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上流工程のSEとして働ける企業を系列別に紹介!
上流工程のSEの仕事内容や年収などの待遇について紹介します。
また、上流工程の仕事を経験できる具体的な企業名を、系列別に挙げていきたいと思いますので、是非参考にしてみてください。
上流工程のSEの仕事内容
SEでも大きく上流工程と下流工程があります。
上流工程のSEは、顧客が必要とする業務システムの基本的な設計を司ることが役目です。
要件定義や基本設計のフェーズを担当することが多い
上流工程でしっかりとシステム設計ができないことには、何も始まりませんし、設計ミスは後の工程に大きく響きます。
要件定義や基本設計などの設計フェーズがうまくいっていないがために、後から発覚して炎上案件になるということはよく聞く話になります。
顧客企業の潜在化している課題をヒアリングや現場調査を通して、顕在化させることから始まります。
それを具体的な課題として明確化し、課題解決型のシステムの設計に取り組みます。
その過程においても、適正なハードの組み合わせ、アプリケーションの開発まで、多くの分業化された下流工程のSEにつなぐための工程も考慮しながら進めていくことが必要です。
システムの内容によっては、世の中に存在していない新しいシステムの構築をゼロから着手しなければならないこともあり、強い精神力と持続力が求められてきます。
上流工程のSEの待遇
この分野のSEの待遇は、他の一般社員や下流工程を担うSEと比べても、高い収入を得ているケースも珍しくはありません。
しかし、求められるレベルは幅広いと同時に1つ1つの分野のレベルが奥深いためにかなり高い専門性も必要になってきます。
顧客とのコミュニケーション、ヒアリングに時間を割くことが多い
そして、システム設計検討を他部門のスタッフと何度も議論を重ねて作り上げていくことが当たり前の世界なので、勤務時間も他部門の社員と比べても突出する程に、長く残業時間も桁違いなことが珍しくありません。
仕事のピーク時では、早朝から深夜までに作業が数カ月も続くこともあり、健康管理やメンタル面でもセルフケアをできるようになっておかなければ務まらない仕事とも言えるでしょう。
上流工程のSEに必要なスキル、経験
この分野で自分の立場を確立するためには、まず技術的な知識を全方位的な視野で理解しておくことが望ましいと言えます。
現実的には、そのように全てのことを理解することはできませんので、得意分野の技術を習得しながら、その延長線上で予備知識として、幅広い技術的な知識をつないでいくことが1つの技術マスター法についてなってきます。
このようなことを続けながら、いくつかの分野の下流工程の作業を実際に経験しながら、実務レベルの経験も蓄積していきます。この時に大事なことは、大局的な捉え方をしつつ、実務をこなしてノウハウを貯めていくことです。
その上で、上流工程を担当するSEのサポートをしながら、より高いレベルの経験則を持つ機会を積極的に作ることです。
このように知識面、実務の経験を持ち合わせるように、若い年代の時から意識して活動することが重要です。
上流工程のSEの経験が積める企業
下請けの企業に入ってしまうと、これまで書いてきたことを意識しても、そもそも上流工程の仕事が会社自体に回ってこないため、ずっと下流工程の仕事しか経験ができない場合があります。
そのため、元請けの企業に入る必要があります。具体的な企業名を分野別に記載していきます。
大手メーカー系
日立、キャノン、東芝、NEC、富士通、日本IBM などは、大手メーカー系のSEになります。
SEの中では、非常に安定している企業であり、仕事をクライアントから直接持ってくることができるため、上流工程の仕事を経験することができます。
下流工程の仕事は子会社などの下請けが担当することになります。
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ユーザー系
日本最大のSierである、NTTデータは、上流工程の案件を多く抱えています。
NTTデータは福利厚生、年収などの待遇も良く、仕事は上流工程が中心になります。
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ITコンサル系
アクセンチュア、アビームコンサルティングなどのITコンサルは、上流工程の仕事が豊富です。
Sierに比べて、年収水準がかなり高くなっており、早い人の場合、30歳で1000万円も狙うことができます。
その分、激務であり、アップオアアウトの風潮もあるため、離職率は高めになっています。
要求されるレベル、周囲の人材のレベルが非常に高いため、かなり優秀な人でないと、続けていくことは難しいかもしれません。
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シンクタンク系
野村総研(NRI)、大和総研、日本総研などのシンクタンク系も、上流工程の仕事を積むことができる企業になっています。
シンクタンク系は、NRIを除き、年収水準はITコンサル系に比べて落ちますが、福利厚生が充実、アップオアアウトの社風ではないため、離職率が低いという特徴があります。(NRIは超激務高給の企業として有名です。)
バランスの取れた企業が多いため、個人的にはもっともおすすめできる企業群になっています。
上流工程のSEへの転職を考えている人へ
SEとして上流工程の仕事を積むためには、これまでの経験ももちろん大切ですが、上流工程の仕事を持っている企業に入社することが何よりも大切になってきます。
上流工程の経験ができる企業の求人を豊富に保有している、転職エージェントを利用することで、効率的に上流工程SEへとキャリアチェンジすることができます。
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