職業訓練の面接対策。ハローワーク職員に聞いた合格のコツと回答例

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失業などで現在職についていない場合、職業訓練という制度を利用することができます。

就職する上で役に立つ様々なスキルを、職業訓練校に通ってじっくりと学ぶことができるというもの。学費がほぼ全くかからないこともあり、手に職をつけたい人にとっては非常にありがたい存在です。

しかし、職業訓練校には申し込むだけでは入れません。職業訓練校の入校には筆記試験や面接が必須です。特に倍率が高い地域では、面接対策は必須といえるでしょう。

職業訓練校に無事入校するための、面接合格の秘訣をまとめました。

甘く見てはダメ!職業訓練校入校の面接

義務教育以外で学校に入学するのに試験が必要なように、職業訓練校の入学にも筆記と面接という試験が存在します。しかし、通常の高校や大学の受験と異なるのは、職業訓練校の場合は筆記試験ではなく面接が重要視されるという点です。

例えば、高校や大学など通常の学校では、最終的な学校の目標としては「よりよい大学に進学する」「よりよい会社に就職してもらう」というようなことですから、その可能性がより高くなる、できるだけ学力の高い人間を合格させます。

そのため当然、高校や大学では筆記試験が重要となります。

その一方で、職業訓練校の目標はずばり、「職業訓練を受けることで、どこでもいいので確実に就職してもらうこと」です。

職業訓練校は、国から補助金を受け取ることで成り立っています。当然、補助金とはすなわち税金ですから、無駄遣いするわけにはいきません。補助金があっても全く実績を上げられない職業訓練校は、補助金の額を減らされてしまいます。

そのため、職業訓練校は「就職できる可能性ができるだけ高い」人を入校させることに必死です。職業訓練校出身の人間の就職率が、そのまま職業訓練校の実績となり、国からの補助金の額に直結するわけです。

極端な話、いくら学力があっても、

  • 就職する意欲のない人
  • コミュニケーション能力に欠けている人
  • 他に訓練に通っている人の邪魔をするような人
  • 基本的な社会のマナーを理解していない人

は就職できる確率が限りなく低くなります。そのため、筆記試験ではあくまで基本的な知識が備わっているかどうかのみを判断し、面接で実際に本人に会って、その意欲を確かめることが重要視されるのです。

ちなみに、興味深いことに、学力もあり、就職意欲が高くても落ちる人がいます。その特徴は、ずばり「あえて職業訓練をしなくても就職できそうな人」。

就職率を重要視する職業訓練校ではありますが、あくまで必要な人に対して職業訓練を行っているので、スキルやキャリアがしっかりしている人は職業訓練の存在意義から外れてしまうのです。

職業訓練の面接の概要

職業訓練の面接は個人面接が基本で、面接官は2人のことが多くなります。

10~15分程度を目安に、志望動機や将来的にどうしていきたいか、その他職業訓練についての質問をされることになります。

基本的に筆記試験と同日の実施です。また、合格発表は決められた発表日に職業訓練校に掲示される他、郵送での通知となっています。

ハローワークの職員さんに聞いた!合格のコツ

職業訓練の相談窓口を担当する、ハローワークの職員さんによれば、職業訓練の試験に合格する秘訣の1つは「自己アピール」だそうです。

職業訓練に申し込む前には、それぞれの訓練校で見学会が開催されます。この時、積極的に参加し、あるいは質問をして訓練校の職員さんたちに、顔を覚えてもらうのが実はポイントなのだとか。

というのも、職業訓練校には、非常に倍率が高いものがあり、例え基準に達していたとしても落とさざるを得ない場合もあります。そんな時、やはり印象深い人がいると残りやすくなるのだそうです。

  • 「絶対に就職したい」
  • 「この訓練でずっと欲しかったスキルを身につけたい」
  • 「この訓練でなければ、自分の道は開けない」

そんな風に真摯に職業訓練校への入校を希望している人がいる時は、職員さんもできるだけ入校させてあげたいと思ってくれます。本番の面接はもちろんですが、見学会の段階で既にこっそりと見られているということですね。

「給付が受けられるから」「やっておいた方がお得そうだから」というような軽い気持ちで職業訓練を受ける人ではなく、本当に職業訓練を望んでいる人であるかどうかが分かれ目です。

職業訓練校に入校したいと思うならば、見学会の段階から積極的に自己の熱意をアピールし、面接に繋げていく必要があります。

職業訓練の面接でよくある質問の回答例

それでは、実際の職業訓練における面接の回答例や、ダメなパターンの特徴をご紹介します。職業訓練の面接は少し回答の方針に癖がありますので注意しましょう。模範的な回答を意識していると、実はNGだったということもよくあります。

あくまで優先すべきは「就職」であるという基本事項を頭に入れておきましょう。

志望動機はなんですか?

回答例:「次の就職先を探していく上で、今の自分自身のキャリアやスキルを見直した時、正社員としての転職が非常に厳しいものであると痛感いたしました。

そこでぜひ専門的なスキルを身につけたいと思い、調べて知ったのが職業訓練の存在です。

実は学生時代、私の夢はプログラマーになることでしたが、既に就職活動期に入っていたためになかなか勉強を進めることができずにいました。

今回、職業訓練の内容にその念願だったプログラミング技術があると知り、一も二もなく職業訓練を希望した次第です。念願だったプログラマーになれるチャンスを逃さず、今後の就職活動に繋げていきたいと思っています」

職業訓練校の面接でなんといっても大事なのは、就職意欲です。そのため、

  • スキルを身につけたかったから
  • 給付金が出るから
  • 興味があったから

というような理由では面接で合格することはできないでしょう。この志望動機は職業訓練の面接の質問でも必ず聞かれるものなので、回答をしっかりと考えておきましょう。

  • なぜこの訓練だったのか
  • なぜ他の訓練ではだめだったのか
  • この訓練を受けることで、どのようなことが可能になるのか

といったことをよく考え、面接官に納得してもらえる回答をするのが重要です。

前職の退職理由はなんですか?

回答例:「前職では~の仕事をしており、やりがいもあったのですが、残念ながら、会社の移転に伴い、勤務地が大きく変わり退職せざるを得なくなってしまいました」

暗い話題になりがちです。気になるようなら、その退職理由をもとにして「今後どうしていきたいか」という意欲や、前向きさもアピールしていきましょう。

現在の就職活動状況はどうですか?

回答例:「ハローワークの求人検索から、紹介状を頂いて1社に応募したのですが、残念ながら不採用でした。

また、もう1社気になるところがあったので、職員の方に問い合わせしていただいたのですが、やはり未経験者の応募は受け付けていないと言われてしまいました。

ハローワーク以外でも求人情報を見て探してはいるのですが、ゼロから研修を受けられる企業は少なく、応募に至っていません」

この質問では、職業訓練をすることで就職活動が本当にうまくいくのか、またきちんと就職する気があるかどうかといったことを確認しています。

「スキルが身についていないので、希望の職に就くことができない」ということを積極的にアピールすべきです。

また、「実際に面接して落ちた」というような実際の求職活動実績があれば、積極的に話して行きましょう。

ただ仕事を探しているというよりも、「実際に応募して、しかし採用に至らない」というような事実があった方が、職業訓練の必要性に説得力を持たせることができます。

職業訓練をした結果、どうしていきたいですか?

回答例:「プログラマーとして就職し、アプリ開発に携わっていきたいです。また、他のプログラマーの方の仕事を実際に現場で見ることでさらに理解を深め、他の言語などにも挑戦していけたらなと思っています」

自分の将来に明確なビジョンを描いていることが重要です。具体性を持って話しましょう。また、職業訓練の内容に関係性があるかどうかもポイントです。

職業訓練中に就職活動はどうしますか?

回答例:「職業訓練をおろそかにするつもりはありませんが、もしかすると未経験可の求人や、研修有りの求人もあるかもしれないので、求人情報も積極的に見て探していきたいと思っています」

ここでNGとなるのは、ずばり「訓練に集中するので、就職活動はしません」というような答えです。

職業訓練校は就職を目的としているので、就職先が決まるのは訓練の途中であっても大歓迎です。スキルを磨きつつも、積極的に就職活動をこなそうという人たちを職業訓練校は選びます。

毎日通うことができますか?

回答例:「はい。私は実家暮らしですが、家族の理解も得ています。また、家からこの訓練校までは少し距離はありますが、電車1本でこちらに通学できるので、苦になりません」

職業訓練校では、残念ながら途中で来なくなってしまう人がいます。また、職業訓練の期間によっては、途中で子育てや介護などでやむを得ず来れなくなってしまう人もいます。

実際、怪我や病気の時、周囲の助けがある人もいれば、ない人もいますから、そのような時でも最後まで通えるかを面接官は確認しているのです。

他の人とコミュニケーションを取れますか?

回答例:「はい。接客のアルバイト経験もあるので、様々な人とのやりとりは得意な方だと思います。また、他の人とスキルを磨いていくことで、より理解を深めていけたらと思っています」

職業訓練校は実績を出さないと話になりませんから、他の人の邪魔をするような人は採用しません。

職業訓練校にはさまざまな人間がやってきますが、どんな人間ともそれなりにやっていくことができるかどうか、面接官は観察しています。

自己PRをしてください。

回答例:「昔からプログラマーに憧れていたのですが、IT技術が次々進化していく中でプログラミング技術は独学で習得するには難しく、このままではいけないと強く思っていました。

また、社会人としてスクールに通うにも学費や時間の問題でなかなか実行に移すことができませんでした。しかし、職業訓練というまたとないチャンスを得ることが出来、とても感動しています。

ぜひ職業訓練でスキルを身につけ、プログラマーとして活躍していきたいです」

自由なアピールの場ですから、「どうしてもこの職業訓練を受けたい」「スキルを身につけて就職したい」という気持ちを全面に押し出していきましょう。

何か質問したいことはありますか?

回答例:「実際に職業訓練を受ける前に、基礎知識として身につけておいた方がよいことはありますか?」

この時、「特にありません」はNGです。質問するということはそれだけ興味があることであり、就職意欲の高さをアピールするチャンスです。

あらかじめこの質問がきてもいいように、いくつか聞きたいことを考えておきましょう。

面接当日の持ち物や服装、注意点

試験当日は、

  • 受験票
  • 筆記具

など、指定された持ち物を忘れないようにしましょう。

また、大切なのが服装です。職業訓練は就職を目的に入校するものですので、面接は学校の面接ではなく、就職の面接だと思って臨むのが最適解です。

スーツかビジネスカジュアルで面接に挑みましょう。

実際の就職活動と同じように、過度なアクセサリーの着用や、派手なメイクなどは控える必要があります。また社会人的なマナーもチェックされます。基本的な面接マナーを確認しておきましょう。

競争率が高い場合も。面接対策を万全にしよう

職業訓練は就職を前提としているので、判断基準は基本的に「職業訓練を受けることで就職できる人かどうか」です。職業訓練の面接を受ける時は、就職活動だと思って臨みましょう。

職業訓練の面接では、仮に真剣な気持ちで応募していたとしても、訓練の必要性が薄い人は合格できません。あくまで「その職業訓練を受けなければ駄目なのだ」という人を優先的に受け入れますから、就職意欲をアピールすることが重要です。

また、漠然とした意識ではなく、できるだけ具体的な努力や実際の行動、結果をもとに回答することも心がけましょう。

面接を甘く見ていると落ちることもありますし、倍率が高い場合もあります。対策を万全にし、職業訓練校の職員さんに、自分がいかに職業訓練を必要としているかをアピールしていきましょう。

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