで相談に行くことが一番早く解決できる方法かもしれません。
ご自身ができることの範囲内でやるべきはやって、範囲を超えるようなことがあれば、しかるべきところに相談をするということです。
皆さんが、一日も早く失業手当がもらえるようになることをお祈りしています。
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