ブラック企業での洗脳体験談。ブラック企業の特徴と現状

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ここ10年で市民権を得た言葉の1つに「ブラック企業」という言葉があります。「ブラック企業」とは皆さんがご存じのとおり、就労環境が著しく悪い会社のことを指します。

確かに、労働環境が著しくひどい会社は数多く存在しているのは事実なのですが、一方で「ブラック企業」という言葉が独り歩きしている現状もあります。

そこで今回はブラック企業の定義を明確にしたうえで、本当のブラック企業とはどのような会社なのかを改めて解説します。

どのように社員を消費していく団体なのか、実際に働いた経験がある人の話と、私の体験談をもとにその現状をお話します。

意外と知られていない?ブラック企業の定義

では、ブラック企業というのはいったいどのように定義されているのでしょうか。実はブラック企業に明確な定義というのはありません。ただ、目安として以下の3点だと厚生労働省が示しています。

  • 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
  • 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
  • このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う

もう少し詳細に説明をすると、経営者は高い利益を取りたい、同時に支出を減らしたいというのが前提にあります。これらの2つのことを達するためには、利益を増やし、支出を減らすというのが前提に立ちます。

そのため、ノルマ・目標設定を非常に高く設定しながら労働対価となる年収を押さえるということからスタートします。そして、パフォーマンスを上げるために社員を限界まで追い込みます。

追い込むための会社側のアクションとしては罵倒、肉体的苦痛、そして自身の目標を達成させるために自腹を切らせるということを行います。そのため社員は定着しません。

しかし、人が居なくなれば新たに採用すればいいと考え、多くの離職者を出しながら転職サイトなどで新たに大量募集し、それを延々と繰り返していきます。

つまり、ブラック企業とは、経営層がいい思いをするために、配下の社員たちの肉体的・健康的・経済的な面を無視し、利益だけを追求する企業の社会的な役割を放棄した団体のことを指すと言えます。

結構悲惨!?ブラック企業で働いた人の話

それでは実際にあったブラック企業で働いた方の声をご紹介したいと思います。

人材系のベンチャー企業で営業職として働いていましたが、労働時間は9時ー22時で22時以降の残業は一切禁止でしたが、その分早朝出勤することを強要されました。残業代の支払いは当然ありません。

ノルマは普通でしたが、とにかくミッションの数が異常でした。無理やり商品を増やし、しかも特定の商品でテレアポをする時間を1時間半取られる訳なので本来やらなけばならないことをする時間がなくなってしまいます。

特に資料の作成をしなければならない商材だったので、テレアポはしなければならない、大量の資料を作らなければならないので営業活動が出来るわけありません。

しかし、上司からの指示も「気合が足りねえんだよ。電話しろ」、「資料作成早くしろ、何でできねえんだよ」などといった何の役にも立たないプレッシャーだけがただ飛んできた状況でした。

休日の無償出勤は当たり前、月曜日は会議があるので会議資料の作成は週末ということでパソコンを持ち帰って作業をしていました。

その結果、ノイローゼ気味になり、挙句会社の指示で年収が30万減らされ、最終的に「向いていない」とクビを通告されました。

上記の内容は、1年にも満たない話だったのですが、私が入社した後も10人以上の社員が入社しましたが、無茶苦茶な労働体系に嫌気がさしたり、3~4か月でクビにするというのが常態化していました。

そのため、私より後に入社して残っていたのは3人ほどしかいませんでした。

この方が働いた会社のブラックなポイントは以下の通りです。

  • 残業代は未払い、しかも深夜残業が禁止であった
  • 数値目標は普通でもミッションが多すぎる
  • 指示が根性論、明確な指示がないこと
  • 社員が1年以内にほとんど辞めていった(クビも含め)

では、それぞれのポイントについて少し解説を加えていきたいと思います。

残業代は未払い、しかも深夜残業が禁止であった

冒頭にも書かせていただきましたが最近はブラック企業という言葉が市民権を得ています。厚生労働省までもが「ブラック企業」という言葉に敏感になってきています。

そのため、無理やり残業をさせるということはほとんどなくなってきています。それより、基本給を低く見積もり、残業ありきでみなし残業をつけて給料をかさ上げする様な方式をとっています。

また、基本的に深夜残業は労働基準監督署からの指導が入りますので、深夜の残業は禁止し、早朝出勤をさせるというケースが散見されます。

数値目標は普通でもミッションが多すぎる

今「パワハラ」といった言葉も一般的になってきているため、企業側も罵倒したり、暴力をふるったりというマネジメントを行うというのはかなり減ってきています。

それより、社会人として、「目標達成」は社会人としてやるべきことなどといった「正論」で管理する、場合によっては追い詰めていくケースが多いです。

指示が根性論、明確な指示がないこと

高い目標を課す、高いミッションを部下に指示させるということは明確な指示、上司との連携が必要となります。しかし、直属の上司がダメな人だと具体的な指示が出ずひたすら根性論をふりかざすような人材しかいないという状況もあります。

ブラック企業というと、ミッションが厳しいことが前提とはなりますが、上司が無能などといった仕事が回らないために結果そうなってしまっている会社というのもあります。

社員が1年以内にほとんど辞めていった(クビも含め)

ここがブラック企業かそうではないかの一番わかりやすい基準だと言えます。会社としてはあらゆる方法で本当は「ブラック企業」なのに、そう見せないよう管理している会社が増えてきました。

しかし、どんな見せかけを変えてもブラック企業は、ブラック企業です。そういう会社には人材が定着しません。裏を返せば人材が定着しない会社こそブラック企業と定義することができます。

私が辞めたブラック企業。洗脳されていた体験談

私はかつて大手老舗の置き薬の会社に入社しましたが、その企業はかなりのブラック企業でした。

私は、当時の上司であった所長のことを信頼してしまい、一種の洗脳状態に陥っており、すぐに辞めるという選択をしませんでした。

私はそのことを非常に後悔していて、ブラック企業に入社してしまった場合、できるだけ早く辞めるべきであると考えています。

その会社は給料が高い大手老舗企業で、いつも求人誌に載っており、給与例も群を抜いていました。

給料が群を抜いて良いにも関わらず、常に求人を募集していることに、一抹の不安を感じながらも面接に行ったのです。

その企業の採用試験は、約10人で集団面接でした。そこでは所長が面接を行い、その10人の中で優劣をはっきりつける形式のものでした。使えないと思う人材を出汁に、2~3人を優等生のような錯覚にさせて入社させるというやり方を取っていました。

かくゆう私も所長からいたく気に入られ、その気になってしまい、希望を胸に入社したことを覚えています。

しかし、入社してすぐに違和感を感じました。薬売りは下手をしたら会社をつぶしかねないので、講習をするという説明がありました。その期間は決まっておらず、所長の判断で営業に出てもいいと思うまで、講習は続くというものでした。

そして、講習では一人一人の自尊心を壊していく作業から始まります。

今まで生きてきた人生、ここに至るまでの経歴や職歴、それらを他人の前で、否定していきます。

そこで自分はダメな人生を送ってきたんだと植えつけられ、この薬売りをしていけば幸せになれると刷り込まれます。まさに洗脳です。

講習中、薬に関係ない、主に精神論についての問題をよく出されました。

そこで間違うと容赦ない体罰がありました。私は水やコーヒーを頭からかけられ、時には水を入れたピッチャーで頭を殴られることまでありました。

しかし、当時の私は、それがおかしいということに気がつかず、期待に応えようと頑張っていました。

同居していた親も当然異変に気付きましたが、私が「心配ない。頑張っているから。」と言うとしぶしぶ見守っていました。

親には借金があり、楽をさせてあげようという気持ちが強かった為、給与例を見ると頑張れる気になっていたというのもありました。

しかし、一か月経っても二か月経っても講習は終わらず、三か月経った頃には新人は私一人になっていました。

入社時、講習期間中も給与は保障するとの事だったが、微々たるもので、未婚で親と同居だから続けられたレベルの水準でした。

そんな時、社員は私を励ましてくれました。○○君は今までにないくらい所長に気に入られている。だとか、こんなに頑張っている人は見たことない。だとか。

私にとってそれは続けていく上でモチベーションになりました。

給与は歩合制の為、上限がないということも、何度も伝えられました。

今でこそ、冷静に分析できるますが、当時はこれしかないと植えつけられていたため、所長をまるで父のように崇め、一生ついていこうと感じていました。

洗脳が解けるきっかけ

しかしある日、急に洗脳が解けることになります。

講習の為、まだ誰も来ていない会社の扉前で待っていると、近所のおばさんに、「ここの所長はいいかげんでだらしがない。近所でも困っているのよ。」と聞かされました。

あんまに慕っていた所長が、近所からの評判は悪い。

そこから少しずつ客観的に今の状況を見れるようになりました。そして、親の言葉も耳に入るようになりました。

ここ三か月で何を得ただろうか?毎日罵倒され、暴力を受け、収入も微々たるもの。社員も輝いては見えない。みんな疲れ切って、所長にウソまでついてノルマを達成させたように言う社員までいました。

私はこの三か月を振り返り、客観的に見て、このままだと私の良い部分が壊され、戻れなくなってしまうと感じ、すぐに辞めることにしました。

私自身が行くとなにか起こりそうだったので、親のチカラを借りました。

こうして超ブラック企業とオサラバできたのできました。

言葉が一人歩き?何でもかんでもブラック企業と呼ばれている現状

とはいえ、今発生している問題として、何でもかんでも、ブラック企業といえばいいという風潮があるというのも事実です。

例えば、転職エージェントに面談にこられる求職者の方で、会社がブラックだから転職したいという転職理由を話される方もいらっしゃいます。

よくよく話を聞いてみると、残業時間が80時間~100時間程度あって、みなし残業を超えた手当が支払われていないということが理由に挙げられています。

しかし、実はこれだけではブラック企業であると言い切れない部分があります。なぜなら、このような会社は世の中には多く存在し、この論理を認めてしまうと世の中にブラック企業ばかりであるという現状も一方であります。

また、実際あなたがブラック企業だと言っている会社においても、仕事にやりがいを感じ、非常に熱心に仕事をし、成果を出している方もいます。

働くというのはそもそも大変なことです。現状ブラック企業の定義が曖昧で、グレイゾーンが多い現状である以上、それに負けない気力をもって、自身の意思を持って働かなければならないという「精神面」が重要になるのです。

働くというのはお客様に良い価値を提供しなければならないと同時に、会社から求められるミッションを果たすことも仕事で求められる責務です。そのため働くということは非常に大変なことです。

勿論体調を崩したり、精神的な疾患にかかるまで働く必要はありません。そしてそんな会社で長く働く必要もありません。しかし、会社のことを「ブラック」と言う前に、自分が今の会社で活躍できるよう努力するほうが重要です。

そして活躍し、高いパフォーマンスを出せば、発言権を得られ、早く帰るなど自身の意思にそった働き方ができます。

努力した結果、今の会社だと成果が出せない、成果は出せたが自分の目指す働き方ができないという場合は転職という選択肢もあります。

大事なのは労働環境に引っ張られない「仕事重視」の考え方をし、能力を高めていくことです。

そして、その能力をもって「働き方、働く場所は自分で選ぶ」という「強者」になることを目指すべきなのです。

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