一次面接完全ガイド。よく質問される順に例文とベストな回答を解説

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新卒の学生が取り組む就職活動と社会人経験を経て取り組む転職活動において、共に避けて通れない選考が面接です。面接は、通常書類選考を通過した応募者に対して行われ、その人の性格や能力を確認するために実施されます

多くの応募者が受けなければならない就職活動と転職活動のメインの試験として行われ、通常7割から8割は各種面接での結果によって、採用されるかどうかが決まります。

通常選考のステップは、書類審査、一次面接、2次面接、最終面接と進みます。今回は、一番最初に行われる一次面接に焦点を当てて、採用担当者から尋ねられる質問の内容とその回答のポイントを知りましょう。

一次面接の目的と、そこからわかる回答で意識すべき2つのポイント

では、実際の質問の内容とポイントに移る前に一次面接の大まかな内容と特徴を確認しましょう。

一次面接は、集団面接であることが多く3人から5人程度の応募者を、採用担当者2人か3人で担当し、1セット20分から30分程で行われます。

書類選考で大半を落としてはいるものの、この時点でもまだ多くの学生が選考の対象に残っています。しかし、この時点で応募者1人1人を細かく見る時間的な余裕はなく、採用担当者もそのつもりはありません。

そもそも、採用担当者自体が普段は人事に関わっていない若手の社員であったり、人事部門の採用担当者であっても、比較的経験の浅い人物が担当することが多い場合もあります。

このため、評価の基準が比較的イメージ重視の場合が多くあります。最低限度の面接知識を叩き込まれただけの社員が担当していることも多いために、評価には、わかりやすさが何より重視されます。

一次面接の最大の目的は、書類ではわからない最低限のスキルとビジネスマナーを備えているかどうか、そして応募者の主張の内容が一見して問題ないレベルであるかどうかを確認するために行われます。

最低限のスキルとは謙譲語や尊敬語敬語などがきちんと使えるかというポイントであり、ビジネスマナーは扉の開け方、お辞儀の仕方といった部分を表します。これらをきちんとできているかどうかを試されます。

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そして応募者の主張の内容がとりあえず問題がないレベルであることを確認します。これは、志望動機や自己PRなどを通じて応募者の主張した内容に明らかにわかるような矛盾や疑問点が無いかどうかを確認されます。

こうした内容は、一次面接の時点ではそこまで深く問われることは通常ありません。なぜなら、一次面接で1人の応募者にかけられる時間は3分から5分程度しかないためです。

3分から5分程度で、敬語の使い方からビジネスマナー、志望動機と自己PR、及び企業が独自に考えた質問を尋ねなければならないので、採用担当者の視点から見ても深く質問する時間は無いのです。全ての質問に一通り答えてもらうことが主な目的なのです。

この点は、一次面接独特の特徴であると言えます。個人面接や最終面接は、1人に対して30分から1時間程度の時間をかけて、それぞれの質問をかなり深く掘り下げて尋ねられるためです。

こうした点を踏まえると、一次面接を突破するために必要なポイントは以下のようになります。

  • わかりやすい内容にすること
  • 短く簡潔にまとめて話すこと

これらを意識した回答をすると、一次面接に通過しやすくなります。

重要!確実に問われる質問の例と回答のポイント

全ての企業で同じ質問が問われる訳ではありません。時間的にも、問われる質問は3つから多くても5つほどです。そのため、広く浅く対策をしておく必要が求められます。実際に面接を受ける時に前のグループの所要時間の感覚などの情報を加味して、予想するようにしましょう。

例えば、集団面接でも人数が3人しかいなければ、それなり数の質問を問われることになります。仮に3人で30分だとすれば、平均して1人当たり10分もあるのですからかなりの数の質問が問われることになります。一方で6人の場合には、1人当たりの時間は5分にまで減ります。その分質問数が減ると予想することが妥当です。

質問される内容は、今から順に紹介する、「確実」のカテゴリーから1問~2問、「高頻度」のカテゴリーから1問~3問、「低頻度」のカテゴリーから1問~2問で構成されることが多いです。

それでは、各カテゴリーごとの質問と回答のポイントについて見ていきましょう。

初めに、確実に問われる質問のカテゴリーです。このカテゴリーは、最も代表的な質問であり、問われないことのほうが珍しい質問です。次のような質問があります。

  • 志望動機
  • 自己PR

では、それぞれの項目について確認していきましょう。

志望動機を教えて下さい

ほぼどの企業に応募しても問われるレベルの質問です。そのために、応募者はほぼ全員かなりのレベルに仕上げた志望動機を考えてきます。一次面接とは言え、この時点で矛盾がある応募者は容赦なく落とされてしまいます。

回答のポイントは、論理的でわかりやすく短く述べることです。あくまで、この時点では一次面接なので、長々と述べる時間はありません。ポイントを押さえて述べることができるかどうかが、一番の評価の分かれ目なのです。

基本的には30秒から1分以内で収まるようにまとめることが大切です。それ以上の長さだと、まとまりが無いと見られてしまいマイナスの評価となってしまいます。

自己PRをして下さい

次に問われることが確実なレベルの質問は、自己PRをして下さいという質問です。

採用担当者は、応募者がこの時にどんな内容をアピールしてくるかによって質問の方向性を若干変えていきます。一次面接を通過した際の、次の個人面接でこの時点での回答を基にした質問がなされる可能性もあります。

そのため、自分がどのような回答したかによって次の面接に進めるかどうかだけではなく、個人面接の方向性も決まってしまいます。

回答のポイントは、これらを踏まえて自分が主張しやすい内容の自己PRをすることです。応募した職種に合わせた自己PRを作成することは半ば必須ではありますが、それでも自分に適性がないポイントまで適性があるかのように書くことは推奨されません。

一次面接では誤魔化すことはできても、次の個人面接である2次面接、及び最終面接でほぼ矛盾を見抜かれてしまうためです。

自分がきちんと納得できる主張を展開するようにしましょう。

高頻度で問われる質問の例と回答ポイント

次に高頻度で問われる質問のカテゴリーです。「確実」カテゴリーの質問からは一段頻度が落ちるものの、それでもかなりの頻度で問われる質問の一覧になります。次のような質問があります。

  • 学生時代に頑張ったこと
  • 壁にぶつかって乗り越えた経験
  • 長所と短所
  • 最後に何か質問はありますか?
  • 仕事とは何か、職業観など
  • 周りの人からの自分の評価、どんな人だと言われる?
  • 最も長く取り組んだこと

では、それぞれの項目について確認していきましょう。

学生時代に頑張ったことを教えて下さい

最初の質問は、学生時代に頑張ったことを教えて下さいという内容の質問です。この質問から、採用担当者は応募者がどのような人物なのかという点を把握しようとしています。

頑張ったこと、という意味はどのような意味にでも解釈することができます。そのためサークル、ゼミナール、アルバイト、学業といったどの分野のアピールをしても基本的には問題ありません。

回答のポイントは、このような活動から何を学んだかを要点を含めて回答することです。例えば、サークルの活動からみんなで協力することの大切さを学んだ、といった具合です。

ただ単純に頑張った、では何を頑張ったかがわかりません。採用担当者が知りたがっているポイントは、まさにこの点ですので必ず含めて回答するようにしましょう。

壁にぶつかって乗り越えた経験を教えて下さい

次の質問は、何らかの困難にぶつかってそれを乗り越えた経験を教えて下さい、というものです。この質問から、採用担当者は応募者が困難に立ち向かって解決する努力をしたかどうかを見ています。

仕事を始めるようになると、解決することが難しい問題がたくさんあることが普通です。それらを嫌になって途中で辞めてしまうような人物には、来てほしくないと思っています。そのために、このような質問をするのです。

回答のポイントは、どのような困難をどのような手法で乗り越えて、結果どうなったかという一連の流れを簡潔にまとめて話すことです。

困難な場面を乗り越えた経験は誰しも持っているものなので、決して特別な物ではありませんが、何を学びどう行動したのかということは応募者によってそれぞれ違います。問われるのはこの部分であることを覚えておきましょう。

長所と短所について教えて下さい。

次の質問は、あなたの長所短所について教えて下さい、という質問です。一次面接では時間が無いために、どちらか一方が聞かれることがあります。

どちらの場合でも、自分のことに対する質問なので上手に回答できないと自己分析が不足している、と見られてしまい大きなマイナスとなってしまいます。

回答のポイントは、長所も短所も基本的にはポジティブな内容として話して、採用担当者から見た自分はどのように映るだろうか、ということまできちんと考えた上で話すことです。

例えば、外見で暗いイメージの人物が「僕は明るく人と話すことが得意です」と主張して納得してもらえるでしょうか。採用担当者から見れば、とてもそうは見えないということで嘘をついていると判断されます。

あくまで判断するのは採用担当者であり、判断する時も主張している内容だけで判断するわけではありません。外見は雰囲気なども併せて、総合的に判断することになります。

このように、主張するためにはそれだけ裏付けや理由が必要になります。主張した内容とそれ以外の点に矛盾が無いようにして面接に臨むようにしましょう。

最後に何か質問ありますか

次の質問は、最後に何か質問がありますか、という質問です。面接が終わる直前に問われることが多く、ほとんどの場合挙手制です。つまり、必ずしも質問する必要はないのです。

しかし、多くの場合質問しない場合は次の選考に進む事はできません。なぜなら、質問をしなかったことで「意欲が十分ではない」と容易に判断することができるからです。

一次面接は効率よく判断していかなければならず、加えて採用担当者自身が面接に慣れていない場合や、そもそも人事部門の社員で無い場合ですらあり得ます。

そのため、面接の評価に慣れていないのでわかりやすい点を求める傾向にあります。

この点に大きく引っかかってしまいます。彼らからしても、「この応募者は質問しなかったから大してウチの企業に入りたいわけじゃない」という推測がまかり通ってしまうからです。

回答のポイントとしては、ホームページやインターネットで調べれば一発でわかるレベルの質問は避け、現場の社員が回答可能であると思われる質問をすることです。

この際も、給料や休暇などの福利厚生面の質問は避ける必要があります。勤務条件に関する質問は、採用担当者に条件が良ければ他社に言ってしまう程度の人材、と思われてしまい次に進めなくなってしまうためです。

「ありません」ではなく何か質問を用意しておくのがベスト。
面接の最後に聞かれる逆質問とは

あなたにとって仕事とは何ですか

次の質問は、あなたにとって仕事とは何ですか、という質問です。細かくは分かれますが、仕事に対してどのような考え方やイメージを持っているかを採用担当者は知りたがっています。

実際の本音の理由は大抵の場合はお金を稼ぐこと、或いは生活をするために稼ぐという理由だと思われますが、採用担当者はこういった理由はわかっているのでそれ以外の理由を語る必要性があります。

回答のポイントとしては仕事を通じて自分が成し遂げたいこと、成長したいことを軸とした内容を述べることです。

応募している職業を通じて社会にどのような影響を与えることができるか、どのような人たちに喜んでもらえるか、といった要素を踏まえて述べることを心がけると良い印象を与えることができます。

あなたは周りの人からどのような人物だと言われますか

次の質問は、あなたは周りの人からどのような人物だと言われますか、という質問です。これは、自分の周りの人からの評価や印象をきちんと把握しているか、という質問でもあります。

高い評価を得ることが難しい質問です。なぜならば、これは採用担当者が抱いたイメージと応募者が回答したイメージが一致する必要があるためです。つまり、採用担当者の中では正解がある質問なのです。

通常、こうした面接で正解がある質問はありません。応募者個人個人で、備えている能力が違うために、ぞれぞれの印象をベースにして評価されるためです。

しかし、これはいわゆる他己評価の質問なので応募者が自分の評価やイメージをきちんと把握しているか、そして採用担当者が応募者に抱いたイメージと合致しているかどうかの2つのポイントが問われます。

回答のポイントとしては、他人から自分はどのように映るかを知っておくことです。

これは、本来の自分がどのような性格や能力を備えていても関係はありません。大事なことは、採用担当者からどのように映るか、という点だけだからです。

この点は一見矛盾を含んでいますが採用後、他社との取引時などにどのような印象を与えるか、という点まで無意識的にでも確認しているのでこうした時に、きちんと自分の移り方を把握している応募者が欲しいという面があるのです。

あなたが最も長く取り組んだことを教えて下さい

次の質問は、あなたが最も長く取り組んだことについて教えて下さい、という質問です。この質問は、応募者が1つのことに対して継続した経験を持っているかどうかを確認するために質問されます。

多くの場合、長期間の間何かを継続するということは難しいです。内容は趣味であれスポーツであれ、多くの場合分野を問われることはありません。

回答のポイントとしては、長く続けた特定のことからどのようなことを学習したか、長く続けた結果このようなことが分かった、という内容を含めて述べることです。

何かを長く続けた経験を持つ人は大勢います。重要なことは、それを続けたことによって自分は何を学習したのか、どのような経験をすることができたのか、ということです。

何かを継続して取り組む事が出来る人は、根気よく仕事も続けることができるだろうと見なされるので、採用担当者も重要視している部分であると言えます。

低頻度で問われる質問の例と回答ポイント

次に低頻度で問われる質問のカテゴリーです。このカテゴリーの質問からは問われる場合と問われない場合があり、それほど頻繁に質問されることはない部分になっています。また、内容が自己PRなどと被るために質問されにくいという面もあります。

とはいえ、一次面接では問われにくいもののその後の面接で問われる可能性は十分にあるために、準備をしておいて損になることはありません。次のような質問があります。

  • ○年後の目標
  • 今まで一番努力したこと
  • 会社の説明会やHPに関する感想やイメージ
  • 他にどんな企業を受けているか
  • 第1志望であるか
  • サークルや部活動について
  • 転勤や勤務地についての確認
  • 気になるニュース
  • 就職活動の軸
  • 性格について
  • 学生と社会人の違い

では、それぞれの項目について確認していきましょう。

○年後の目標について教えて下さい。

最初の質問は、○年後の目標について教えて下さい、という質問です。よくある年数は3年か5年、または10年です。これらはそれぞれ短期から中期、そして長期の自分がどのようになっているか、そしてなりたいかを採用担当者は尋ねています。

ポイントは、企業に入社してからのイメージを問われているので、自分の中でキャリアプランを大雑把にでも描いているかどうか、という点です。

具体的な職制や、どのような仕事を担当するかは大抵の場合は入社してみるまでわかりません。新卒の場合は、総合職として企業に入社することが多い以上なおさらです。

そのため、この質問については自分のさまざまな要素を加味して答える必要もあります。将来的にどんな内容の仕事をしたいか、それに必要な能力は何か、といった回答を作成する上で考えなければならない部分が比較的多くあります。

どのような将来のビジョンを持っているかによって、入社意欲を見られています。きちんとした回答を用意するようにしましょう。

今まで一番努力したことについて教えて下さい。

次の質問は、今まで一番努力したことについて教えて下さい、という質問です。内容的には、壁にぶつかってどのように乗り越えたか、という質問と性質が似ているのでこの質問が問われることはあまりありません。

回答のポイントは、一番努力した時と内容、その経験から学んだ事がらを簡素に述べることです。

多くの場合、新卒の学生にとっては受験勉強が一番努力したと言える経験になるでしょう。しかし、別にこれに限る必要はありません。

ただし、採用担当者が話を聞いた時に一番努力したものとして相応しいものをエピソードとして述べる必要があります。中途半端な物では、たとえそれが本当に一番努力した物であっても、印象は悪くなってしまいます。

そのため、多くの人が話を聞いた時に一番努力したのだろうと、容易に推測ができるようなエピソードを述べることが大切です。

会社の説明会やHPに関する感想やイメージを教えて下さい。

次の質問は、会社の説明会やHPに関する感想やイメージを教えて下さい、という質問です。これは質問と言うよりはアンケートに近い内容です。そのため、時間が余ってしまい質問に困ってしまった採用担当者が質問する時があります。

ただし、ベンチャー企業などのホームページ作成に力を入れている企業の場合は積極的に質問するケースもあります。応募者からの評価で、次年度以降の採用活動の改善につなげたいと考えている場合もあるためです。

回答のポイントとしては、全体的にはポジティブにまとめ特に自分が興味を惹かれた部分を中心に述べることです。

媚びを売るわけではありませんが、説明会やHPに対して良いイメージを持つ応募者は採用担当者が、自分の企業に合うと考えて有利な評価をつける場合があります。

直接的に影響が大きい質問ではありませんが、印象の面では少なからず差がでる質問と言えます。慎重に回答するようにしましょう。

当社以外にどのような企業に応募していますか

次の質問は、当社以外にどのような企業に応募していますか、という質問です。一見、自分が受けようと思っている企業をそのまま答えればよいと思われがちですが、ここでも配慮しなければならないポイントがあります。

回答のポイントとしては、企業名を述べた際にきちんと関連性と一貫性を持たせる必要があるということです。

例えば、食品系の商社に応募した時に、他の企業の食品系の商社に応募しているように述べれば、この応募者は商社に内定を狙っているんだな、という一貫性を言外に主張することができます。

しかし、述べた企業名が今面接をしている企業と全く違う業界の企業の場合には、一貫性を疑われる可能性があります。どの業界に行きたいのかよくわからない、というイメージを持たれてしまうのでマイナスの評価を受けることになります。

実際には、どのような組み合わせでどのような業界に応募していても問題ないのですが、少なくとも面接の場で述べる企業は考えた上で発言する必要があります。

当社は第1志望ですか

次の質問は、当社は第1志望ですか、という質問です。ほとんどの場合、意味のない質問ですが言質をとるために質問される場合もあります。

実際に第1志望である場合もありますが、ほとんどの場合は第1志望ではありません。なので、上手に回答することが求められます。

回答のポイントとしては、第1志望であると述べることは前提としてなぜ第1志望なのかを納得させられるだけの回答を用意することです。

採用担当者も、ほとんどの応募者が厳密な意味では第1志望ではないことはわかっています。そのため、第1志望であることを論理的にわかりやすく伝えられるかどうかを試しているのです。

どのようなサークルや課外活動に取り組んでいましたか

次の質問は、大学時代にどのようなサークルや課外活動に取り組んでいましたか、という質問です。大学時代とは限りませんが、学業以外で取り組んだ内容について質問されることがあります。

この質問は応募者がどのような学生生活を送ってきたかを確認して、採用担当者が共通の話題を見つけようとしている場合や、応募者の人柄を判断しようとしています。

回答のポイントとしては、自分の取り組んできたサークルなどの活動でどのような役割を果たして、どのような経験をしたかを簡素に述べることです。

多くの学生が似たような回答になってしまうので、それほど注意を払う必要はありませんが、自分自身が何を経験したかを採用担当者は求めていますので、この点に配慮して回答することが大切です。

ほかの人にはないエピソードを何か盛り込みましょう。
学生時代の課外活動でアピールするコツ
サークルの部長だらけ(?)の面接

転勤や勤務地についての確認

次の質問は、転勤や勤務地についての確認する質問です。本社は○○にあって、転勤が頻繁に発生するかもしれませんが大丈夫ですか、といった形で問われます。

福利厚生ではありませんが、採用後にすぐに地方の支社で働いてもらうということもあるのでフットワークが軽いかどうかを質問を通じて確認しています。

回答のポイントとしては、大丈夫であることを回答の基本として余計なことは言わないようにすることです。

あくまでこの質問はアピールを尋ねているのではなく確認の意味で、大丈夫かと尋ねているだけです。そのため、余計なアピールは回答の趣旨を把握していない、と取られてしまいマイナスイメージになりかねません。

面接では、とかくアピールが求められる面があることは確かですが採用担当者の質問の意図を正確に把握して回答できるか、という点も見られていますので注意して回答するようにしましょう。

最近の気になるニュースについて教えて下さい

次の質問は、最近の気になるニュースについて教えて下さい、という質問です。この質問は、応募者が日ごろから社会に対する関心を持っているかどうかを確認するために問われます。

回答のポイントとしては、気になるニュースは経済系や社会系の範囲から選び、なぜそのニュースを選んでどのようなポイントが気になったかを述べることです。

芸能系やスポーツ系のニュースを回答することは基本的に好ましくありません。なぜなら、これは面接の場で問われている質問であり、仕事として相応しい回答ができるかどうかを確認されているからです。

日頃から、新聞や経済系の週刊誌を読んでおくとこの手の質問に対応しやすくなるので、就職活動期間中はできるだけ読んで知識を得ておくようにしましょう。

あなたの就職活動の軸を述べて下さい

次の質問は、あなたの就職活動の軸を述べて下さい、という質問です。応募者がどのような点を重視して就職活動をしているのかを知るために問われる質問です。

応募者によって就職の際に重要視するポイントは違います。給料を大切にする考え方もありますし、仕事の内容で考える場合もあります。

回答のポイントとしては、待遇面とどの企業でも実現可能なことは避けて、その業界その企業でできることを中心とした内容を述べることです。

この点で志望動機とある程度関連性を持っています。そのために、志望動機と見比べて矛盾がない回答を作成する必要があります。

あなたの性格についてどう思っているか教えて下さい

次の質問は、あなたの性格についてどう思っているのか教えて下さい、という質問です。長所と短所についての質問と内容が被るため、通常どちらかが問われることが一般的です。

性格について応募者自身がどう思っているかを問うことにより、自己分析と他己分析の両方の部分をバランスよく混ぜながら回答する必要があります。

回答のポイントとしては、他己分析の部分を多めに含めて述べるようにすることです。

これは、採用担当者から見た一種の答え合わせとも言えます。採用担当者から見た応募者の印象と、応募者自身が述べた自分の印象が違いすぎる場合には、採用されない確率が高くなります。

なぜならば自己分析が正確にできていないか、周りからどのように見られているのかを把握していないという面でマイナス評価になってしまうためです。

採用された後は、その企業の顔として勤務することになります。そのため採用担当者は、周りからの印象をきちんと知っている応募者を採用したいと考えているのです。

学生と社会人の違いは何だと思いますか

次の質問は、学生と社会人の違いは何だと思いますか、という質問です。応募者自身が学生であることが多いので、こうした立場を踏まえた上での回答を採用担当者は期待しているのです。

回答のポイントとしては、責任を持つようになるという内容をベースに回答すると印象がよくなります。社会人になると、仕事を通じてお金をもらうという立場になることから、仕事を遂行する上での責任感が強く求められるようになるからです。

簡潔にまとめて述べることが一番大切です

一次面接は極めて短い時間で行われることがほとんどです。応募者1人あたりが述べることができる時間は、3分から5分程度しかありません。そのために、長い回答やまとまりのない回答をする応募者は低い評価を受けてしまいます。

こうした中で輝くのは、要点を押さえ簡潔にまとめて述べられる応募者です。他の受験者にも配慮していることを言外にアピールすることにも繋がるために、印象が極めて良くなるのです。

必死にアピールをして少しでも内定に繋げたいという気持ちはわかりますが、一方で面接は採用担当者と応募者の会話でもあります。やや形式的ではあるものの、お互いにその企業を判断する機会でもあります。

内定を得ることが就職活動をする大学生にとって一番大切なことではあるものの、合わない企業であると面接で感じたら辞退することも必要です。全ての人に合う企業は存在せず、向き不向きは必ずあります。

さまざまな質問に対する準備をしていても、落とされる時は落とされるのが就職活動なので、あまり気にせずに活動を続けていきましょう。

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