メール

歩合制とは。固定給制度との違いとメリット・デメリット

0 コメント
twitter
はてな
facebook

最近では導入している企業も多くなっている『歩合制』という給与形態。

なんとなく知っているという方もいるかと思いますが、実際はこの歩合制という給与形態は、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

単純に歩合制と言っても色々種類もありますから、その辺りもまとめつつ触れていきたいと思います。

歩合制という制度について

一口に歩合制と言っても、給与の仕組みは複数に分かれます。

それを知らずに歩合制という言葉に惹かれて、働いてからその形態に驚かないように、ここでしっかりとその種類について触れていきましょう。

成果報酬型とも呼ばれる給与形態

俗にいう歩合のことです、成果報酬型の給与形態となり、会社にどれだけ貢献したかがお給料の額面に直接影響を与えるものになります。

例えば営業職であればどれだけ営業して契約を取ってこれたかによってお給料の金額が変わってきます。

ドンドン契約を取れるような人にとってはいいかもしれませんが、逆にそうじゃない場合は安定したお給料をもらえない可能性もあります。

基本的にはこの考え方を頭に入れておきましょう。

完全歩合型給与形態

成果報酬型の中でも特に気を付けなければいけないのが『完全歩合型給与形態』と呼ばれる歩合の形式です。

上述しました成果報酬型のみで構築された給与形態ですから、ひとつも契約が取れなければほぼ無給なんてこともあり得ます。

その代わり成果報酬の額面が大きい事も多いですから、一度軌道に乗ってしまえば常に高額のお給料を手にすることも不可能ではありません。

夢のある話のように思えますが、ハイリスクハイリターンとなりますし、成果が上がらない月は自分をどんどん追い込まなくてはならなくなります。

よほど自信があるか、もしくはそのハイリスクハイリターンな働き方が好きだという方以外にはあまりお勧めしない形態になりますね。

固定給+歩合給の組み合わせ

歩合制を採用している会社で多く使われているのがこの固定給+歩合給の組み合わせです。

最低額が保証されていて、尚且つ成果次第でさらに上乗せされるこの形は、成果が上がらなければお給料がないといったリスクもなく、安定した収入に繋がりやすい形です。

ただこの固定給の部分が本当に最低基準であることが多いのと、歩合の金額がそこまで大きくないこともあり得ますから、注意が必要です。

本当に歩合が貰えるような目標設定となっているのか、それを見定めることができるかどうかが大事ですね。

歩合制を積極的に採用している企業とは

成果があがればドンドンお給料をくれるという企業はどれだけあるのでしょうか。

ジャンルによっては積極的に歩合制を採用している企業は沢山ありますから、ここでどのような職業に多いのか、まとめていきましょう。

不動産などの販売営業系

不動産を含めた販売営業系の仕事は一件一件で取り扱う金額が大きい分、契約を取るのが難しい仕事になります。

だからこそ高い歩合制を設けて従業員のやる気を引き上げるようにする経営者の方もたくさんいらっしゃるんですね。

難しい仕事だからこそ、歩合の額面が大きくなりますから、従業員も頑張ろうという気になりやすいですが、それでも難しいものは難しいです。相当な営業力が必要になるでしょう。

ハイリスクハイリターンの典型的な形と言えますね。

タクシードライバー系

タクシードライバーは単純にどれだけお客様を乗せてあげたかによって、給料が変わってくる仕事です。

ただ件数というよりは、運賃がダイレクトにお給料に反映される場合が多いですから、遠方に向かうお客様が好まれる傾向にあります。

そのため、近くまでしか行かないお客様に当たると嫌な顔をするタクシードライバーもいらっしゃるのです。

一回で1万円のお客様と、1000円にも満たないお客様。確かに前者の方が稼げるとは言え、あまり露骨にそれを表に出して欲しくはありませんが、タクシードライバーからすればそれで月の生活を賄っている訳ですから、必死にもなります。

逆に稼ぎたい金額に達していればもうそれ以上はそこまで頑張る必要はありませんから、駐車して車の中で寝ているドライバーも見た事あると思います。

良くも悪くも、成果報酬型は自分の欲しい金額次第でモチベーションが変わってくる、タクシードライバーはそれが顕著ですね。

新聞やメディアなどの契約

住んでいて何度かあなたの家にも来た事があるのではないでしょうか。

新聞の勧誘や衛星放送の契約など、これらは契約を取った数やその契約がどれだけ継続されるかによってお給料が変わってくるものが多いです。

一度契約が取れると月額で継続した収入が入って来やすいのがこれらの媒体の特徴ですから、どんどん上乗せされやすいのも魅力ではあります。

ただ飛び込みで住宅に営業をかける訳ですから、相当な精神力が要求されるのも間違いありません。

フリーランスのクリエイター

企業に属することなくフリーランスで働いているクリエイターの人は、その作った作品数や納品数によって月の収入が変わってきます。

他とは形式が違うように感じるかもしれませんが、これも立派な歩合制と言えるでしょう。

クリエイターと言っても幅広く、動画編集やデザイン制作、サイトのロゴ作成、キャッチコピー制作、ライティングなど、ジャンルは多岐に渡ります。

売れ始めれば一件当たりの収入は増えるかもしれませんが、それまでは単価がとても低いため、苦労することも多いでしょう。

固定給などもないため、ジャンル的には完全歩合制と言えますね。

歩合制のメリット

さてそんな歩合制のメリットと言えばどういった事があげられるでしょう。

単純な金額面のメリットもそうですが、精神的にも楽になれる部分というのは存在しています。ここでそのメリットにもいくつか触れていきましょう。

がんばった分だけ目に見える

歩合制の大きなメリットとして、がんばった分だけ数字に表れるという点があげられます。

固定給だと良くも悪くも頑張った分は後付けの評価としてしかついてきません。長い目で見たらそれが昇給や昇格に繋がりますが、それではモチベーションが保てない人も多いでしょう。

対して歩合ならがんばったらがんばった分だけ、動いたら動いた分だけお給料がグングンと伸びていきます。

働くことの意味が目に見えてわかるため、意味のない仕事をしている、と言った感覚に襲われることなく働くことができるのは非常に大きいです。

実力主義な現場が多いため年功序列に縛られない

どれだけ契約を取ってこれたか、売り上げを伸ばすことができたか。これらを重視するのが歩合制の特徴です。

そのため、長く働いたからお給料が良い、立場が偉いと言った事があまりない実力主義な世界ということになります。

年功序列に縛られない環境では、仕事ができるのに出世や昇給ができない、手柄が上司に取られるなんてこともありません。

正当な評価を得られるのは、ストレスなく働くうえでとても大切です。その点をしっかりとカバーしているのが歩合制のメリットと言えます。

高額な給与も若い内から目指せる

年功序列に縛られないということは、高い給与も若いうちから見込めるということになります。通常だと何年も働いて昇給していくものが、実力次第で増えていくわけですからね。

これは非常に大きなメリットです。老後をゆっくりと過ごしたいから若いうちに貯蓄を作っておきたいという方にも、そういう意味では歩合制はオススメでしょう。

ただあくまで高い給与も見込める、というだけで実際に安定して高給取りとなるのは本当に難しいでしょう。数字の魅力にとらわれて難しい現場に身を置き続けないよう注意も必要です。

リスクリターンの管理の徹底も必要ですね。

ある程度自分で欲しい分をコントロールできる

がんばった分給料が高くも低くもなるということは、固定給に比べて数字に幅が利くということでもあります。

例えば月に30万欲しいと思えば、その30万になるように働けばいいですし、20万でいいならそのペースに変えることができます。

前月頑張って50万稼いだから、今月は少し控えよう、と言った頑張るペースを自分で決められるのは大きいメリットと言えますね。

ただそれが出来るのは企業に勤めているような人よりかはどちらかというとフリーで働く人がやりやすいでしょう。

企業に勤めている場合だと、サボっているとみなされ、周りの評価があまり上がらないと言った事にもなりかねませんから。

歩合制のデメリット

ここまでメリットを挙げてきましたが、リスクも伴っていることがここまで読んで頂ければお分かりになられたかと思います。

そのリスク以外にも歩合制にはいくつかデメリットとなる部分がありますから、安易に歩合制の世界に飛び込まないように、ここでそのデメリットについてもまとめていきます。

ここ次第で、歩合制は避けようとなる人もいると思うので、大事に読んで欲しいと思いますよ。

長時間労働になりがち

契約を取れれば、数字を達成できれば歩合の数字はどんどん伸びていきます。

ただ逆に目標に到達できないうちは給与は低いままですから、それを時間で補わなくてはならない時期というのも必ず出てきます。

うまく軌道に乗れなければ、残業に次ぐ残業と言った生活サイクルにもなりかねません。

歩合がある企業の場合、フレックスタイム制を採用している所も多いでしょうから、残業代もつかないことが考えられます。

1日に12時間以上労働することもあるかもしれないというのは、歩合制の怖いところでもあります。目標設定にもよりますが、無理だと思ったら休むことも大切ですからね。

安定した収入とはならない場合も

給与の額が常に変動しているのが歩合制の良いところでもあり悪いところでもあります。

高い給与も見込める一方で、基本給以下になる事だって十分に考えられます。税金や家賃の支払いだって難しいような金額しか稼げないこともあるでしょう。

数字につられて始めたはいいものの、生活難に陥ってしまったという話は歩合制では良く聴く話でもありますから、常にこのリスクは付きまとっていると思った方が良いでしょう。

安定を取りたいのであれば、歩合制の道に進むのはお勧めできません。

常に競争している意識

フリーランスではなく企業に属している場合は、成績が一目でわかり、それによりお給与が左右される所が多いです。

順位付けされる企業もあるでしょうし、常に他者と競争しなければいけないという意識が強まっていくでしょう。

まず間違いなくそれは疲労に繋がります。心の休まる時間が少なくなりますから、あらゆることで余裕もなくなってしまうかもしれません。

また、自分が優位に立つことで他の人が苦しい思いをすることがあります。それに心が痛むようであれば、競争社会に身を置くのは向いていません。

自分の性格と相談して、決めて欲しいと思いますよ。

人間関係が狭苦しい

上記の競争意識もそうですが、歩合制を採用しているところは人間関係がギスギスしやすくなります。

業種によっては、お客様の取り合いになることもあるでしょう。まさにそこは勝負の世界ですから、働いていてあまり風通しは良くないかもしれません。

うまく波に乗れる人はいいかもしれませんが、それでも下からの嫉妬や窮屈な思いを強いられる場面は多いでしょう。

コミュニケーションがとりやすく、和やかな雰囲気で仕事をしたいと考えるのであれば、やはり歩合制はおすすめできないですね。

給与面ややりがいを重視するかどうか

いかかでしょうか。ここまで歩合制についてまとめていきましたが、高い給与を若いうちから手にできる可能性はあっても、やはり楽な道ではないということが分かって頂けたかと思います。

一番大事なのは、自分が仕事において何を重視するかです。給与面とやりがいを両方欲する人が歩合制という形態に向いていると言えますから、自分がそうなのか考えてみるといいかもしれませんね。

bg
あなたの性別は?
  • DODA 第二新卒歓迎!働きながら業界トップレベルの技術を学ぶモノづくりエンジニア募集
  • リクナビNEXT 約8割が未経験からのスタート!大手商社でグローバルに活躍できる人材を募集中!
  • マイナビ転職 女性の働きやすさ抜群!有給消化率98%の有名メーカーで事務スタッフを募集中
  • エン転職 フレックス制で自由な社風!未経験者OK!平日夜・土日面接OK
  • @type 残業月20h未満/年休125日/定着率95%【入社祝金アリ】
11月21日 03:17 求人更新
0 コメント
twitter
はてな
facebook

pagetop