転職の自己PRのポイントと例文。簡潔にスキル・経験・熱意を伝える

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転職先の会社にとって、自分自身がいかに魅力的な人物であるかをアピールすることが重要です。

とは言え、欧米人と比較して、日本人は自己PRをすることが苦手な人が多いともいわれていますね。しかし、自分のことについては、ついつい謙遜しがちな人も、転職成功のためにはしっかりと自己PRすることが大切です!

まずは、履歴書などの書類審査をクリアしなければ、面接の機会もいただくことができません。そのためにも、魅力的な自己PRの書き方についてコツを把握しておきましょう!

自己PRを履歴書や職務経歴書に書くときのポイント

履歴書や職務経歴書にだいたいある「自己PR」欄。ここに記入するべきこと、採用側にいい印象を与えるポイントはこちらです。

文字数は300文字から400文字にする

履歴書や職務経歴書に記入する自己PR文ですが、「どのくらいの長さで書けば良いのか分からない」、と悩む方は少なくはありません。

履歴書によって、自己PRの欄が広いものもあれば狭いものもあります。自己PRする際の文字数のポイントとしては、少なくともできれば自己PR欄の最低3分2程度は埋めておくということです。

書類選考の場合、用紙一枚で自分のことを伝える必要があるため、一行だけなど短い自己PRでは、十分な内容を伝えることができません。

また、長すぎる自己PRも読み手の負担になってしまうため、スペースに制限がない職務経歴書の場合でも、300文字から400文字程度で記入するようにしましょう。

例えば、「私は昔から人より我慢できる忍耐力があります」と書いたとしましょう。自己PRとして決して不正解ではありませんが、人事担当者や面接官は、忍耐力があるという証拠や根拠のような事実を知りたいと思っています。

そのため、「どういった状況で何をどのように我慢した経験があるのか」を付け加えて記入する必要があります。

職歴や前職の実績を数字で表現する

2つ目のポイントは職歴や実績を生かした自己PR文を作成することです。自分のアピールポイントとして内面的な性格について自己PRすることも必要ですが、特にキャリアアップを考えている方は、前職の経験や実績などを詳細に記入しましょう。

例えば、営業であれば実際に自分が売上げた販売実績の件数なども記入しておきましょう。

数字で表現するとより具体的になります。また、どのようにして実績を挙げたかなども記入しておくと良いでしょう。

転職回数が多いことは新卒と比較する不利に働くこともありますが、必ずそうではありません。

ただ単にダラダラと経歴を書くのではなく、複数の職歴がある方は、一つ一つの職歴に対して面接する側が読んだだけで、「どのような経験をして、どのくらいの実績を上げ、どのようなスキルが身に着いているのか」ということを、分かるような自己PRを作成することで、高ポイントとなる確率は高くなるといえます。

面接での自己PRのポイント

自己PRをどうぞ、というタイミングでアピールすべき要点はこちらです。

未経験の職種に応募する場合

「自分は何の職業に向いているのか分からないから、今まで挑戦したことのない職種に、新たにチャレンジしてみたい」、「前職のような肉体労働では一生働くには限界がある」、「夢ができた」など未経験の職種に応募される方はさまざまな理由があると思います。

例え未経験の職種であっても、何かこれまでの仕事の経験や、自分の強みで新しい仕事に繋がりそうな部分があるときは、積極的にアピールしていくことが大切です。

ただし、やはり経験者に比べて、アピールできる部分が少ないと思いますので、「これから頑張って新しい仕事を身に着けていきたい」といった前向きな姿勢や、人柄の良さを面接官にアピールしていくことも大切になってきます。

また、未経験職種に応募するときは、自己PRをしていくだけでは、「なぜその仕事に興味があるのか」ということが分からず、採用に繋がらないことがあるため、自己PRと併せて、説得力のある志望動機を話す必要があります。

その仕事をやってみたいと思う前向きな気持ちをまずは伝えることがポイントですが、ただやってみたいだけでは熱意が上手く伝わらず、不採用になることもあります。

経営方針でも会社の雰囲気でも、仕事の内容でも興味を持った理由はさまざまあると思いますが、どういったところに魅力を感じ、興味をもったのかが伝わるように志望動機を述べることが大切です。

同職種に応募する場合

実務経験は財産であるため、一度経験したことがある職種に応募される場合は、前職で何をしてきたのか、どんなスキルがあるのかなどは具体的に伝えるようにしましょう。

また、前職の経験を生かして応募する場合は、応募先の企業にどのような形で貢献することができる可能性があるか、といった今後や将来性についても話すことをおすすめします。

こうした話をすることで、実務の話で面接官と盛り上がることができる可能性もありますし、入社後の姿をイメージしてもらうことができます。

経験者は即戦力を求めている企業には、かなり優遇されることになるため、自分のこれまで培ってきたキャリアを存分にアピールしましょう。

経験業種からの転職の場合

転職先が経験業種、いわゆる前職と同業種の場合は、前職での実績について自己PRしましょう。前職での具体的な実績を考えてみましょう。成果や結果のみをではなく、理由や過程を記載するとより良いかもしれません。

重要なことは、前職での経験を活かして、転職先でいかに活躍できるかということです。

転職先は、即戦力となる人財を求めていることには間違いありません。

しかしながら、同業種であっても、企業によってそれぞれのカラーがあります。前職と転職先それぞれの特徴をつかみ、分析をしておく必要があります。

何しろ、転職先で、即戦力となれることが一番重要です。

また、前職を離職した後に、資格取得などの自助努力をした場合は、そのことも忘れずにしっかりと自己PRしましょう。

経験者の自己PR文例

前職では、主に経理事務を担当しておりました。弥生会計ソフトを使用した給料計算をはじめ社会保険や年末調整などの管理も行っておりました。

その他にも経費の精算業務にも携わりました。

経理事務として業務を続けているうちに自分では処理できない状況に遭遇しました。そのため、社会労務士の方に相談したことで、経理としての奥深さに更に興味を持つようになり、自分自身のスキルアップのためにも行政書士資格を取得しました。

自分に与えられた仕事は最後まであきらめずに自分で必ずやり遂げる、といったスタンスで業務を行ってきました。

経理として経験とスキルには自身があり、また責任感が強いと自負しております。

経営に関わる経理の処理方法も理解しておりますので、貴社での経営にも携わる経理事務として貢献したいと思っております。

未経験業種からの転職の場合

未経験業種からの転職であったとしても、社会人としてのマナーや最低限の経験があることは、言うまでもありません。

社内でのコミュニケーションが円滑にできていたこと、取引先の対応や、来客対応などが円滑にできていたことも、ポイントの一つです。

何よりも重要なことは、なぜ未経験業種にチャレンジしようとしているか、という点です。

前職の経験を活かしてステップアップすることをやめて、あえて未経験業種で働こうとしているわけですから、何かしらのきっかけがあるのではないでしょうか。

未知の業種である場合には、出来る限り情報を集めて、調べておく必要があります。
入社前に自己学習できることはないでしょうか。入社後も自己研鑽できることはないでしょうか。

転職先の企業で、自分自身がどのような活躍ができるかを想像してみてください。
一日も早く転職先で即戦力になれるためには、どうしたらいいかをじっくりと考えて自己PRをすればいいでしょう。?

未経験の自己PR例文

高校時代に野球部のマネージャーをしておりました。マネージャーができることは、サポート的な役割ばかりですが試合前の準備や連絡、設営や試合前の選手のメンタル面まで支えてきました。

合宿時には野球部の部長が作成したカリキュラムのリストの入力を頼まれて、私用以外で初めてパソコンを使用することになりました。

それがきっかけとなり、マイクロソフトMOS(エクセル・ワード)エキスパートの資格を取得しました。その他、貴社の募集要項にある簿記2級も取得しております。

事務職は未経験ではありますが、持ち前の明るさと取得した資格を活かして、貴社に貢献したいと思っております。

年代別、自己PRのポイント

30代の転職の自己PRは、自分らしさのアピールが重要です。

ビジネススキルやヒューマンスキルを取り入れ、社会人経験の中で得た事のなかから、自己PRを考えてみてください。

前職で会社に貢献できたことは何でしょう?社内でのコミュニケーションは?取引先との対応は?など振り返ってみると思い浮かぶはずです。

40代の転職の自己PRは、仕事のスキルについてのアピールが重要です。転職先は、即戦力を期待しています。仕事をこなす量、仕事のスキルを重要視されています。前職ではどうだったかを振り返ってみてください。

また、40代の年齢がデメリットになると思われがちですが、社会人経験が豊富である分、人脈や知識は20代、30代と比較するとかなり優れています。経験や専門知識、人脈、スキルを活かして、自己PRをまとめてみると良いでしょう。

…転職成功のための自己PRについて、いかがでしたでしょうか。しっかり自分をアピールすることが転職成功のカギになります。

職種ごとに自己PRのコツをまとめました。こちらも参考にどうぞ。
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