利用する転職エージェントを決定する上で、短時間で自分に適性のあるものを見つけていかなければなりません。

そのために参考にする情報がインターネット上における評判になります。情報の精度には若干問題がある場合が少なくありませんが、その中でも多数にわたって述べられている内容であればあるほど信憑性は増すことになります。

なぜなら、インターネット上では間違った情報は自然と淘汰されていく傾向にあるためです。ある程度は、自然淘汰の力が働くためでもあります。

今回は、株式会社JACリクルートメントに焦点をあてて、よい評判と悪い評判からどのような転職エージェントなのかをまとめました。

株式会社JACリクルートメントの基本情報

それでは、まず株式会社JACリクルートメントについて、どのような企業であるのかを確認していきましょう。

この転職エージェントは、エクゼクティブや管理職、スペシャリストといった比較的高い年収の求人案件やハイキャリア求人案件を専門に扱っている特化型の転職エージェントです。

利用者の約7割程度が35歳以上であると謳われていることから、ミドル層からの転職希望者をメインターゲットに据えているものと思われます。

主に扱っている求人の年収は、最低でも700万程度からであり1000万円を超える案件も多数見受けられます。

では、これらの特徴を備えたJACリクルートメントがどのような評判を受けているのかを見ていきましょう。

株式会社JACリクートメントのよい評判とは

それでは、まずはじめに株式会社JACリクートメントのよい評判について確認していきましょう。

リクルートやdodaなどの大手に並ぶ規模を誇っており、かつハイキャリアの求人案件を専門に扱っているために、この点に関連したよいコメントが多くあります。

• 担当者のサポート体制が極めてよい
• 面接や職務経歴書の対策もすばらしい
• エージェントの質が高い
• 大抵の案件をカバーできる
• 土日でも対応してくれる
• すぐに転職をしたい人にはおすすめ

それでは、各コメントについて確認していきましょう。

担当者のサポート体制が極めてよい

最初に紹介するコメントは、担当者のサポート体制が極めてよいというものです。これは、転職エージェントのサービスの根幹部分が極めて優れているということを意味しています。

転職エージェントが転職希望者に行う仕事は多岐にわたります。求人案件を紹介することや、各種指導と日程調整などを担当することが主な仕事になります。

コメント内でも述べられてはいますが、JACリクートメントは基本的に対応に方針をきちんと設けておりこれに沿った対応を、徹底的に順守しているのです。

公式サイト内でも提示されていますが、その内容は以下のような点になっています。

• 24時間以内のお問い合わせ対応
• 初回面談当日までに求人の有無を知らせる
• 選考の結果を24時間以内に通知
• 求人の情報を随時連絡
• 退職手続きなどの必要な項目のサポート

こうした転職エージェントとしては当たり前に近いレベルのサービス内容ではありますが、コメント内ではこれが徹底されていることが素晴らしいという旨が記載されています。

なぜなら、数ある転職エージェントの中でもこうした点が徹底されていることは極めて珍しいためです。個人であるエージェント単位の活動になってしまうために、どうしてもそのあたりの徹底はエージェントの裁量に任されているためです。

そのため、こうした基本的事項がきちんとできているJACリクルートメントは高い評価を受けているのです。

面接や職務経歴書の対策もすばらしい

次に紹介するコメントは、面接や職務経歴書の対策もすばらしいというものです。これは、ハイキャリア求人を専門に扱っている転職エージェントの中では珍しいよい特徴でもあります。

多くの転職エージェントがありますが、中小企業の転職エージェントでも高い年収条件の求人案件を扱っているところはあります。

しかし、このようなところでは面接や職務経歴書の指導は形だけで形骸化していることが多いのです。なぜでしょうか。

それは、多くのハイキャリアの求人を狙っている転職希望者は基本的にレベルが高いため、上記のような指導は必要ないと考えている転職エージェントもいるためです。

この点は一定程度正しいことも確かです。優秀な人材しか応募したり、そもそも転職エージェントに登録することができないために、こうした難関を突破出来る人はそうしたことは自分でできると考えているという点もあります。

しかし、実際には例え優秀であっても専門家である転職エージェントからの情報を欲しいと考えている応募者は大勢います。自分で考えて作成した後も、盤石を狙う関係でプロの意見を取り入れたいと考えている人は多いのです。

このような要望に応える形で、JACリクートメントではさまざまな方面からの知識や経験を応募者に教える形で、１人１人に対して手厚い指導に取り組んでいることが読み取れます。

こうしたきちんとした指導を受けることができた応募者は、高い年収の求人案件でも次次の内定を決めていくことができているようです。

エージェントの質が高い

次に紹介するコメントは、エージェントの質が高いというものです。これは、JACリクルートメントに所属するエージェント自体の質が高いと言うことを表しています。

エージェントの質それ自体は、転職エージェントによって大きく変わります。大手なのか中小なのか、特化型なのか総合的に扱う転職エージェントなのか、といったさまざまな要素で所属しているエージェントの質は全く異なるものになります。

JACリクートメントは、この点から考慮すると大手のハイキャリアの求人案件を専門に扱う転職エージェントになります。そして、当然ですが利用者もまたキャリアレベルの高い人が集まってきます。

このため、サービス提供として質の高いエージェントが求められる傾向にあります。そのために、社内教育や業界知識の共有といった点を通じて質を高める各種工夫に取り組んでいます。

エージェントが転職希望者に提案する時でも、転職希望者の経験してきた職務経歴をなるべく活用したキャリア形成を提案するために、その他の転職エージェントと比べて満足度合いが突出して高いこともまた大きな特徴です。

エージェントの取り組みの姿勢が違うことが感じられるという旨のコメントが残されています。知識や経験だけでなく応募者に対する接し方の面まできちんと教育をされた上でエージェントとしての職務に臨んでいるのだと思われます。

大抵の案件をカバーできる

次に紹介するコメントは、大抵の案件をカバーできるというコメントです。これは、JACリクルートメントが大手の転職エージェントであるからこそできる点でもあります。

中小企業の転職エージェントの場合には、多くの場合特化型のエージェントになります。保有している求人案件自体が少ないために、何かコンセプトを打ち出さないと生き残れないためです。

ハイキャリアを専門に扱っている場合でも例外ではありません。その分野や業種に特化しているからこそ結果として信用を得ることができ、能力の高い人を募集する求人案件を扱うことができるようになるとも言えます。

この点で、JACリクートメントは求人案件が大手並みの数を保有しており、特定業界に偏った内容ではないので、大抵の案件をカバーできるということがコメント内で述べられているようです。

ただし、カバーできるといってもハイキャリア専門の案件であることは確かです。そのため、正確には大抵のハイキャリアの案件をカバーできている、という表現が適切であると思われます。

土日でも対応してくれる

次に紹介するコメントは、土日でも対応してくれるというものです。これは、転職エージェントとしてのサービスが充実しているということを表しているとも言えます。

転職エージェントの中には、面談の時間が昼間から夕方までの時間帯しか設定していない場合があります。多少遅くても、夜の7時からスタートという程度のものしか設定されていないことがほとんどです。

転職希望者の多くは、生活とキャリアを維持する観点から勤務を続けながら秘密裏に転職活動に取り組む事が多いです。そのために、転職活動上で必要な面談などは基本的に仕事が終わってからか、休みの日に受けることになります。

とはいえ、そのような日はエージェント自身も勤務していないことが多く、また例え勤務していたとしてもその数は少数になるために、予約を取ることは極めて難しくなります。

3週間から4週間という長期間に渡って待たされる場合もザラにあります。このために、転職活動時代のスケジュールが狂ってしまうことも少なくありません。

この点で、JACリクルートメントのエージェントは夜の遅い時間帯や土日にも対応してくれることが高い評価を得るポイントになっています。

具体的な時間に対してはコメントが加えられていませんが、転職希望者の要望に沿うように行動していることは確かなので、柔軟な対応が取られていることが予想できます。

すぐに転職をしたい人にはおすすめ

次に紹介するコメントは、すぐに転職をしたい人にはおすすめできるというものです。これは、JACリクルートメントのエージェント側の取り組み方の姿勢からおすすめできるということがコメント内で述べられています。

エージェント側が丁寧な説明のもと、実現可能な転職の案を複数提案し具体的な攻略法まできちんと教授してくれるために、JACリクルートメントからの応募者は若干ですが合格率が高い傾向にあるようです。

そのため、今の環境をすぐに変えたいと考えている人にはおすすめできる転職エージェントであるようです。

コメント内では、若干応募者が引く程度に熱心に説明と紹介をしてくるために裏を返せば、上手に利用すれば転職を成功させることが容易になるのではないかと述べられています。

株式会社JACリクートメントの悪い評判とは

では、一方で株式会社JACリクートメントの悪い評判はどのような内容になっているのでしょうか。

大手の転職エージェントであることと、ハイキャリアの求人案件を主に扱っていることによる悪評が発生しているようです。

以下のような点があります。

• 紹介される求人数は多くない
• 応募すること自体が難しい
• 市場価値が低いと案件を紹介してもらえない
• 20代の転職エージェントとしては活用できない
• 対応がドライである
• 面談のアポイントを取るのが大変＜一番遅くても１９時スタート
• 登録が必要な情報が多い

では、各コメントについて確認していきましょう。

紹介される求人数は多くない

初めに紹介するコメントは、紹介される求人数は多くないという点です。これは、担当のエージェントが極めて厳しく選んで応募者に求人案件を紹介しているためと予想されます。

通常大手の転職エージェントであれば、登録した内容によっては毎日数えきれないぐらいの求人情報が送られてくることは少なくありません。1日に送られてくる求人案件を全て確認することが難しいような量の時さえあります。

もちろん、そうした求人情報の大半は転職希望者にとってあまり価値のないものであり、極端な話職歴や経験に関係なく誰でも応募できる種類の求人であることも多いです。

このような経験を積んできた転職希望者が、他の転職エージェントと比較した場合に紹介される求人数が少ないと感じることはごく自然なことではあります。

転職希望者にとって魅力的な案件だけを選出し、さらにその中から応募者にとって最適であると思われる求人情報だけを抽出していくと、数が少なくなっていくことはある意味必然であると思われます。

応募すること自体が難しい

次に紹介するコメントは、応募すること自体が難しいというものです。これは、大手や中小の違いよりはハイキャリア向けの求人を扱っている転職エージェントに発生しやすい評判であるとも言えます。

実際問題として、応募して登録すること自体が難しいことは事実です。専門性の高い求人案件が多数を占めているために、応募者自身にもそれに見合う高い専門性や特定のスキルが要求されるという面があります。

このため、登録することができまともに求人案件の紹介を受けることができる転職希望者は、全体から見ればごく一部の割合ということになります。

それだけ、難関を突破することができた転職希望者に対しては手厚くサポートして転職を成功に導くというスタンスで、JACリクートメントは活動しているものと思われます。

市場価値が低いと案件を紹介してもらえない

次に紹介するコメントは、市場価値が低いと案件を紹介してもらえないというものです。これは、自分の市場価値がJACリクルートメントの要求水準を満たしていないことによる弊害を記述したコメントであると思われます。

コメント内では、自分の市場価値の低さが露呈してしまうとエージェントから相手にしてもらえなくなってしまうので、自分の身の丈に合ったところに応募することが大切であるという趣旨で述べられています。

また、一説には今の職場で働いている時の年収が最低でも600万は稼いでいないと、利用してより上の年収域の求人案件を紹介してもらうことは難しいともいわれています。

これは、確かにある程度は理にかなった分析であると考えられます。公開された情報として掲載されている範囲でも、多くは年収700万程度からのスタートになっています。

つまり、全てではありませんがJACリクルートメントで扱っている求人情報の年収ラインの最低ラインが700万であると考えると、確かに現状で600万程度は稼いでいないと土俵に上がれない可能性が高いことは決して不自然ではありません。

このような点もあり、ある程度現状でもキャリアが充実しておりそれなりの年収額を稼いでいる人でなければ、利用しないほうがよいという面もあります。

20代の転職エージェントとしては活用できない

次に紹介するコメントは、20代の転職エージェントとしては活用できない、というものです。これは純粋に年齢だけに触れたものですが、年齢が生み出していく経験にも言及したものであると言えそうです。

20代で600万の年収を稼いでいる人は、かなり限られています。それこそ、JACリクルートメントで扱っているような求人案件に、中途採用ではなく新卒で入社しキャリアを積んでいくような状態でなければ稼ぐことは難しくなります。

また年齢的にも、20代では多くの場合経験が浅いことがほとんどです。JACリクートメントの約7割程度が35歳以上であると公式サイトで述べられていることもこれに拍車をかけています。

経験と年収の両方を充足した状態であることが求められるので、こうした意味でたとえ年収は必要十分な額を稼いでいたとしても、経験の面で登録することが難しいという可能性があります。

対応がドライである

次に紹介するコメントは、対応がドライであるという点です。これは、よく言えば的確に必要なことだけを述べてくれる反面、情を感じることがないという点でもあります。

ハイキャリアの求人案件を扱う転職エージェントでは、当たり前ですがそれだけ備えている能力やレベル、意識の高い人たちが応募してきます。

そのため、対応する時に比較的ビジネスライクになりやすいことが特徴です。ビジネスの環境で仕事をしてきた人が多いからこそ、エージェント側もそうした対応を基本とすることが多くなります。

この点で最も大切なポイントが、能力やレベルではなく意識ややる気の高さになります。

なぜなら、どれだけ能力の高い人やレベルの高い人がいてもやる気が無ければ転職を成功させることはほぼ不可能なためです。

逆にやる気さえあれば、多少能力が足りなくてもねじ込める可能性があるためです。

エージェント側もやる気を感じられない人に時間を費やしてサポートする時間も義理もない、とドライに考えているためにこの面が転職希望者に伝わりそれが評判の形で述べられているのだと思われます。

面談のアポイントを取るのが大変

次に紹介するコメントは、面談のアポイントを取るのが大変というものです。これは、よい評判の、土日も対応してくれる、とは異なる見解になりますがコメント上に見受けられたため解説します。

コメント内の内容によると、面談のアポイントメントを取るのが非常に大変で最も遅い時間にスタートする面談でも19時からが限界のようです。

多くの人が夜の時間帯を希望するために、19時からの面談は3週間待ちといった状態も珍しくないようです。

この点に関しては、エージェントごとの裁量が物を言う面もあるので、たまたま担当のエージェントが夜は担当しないという主義主張の持ち主であった可能性があります。

またはこのコメントを述べた転職希望者が、JACリクルートメントからは能力不足などの理由でそれほど優先されておらず、雑な扱いを受けているだけにすぎないという見方もできます。

いずれにせよ詳細はわかりませんが、必ずしも対応してもらえるわけではないということだけは確かなので、この点には注意を払う必要があります。

登録が必要な情報が多い

次に紹介するコメントは、登録が必要な情報が多いという点です。これは、初回の登録情報が極めて細かい内容になっていることが原因のようです。

一度登録を始めると、人によっては詳細に登録を求められるために30分から1時間程の時間を、登録だけに費やす必要があることも少なくないようです。

このため、軽い気持ちで登録だけしておこうと考えている人にはこのようなコメントが発生することもあるようです。

また悲惨な場合もあります。詳細な内容を登録したにもかかわらず、経験や能力不足、年収額不足などの理由で例え完全に登録が終わったとしても、紹介できる求人がありません、といった形で終了してしまう場合もあります。

いずれの場合でも、JACリクートメントはハイキャリア求人を専門に扱っている大手の転職エージェントであるという点を忘れないようにする必要があります。求人情報にたどり着ける人材は、全体から見ればごく少数でしかないのです。

自分のさらなる高みを目指す人におすすめです

株式会社JACリクートメントに関するよい評判と悪い評判から、どのような転職エージェントなのかをまとめましたが、基本的には転職希望者全体のほんの一部の人向けの転職エージェントだと考えることができます。

大手の転職エージェントではありますが、厳しい登録条件や高額年収の求人案件を専門に扱っていることから、必然的にキャリアが極めて充実しており、能力的にも高い水準を備えている人物に限定されるためです。

このような特徴を備えた転職エージェントであることから、自分のさらなる高みを目指す人にはおすすめできるエージェントであると言えます。エージェント側から認められた人には十分な支援を受けられることも、魅力的なポイントの1つです。

多くの人は門前払いされて終了してしまうだけなので、この点を注意した上で転職活動に取り組む事が大切です。

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