履歴書のサイズは採用に影響する?A4判、B5判の特徴と選び方

履歴書は、企業から形式(フォーマット)の指定があれば、指示に従って所定の履歴書を提出します。

一方、特に指定がなければ、自分で自由にフォーマットを選んで履歴書を作成することになります。どちらかというと、自分で履歴書を用意しなければならないケースのほうが多いのではないでしょうか。

しかし、履歴書のサイズは一つではないため、どのサイズを選ベば良いのか迷ってしまう人も多いようです。

この記事では履歴書のサイズの特徴、サイズの選び分け方についてまとめています。

履歴書にはA4とB5の2種類のサイズがある

履歴書を自分で用意する場合は、市販の製品を使うのが一般的です。履歴書は

  • 文房具店
  • コンビニエンスストア
  • 100円ショップ
  • ネットショッピング

などで購入することができます。

大きな文房具店に行くと、履歴書の種類も多く、サイズも「A4」「A3」「B5」「A4」と色々な呼び方がされています。

紙の寸法の規格に詳しい人ならば、サイズの見方に迷うことはないと思いますが、そうでない人は、履歴書1つ買うにしてもどれを選べば良いのか戸惑ってしまうかもしれません。

履歴書の仕様やパッケージは各メーカーによっても少しずつ異なるので、履歴書のサイズはたくさん展開しているように見えますが、実際に流通している履歴書のサイズは

  • A4判(開くとA3サイズ)
  • B5判(開くとB4サイズ)

の2種類です。

そして、履歴書のサイズやフォーマットは完全に統一されていないので、A4とB5からはどちらのサイズを選んでも間違いにはなりません。

サイズの選び方が採用に悪影響を与えるようなこともないので、基本的には「好きなほう」を選ぶことができます。

ただ、紙の大きさが違うことで、それぞれの履歴書にちょっとした特徴に違いが出ているので、迷った時はA4、B5の特徴を活かしてサイズを選ぶことをおすすめします。

A4とB5の履歴書の選び分け方は?

A4とB5の履歴書の特徴、選び分け方は次のようになっています。

A4サイズの履歴書の特徴

A4(横210×縦297mm)と呼ばれるサイズの履歴書は、A3(横297×縦420mm)の用紙を真ん中で2つ折りした状態を指します。

製品によって「A4判」「A4(A3二つ折り)」「A3」などと表示されていますが、どれもサイズは同じです。

A4は、書類やカタログなどに最も多く使われるサイズで、特にビジネス文書や公文書は、A4サイズが標準になっています。そのため、履歴書もビジネス文書と同じA4サイズで提出する人のほうが多くなっています。

また、レイアウトはフォーマットによっても異なりますが、A4はB5よりも紙が少し大きい分、記入欄のスペースもB5より広めになっているので、文字数を増やしたり、大きな文字で記入できるメリットがあります。

記入欄でアピールしたいことが多い人は、A4の履歴書のほうが書き込みやすいかもしれません。

また、転職者で職務経歴書を同封する場合は、A4サイズの職務経歴書を作成することが多いので、職務経歴書のサイズに合わせて履歴書もA4にするのがおすすめです。

A4サイズの履歴書を提出する際は、真ん中で二つ折りしてA4の状態にしたものをA4用のクリアファイルにはさみ、定型外郵便用の封筒「角型2号」に入れます。

B5サイズの履歴書の特徴

B5の履歴書は、B4(横257×縦364mm)を真ん中で二つ折りしたもので、サイズは横182×縦257mmと、A4より小さめです。

製品によって「B5判」「B5(B4二つ折り)」「B4」などと表示されています。

A判が国際規格であるのに対し、B判は日本古来の美濃判を基準とした日本特有の規格で、日本人が見慣れた形状として定着しているものです。

もともと履歴書の規格はB5でした。しかしグローバル化が進むにつれ、履歴書も国際規格のA4が次第に使われていくようになり、現在はB5とA4のどちらを使っても良い状態になっています。

B5の履歴書のメリットは、A4よりも記入欄のスペースが小さめになっているため、あまり書くことがなくても、記入欄が埋まりやすく、空白が目立ちにくいところです。

アピールポイントが少なく、履歴書の空白が目立って見えるのが恥ずかしい人は、B5を選ぶと良いでしょう。また、アルバイトやパート用の履歴書にはB5が好まれます。

職務経歴書を一緒に提出する場合は、B5の履歴書とA4の職務経歴書でサイズは異なっていても、一緒に提出してかまいません。

大きさを統一したい場合は職務経歴書もB5サイズで作成できますが、記入するスペースが減ったり文字が小さくなったりしやすいので、職務経歴書に書き込みたいことが多い人はB5は避けたほうが良いでしょう。

B5サイズの履歴書を提出する際は、真ん中で二つ折りしてB5の状態にしたものをB5用のクリアファイルにはさみ、定型外郵便用の封筒「角型4号」に入れます。

履歴書のサイズに関する、気になるアレコレ

履歴書を作成していると、履歴書のサイズに関連するちょっとした疑問の生じることがあります。ありがちな疑問について対処法を挙げておきます。

添え状のサイズは?

履歴書や職務経歴書など、企業へ書類を郵送する場合は「添え状」を同封するのがマナーです。添え状には、どのような書類を送付しているのか知らせる文章を書きます。

添え状は、履歴書や職務経歴書の大きさに合わせて作成します。一般には、履歴書、職務経歴書、添え状をA4で統一するケースが多いでしょう。

もし履歴書と職務経歴書がB5の場合は、添え状もB5にします。履歴書がB5で職務経歴書がA4の場合は、添え状をA4にすると良いでしょう。

JIS規格の履歴書とは?

履歴書には「JIS規格(日本工業規格)」仕様になっているものと、そうでないものがあります。

JIS規格は、工業製品などの規格を定めた国家の標準規格で、履歴書のレイアウトの標準は、JIS規格使用の履歴書に準じています。

企業によっては、JIS規格の履歴書を選ぶよう指定される場合があります。その時は、「JIS規格」と表記のある履歴書を入手しましょう。A4、B5どちらにも対応しています。

JIS規格の履歴書は、インターネットからフォーマットをダウンロードすることも可能です。たとえば「ハローワークインターネットサービス」でも、JIS規格履歴書様式例を配布しています。

A3・B4に対応していないプリンターで印刷する場合

市販の履歴書を使わず、パソコンに履歴書のフォーマットをダウンロードしたものをプリンターで印刷する、という人も増えてきています。自宅にプリンターがあれば、わざわざ履歴書を購入しなくても良いので便利ですね。

ただ、家庭用のプリンターは多くがA4サイズ対応になっているため、それより大きなA3やB4サイズの用紙で履歴書がプリントできません。

このような時はどうすれば良いのでしょうか。

方法は主に2つあります。一つは、履歴書の右半分と左半分を分けてA4(B5)でプリントし、履歴書を2枚にして提出する方法。

もう一つは、その2枚の履歴書を、A3やB4サイズに対応しているプリンターで2枚並べて拡大印刷し、A3またはB4サイズの1枚の履歴書にする方法です。

履歴書は2枚にして提出しても特に問題はありません。その際は1枚目、2枚目に番号をふってから、バラバラにならないようクリップでとめておきましょう。(ホッチキスは、採用担当者が紙をばらす時に針を抜く手間が生じるので使いません。)

履歴書が2枚になるのがイヤな人は、その履歴書をコンビニエンスストア等にあるマルチコピー機で1枚の履歴書になるようにプリントします。

用紙にプリントしたものをきれいに2枚並べて拡大コピーするか、SDカードなどによるデータプリントする方法があります。

どちらの方法で作成しても、特に面接の結果には影響しないので、安心してください。

A4やB5の「A」「B」って何?紙の寸法の規格について

紙の寸法は工業規格が基準になっており、日本では主にA判とB判という規格が用いられています。

A判、B判は、それぞれ0~10までサイズが展開し、どのサイズでも縦と横の長さの比率が同じになっています。その長方形は縦と横の長さの比率が、安定性や美しさを感じる「白銀比」で成り立っています。

そして、紙はサイズが一つ小さいものを2つ並べたものと同じ大きさになるのが最大の特徴です。たとえば、A5の紙を2枚並べるとA4に、A4を2枚並べるとA3の紙と同じ大きさになります。

日本では、A判、B判の中でも、A4(横210×縦297mm)とB5(横182×257mm)が最も多く使われています。また履歴書のサイズの規格も、同様にA4とB5が基準となっています。

もしも、自分でコピー用紙を用意して履歴書をプリントする場合、間違っても広げた状態がA4やB5になるようなサイズで作成しないようにしてください。それでは基準の1/2の大きさの履歴書になってしまいます。

今回説明した紙の寸法の規格についても簡単に覚えておくと、履歴書やビジネス文書を作成することになった時に「A3ってどんな大きさだっけ?」「この大きさで良いのだろうか」などと戸惑わずに済むかと思います。

履歴書はサイズの違いではなく読みやすさが採用に影響する

履歴書にはA4サイズ(広げるとA3になる)とB5サイズ(広げるとB4になる)の2種類があること、どちらのサイズを選んでも採用には影響しないことがお分かりいただけたと思います。

履歴書を作成する時に肝心なのは、サイズやフォーマットがどうであるかではなく、いかに読みやすく丁寧に作成してあるかということです。

書いてある内容が同じでも読みやすさが違っていると、採用担当者が受ける印象も変わってきます。少しでも採用が有利に進むよう、好印象をもたれる履歴書に仕上げましょう。