働きすぎとされる労働時間と危険なサインとして身体にあらわれる症状

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現在、働きすぎと分かってはいるけど、そのサイクルから抜け出せず日々の習慣から忙しい日々を送っていませんか?働きすぎないことは、怠けていることではありません。働きすぎて疲れ果て、その慢性化から病気にも繋がる現状があります。

危機感を抱きながらも、抜け出せずにどうして良いか分からないあなたに、少しでも今の現状を変えて自分らしい働き方へシフトする方法をお伝えします。

「働きすぎ」の定義とは

働きすぎると言われる日本人ですが、では働きすぎるとはどの程度からを言うのでしょうか。

この解釈には様々あるようですが、私が思うに、過労死ラインである「一か月あたり時間外労働時間が80時間以上」が働きすぎと言われる時間ではないかと思います。

これは一か月のうち20日出勤すると想定したうえでの計算で、1日に換算すると80時間÷20日=4時間/日。

つまり、一日の労働時間を8時間とすると、それにプラス4時間である12時間働くことが、働きすぎと言える基準であると考えられます。

しかし、残業するのが当たり前で、目の前のことをこなすことに精一杯の状況が年中通して続いている状況であっても、それを働きすぎとは思わない人もいます。

ポジションや役職によって変動しますが、どんな立場の人であっても働きすぎは過労に繋がっています。

働きすぎの状態が身体に及ぼす影響

もちろん、働きすぎることで仕事にも影響はでます。

  • 集中力低下でミスの増加
  • モチベーションの低下
  • 人間関係がスムーズにいかない
  • 効率が下がる
  • 以前は出来ていたことが出来ない

などなど。これらは働きすぎたことによって身体に影響があらわれ、通常の状態から異常が発生していることのれっきとしたあらわれです。

最近少し働きすぎたから…なんて甘く見積もっていると、身体と心はどんどん蝕まれていき、悪循環がとまらないかもしれません。

うつ病などの精神疾患

働き過ぎの時間や日々が続くと、気持ちが滅入ってきます。一日の内の大半を自宅以外で過ごすことになるのです。

しかもそれが仕事となると、心の休まることがありません。常に緊張し続けている状態になってしまいます。

緊張状態が続くということは、過度のストレスを感じることであり、その結果、自律神経が乱れてしまいます。

自律神経が乱れてしまうと、頑張ろうという気持ちがいきなり持てなくなってしまったり、逆にいきなり今以上に頑張ろうと張り切ってしまったりします。

感情のコントロールも難しくなってしまいます。こんな状態になると、うつ病の始まりといえるでしょう。

疲れが蓄積して感覚が麻痺してしまうことも

働きすぎると、体も心も休息できる時間をゆっくり取ることも出来ませんので、当然体は疲れを感じてしまいます。

疲れを感じてもしっかり休めずまた働く、この繰り返しで疲労がどんどん蓄積されてしまうのです。

しかし、この疲れを感じている間は、決して良く無い状況ではありますが、これよりもさらいひどい状態になる場合もあります。

それは、疲れているのか疲れていないのか、自分で判断出来なくなる、という状態です。

明らかに身体面では疲労を感じているはずなのに、それ以上に「仕事をしなければ」といった思いが強かったりすると、自分は疲れていないと感じてしまうのです。

また、 働きすぎによりうつ症状が出始めていたとしたら、疲れているとか疲れていないとか、もうどうでもいい、と言うように感じてしまい、惰性のように仕事に取り組み続けてしまう可能性もあります。

疲れているはずなのに眠れない、不眠

働きすぎて体は疲れているはずなのに、夜になると眠れない、という症状が出る場合もあります。

仕事をしている間の心身の緊張している状態が夜になっても続いてしまい、神経が高ぶって眠れなくなってしまうのです。

夜に眠れないということは、一日の疲れも取ることが出来ません。疲れを取れないまま次の日の仕事、そして次の日も夜は眠れないという悪循環を繰り返してしまうのです。

疲れやストレスにより起こ頭痛

頭痛は、風邪をひいたときや熱がある時などに起こりやすい症状です。朝から頭痛が発生する場合が多いのですが、働きすぎることで起こる頭痛は、疲れやストレスが原因で怒ることが多いので、昼過ぎから夕方にかけて発生しやすくなります。

また、不思議なもので、仕事から解放されてリラックスしているときに発生する頭痛もあります。せっかく仕事から解放されているのに頭痛に悩まされるのは、明らかに働きすぎによるストレスが原因の頭痛と言えるでしょう。

休日に起こる頭痛は「片頭痛」と呼ばれるもので、収縮している脳の血管が急に拡張し、その結果、血管の周囲の神経を刺激することが原因で生じるものです。

普段ストレスを抱えて仕事をしている間は、緊張して血管が収縮している状態なのに対し、休日はそのストレスから解放されるため、一気に血管が拡張され、頭痛が起きるのです。

休日に起こる、ストレスから解放されることによる頭痛の根本的な原因は、働きすぎによるストレスが原因といえるかもしれません。

女性は注意したい生理不順

働きすぎで生理不順になる場合が多くあります。

生理不順の根本原因は女性ホルモンのバランスの異常ということになりますが、このバランスが乱れる原因はストレスと言われています。

働きすぎることでストレスを感じるとホルモンバランスが乱れ、生理不順になったり生理が止まってしまう可能性もあります。

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仕事のストレスによって起こる症状

働きすぎだと気づいたときの対処法と改善策

具体的な対処法を解決策を見ていきましょう。

専門機関や周りに相談する

同じ仕事で労働時間を解消するなら、人を雇ってもらったり、外部発注したり、社内のシステムを変えたり導入する方向や改善に向けて、上司や管理する人に相談することが大切です。

現状が変わらない場合は、労働条件の問題も含めて、専門機関に相談することで解決する場合もあります。

現状の仕事サイクルから抜け出す

今現在の仕事量を減らすことで、仕事の負担が軽減します。また、いつもとは違う仕事のやり方や流れを変え、時間配分を変えてみましょう。同じ時間であっても、やり方によっては気持ちに変化が現れます。コツは、小さく変えることです。

休暇・休養する

週に決められた休みがある場合は、自分のやりたいことや好きなことに時間を使い、疲れている場合は電源offにして仕事を入れないことで、身体が休まり回復へ向かいます。

また、有休休暇や長期休暇をもらったり、休職という形で現在の仕事から一定期間離れてみましょう。そうすることが可能な企業であれば、個人差はありますが効果は大きいのでやってみましょう。気分転換が必要です。

転職する

職場の労働条件や体制が変わりそうにない場合は、転職を視野に入れましょう。仕事をしながら職を探すことも可能です。転職して、働く時間を短縮したり、残業なしに変更したり、職種を変えることで働きすぎを解消することが可能です。

退職し療養をする

長期休暇や休職が難しい場合は、退職ということも視野に入れましょう。退職して働くことから離れることで、自然治癒力が高まります。働きすぎの場合は、退職した直後は、反動がありますが、心身の状態が良くなれば次の活動意欲も湧いてきます。

働きすぎと感じたら、自分に合った働き方を実践するチャンス

自分の身は自分で守る意識はとても大切です。何かあった時に万が一の保険をかけたり、補償制度もありますが、働けない状態になると、回復に長い時間を要します。

目の前に問題が起きているように見える時には、自分の働くスタイルを見直してみるきっかけがあります。本当はどのようなスタイルで働きたいのだろうかと改めて見直すチャンスです。

そんな時こそ、本当の自分の気持ちを大切にしましょう。自分らしく生き生き出来る場所を探してみましょう。仕事とプライベートのバランスを保つことで、働きすぎは解消されます。日々の働く習慣から一歩抜け出してみましょう。

今すぐ取り入れられるもので意識を変えれば、バランスを保ちながら仕事が出来ることに繋がっていきます。世界には驚くほどの働き方が沢山あることに気づくと楽しくなります。意識や思考を変えるだけで変わってくるので是非、実践してみてください。

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