サントリーの採用試験対策。歴史や企業理念を知り、求められる人材に

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サントリーというとウイスキーやビールなどの飲料商品が有名ですよね。コーヒー「BOSS」のパッケージがぽんと思い浮かぶのではないでしょうか。

サントリーという名前は誰もが知っている日本に馴染みのある会社。飲み物や酒類だけでなく、商品関係にも力を入れているマルチな会社です。

サントリーに転職をしたいと考えているなら、サントリーの歴史や業務内容、そして採用までの道のりも知っておく必要があります。

エントリーシートやWebテスト、さらに4段階の面接対策についてもバッチリにしておきましょう。

サントリーといえば思い付くものは?

まず、サントリーといえば真っ先に頭に思い浮かぶものは何でしょう。皆さんの声をランキングにすると、このような結果になりました。

  1. モルツ
  2. BOSS
  3. 角瓶
  4. C.C.lemon
  5. 山崎

1位のモルツは、2003年に販売が開始されたビールです。 それまでサントリーのプレミアムなビールといえばヱビスだったのですが、2008年にそれを抜いてモルツがプレミアムビールの代表となったわけです。

副原料を一切含まず、厳選された素材だけを使ったこだわりのモルツはまさに逸品と言えるでしょう。

2位にはBOSSがランクインしていますが、ここで、ラテでもブラックでも微糖でもない「ブラウン」という新しい味が出てきたことが話題になりましたよね。

またまた、サントリーはウイスキーに強いこだわりがあって、味を追及した結果、ウィスキーの本場でもあるスコットランドにおいても高い評価を受けています。

角瓶と山崎は味はもちろんのこと、お洒落でシンプルなパッケージも人気があります。ウイスキー好きにはたまらないですよね。

炭酸飲料のC.C.Lemonも誰もが知る夏の定番になっています。

…このように、サントリーは新しいコクと味わいをたくさん作り出してきました。

サントリーの歴史

サントリーに採用されたいと考えているなら、まずはこれまでのおおまかな歴史を知っておくべきでしょう。

  • 1899年…大阪市で後のサントリー「鳥井商店」創業・ぶどう酒の製造開始
  • 1923年…国産(ジャパニーズウィスキー)のウィスキー作りを開始(日本初)
  • 1963年…「サントリー株式会社」へと社名変更・サントリービールの販売開始
  • 1969年…サントリー音楽財団が設立される
  • 1972年…本格的に食品事業を開始
  • 1973年…愛鳥活動が開始
  • 1978年…アメリカにて「MIDORI」(メロンリキュール)発売・サントリーにバレーボール部ができる
  • 1979年…サントリー文化財団が設立される
  • 1980年…サントリーラグビー部が設立される
  • 1983年…シャトーラグランジュの経営が開始される
  • 1984年…中国内のビール市場に参入する
  • 1986年…サントリーホール会館が作られる
  • 1993年…健康食品の事業を開始
  • 2003年…サントリー「天然水の森」の活動が開始される
  • 2004年…世界初となる「青いバラ」を開発する・次世代への環境教育である「水育」を開始
  • 2009年…オランジーナ買収
  • 2011年…東日本復興支援「サントリー東北サンさんプロジェクト」を立ち上げ、現在も活動中
  • 2013年…インターナショナル(株)に上場する
  • 2014年…ビームサントリーが設立される・サントリー環境ビジョン2050が始まる

創業者は、鳥井信治郎氏です。

人々の暮らしを自然の恵みを使ってより豊かで実りがあるものにするために、サントリーはぶどう酒の製造にまず取りかかります。

それだけでなく、クラシック業界や環境活動にもたくさん参入しています。

さらに、1972年からサントリーが始めた食品事業においては特に商品の独創性を重視してきました。

2004年から始まった水育では、水の大切さについて教えています。現在では1700以上の小学校において、自然の大切さを学べる水育の出張授業が行われているというのもすごいですよね。

他にもたくさんのマルチな活躍をしているサントリー。今後も地球のためのさまざまな取り組みが期待できます。

サントリーの業務内容

サントリーでは実際にどのような業務内容があるのでしょう。

  • 商品開発…サントリーの飲料の開発。地道な研究によって商品の味を完成させていく
  • 情報システムスタッフ…サントリーのグループ会社にITのノウハウを提供して知識を導入する
  • 酒類の営業…相手に求められる以上のことを真摯に発案していく
  • 酒類のマーケティング…マーケティング・開発など様々な部門と協力してアイディアを作り出していく
  • エンジニア(生産研究)…商品の管理・安全性・環境対策などの製造現場の総プロデュースをする
  • グループ会社(国内・海外)…物流を改善したり、商品の企画や開発に関するコンサルティングとサポートをする
  • 宣伝…誰もが思いつかないようなプランや心理構造を取り入れた宣伝を行う
  • ロジスティクスのスタッフ…洋酒を輸入するための発注・通関・需要予測などををして製品が安定して需給できるようにする

このように、サントリーはさまざまなブースに分かれて成り立っています。

自然の力を人々の生活や健康のために役立てるために、海外にも展開。そのほか音楽芸術などにも力を入れており、幅広い年齢層の指示を得ているのもうなづけますね。

サントリーの「やってみなはれ」の精神とは

「やってみなはれ やらなわからしまへんで」創業者である鳥井信治郎氏は、これまでにない新しい分野に挑戦するたびに周囲からの反対を受け、その度にこう言っていました。

この言葉はいくつもの時代を越えて、現代においても「新しい一歩を踏み出すための礎」となっているのです。

この言葉には、創業者が定めた事柄においてその方向性に従いつつ、社員たちがまさに「戦術レベル」で挑戦していくという意味があります。

誰もやっていない新しいことに挑戦していくのはいつの時代においても困難です。

日本で初めてウイスキーの販売に踏み切ったのもサントリーでした。

挑戦の姿勢をいつまでも忘れず努力していくことで、サントリーは真のグローバルカンパニーとしてこれからも羽ばたいていくことができるでしょう。

サントリーの労働環境

サントリーの平均勤続年数は14年程度ということで、かなり安定していて長く働いているというイメージがあります。

現在の飲食業界においては、1位がコカ・コーラで2位がサントリー。そして3位はアサヒ飲料となっているんですね。

サントリーの平均年収としては、年代によっても差は出てきますが、30代後半で1000万円近い額になると言われています。

さらに2005年から飲料業界は右肩上がりになっていて、これからもサントリーは今以上に大きな企業に成長していくと考えられるでしょう。

2016年には「勤めたい企業は」第一位に選ばれるなど、就職先として人気が高いこともうなづけます。

サントリーの過去の採用試験。どんな出題がされる?

ここからサントリーの過去の採用試験についてご紹介していきます。

採用試験で行われるテストの種類や面接の段階などを知り、サントリーでの試験の大まかな流れをつかんでおきましょう。(最新情報は、サントリーの採用情報でご確認ください。)

エントリーシート

エントリーシートは、自分でダウンロードしてプリントアウトして使います(手書きと印刷どちらでも可能)。

エントリーシートに書き込む内容である、

  • 「サントリーで具体的にやってみたい仕事とその理由を書いてください。」(450文字)
  • 「今までの人生における挑戦または創造の経験について」(A4用紙1枚の自由記述)

の2点は、ベースとして毎年聞かれている内容だと言えます。

サントリーでのエントリーシートは基本的に内容がそこまで変わらないものになっているので対策がしやすいと言えるでしょう。

ここで必ず、サントリーへの志望を決めた動機についてと自分をアピールするための自己PR文章をしっかりと組み込むようにしてください。

エントリーシートの特徴とも言える「絵」も最大限に利用することで、ビジュアルを表現できたらなお良いですね。

絵は使う必要があるわけではないのですが「相手が見やすくきれいにまとめられた文章を意識して書く」ことが大切です。

最後に、内容に矛盾している点がないかなど、しっかりと読み返してチェックしておきましょう。

Webテスト

エントリーシートに通過することができたら、次はWebテストを受けることになります。

二次面接を受けるときには、計算テスト(5分間)や小論文を書く(30分)が実施されることもあります。

また、サントリーのWebテストは、予約と同時に性格テストを受けることになります。

内容は英語・言語・計数(全部で45分間)です。計数では図表の読み取り、言語では長文をもちいて論理的な正否をしていきます(英語の場合、質問は言語の英語版)。

電卓が使えない場合や文章問題が長い場合もあるので、余裕をもってテストにのぞむようにしましょう。

サントリーの面接について

サントリーの面接は、一次面接・二次面接・三次面接・最終面接と4段階の面接をこなしていく必要があります。

サントリーでの面接は一次から最終面接まで一貫して和やかな雰囲気があるので、そこはとてもありがたいところですね。

それぞれの面接での質問内容などをあらかじめ把握しておくと、緊張をせず余裕を持って面接に挑めるでしょう。

一次面接

まず一次面接は、30代の人事担当の人が1人付いてくれます。

一次面接は10分程度の短い時間で終わるので、その時間内で自分自身をどのようにアピールすることができるか?という面が大事になってくるでしょう。

一次面接では、以下のような質問がされます。

  • サントリーでやっていきたいこと
  • これまでに頑張ってきたこと・工夫したことや学べたことについて
  • 興味がある職種について・その職種でやりたいと考えていること

基本的にエントリーシートに記入したことについて掘り下げて聞かれることになるので、自分の中で意見をまとめておきましょう。

二次面接

続いて二次面接では、中堅クラスの社員が1人対応してくれることになります。

面接にかかる時間は一次面接に比べて少し長めになり、人物についてさらにしっかり把握するための面接になるでしょう。

質問内容は一次面接とそれほど変わりません。しかし、この二次面接で採用人数がかなり絞られてくるのです。

二次面接に通過するには、楽しくて明快な自分をしっかりとPRすることがポイントになってくるでしょう。

二次面接では、次のような質問が来やすいので、答え方はしっかりと事前に準備しておくようにしましょう。

  • 自己PRと、これまでにどんなことを頑張ってきたのか
  • サントリーに入社してからやりたいと考えていること
  • 他社の選考状況はどうなっているか

三次面接

続いて三次面接では、人事課長が1人で対応してくれることになります。

三次面接の質問内容は二次面接と似ているものになるのですが、ここではさらに具体的な話を聞かれることになります。

まさに、ここで頑張っておくかどうかで、採用にダイレクトに響いてくると言えるでしょう。

三次面接はこのような質問が来やすいようです。

  • これまでで一番力をいれてやってきたこと・頑張ったこと・自己PR
  • サントリーで歩んでいきたいキャリアについて
  • ウィスキーを販売するためにできること

すべての面接を通してシンプルな質問内容になっているため、なるべく目立つために人とはちょっと違ったエピソードを語ったり、これからサントリーで働きたいという熱意がしっかり伝わるような話し方をする必要がありそうですね。

最終面接

いよいよ最終面接では、幹部クラスと人事部長が4人で対応してくれることになります。

最終面接ということでこれまでよりも緊張してしまいがちですが、サントリーに入りたい!という自分の熱意をちゃんと伝えられるかが大きなポイントになるでしょう。

最終面接では、このようなの質問をされる傾向があります。

  • サントリーの志望動機について
  • これまで頑張ってきたこと・大学で行ってきた研究内容について
  • これまで本気で取り組んできたこと(勉強以外)
  • サントリーで歩んでいきたいキャリアとは

回答の内容からからサントリーに合った人材かどうかを見極めることになるので、自己PR、サントリーへの熱意は、意識して伝えることが大切です。

サントリーが求める人材を把握しておこう

サントリーに採用されるために、サントリーが求めている人材がどのようなものかを知っておくことはとても大事なことでしょう。

サントリーで社員の人々と協力して仕事を行っていく上でも誠実さは欠かすことがでないように、まず、人材採用において何よりも大切だとされているのは「誠実さがあるかどうか」です。

まず面接では誠実さのアピールが焦点となることを覚えておきたいですね。

さらに、サントリーでは、好奇心を持って仕事を行うことが、新しい視点や興味深くて面白い提案などが発信できることに繋がっていくので、ただ誰かからの指示を待っているのではなく「課題を自分から探求していける」かどうかも大事なポイントになります。

サントリーに採用されるためにできること

サントリーでは筆記試験よりも面接の方が重視される傾向にあります。そしてサントリーで求められている人材は、誠実さがあり課題を自分から探求していける人でしたね。

面接で自分の意見をしっかり伝えることができるように、「自分をPRする力」を日頃から養うように努力しましょう。

自分の気持ちやこれまでの体験を筋道立てて説明することができるようになれば、サントリーへの転職の成功率も上がっていきますね。

サントリーは飲料業界において2位の実力を誇る、誰もが知っている企業です。

サントリーが求める人材に少しでも近づけられるように日頃から努力しておくことで、それが面接の時にも自然に出るようになるでしょう。

さらに面接の前段階のエントリーシートやWebテストもしっかり把握しておくことで対策できるようにしておくと安心ですね。

サントリーへの就職に興味のある学生さんはぜひインターンにも参加しましょう。
サントリーのインターンシップの特徴・選考フロー

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