結婚して仕事を辞めたい。周りの意見に流されず考えてほしい5つの事

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結婚を機に、自分の働き方を見つめ直したい。20~30代の女性の中には、そんな考えを持つ方も多いのではないでしょうか。

夫婦で共働きという世帯も増えてきている近年ですが、仕事と家庭を両立するためには職場からの理解や夫との協力など、周囲からのサポートも必要となります。今回は、結婚したら仕事を辞めたいと考えている人に考えてほしいことを紹介します。

結婚を機に仕事をやめたい人はどのくらい?

厚生労働省の第4回21世紀成年者縦断調査(2016年11月22日公表)において、「独身女性の結婚後の就業継続意欲の状況」が調査されました。

この項目は、女性が結婚した後に仕事を続けたいと思っているか、結婚を機に仕事を辞めたいと考えているかを平成14年以来10年ぶりに調査したもので、結果は以下の通りでした。

平成14年 平成24年
結婚した後も続ける 41.8% 44.6%
結婚を機にやめる 21.9% 17.1%
考えていない 34.8% 37.1%

平成14年に比べ「結婚した後も続ける」が2.8ポイント上昇している一方で、「結婚を機にやめる」と答えた人は4.8ポイント減少。この10年で、結婚後も仕事を続けたいと考えている人が増えていることがわかります。

しかし、この10年間で結婚した後も仕事を続ける人の割合は増加したものの、結婚を機にやめると答えた人が全体の17%いることも事実です。さらに、「考えていない」と答えた人の中にも、実際には結婚後に仕事をやめる人もいるでしょう。

ちょっと待って!結婚して仕事を辞めたいと思ったときの注意点

結婚して仕事を辞めたい、または結婚するし、これを機に仕事を辞めたいと思っている方は、結論を急がずに次の点を確認してみてください。

焦って決断した後に後悔しないようにしましょう。

逃げの退職ではないのか考える

仕事に飽きた、仕事をしたくないなど、仕事に対して不満を感じている時は「結婚して退職」という言葉がとても魅力的に思えるでしょう。

しかし結婚を逃げ道にしていないか、本当に結婚したくてするのかをよく考えなければいけません。ちょっとでも結婚を逃げにしての退職の可能性があるならば、結婚生活自体がうまく立ち行かなくなる可能性が高いのです。

本当に後悔しないか考える

結婚をして退職するということは配偶者に養ってもらうことになります。主婦または主夫になれば、今度は家事や育児が自分のやるべきことです。

それを続けていく自信があるか、途中で嫌になって家事や育児を投げ出さないかをよく考えましょう。退職してから後悔しても、仕事を辞めたという現実は変えられません。

仕事を辞めても生活できるか考える

あなたが結婚退職後に専業主婦(主夫)になるのであれば、配偶者の収入に頼ることになります。それでも生活ができるかどうかを考えることも大切です。

結婚して仕事を辞められるということばかり考えるのではなく、その後の生活費についてもきちんと考えましょう。夫婦2人では生活できたとしても、子供が産まれたら生活が困窮した、というケースも多々あります。

結婚相手は退職に同意しているか確認

あなたの結婚相手は、あなたが結婚退職することについてどう考えているのでしょう。もしもあなただけの判断で仕事を辞めてしまうと、結婚相手と意見が食い違い、信頼関係が崩れてしまう恐れがあるのです。

結婚後の生活は夫婦2人の生活です。1人きりの判断だけで暴走するのはよくないことですから、結婚退職については十分に配偶者と相談しましょう。

結婚後の転職のアテはあるか考える

結婚退職をしたあと、生活などの関係から「やっぱり働きたい」と思い転職活動をしたとしましょう。しかしそこですぐに自分の生活にあった転職先は見つかるのでしょうか。

結婚して家庭をもつと、働ける時間にも限りができてしまいます。すぐに転職先を見つけられる自信がない場合は、結婚後の退職についてもう少し慎重に考えた方がいいでしょう。

結婚を機に仕事を辞めることのデメリット

結婚を機に仕事を辞めた場合、家事や育児などに専念できる時間が増え夫を献身的にサポートできるというメリットがあります。

しかし、経済的な面、女性のキャリアの面から見るとデメリットもあります。

収入が減る

最も大きなデメリットは、妻が仕事を辞めることで世帯収入が減少するということです。結婚前までは二人分の収入があり生活に余裕があった場合も、結婚を機に仕事を辞めてしまうことで収入が半減してしまいます。

現在の支出に対して夫だけの収入で生活は成り立つでしょうか。現状で生活ができそうな場合でも、数年後に子どもを持ったときはどうでしょう。

将来的にやりくりができず再就職を選ぶことになる可能性もあります。仕事を辞める前に、現在の収支や子どもを持ったときの必要経費など、しっかりと計画を立てておく必要があります。

自由に使えるお金が減る

あなたは今どのくらいの収入がありますか?そして、収入のうち、好きなことに使えるお金はどのくらいあるでしょうか。

結婚を機に仕事を辞め夫の収入だけで生活していくとなると自分でお金を稼がなくなるわけですから、必然的に自由に使えるお金は減ってしまいます。

服やカバンはそんなに買わないから大丈夫!と思っている方も要注意。美容室代や化粧品代など、自分では意識していないところでも意外にお金を使っているかもしれません。仕事を辞めることで、自分のメンテナンスにかけられるお金も減ってしまうのです。

キャリアが途絶える

一度仕事を辞めてしまうと、その時点で一時的にキャリアが途絶えてしまいます。

もちろん、子育てを終えて再就職をすることは可能です。しかし、社会人になってからこれまでに築いてきたキャリアが再就職の際に通用しなくなっているという可能性もあるのです。

仕事と家庭の両立ができる働き方

結婚を機に仕事を辞めたいと考えている人の中には、仕事を続けるか、辞めるかの2つの選択肢しかないという人もいるのではないでしょうか。しかし、世の中にはライフスタイルに合わせた様々な働き方があるのをご存知ですか?

  • 派遣社員
  • パートタイムスタッフ
  • クラウドソーシング
  • など

派遣社員やパートタイムスタッフとしての勤務では、10時~16時のコアタイム、月末月初のみ、週に3回の出社など、自身のライフスタイルに合わせた働き方が選択できます。

収入がなくなるのは不安だけど正社員のようにバリバリ働きたくない……。そんな人におすすめです。

クラウドソーシングには、デザインや文章作成、データ入力など、経験に関わらず自宅でできる様々な業務があります。派遣社員などと比較すると収入は不安定になりますが、自由に使えるお金が欲しい!という方に適しています。

結婚の先にある出産、子育て

結婚の先にある出産、子育てについて考えたことはあるでしょうか。今は自分自身と夫二人分の世帯収入があれば生活していくことができるかもしれません。しかし多くの場合、その先には出産・子育てが待っているのです。

結婚を機に仕事を辞めてしまうと、収入が減るばかりでなく、子どもが生まれてから再就職をしようと思っても難しくなる可能性もあります。

結婚を機に働き方を考えたい。そう考えている人は、女性が働きやすい企業への転職を考えることもひとつの手です。

女性が働きやすい会社は、経済誌や女性向け雑誌などでも度々取り上げられるテーマです。積極的に情報収集を行い、働きやすい会社を探してみましょう。

女性にとって、結婚を機に仕事を辞めるかどうかは今後の人生に大きく関わる選択ですよね。

後悔しない選択をするためには、様々な方向から情報を集め、自分の状況と照らし合わせて検討することが大切。より良い人生のために、焦らずじっくり考えましょう。

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