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円満に退職するために。辞めますのスムーズな切り出し方のポイント
辞める決心をしていても、いざ言えば退職理由や転職先について色々詮索される可能性があるので、なかなか躊躇してしまいますよね。
ですが退職交渉で失敗しないためにも、できる限り穏便に済ませたいところ。この記事で紹介するポイントを踏まえて切り出し方を考えれば、意外にもスムーズに事は運びます。
スムーズに退職交渉をし、次のキャリアへ影響を出さないようにしていきましょう。
伝える相手とそのタイミング
部下の退職というのは上司にとっては自分の評価に繋がりかねない内容です。とてもデリケートな話題であることを理解して下記のポイントに気を付けましょう。
まずは直属の上司に
退職を決めた時点で、まずは直属の上司へ話しましょう。
同僚や後輩、先輩へ先に話してしまい社内に噂として流れてしまった場合、上司にとってあまり心象よく映りません。また、自分から切り出しにくくなります。
仮に直属の上司が人事権を持っておらず、そのさらに上の役職者が人事権を持っていた場合、その直属の上司を飛ばして直接退職交渉を切り出せるかは会社の雰囲気次第です。
もしも判断が付かない場合は二度手間になり面倒だと感じるかもしれませんが、直属の上司を通して伝えましょう。退職まではあなたの上司である以上、印象が落ちてしまう事態は極力避けましょう。
交渉相手以外に聞かれない場所で
退職交渉というのは交渉相手以外の耳には入らないように行うのがマナーです。
「相談したいことがあるのでお時間よろしいでしょうか」という切り出し方で会議室などに呼び出すようにしましょう。また、内容によっては時間のかかる場合もありますので、できれば上司に時間的余裕がないときは避けましょう。
この時ですが呼び出す際の言葉にも気を付けましょう。
「大事な話」「今後についての相談」といったような退職をほのめかす文言だと、上司も身構えてしまいます。いざ二人きりになった時に退職について切り出しにくい雰囲気を作られてしまう可能性がありますので、できる限り避けるようにしましょう。
また、その内容が他の同僚に聞かれた場合、社内でよからぬ噂を流される可能性も出てきます。とてもデリケートな内容になりますので、退職交渉は何気ない言葉遣いにも気を付けていきましょう。
退職予定日の1ヶ月前~3ヶ月前に
法律上、退職予定日の2週間前に退職意思を伝えれば退職できるということになっています。
ですが実際にそのタイミングで切り出してしまうと業務の引継ぎなどに支障が出てしまい、印象が悪くなるどころか退職交渉が拗れてしまう可能性があります。
退職予定日が遅れると、転職先からの印象が悪くなるどころか最悪、内定が取り消される場合もあります。
退職交渉や引継ぎ、有給消化など行う場合、多く見積もって1ヶ月~3ヶ月前には退職を切り出すようにしましょう。
また、シフト制の仕事であれば現在決まっているシフトを消化するタイミングで有給消化開始か退職できるようにすると、同僚からの反感も買わないですむでしょう。
伝える際の注意点
うまく呼び出してタイミングもばっちりでも、伝え方を間違えてしまえば今後に影響する可能性が出てきます。退職について切り出す方法について、下記のポイントを押さえていきましょう。
退職理由は一身上の都合にする
退職を切り出せば無論、その理由を聞かれることでしょう。ですが法律上、退職理由を言う義務はありません。会社に対する不満などがあったとしても自分都合で退職するということを伝えましょう。
もしもここで、会社に対する不平不満を伝えてしまうと「改善するから思い直して欲しい」といったように、相手に交渉材料を与えかねません。また、ここで上司への不満をぶちまけてしまっても退職交渉が拗れる原因になります。
あくまでも退職理由は自己都合でいきましょう。
直属の上司に退職願を提出する形が一般的です。退職願の出し方とマナーもチェックしてみてください。
強い気持ちを持って、でもマナーは大事に
退職を切り出すと同時に、意思を強く固めることも大事です。だからといって一方的に「誰がなんと言おうと絶対辞めます」など、取り付く島もない言い方をしては、上司の心象も悪くなります。
「いつまでに退職しようと考えています」といった言い方で、退職交渉は相談する形で言うのがベストです。
また同業他社に転職する場合、具体的な会社名を言うのは避けましょう。場合によっては転職先へあなたの悪い噂を流され、今後のキャリアに影響が出る可能性があります。
引き留められた、そんな時の対処法
よほどの理由がない限り、上司は待遇改善や部署の移動などの条件で退職を引き留めるための交渉を持ちかけてきます。
「会社に頼られているんだ」と思って一瞬揺らぎそうになる気持ちも分かりますが、転職先が決まっているのであれば退職を先延ばしにしている暇はないはずです。御礼は伝えつつ、辞める意思に変わりはないときっぱり断りましょう。
もしもここで条件を飲んでしまっても、退職を切り出したという事実は残ってしまいます。日頃の業務中は問題なくても、人事考課などに影響が出ないとは言い切れません。必ず強い意思を持って、退職交渉を切り出しましょう。
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退職を伝えた後にやること
退職を切り出せたからと言ってそれで終わりではありません。退職の手続きや業務の引継ぎ、同僚への挨拶などやることはあるため、退職日から逆算して行動に移せるようにしていきましょう。
退職届の作成
手書きかデジタルか決まりはないですが、会社によっては決まったフォーマットが用意されている場合がありますので前もって調べておきましょう。
フォーマットがない場合は白地の用紙に縦書きで「退職理由・退職日・退職届を記入した日付・署名・捺印」を記入したものを作成し、必ず直接手渡しをしましょう。
また、この段階で退職についてうやむやにされることはそうそうないですが、念のため退職届のコピーをとっておくことをおすすめします。
退職届の書き方、提出のタイミングについては退職届の基本知識も参考にしてみてください。
同僚、後輩、先輩へ切り出し方
上記でも書きましたが、どんなに親しくとも上司への退職交渉前に同僚や先輩へ退職の意思を打ち明けるのはマナー違反です。
また、上司へは話していない退職理由を話してしまうと、それが巡り巡って上司の耳に入り、退職を考え直すよう交渉を持ちかけられる可能性が出てきます。どんなに親しくとも相手は辞める職場の人間、話すぎには気を付けましょう。
業務の引継ぎ
退職日から逆算してスケジュールを組み、自分の後任が困らないようにしておきましょう。その際、自分だけが担当していた業務を明文化し、マニュアルを作成するのも効果的な手段です。「立つ鳥跡を濁さず」でしっかりと引継ぎを行いましょう。
また、お世話になった取引先への挨拶も、できれば後任者と一緒に直接うかがえるといいですが、時間的に叶わない場合はメールだけでも送っておくといいでしょう。
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退職の切り出し方のポイントについてここまでご紹介しましたが、いかがでしたか?
筆者は1回目の退職時はうまく切り出せず、引き留め交渉が何度も行われとても精神を擦り減らしたことを今でも覚えています。みなさんにはそんな思いをして欲しくないため、上記のポイントを押さえ、うまく退職交渉を行っていってくださいね。
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