休みがなくて仕事を辞めたいと思ったときの対処法とは?

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毎日の仕事サイクルで「休みがない」と感じる時はどのような時でしょう。休憩時間や昼休みに気分転換をすることもなく、仕事の延長で過ごしていませんか?

また、それが当たり前の価値観や常識として定着している職場であれば、いつの間にか皆と同じような行動スタイルをとっていることさえあります。

自分にとっての休みを改めて考えるきっかけから、仕事で休みがなくて辞めたいと思ったときの対処法について具体的にご紹介します。

労働基準法での仕事の休みの定義

労働基準法では労働時間について、1日に8時間を超える労働、そして1週間に40時間を超える労働をさせてはいけないと決められています。

勤務中の休憩時間については、労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超えるならば1時間以上の休憩が必要であるとされています。

そして休日は毎週1日の休日、もしくは4週間を通じ4日以上の休日がないといけないという決まりになっているのです。そして一般的な年間休日数として「105日」が挙げられます。

どうして年間休日数が105日を基準にしているかといえば、1日に8時間労働をしたとして、それに労働日数260日(1年は365日でその内105日休むと労働日数は260日)をかければ2080時間の労働時間となるからです。

労働時間は1週間に40時間(40時間×52週=2080時間)までと決められていますから、労働基準法に基づくと1日8時間労働の場合の適した年間休日日数が、105日ということになります。

これらのことを踏まえて考えると1日8時間勤務なのに休憩時間が1時間に満たない人や、1日の勤務時間が長すぎる人、現在年間休日数が105日以下の人は、仕事の休みが少なく大変な激務であるといえるでしょう。

休みがないと感じるシチュエーションはどれ?

  • 雇用条件で週1休、不定期で連休あり
  • 繁忙期シーズンで休みがない
  • 人手が足りていない
  • 昼休みの休憩が取れない
  • 休日にも仕事先から連絡が入る
  • 有休休暇を取りづらい環境
  • 休みがあってないようなポジション

サラリーマンとして大企業や中小企業に就職している場合、週休二日制はほぼ入っています。残業減の傾向にある所もありますが、休みや時間外は特別な時でない限り実施しない所も増えてきました。

一方で、個人事業主は、職種によっては休みとなっていても稼働している場合があります。フリーランスやプロジェクト単位で動いている人であれば、一日に使う時間は短時間、残りの時間は好きなことややりたいことに費やしている人も増えています。

職種によっては休日の間も仕事は稼働していて、責任を持つようなポジションであれば、緊急時にすぐに行くことが出来る範囲にいなければならない仕事もあります。

自分の時間を大切に使うという視点では、仕事にさく時間も休む時間もどちらも大切です。

週休2日制を含めた労働時間制にについては週休2日制とは。労働基準法における労働時間規定も参考にしてみてください。

ヒトは休みがないとどうなってしまうのか

休憩時間を、移動や準備で1時間をすべて自分に使える状態ではない状況です。休憩は、本来気分転換に好きなことをやってもよいのです。休憩があるからこそ、仕事の効率も上がります。

休憩時間、または終業後に仕事したり雑用があったりとすると気分転換にならなず、就業中の仕事の効率が下がります。

また、身体は疲れ切っているのに休みが取れない状態が続くと、抵抗力が低下して風邪などの感染症を引き起こす要因に繋がります。

さらにそれが続くとメンタルが落ち込み、うつ病や持病の悪化といったものを発症する場合があります。

何より、仕事の効率が下がることで作業がおしてしまい、さらに休みがないという状況になる悪循環がうまれます。

モチベーションを保つには、自分で気分転換したりストレスに強くないと持続することは難しいからです。

仕事の休みがないと感じたときの対処法

休みがないと感じ疲れてしまったなら、次のような解決法を検討してみてください。

休憩時間や休日は仕事から離れる

外食や散歩でその空間を離れましょう。近くの公園でも良いし、比較的飲食が多い場所であればランチ巡りしても楽しいです。距離も離れることで、自分のために時間を使えると職場に戻った時にはやる気を取り戻せます。

ランチ後に眠気を感じたら、20分ほどの仮眠もオススメ。休日は、仕事の携帯をシャットダウンしプライベートな時間として旅行にでかけたり、仲間と思い切り遊んだり、好きなことをしてください。

コツは、一時でも別のことに夢中になる瞬間を作ることです。

雇用条件を見直し確認する

有休休暇を使える環境でない場合は、契約を確認しましょう。次に、更新がある会社の場合は、更新時に条件変更が可能なのか、休暇を取りづらい常識を改革に取り組んでくれるかどうか上司や担当者に相談してみましょう。

場所によっては、管理職からその活動を応援する場合があり、素直に話してみることがとても大切です。

残業と休日出勤をやめ、就業時間内に仕事を済ませる

就業時間内に仕事を終えられないせいで自分から残業、または休日出勤をしている場合、そのような働き方はやめましょう。これでは自分で自分の首を絞めるだけなのです。

このような人は、激務である状態を自分からつくり出しているともいえます。仕事の作業配分ができていないせいで、残業や休日出勤が多くなり、自分の時間がもてなくなっているのでしょう。

仕事の作業配分を改善する、仕事量が多い場合は上司に相談して他へ振り分けてもらうことも大切です。どうしても自分からは言い出せないならば、会社に社員の相談窓口があればそこへ相談をもちかけましょう。

残業をやめれば仕事終わりに自分の時間を作れるようになりますし、休日出勤をやめれば休みがないと嘆く状況も打破できるのです。

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転職も視野に入れる

働く環境の意識が変化する中で、異業種への転職も含めて、検討することを考えてみましょう。

同じ職種であっても同条件でもっと働きやすい職場は探せば見つかります。その環境で働いたからこそ、自分に合った条件が何なのか的確に分かるのです。

きちんとした休みが取れる、有休休暇を沢山使える、フレックス制を取り入れている場所をさがしてみましょう。

ただし、仕事が激務で休みがないからという理由で退職したいと思ったとき、そのまま辞めても後悔しないのか、メリットとデメリットを考えてみましょう。何も考えずに辞めてしまうと、転職後も同じような目にあう場合があるからです。

例えば激務で休めないからと仕事を辞めた場合のメリットは、体調や精神的な安定、時間にゆとりがあることからの生活に余裕が出るなどです。デメリットは転職活動への不安、金銭面の問題でしょう。

このように考えたときにちょっとでも後悔の気持ちがあるならば、退職や転職ではなく会社に掛け合って仕事量を減らしてもらい、休みを設けるという対処法もおすすめです。

休めないと嘆く前に休みは必要

長時間残業をして休みを取らずに仕事をすることは美徳ではありません。それも一つの価値観ですが、休みが取れなくてどうしようと悩んでいる時に、言えたら楽だけど話せないこともあるでしょう。

もし、自分の気持ちを理解してくれている人がいなければ、会社の社風や体制が変わらなければ、自ら転職も視野にいれると別の視点から見ることが出来ます。

心から休みを謳歌している人は生き生きしています!自分にもそれが出来るのです。

今働いている世界は、一見これが世の中に起こっていることのように思われがちです。しかし、違った職場環境に行くことで、休みをとることが当たり前で楽しいと思える職場に、笑顔が多い環境があることにびっくりするかも知れません。

毎日のようにある残業、激務で休みがない状況から一時も早く逃げ出しましょう。

転職のための退職はやましいことではありません。あなたが今抱えている問題を解決できる唯一の方法でもありますし、これからの未来をより良いものにする手段でもあるのです。

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