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開業医の平均年収。手取りが高い診療科ランキング
病院で働いている医師と言えば、やはり「とにかく忙しい」というイメージがありますよね。それと同時に年収もかなり高いだろうと予想することができるでしょう。
同じ医師の中でも、病院で働いている医師である勤務医と、自分で開業している開業医に分けることができます。
開業医と言うと自分で病院をまるごと経営をすることになるわけですから、かなり年収が高そうですが、実際にはどのくらいの違いがあるのでしょうか。
さらに、開業医を選ぶことのメリット・デメリットについてもご紹介していきます。
▼目次
開業医は勤務医よりも年収がはるかに高い
開業医と一言で言っても、色んな種類の病院がありますよね。しかし一般的に見ても、勤務医に比べて開業医の方が1.7倍も年収が高いと考えられているんです。
その平均年収は2887万円とも言われています。病院の経営をしていかなければいけないことも、年収が上がる大きな理由になっているでしょう。
さらに、診察をすればそれが自分の収入にも関わってきますから年収もおのずと上がると言えますね。
診療科によっても開業医の年収は大きく変わる
職種によっても開業医の年収にはかなり差が出てくるんです。どの職種の開業医が年収が高くなっているのか、ランキング形式で見てみましょう。
- 眼科…3200万円台
- 耳鼻咽喉科…3000万円台
- 整形外科…2900万円台
眼科が1位ですが、たしかに眼科はいつ行っても人が溢れかえっていて、診察に入るまでかなりの時間待たされてしまう…というイメージがあります。個人的には皮膚科なんかも多いイメージがありますね。
また、平均年収が増えるにはいろいろな要因が関係してくるようです。それぞれの要因について、1つずつ考えていきましょう。
眼科
開業医の中でも1番年収が高いのは眼科です。
ひと昔前に比べてみても、スマホやパソコンを長時間使うことが一般的になって、視力の落ちる人が増えています。子どもでも視力が落ちることが多くなってきました。
コンタクトレンズを着用する場合には、必ず医師の診断がないといけないので何ヵ月かおきに眼科に通うことななります。
さらに高額な器具を使った目の検査をしたり、高齢者の白内障の手術やレーシックなども行ったりします。
患者さんが増え、年収が高くなっているとも考えられます。
耳鼻咽喉科
2位にラインクインしたのは耳鼻咽喉科です。こちらも少し前に比べると花粉症の人が増えていることも関係しているんですよ。
花粉症は1度起きてしまうと、それからは毎年やってくる人が多いんです。花粉症の時期になるとマスクは手放せないし、とにかく辛い…という話をよく耳にします。1度花粉症になってしまうと通院することは逃れられませんからね。
喉や鼻からくる風邪を引いた時にも耳鼻咽喉科に通うことになります。
さらに、耳鼻咽喉科は小児科や内科に比べると専門的になることもあり病院の数自体が少ないんです。
むしろ、耳鼻咽喉科の開業医も医師自体も、現在かなり不足してしまっている…というのが現状です。他の職種よりも競争率が低くなるということも、高収入の理由につながっているのではないでしょうか。
整形外科
整形外科は3位です。整形外科では身体を動かして生活していくために欠かせない機関である、神経や筋肉、骨などを治療していく所です。
高齢になってくるとどうしても自由に動かせなくなってくることもあり、患者の数が減ることはありません。
さらに交通事故などをした時のリハビリとして整形外科に通うことになります。
リハビリをする時には継続して治療を受け、現状を解させるために通うことになるので、患者が途切れることはないと言えるでしょう。
そもそも開業医だからといって必ず年収が高くなるわけでもない
このように見てみると、開業医になるとかなり高額の年収が見込めるのでは…と期待してしまうかもしれませんが、一概にそういう訳でもないのです。
やはり開業医ということで、勤務医とは仕事内容に大きく違いがあるんですよ。
銀行からの借り入れは必須
まず、開業するにあたって銀行からの借り入れは避けて通ることはできないでしょう。開業するためにかかる金額には差がありますが、平均でも3000万円から6000万円ほど必要になります。
かなり高額な借り入れをすることになりますから、しっかりとした事業計画や返済計画を資料としてまとめ上げる力が必要になるでしょう。
借り入れる先をどこにするかを選ばなければいけませんし、借り入れるための課題を1つ1つ解決していかなければなりません。
どうしてもリスクが付いて回る
開業医になることで病院をまるごと担うことになるわけですから、どうしてもリスクは付いて回ることになります。
病院で働いている勤務医の家族まで全ての責任を負うことになるわけですから、もし何かあった時に対応していけるように様々な保険に加入する必要も出てくるでしょう。
開業医には全ての決定や責任を負う必要がある
開業医になるということは、病院内で起こるかもしれない全てのトラブルにおいて責任を負わないといけない…ということです。
さらに病院で使用する高額な機材の導入についても決定をしなければいけません。
これまでは全て周りがやってくれていた人事や会計なども、全てを自分の責任で回していかなくてはいけなくなるのです。
開業医になることで生じるメリットとデメリット
それでは、病院で雇われている医師ではなく、開業医になることでのメリットとデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
メリット
まずは開業医になることによって発生するメリットを挙げていきます。
- 時間がある程度自由に使えるようになる
- 自分がやりたかった診察スタイルを実現できる
- 年収がかなり増える
- 医療にプラスして経営にもやりがいを感じられる
やはり、自分が開業することで時間や診察スタイルに自由がきくようになるのは大きいですよね。
そして何より、年収が雇われている医師に対して格段に上がるというメリットがあるでしょう。
さらに経営が成功すれば、かなりのやりがいを実感することができるようになります。
デメリット
では今度は反対に、開業医になることによって生じてしまうデメリットについても見てみましょう。
- 責任が増える
- 従業員同士のトラブルにも対応しなければならない
- 高額な機材の導入や経営方針などを最終的に決めなければいけない
- 必ず経営が成功するわけではない(借金地獄になることも…)
やはり病院全体をまとめて、経営していく立場になるわけですから責任は重くのし掛かってくることになりますよね。
診察に必要となる高額な機材を購入したりする最終決定もしなければいけませんし、他の細々としたトラブルにも随時対応していかなければならなくなるでしょう。
開業医になるまでには本当に多くの金額が必要となりますが、だからといって必ず成功できるという保証はどこにもないんです。
開業医になるのが向いている性格であるかを分析してみよう
これから近い将来開業医になろうかと考えている人は、自分がそれに向いているのかを自己チェックしておくといいでしょう。
- 人付き合いはある程度やっていけているか(人脈を広げられるか)
- 日頃から自分で目標をかかげたらそれに向かって努力し、達成できているか
- 担わないといけない責任を恐れることなく全うできるか
- 新しい医学を学んでいくことに常に意欲があるか
- 失敗してもプラス思考を保っていられるか
- 人からの意見も受け入れられる、心の余裕を持っているか
いかがでしたか。開業するにあたって柔軟なものの考え方ができるかどうかは大きく関係してきますし、人付き合いも欠かすことはできません。
責任感や勉強をする意欲も高くなければならないということで、どれだけモチベーションを保っていられるかということも重要なのです。
これらの項目にどれだけ当てはまっているかで、自分が実際に開業してからもやっていけるのか…と冷静に分析しておくことをオススメします。
しっかりと自分のイメージの中で、これらの情景を思い描いてみてくださいね。
開業医には大きな責任が伴うことを覚えておこう
とにかく年収が高いイメージがある開業医の仕事。開業医の中でも色んな職種があり、それによって平均年収も大きく変わってくるということが分かりましたね。
開業医になるためのメリット、デメリットはやはりありますが、やはり責任が重くのし掛かってくることには変わりありません。
開業医になるということは様々な事を決定し、責任を取るということだという事を覚えておきましょう。
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