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会社を辞める準備。辞めると決めてからのスケジュールとすべき事
会社を辞めよう。そう思った時から辞める準備は始まっています。ここで計画を立てずだらだらとしていては機会損失だけでなく、今後のキャリアにも影響が出る可能性が出てきます。
ここでは、会社を辞めるための準備を、順を追ってご紹介してきます。このポイントを押さえて次のキャリアへと躍進していきましょう。
▼目次
準備をせずに会社を辞めることの危険
私もそうでしたが、会社を辞めるのはとても大きな決断ですし、はっきり言って怖いです。
今の会社をすごく辞めたいという気持ちはある、だけど本当に辞めていいのか?これからの将来は大丈夫なのか?ということを考えている人も多いと思います。
準備をせずにいきなり会社を辞めてしまうと、転職するにしても独立するにしても、空白期間が長くなってしまいます。空白期間が長くなってくると、どうしても金銭的にも精神的にも苦しくなってきます。
また、転職を考えている場合、空白期間が長くなれば長くなるほど、転職活動の難易度は上がってきてしまいます。
「貯金も少しずつ確実に減っていき、面接は通らない日々が続く」
あなたはこんな状況に耐えることができますか?そのくらい精神的にタフである自信がありますか?
この質問にイエスと答えることができない人は、きちんと次の準備をしてから会社を辞めることをオススメします。
私はもちろんそんな状況に耐えることのできる自信はなかったので、きちんと準備をしてから会社を辞めることにしていました。
会社を辞める!決めたらすべき、具体的な準備の内容
会社を辞めて、その後に転職するための準備としては、以下の5つが主に挙げられます。
- なぜ辞めたいのか?理由をしっかり分析する
- 自分がどんな仕事をしたいのかを明確にしておく
- 自分が入りたい企業はどこであるのかということを明確にしておく
- 面接の対策
- 資格の取得
1、2、3については、今後の方向性を決め、自分の志望企業、すなわち目標を決める段階です。
4と5は、決定した目標を達成するために対策している段階になっています。この段階の準備をきちんとすることが、非常に大切になってきます。
簡単な例を挙げさせていただきますと、
- 英語力が活かされない職場でうもれたくない
- もっと活躍するために、海外で仕事をしたい
- 転職エージェントなどを使って、海外勤務のチャンスがあるという自分の希望する軸にあっていて、かつ自分が応募条件を満たしている会社を探す
- 志望動機等、少なくとも基本的な質問には完璧に答えることができるように準備をする。またできればその会社で聞かれることが多い質問を調べて、その質問の対策をする。
- TOEICで高得点を取る等、資格の面でもアピールできるようにしておく。
転職のための準備と例としては、上に書いたようなことがあります。この例を見ても分かるように、転職の準備にはなかなか長い時間が必要になってきます。
辞めようと思ったのはなぜ?整理しないと後悔します
まず、あなたがどうして仕事を辞めたいのかを徹底的に分析していきましょう。この分析で退職理由、転職活動の際に企業を見る基準を見出すことができます。
辞めたいと思っている今の会社も、入社当初は少なからず希望を持って入社したはず。もしもここで分析があいまいだと次の会社でも同じ理由で辞めたくなってしまう可能性があります。
また、理由を整理することで本当は今の会社に残っても問題ないのではないか?と客観的に見ることもできます。転職活動は時間も金銭面の負担もあります。
転職までのスケジュールを立てよう
本格的に退職を決意したら、退職から転職までのスケジュールを立てます。
法律上、退職意思表明は退職日の二週間前でも問題ありませんが、それでは有給消化などで業務の引継ぎや退職交渉が十分に行えません。
就労規則にも記載があると思いますが、基本的には退職希望日の1ヶ月前には直属の上司へ申し出るようにしましょう。
また、転職活動で内定がもらえるのは業種、業界にもよりますが活動を開始して3~5ヶ月が平均と言われており、下記のようなスケジュールを組むことができると思います。
- 1ヶ月目……情報収集・書類作成
- 2ヶ月目……興味のある会社へ応募・試験・面接・業務の引継ぎ
- 3ヶ月目……内定獲得・待遇交渉・現職の退社手続き
スケジュールを組まないで転職活動を行うとモチベーションの低下のみならず、今いる会社の業務との折り合いや金銭的な問題も発生してきます。退職希望日から逆算して、転職活動のスケジュールを組むことは重要な位置づけになってきます。
▼関連記事
転職活動の期間は3ヶ月~半年が目安・スケジュールと準備するもの
転職活動は辞めてから?在職中?
よく聞かれるのが転職活動を始める時期です。マストな履歴書や職務経歴書については在職中に用意できますが、面接や試験についてはスケジュール管理との相談になります。
ここではどちらが向いているのかをご紹介していきますので、ご自分の状況に合わせて選んでいきましょう。
在職中に転職活動を行うのに向いている人
- 突然の有給取得が許される職場にいる人
- 完全週休二日制など、休みが決まっている業務形態の人
- 金銭的余裕がない人
- 未消化の有給が大量にある人
退職後に転職活動を行うのに向いている人
- 金銭的余裕がある人
- シフト制などで突然の休みに対応できない人
- 休みがほとんどない職場で働いている人
- 有給がほとんど残っていない人
業務の引継ぎは退職交渉前から
現在抱えている業務量にもよりますが、今の職場に退職を切り出す前から引き継ぎの準備は進めていきましょう。
自分が抱えている具体的な業務内容、それぞれの引継ぎ対象者、引継ぎ項目について書き出すことで抜け漏れが防げます。
また、引継ぎ方法についてですが口頭ではなく、誰が見ても分かるように文章化しておくと後任者も苦労せず引き継げます。
▼関連記事
退職の引き継ぎガイド。後任&取引先に行う引き継ぎの流れと注意点
退職交渉のために用意するもの
さて、いよいよ職場へ退職意思を伝える段階になりました。ここでつまずくと、職場での立場今後のキャリアに影響が出てきます。また、内定をいただいている場合は入社日の交渉にも影響が出て、信用問題にもつながります。
退職交渉を円滑に進めるためにも下記の項目についてしっかり考えていきましょう。
退職理由
ネガティブな理由が多い退職理由ですが、そういったことばかり伝えてしまうと引き留めのための交渉材料にされるだけでなく、上司の心境もよくありません。退職理由は「個人的なもの」にするといいでしょう。
また、本当の退職理由を話す義務は労働者にありません。
ほかの業界でやりたいことができた、自分の実力を試したいなど、前向きな理由を伝えることで円滑に退職交渉へと持って行くことができます。
▼関連記事
上司へ伝える退職理由。タイミングや納得してもらうための理由とは
退職届
退職交渉が終わり次第、作成し提出しましょう。
基本的には手書きで縦書きですが、会社によっては決まったフォーマットがありますのであればそちらを使うようにしましょう。
また、必ず上司へ手渡しで提出しましょう。上司が忙しいからと言ってデスクにそのまま置いておくのはマナー違反だけでなく、他の人へ退職するということが分かってしまうからです。
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退職と決めた時から、次へのキャリア構成は始まっている
会社を辞めようと思って、すぐに辞められるものではありません。念入りな退職準備で、次のキャリア構成をうまく行っていきましょう。
退職は人生を変える大きな決断ではありますが、同時に新たなキャリアのスタート地点でもあります。みなさんのキャリアがいいものになるよう、我々も心から願っております。
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